2020年1月21日火曜日

令和元年度 口頭試験の振り返り

去った日曜日に口頭試験が終了したようですね。
これで平成31(令和元)年度試験のスケジュールは3月の合格発表を残すのみとなりました。

口頭試験を受験された皆さん、たいへんお疲れさまでした。
今回は技術士コンピテンシーに即した質問内容となり、これまでのようなあからさまにダメな感触だったひとは少ないようですが、受験したご本人は気が気じゃないですよね。
合格発表のある3月6日(金)まで長いですねえ。

いずれにしても今回の建設環境(だけじゃなくてほかの一般部門とも)技術士コンピテンシーに挙げられた下記項目に沿ってそのまま質問されました。
【コミュニケーション】
今まで行っていた業務で、どういう具合にコミュニケーションをとっていたか具体的に説明してください。

【リーダーシップ】
今まで経験した業務のなかで、リーダーシップはどのように行われましたか。

【マネジメント】
今まで経験した業務のなかで、成果物の要求事項を満たすため、人員・設備・金銭・情報等の資源を配分されていると思いますが、具体的な事例はありますか。

【評価】
今までに経験した業務の失敗した事例、あるいは成功した事例について教えてください。

【技術者倫理】
今まで行った業務で倫理面をどのように考えてきたか具体的に教えてください。

【継続研さん】
この5年ぐらいで資質向上に関して具体的にどのようなことを行ってきましたか。
具体的にどのような講習会に参加しましたか。
資質向上に関してこれからどういったことを行っていきたいですか。

というように例年とは大きく異なる内容でした。
業務内容の詳細についての説明を求めれたひとはだいぶ減ったようで、ほぼ試験官からの質問から始まったようですね。

SUKIYAKI塾掲示板にアップされたので参考にしてください。
Re:口頭試験いかがでしたか?

APECさんによると、
「指でなぞりながら棒読みしていた」とか、「詳細例説明の中で『利害関係調整のために〇〇をした』と説明したのに『利害関係調整にどのようなことをしましたか』と聞かれた」、「コミュニケーションにはじまって継続研さんまで行ったあとで、『ここまでが決められた質問です』と言って、詳細例の技術的内容の質問が始まった」などという情報もあり、全部がマニュアル化された口頭試験だったようですね。
とのこと。

ちなみに総合技術監理部門については技術士コンピテンシーは関係なく、これまで同様に総監マインドを備えているかどうかが試される内容だったようです。ただし、なかには「総監キーワード集」について訊かれてたひともいたようですね。
総監部門の口頭試験について♪

来年度受験するかたは、上記の口頭試験の内容を参考に、これからのちょうど3ヶ月間で経歴票をしっかり作りこんでください。
4/20(月)の締切(消印有効)まで、時間があるようでそんなにないですよ。

経歴票を完成させているひとも、もちろんまだのひとも、2次試験を受験するひとは、いったいどういったことが口頭試験で問われてたのかを考えながらあらためて受験申込書類を見直して(作成して)ください。
決して試験官を無視した独りよがりの一方通行の内容ではいけません。
特に今年は技術士コンピテンシーに即した質問でしたからね。これをどこまでどのように経歴票や業務内容の詳細に反映させてばいいものか、なかなか難しいですね。
引き続き情報収集して指導アドバイスに反映させたいと思います。

技術士による第3者目線を欲しているかた、そもそも何を書いていいのかがよくわからないかた、他分野他科目から建設環境に乗り換えるかた、総監受験のかた、わたしでよかったら有料ですがお手伝いしますので連絡ください。
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川棚駅【長崎県東彼杵郡川棚町】

2020年1月17日金曜日

地域循環共生圏ポータルサイト

早いものでもう1月も後半戦ですね。
年末から年始にかけても暖冬が続いていましたが、ここにきてようやく冷え込んできました。沖縄では冬を告げる「桜の花」が咲き始めたんですよ。

ぬくぬくと暖かい屋内で環境省のホームページをぼんやり眺めていたら、地域循環共生圏に関するポータルサイトが開設されていたことを知りました。
建設環境とはややズレますが、環境部門や総合技術監理部門(の社会環境管理)の試験対策にはバッチリなサイトだと思います。
この分野は、技術、概念、キーワードなどが日々更新されるので、常に最新の話題に触れておく必要があります。そういったことにとても活用できるサイトだと思います。
ぜひ、定期的にチェックしてみてください。

●地域循環共生圏づくりプラットフォーム
●脱炭素イノベーションによる地域循環共生圏
●持続可能な地域の未来づくりに向けたSDGsリーダー研修
●森里川海をつなぎ、支える取組
●つなげよう、支えよう 森里川海プロジェクト
●グッドライフアワード
●ESG金融
●分散型エネルギー

地域循環共生圏ポータルサイト

たこ飯で有名な「すむばり」にて
【宮古島市狩俣】

地域循環共生圏の概要
2018年4月に閣議決定した第五次環境基本計画では、国連「持続可能な開発目標」(SDGs)や「パリ協定」といった世界を巻き込む国際な潮流や複雑化する環境・経済・社会の課題を踏まえ、複数の課題の統合的な解決というSDGsの考え方も活用した「地域循環共生圏」を提唱しました。 「地域循環共生圏」とは、各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方です。
「地域循環共生圏」は、農山漁村も都市も活かす、我が国の地域の活力を最大限に発揮する構想であり、その創造によりSDGsやSociety5.0の実現にもつながるものです。
「つなげよう、支えよう 森里川海」プロジェクトでも、地域の自然環境の保全や再生を進め、そこから得られる恵みを上手に活用することで、地域の社会や経済にも貢献していこうという「地域循環共生圏」の考え方の普及を図っています。
人口減少時代に入り、高齢化や過疎化が進む地方ですが、一方で自然の恵みの宝庫です。その恵みを環境に配慮された持続可能な形で、エネルギー・食糧・観光資源として活用できれば地方を元気にすることができます。
また、地方は都市に依存していると思われがちですが、実は、都市が地方に依存しているのです。地方の自然の恵みが生み出す多くのエネルギー・水・食糧、そして人材も地方から都市にもたらされています。都市と地方のそういったつながりの大切さに目を向け、都市と地方がお互いに支え合う関係を強固にすることで、複合化する環境・経済・社会の諸問題を同時に解決することができるのではないでしょうか。
地域循環共生圏とは~地域が自立し、支え合う関係づくり~イメージ画像
地域循環共生圏とは、地域の資源、自分たちの目の前にあるものの可能性をもう一度考え直し、その資源を有効活用しながら環境・経済・社会をよくしよう、資源を融通し合うネットワークをつくっていこうというものです。その視点は、エネルギー、交通・移動システム、災害に強いまちづくり、衣食住の日々の生活者としてのライフスタイル等があります。それらすべてを落とし込んだものが、下図「地域循環共生圏(日本発の脱炭素化・SDGs構想)」になります。これを私たちは「曼荼羅」と呼んでいます。
「地域循環共生圏」の創造による持続可能な地域づくりを通じて、環境で地方を元気にするとともに、持続可能な循環共生型の社会を構築していきます。この実現に向けて、関係省庁と連携しながら取り組んでいきます。
地域循環共生圏イメージ画像

2020年1月1日水曜日

新年あけましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願いします。

激動の平成31年・令和元年でした。
いろんなことがありましたね。そのひとつひとつに直接的にも間接的にも関りがあったように感じています。大人になった証拠でしょうか。。。。。

技術士試験も第2次試験のほうでは「技術士コンピテンシー」に沿った評価基準になるなど年初に予想していた以上に変化しました。
今年の令和2年度の試験はこの経験を活かして受験、そして指導アドバイスを行いたいと思います。
添削指導アドバイス

ブログのほうでも不特定多数のかたに共通するようなことはなるべくアップしてゆきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いします。

日枝神社
【東京都千代田区 赤坂】