2026年7月20日月曜日

建設部門 必須科目Ⅰ 新技術・DXの活用によるインフラの価値向上とグリーンインフラ推進戦略2030

筆記試験、たいへんお疲れさまでした(^^)/
皆さん、どうでしたか?
今回も受験していないので別の形で試験に参加してきました(^^)/
沖縄会場は例年どおり勝手知ったる沖縄大学でした。わたしの担当した教室は午後はあまり冷えなくて受験生の皆さんがどんどん上着を脱ぎ始めちゃったので焦りました。暑いと頭がぼーっとしちゃいますもんね。比較的涼しい外の廊下から冷気をもらうために教室のドアを全開にして大型扇風機を回したりと受験生の皆さんが最大限に実力を発揮できるようアレコレ工夫しました。なんとか集中して試験に取り組めていたらイイのですが。。。

それではこれから複数回にわたって問題文をアップいたします。
まずは建設部門の必須科目から。

今回の建設部門は(というかわたしが気にしている環境部門や水産部門も含めて)出題ジャンルとしては2問とも王道中の王道ジャンルでした。なんだかここ数年の試験は試験問題テーマの新鮮味があまりないですね。過去問にきちんと向き合ったかたはバッチリ書けたのではないでしょうか。そして2問とも最近の試験でのひっかけ問題でもありました。皆さん、慌てずに出題意図を外さずに書けたでしょうか。
建設環境を受験した皆さんは迷わず「グリーンインフラ」のほうを選択されたかもしれませんね。それでも「新技術・DX」で準備していたひとも多かったでしょうから、どちらで回答するか悩んだかもしれませんね。環境系以外の建設部門の人の多くはやはり「新技術・DX」を選択したことでしょうから、「グリーンインフラ」のほうはライバルが少なくて高得点を得やすかったかもしれません(わたしの勝手な推測なので違うかもしれませんが)。

9 建設部門【必須科目Ⅰ】
Ⅰ 次の2問題(Ⅰ-1,Ⅰ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(解答問題番号を明記し,答案用紙3枚を用いてまとめよ。)

Ⅰ-1 ICT技術の進歩と普及に伴って,AI,ドローン・ロボット,ビッグデータ,IoT,リモートセンシング等のイノベーションの開発・社会実装が急速に進み,社会・経済のあらゆる場面で,デジタル技術を活用した人々の生活や経済活動の変革が進んでいる。
 こうした背景を踏まえ,令和8年1月に定められた第6次社会資本整備計画重点計画では,戦略的・計画的な社会資本整備を支える基盤の強化を重点目標の1つとして掲げ,新技術・DXの活用によるインフラの価値(インフラの意義やインフラが果たしている役割)向上を目指し,AI・ロボット等の新技術やデジタル技術の活用による,インフラサービスの高度化に向けた取組を進めることとしている。
 このような状況を踏まえて,以下の問いに答えよ。

(1)新技術・DXの活用によるインフラの価値向上を進めるに当たり,技術者としての立場で多面的な観点から3つの技術課題を抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,その技術課題の内容を示せ。(*)
 なお,観点はインフラの価値に関するものとする。
 (*)解答の際には必ず観点を述べてから技術課題を示せ

(2)前問(1)で抽出した技術課題のうち,最も重要と考える技術課題を1つ挙げ,その技術課題に対する複数の解決策を示せ。

(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうる懸念事項とそれへの対応策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。

(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり,技術者としての倫理,社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

おつかれさまでした!
【大阪府大阪市】

Ⅰ-2 気候変動に伴う自然災害の激甚化・頻発化や生物多様性の損失など,環境問題が深刻化している。こうした中,地域の安全・安心の確保や暮らしの質の向上を図るため,社会資本整備に際しては,自然の多様な機能を生かすグリーンインフラを活用し,人と自然が共生する社会づくりを進めていくことが求められている。
 こうした背景を踏まえ,令和7年6月に策定された「高度交通省環境行動計画」では「グリーンインフラの活用が当たり前の社会」を目指すことが,重点分野の1つとして位置づけられた。
 このような状況を踏まえて,以下の問いに答えよ。

(1)令和8年1月に策定された「グリーンインフラ推進戦略2030」を踏まえ,グリーンインフラを活かした具体の取組を進めるに当たり,技術者としての立場で多面的な観点から3つの技術課題を抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,その技術課題の内容を示せ。(*)
 なお,観点は人と自然が共生する社会づくりに関するものとする。
 (*)解答の際には必ず観点を述べてから技術課題を示せ。

(2)前問(1)で抽出した技術課題のうち,最も重要と考える技術課題を1つ挙げ,その技術課題に対する複数の解決策を示せ。

(3)前問(2)で示した解決策に関連して新たに浮かび上がってくる将来的な懸念事項とそれへの対策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。

(4)前問(1)~(3)を業務として遂行するに当たり,技術者としての倫理,社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

とにかく論文の再現だけは、今日か、遅くとも明日中にはやっておいてくださいね!
毎年再現できなくて泣きを見る人がいます。

例年ご好評いただいている再現論文の添削評価ですが、スミマセン、わたしの都合で今年度は8月7日(金)から受付開始する予定です。

2026年7月19日日曜日

総監 必須科目Ⅰ-2 記述式問題文 「地方創生」

今日明日と筆記試験です。
まずはトップバッターの総合技術監理部門を受験された皆さま、たいへんお疲れさまでした!

受講生のかたからさっそくに試験問題情報を提供していただきましたので記述式問題文を掲載しますね。

能登空港(のと里山空港)
【石川県輪島市】

必須科目
Ⅰ-2 次の問題について解答せよ。(指示された答案用紙の枚数にまとめること。)

 人口減少に歯止めをかけ,東京圏への過度な一極集中を是正することにより,すべての国民が多様な幸せを実現する社会を目指す「地方創生」の取組が始まり10年が経過した。この10年間で,地方の人手不足の一層の進行,若者や女性の地方離れなど,地方創生をめぐる社会情勢は厳しさを増す一方,インバウンドの増加,リモートワークの普及,AI・デジタル技術の急速な進展などの地方創生にとって追い風となる変化も生じてきた。これらの変化並びにこれまでの施策の成果・反省を踏まえ,新たな展開を目指す「地方創生2.0基本構想」が昨年閣議決定され,今後10年間を見据えた地方創生の方向性が定められた。地方創生への対応は事業や組織の置かれた状況により異なると考えられるが,総合技術監理に求められる俯瞰的な視点から,それぞれに適した役割を考え,我が国の課題解決につなげることは重要であろう。そこで本論文では,この地方創生に向けた取組について検討してみたい。
 「地方創生2.0基本構想」に基づき続けて閣議決定された「地方創生に関する総合戦略」では,地方創生に向けた3つの政策目標(以下,「地方創生の目標」という。):1.強い経済,2.豊かな生活環境,3.選ばれる地方,が掲げられている。さらに,これらの3つの政策目標と,下図a~rの18項目からなる具体的な施策の成果(以下,「アウトプット」という。)及びこれにより促される国民,企業等の動き(アウトカム)との因果関係を整理し,総合戦略全体の実効性を高めている。

図「地方創生に関する総合戦略」の概要
(内閣官房「「地方創生に関する総合戦略」の概要について」を元に作成)

 上述の基本構想,総合戦略においては,国,地方公共団体の役割に加え,地域の多様なステークホルダーの役割の重要性が強調されている。すなわち,産官学金労言士(産業界,行政,学界,金融界,労働界,言論界,士業)等が相互に連携し,それぞれの人材,資金,ノウハウ等を活かして地方創生の目標に向けて貢献することが求められている。また,都市部にある企業・教育機関等も,地方に目を向け,それぞれの強みを活かした地域貢献等を行うことが重要とされている。
 そこであなたがよく知っている事業(研究開発・製品製造・販売等の業務機能の集合体としての事業,個々のプロジェクトの集合体としての事業,国・地方公共団体の事業等が代表例である。)や組織(役所や法人の全体とすることも,個々の部署や事業部等とすることもできる。)のうち,地方創生に貢献している,あるいは今後の貢献が期待できる事業や組織を1つ取り上げ,その目的や創出している成果物等を踏まえ,地域のステークホルダーとの連携により事業や組織が貢献しうる取組について,総合技術監理の視点から以下の(1),(2)の問いに答えよ。さらに,事業や組織の枠を超え,地方創生の目標に向けて我が国において取るべき施策について,以下の(3)の問いに答えよ。
 なお,「地方」とは都市と対になって成り立つ相対的な概念であり,その間に明確な境界線を引くことは困難であるが,本論文における「地方」とは,主に東京圏(東京都,神奈川県,千葉県,埼玉県)都市部以外の地域を指すものとして解答すること。
 ここでいう総合技術監理の視点とは,トレードオフに留意しながら,「業務全体を俯瞰し,経済性管理,安全管理,人的資源管理,情報管理,社会環境管理に関する総合的な分析,評価に基づいて,最適な企画,計画,実施,対応等を行う。」立場からの視点をいう。なお,書かれた論文を評価する際,考察における視点の広さ,記述の明確さと論理的つながり,そして論文全体のまとまりを特に重視する。

(1)本論文においてあなたが取り上げる事業や組織の内容と,そこにおける地方創生の目標に向けて貢献すると考えられる取組について,以下の問いに答えよ。
問い(1)については,答案用紙1枚以内にまとめよ。)

① 事業や組織の内容として,名称,目的,及び創出している成果物(製品・構造物・サービス・技術・政策等)を記せ。
② この事業や組織において,近い将来(おおむね5年以内)に地方創生の目標に向けて貢献すると考えられる取組を2つ取り上げ,それぞれについて,その取組が成果として目指すアウトプット(図のa~rから選択),及び取組の概要を記せ。

記載例)
 取組1:a.地域資源の活用促進を目指し,・・・(取組1の概要)
 取組2:r.地方への移住推進に向け,・・・(取組2の概要)
 なお,2つの取組が成果として目指すアウトプットは異なる項目を選択すること。また想定する時期までに事業や組織の内容や形態そのものが変化することを踏まえて解答しても構わない。

(2) (1)で概要を記した2つの取組それぞれについて,地域のステークホルダーとの連携を含めた具体的な取組内容に関する以下の問いに答えよ。
問い(2)については,答案用紙を替えたうえで,まず取組1について1枚以内にまとめ,さらに答案用紙を替えたうえで取組2について1枚以内にまとめよ。)

① 地域のステークホルダーとの連携方法を含む事業や組織の具体的な取組内容を記せ。
② ①で記述した取組によりアウトプットの達成につながる理由を記せ。
③ ①で記述した取組を行ううえで,地域のステークホルダーとの関係も含めた直面する障害とその対応方策を総合技術監理の視点から記せ。ただし,2つの取組それぞれについて,総合技術監理の5つの管理分野のうち2つ以上の視点を含むこととし,異なる総合技術監理分野のトレードオフに留意すること。また,解答欄にはどの分野の視点であるかを明記すること。

(3)地方創生の目標に向けて,あなたが有効と考える我が国としての施策を2つ取り上げ,それぞれについて以下の問いに答えよ。なお,問い(3)では,事業や組織の枠を超え,我が国として取るべき施策の観点から解答すること。なお,2つの施策が成果として目指すアウトプットは異なる項目を選択すること。
問い(3)については,答案用紙を替えたうえで,まず1つ目の施策について1枚以内にまとめ,さらに答案用紙を替えたうえで2つ目の施策について1枚以内にまとめよ。)

① 有効と考える施策,成果として目指すアウトプット(図a~rから選択),及びそれらがつながる理由を記せ。
② ①で記述した施策に関し,想定する今後の政策の動向,経済の動向,社会情勢の変化,技術革新の進展等の背景を含めて,その有効性と実現性について記せ。
③ ①で記述した施策を実現するうえでの最も重大な障害とその対応方策を複数の視点に留意して記せ。なお,複数の視点にには,総合技術監理の視点に限らず,我が国が直面する重要課題等の視点を含めて記述してもよい。

2026年7月18日土曜日

令和8年版国土交通白書 ~経済成長を牽引するハード・ソフトのインフラ~

いよいよ筆記試験です!
満を持して臨むかた、思うようには準備できなかったと悔やんでいるかた、ほとんど勉強できなかったというかた、いろいろいらっしゃると思います。わたしの添削講座でもたくさんやりとりしたからから、試験直前で火がついたかた、まったく送ってこなかったかた、いろいろいらっしゃいますが、ほとんど勉強できなかったかたも受験の申込はしているのですから、総監は明日、その他部門は明後日の試験は欠席することなくしっかり参加してくださいね。筆記試験をちゃんと受けたら、結果はどうあれぜったい後悔しませんから。

例年だと7月に入ってすぐに公表されていた国土交通白書ですが、今年度は遅かったですね。もちろん令和8年度試験には影響はしないのですが、それでも時間があるかたは概要をチェックしてみてください。今後の国土交通政策の方向性が伺えます。重要キーワードも拾えます。これまた読んで損はないので空き時間にぜひ眺めてみてください。
まず目につくのは「生産性向上」ですね。
人口減少や働き方改革で生産性が落ちているところを我々技術者の知恵と経験と創造力を結集して生産性を向上させていきましょう!日本国を再興させましょう!
解答用紙は試験官への手紙みたいなものです。
読み手である試験官にそのもてる情熱をぶつけてください!

Fビレッジ
【北海道北広島市】

「令和8年版国土交通白書」を公表します
~経済成長を牽引するハード・ソフトのインフラ~

令和8年7月17日

 国土交通白書は、国土交通省の施策全般に関する年次報告として毎年公表しています。今回の白書は、「経済成長を牽引するハード・ソフトのインフラ」をテーマに取り上げています。
 国土交通分野のインフラ全般を俯瞰し、更なる経済成長を実現する観点から、行政や民間における生産性の向上に関する様々な取組を取り上げ、インフラと経済社会の課題が同時解決されるような、豊かな未来を展望しています。

 本白書の概要は、以下のとおりです。
 

第I部 経済成長を牽引するハード・ソフトのインフラ

 【第1章】ハード・ソフトのインフラの生産性向上に関する現状と課題

   第1節 我が国の経済とインフラ
   第2節 インフラを取り巻く政策と国民意識

 【第2章】国土交通分野における取組と今後の展望

   第1節 生産性向上に向けた国土交通分野における取組
   第2節 望ましい未来に向けた展望

 

第II部 国土交通行政の動向

 国土交通行政の各分野の動向を政策課題ごとに報告

2026年6月30日火曜日

次期気候変動適応計画

W杯、日本×ブラジル戦はとてもいい試合でした。まだまだ実力差があることが分かりつつ、その差が縮まったことが目に見えて感じられ、とても嬉しかったです。前半にみせてくれたチームがひとつの生きもののように蠢く見事な連動には感動です。なかでも佐野海舟のゴールには痺れました。。。。。でも負けちゃいましたね。。。。。。気を取り直して。。。。。

沖縄は梅雨が明けました(^^)/
セミも鳴き始めています。夏ですね。やっぱり夏は暑いです。

と、暑い暑いと書いていますが、今年は海水温がそこまで上がっていなくて、5月でも23℃くらいでしたでしょうか、初夏なのに冬用の6.5mmのウエットスーツで潜っていました。
そしてニュース報道によるとヨーロッパでは40℃を連日超えるような気温になっていてたいへんな状況のようです。気候が変動しているのでしょうか。
いくら高度な文明を築いているとはいえ、地震にしろ、気温にしろ、とにかく地球環境の変化、変動には振り回されっぱなしですね。
それでもできるだけのことはやっていこう、ということのひとつにこの「気候変動適応」というのがあるんだと思います。

現行計画との対比、4つの基本戦略、6分野別の方針、5つの基盤的施策方針、など概要をチェックしておいてください。キーワードや言い回しなども積極的に解答論文に用いるのもグーです。

試験まで残すところあと3週間です!
試験問題に柔軟に対応して、なんとか喰らいついて回答骨子を紡ぎ出してください!

【沖縄県糸満市沿岸】

2026年06月25日
  • 地球環境

次期気候変動適応計画の骨子を取りまとめました

  1. 令和8年6月 25日(木)に、「気候変動適応推進会議(第10回)」を開催しました。
  2. 本会議では、石原環境大臣及び青山環境副大臣、関係府省庁の出席の下、令和8年度内に予定している気候変動適応計画の改定に向け、次期計画の骨子の取りまとめなどを行いました。 

背景

 気候変動適応を効果的に推進するため、平成30 年12 月に施行された気候変動適応法では、政府が最新の科学的知見に基づく気候変動影響の総合的な評価等を踏まえ、計画的に適応の取組を進めることが定められています。特に同法第8条では、政府はおおむね5年ごとに実施される気候変動影響評価等の結果やその他の事情を勘案し、必要に応じて気候変動適応計画を見直すことが規定されています。
 

参考資料


気候変動適応推進会議の資料は下記の HP を御参照ください。 議事概要についても下記の HP に掲載予定です。
気候変動適応推進会議

2026年6月7日日曜日

令和7年度水産白書 ~養殖業の成長産業化に向けた対応~

水産白書もリリースされました。
テーマは「養殖業の成長産業化」ですね。先日には流通大手のイオンが完全養殖ウナギの販売を開始したとの報道があったばかりですよね。東京駅には近畿大学産の稚魚から育成した魚介類を提供するお店があって連日盛況ですし、昨年参加した水産関連イベントではコンテナを利用した完全陸上養殖ブースに人だかりができていました。
天然資源は枯渇気味なうえ、年々漁獲上限も厳しくなってきています。水産技術者には養殖分野にその持てる技術力を発揮してほしいという要請がますます高まってきている状況なのでしょう。

桜島支所の養殖生け簀
【鹿児島県鹿児島市 錦江湾】

プレスリリース

令和7年度 水産白書を本日公表

令和8年6月5日
水産庁
~特集テーマは「養殖業の成長産業化に向けた対応」~

本日、「令和7年度水産白書」が閣議決定されました。
今回の特集のテーマは、「養殖業の成長産業化に向けた対応」です。
本白書を通じて、我が国の水産業に対する理解を深めていただくとともに、広く国民の皆様にご関心を持っていただくことを目指しています。

1.令和7年度水産白書の概要

水産白書は、水産基本法に基づき、政府が毎年、国会に報告しているものです。
特集では、養殖技術立国の確立に向けた育種や輸出拡大等の取組、ウナギの完全養殖の取組やワシントン条約をめぐる国際的な情勢、養殖業の今後の可能性等について紹介しています。

「令和7年度水産白書」の詳細は、以下のURLを御覧ください。
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/index.html

2.内容のポイント

令和7年度水産の動向

特集 養殖業の成長産業化に向けた対応
養殖業の現状、養殖業の振興に関する戦略、持続的発展に向けたリスクと課題・対策、ウナギの資源管理や完全養殖、国際的な情勢(ワシントン条約関係)、養殖業の今後の可能性(陸上養殖)等

トピックス
1.複合的な漁業の推進や養殖業の成長産業化に向けた漁業共済の機能強化
2.「昭和100年」高度経済成長期を支えた近代捕鯨
3.IUU漁業撲滅に向けた取組
4.水産業の担い手の確保

第1章 我が国の水産物の需給・消費をめぐる動き
水産物の需給・消費・貿易の動向等

第2章 我が国の水産業をめぐる動き
漁業・養殖業の国内生産・経営・就業者の動向、水産物の加工・流通の動向等

第3章 水産資源及び漁場環境をめぐる動き
我が国の資源管理、資源管理のための取組、漁場環境をめぐる動き等

第4章 水産業をめぐる国際情勢
国際的な資源管理、海外漁業協力、水産物貿易をめぐる国際情勢等

第5章 漁村の活性化をめぐる動き
漁村の現状と役割、海業の推進等

第6章 大規模災害からの復旧・復興
水産業における東日本大震災からの復旧・復興の状況、令和6年能登半島地震からの復旧・復興に向けた対策等

令和8年度水産施策

水産基本計画や令和8年度予算等に基づき、施策の概要を整理しています。

添付資料

報道発表資料(PDF : 586KB)

2026年6月6日土曜日

令和8年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書 ~循環経済(サーキュラーエコノミー)で日本列島を強く豊かに~

先日の台風はところどころ停電や倒木などがありましたが、ここ沖縄は特に大きな被害も発生せず安堵しているところです。
あわせて梅雨前線が本州のほうに移動しつつあり、いよいよ夏到来間近といったところです。

そして白書の季節になりましたね。環境白書、水産白書が閣議決定されました。
環境白書、今回のテーマは「循環経済(サーキュラーエコノミー)」です。
これは環境部門必須科目の最重要テーマになりそうですね。内容理解もさることながら、白書で使用されているキーワードやセンテンス、言い回し、などもご自分の論文にドシドシ取り込んでくださいね。それが高評価への近道です。

近隣の家庭や飲食店の使用済み食用油をバイオディーゼル燃料にリサイクルし、100%地産地消のエネルギーで自家発電した電気で「目黒川みんなのイルミネーション」を点灯させています
CAFE&HALL Ours【東京都品川区】

2026年06月05日
  • 総合政策

令和8年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書の公表について

環境白書、循環型社会白書及び生物多様性白書の三つの白書は、法律に基づきそれぞれ国会へ提出する年次報告書です。
環境問題の全体像を分かりやすく示すために、三つの白書を合わせて編集し、一つの白書としてまとめています。
令和8年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書が本日閣議決定されたため、公表いたします。

■ 令和8年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書のポイント

  循環経済(サーキュラーエコノミー)で日本列島を強く豊かに

 環境政策の目的は、環境負荷を低減すること自体にとどまりません。人々の安全・安心を守り、将来世代を含む全ての世代にとって豊かな暮らしとウェルビーイングを実現していくことにあります。気候変動や資源制約、生態系の劣化といった環境課題が、私たちの社会や経済、日々の暮らしに影響を及ぼす中で、環境政策は、社会全体の持続可能性を支える基盤として重要性を高めています。循環経済(サーキュラーエコノミー)への移行は新たな成長につながるものです。世界的に資源の獲得競争が激しさを増す中、天然資源への依存を低減し、再生資源を質・量・コストの面で安定的に確保していくことは、環境保全にとどまらず、経済安全保障や産業競争力、地域の持続性を確保する上でも不可欠です。循環経済は、脱炭素や自然環境の保全・再生といった他の環境施策を支える土台であり、経済社会の構造そのものを変革する鍵となります。循環経済、炭素中立、自然再興を連携しながら統合的に進めることで、持続可能な社会の実現を目指してまいります。
 本白書では、こうした視点から、「循環経済(サーキュラーエコノミー)で日本列島を強く豊かに」をテーマに、昨今の環境の状況、施策等を交えて概説しています。


■ 関連リンク

・環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書
 http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/

・英語版白書 ※最新版は本年秋頃をめどに掲載予定

 http://www.env.go.jp/en/wpaper/

2026年5月31日日曜日

緑の認定制度「TSUNAG認定」とDBJ Green Building認証

明日から沖縄は台風です。実に久しぶりの直撃となりそうです。
週末から本日まで、会社や事業所、自宅周辺などの台風対策に追われています。
今回の台風のコースは関東あたりまで舐めるように進む予報となっており、大雨土砂災害含めて厳重な注意が呼びかけられています。該当区域の皆さんは早めの対策をお済ませください。

技術士筆記試験までひと月半となりましたね。早いものです。受講生のなかにはGWが終わってようやくお尻に火がつき始めたひとも散見されますが、遅いスタートをいまさら悔いても仕方がありません。決してあきらめず、これから試験当日まで喰らいついて頑張ってください!

本日紹介するのは先月にも取り上げたばかりであり、昨年度試験(建設環境Ⅲ-2)で問われたジャンルではありますが、さらなる制度の拡充モノです。
2年連続で同様の出題はないはずですが、直接の出題がなくても都市計画分野、特に都市の緑化による生物多様性保全、気候変動対策、ヒートアイランド対策などを扱う場合は課題や解決策、はたまた波及効果や懸念事項のところで積極的に関連するキーワードを盛り込むようにしてください。
もしかしたら選択科目Ⅱ-2のほうで問われたりして(なんちゃって)。

汐留シティセンター パナソニック東京汐留ビルの緑化
【東京都港区】

緑の認定制度「TSUNAG認定」が建築物の認証制度と連携!
~TSUNAG認定の取得によりDBJ Green Building認証が取りやすくなりました~

 





令和8年5月22日

環境・社会への配慮がなされた建築物を評価する「DBJ Green Building認証」※において TSUNAG認定が位置づけられ、TSUNAG認定の取得によりDBJ Green Building認証が取りやすくなりました。
※株式会社日本政策投資銀行(DBJ)が2011年4月に創設した認証制度

・優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG:ツナグ)は、都市緑地法に基づき、企業等による良質な緑地確保の取組を、気候変動対策・生物多様性の確保・ウェルビーイングの向上といった観点から、国土交通大臣が評価・認定する仕組みです。
・このTSUNAG認定が、建築物における環境・社会への配慮を総合的に評価する 「DBJ Green Building認証」(GB認証)の評価項目のうち、「生物多様性への配慮」の項目において位置づけられ、TSUNAG認定の取得により、GB認証での評価を高めることが可能になりました。
・事業者は、緑地部分のTSUNAG認定の取得によって、建物部分のGB認証が取りやすくなるとともに、建物・緑地を含むプロジェクト全体に対してグリーンボンド等が発行しやすくなる効果があります。(詳細は別紙参照)

 ▶DBJ Green Building認証とは
  https://igb.jp/about.html

【参考】TSUNAG認定の今後の予定
・令和8年度は、4月1日から6月30日までを事前相談期間、7月1日から8月31日までを申請受付期間としています。
 その後審査を経て、令和9年2月頃の認定を予定しています。
・認定式は、令和9年初夏(5月から6月頃)に横浜グリーンエクスポの会場において実施する予定です。

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式