環境白書に続いて水産白書がリリースされました。
特集テーマは「海洋環境の変化による水産業への影響と対応」です。
これまでも必須科目でたびたび問われていますよね。昨年度も「地球温暖化対策」が問われました。しっかりチェックしておいてください。
先月末から今月頭にかけて北海道は函館市に滞在していたのですが、ちょうど6月1日からスルメイカ漁が解禁になり、とれたてイカを楽しみにしていたのですが、解禁日の水揚げが3杯だったそうで、なんと史上初めて初セリの開催が中止となるという前代未聞の事態となっていました(全国ニュースでも取り上げられていましたね)。
これも気候変動の影響で水温変化、潮流変化による漁場の変化の影響なのでしょうか。。。。
●水産分野における気候変動適応
●脱炭素・カーボンニュートラル
●海業による漁村の発展
●能登半島地震からの復旧復興
●赤潮被害とその対策
これらはそれぞれ独自のものではなく複雑に関連しあっています。ちなみに昨年の白書では海業が特集され、その翌月の筆記試験(Ⅰ-2)では海業の推進が問われました。昨年も地球温暖化対策が出題されたとはいえ、切り口を変えて出題される可能性は高いと思います。
とにかく上記分野からは何が問われても柔軟に回答できるよう、ふだんから技術力を磨いておいてください!
金森赤レンガ倉庫前
【北海道函館市】
プレスリリース
令和6年度 水産白書を本日公表
令和7年6月6日
水産庁
水産庁
~特集テーマは「海洋環境の変化による水産業への影響と対応」~
本日、「令和6年度水産白書」が閣議決定されました。
今回の白書では、「海洋環境の変化による水産業への影響と対応」を特集として取り上げているほか、トピックスとして令和6年能登半島地震からの復旧に向けた動き、漁業法及び水産流通適正化法の一部改正、赤潮による被害の継続の3つを記述しています。
この白書を通して、広く国民の皆様にご関心を持っていただき、我が国の水産業について理解してもらうことを目指しています。
1.令和6年度水産白書の概要
水産白書は、水産基本法に基づき、政府が毎年、国会に報告しているものです。近年、我が国近海の平均海面水温が上昇するなどの海洋環境の変化により、サンマ、スルメイカ、サケといった主要な魚種の不漁が長期化しています。こうした海洋環境の変化の影響に対応するため、各地では様々な取組が行われる中、今回、「海洋環境の変化による水産業への影響と対応」を冒頭の「特集」のテーマに選定し、こうした現状に対する多くの先行事例や施策等を紹介しています。
「令和6年度水産白書」は、以下のURLで御覧になれます。
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/index.html
2.内容のポイント
令和6年度水産の動向
特集 海洋環境の変化による水産業への影響と対応我が国近海での平均海面水温の上昇、海洋熱波発生の顕在化、黒潮大蛇行、海洋酸性化の進行等我が国近海を中心とした海洋環境の変化の状況等について記述
トピックス
1.令和6年能登半島地震からの復旧に向けた動き
2.太平洋クロマグロを想定した漁獲量等の報告義務の確実な履行を図るための漁業法等の改正
3.赤潮による被害の継続
第1章 我が国の水産物の需給・消費をめぐる動き
水産物需給・消費・貿易の動向等について記述
第2章 我が国の水産業をめぐる動き
漁業・養殖業の国内生産・経営・就業者の動向、水産物の流通・加工の動向
第3章 水産資源及び漁場環境をめぐる動き
我が国の資源管理、実効性ある資源管理のための取組、漁場環境をめぐる動き等について記述
第4章 水産業をめぐる国際情勢
世界の漁業・養殖業生産、世界の水産物貿易と国際情勢、国際的な資源管理等について記述
第5章 漁村の活性化をめぐる動き
漁村の現状と役割、海業の推進等
第6章 大規模災害からの復旧・復興とALPS処理水の海洋放出をめぐる動き
水産業における東日本大震災からの復旧・復興の状況、ALPS処理水の海洋放出による影響と対策、令和6年能登半島地震の被害状況と政府等の対応等
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