2022年9月21日水曜日

特定外来生物被害防止基本方針の変更

台風も過ぎ、ここ沖縄もまだまだ暑いようなところはありますが、それでもそれなりにちゃんと秋になりました。だいたい日が沈むのが早くなりましたよね。これから一気に季節が進み、技術士試験スケジュールも後半戦に突入することでしょう(←無理やりな言及ですね)。

今回は、環境部門の自然環境保全はもとより、建設部門の建設環境でも問われる(特定)外来生物対策です。5月に外来生物法が改正されたことに伴って、外来生物対策の基本的な事項を定めた被害防止基本方針が一部変更されました。変更内容の概要あたりは確認しておいてください。

絶滅危惧種か?特定外来種か?
同定が難しいアカウキクサ類
【福岡城跡5号堀 福岡県福岡市】

2022年09月20日
  • 自然環境

特定外来生物被害防止基本方針の変更の閣議決定について

令和4年5月に特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)の改正案が成立したことに伴い、中央環境審議会自然環境部会野生生物小委員会において、特定外来生物被害防止基本方針(※)の変更についての審議が行われ、令和4年9月9日に変更案の答申がなされました。

※特定外来生物被害防止基本方針
外来生物法第3条に基づき、特定外来生物による生態系、人の生命・身体及び農林水産業に係る被害を防止するため、被害防止の基本構想を定めるとともに、特定外来生物の選定、取扱い、防除等に関する基本的事項などを定めるもの。

この答申を踏まえ、外来生物法第3条第4項において準用する同条第1項に基づき、本日、特定外来生物被害防止基本方針の変更が閣議決定されました。

背景

特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成16年法律第78号。以下「法」という。)第3条第1項に基づき策定されている「特定外来生物被害防止基本方針」(以下「基本方針」という。)では、特定外来生物による生態系等に係る被害を防止するための基本的な方針を定めています。
本年5月に成立した特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律の一部を改正する法律(令和4年法律第42号。以下「改正法」という。)を踏まえ、基本方針の変更を行うべく、令和4年5月に中央環境審議会に諮問を行い、これを受けて中央環境審議会自然環境部会野生生物小委員会から9月9日に中央環境審議会から環境大臣、農林水産大臣に対して「特定外来生物被害防止基本方針(変更案)」が答申されました。
本答申を踏まえた基本方針の変更案について、9月20日に閣議決定されました。

変更の概要

改正法を踏まえ、主に以下の点を追加等しております。
外来種被害防止行動計画・生態系被害防止外来種リストの外来生物法における位置づけ
各主体の役割に関する責務規定の新設に伴う、国、都道府県、市町村、事業者、国民等の役割や、関係者の連携
附則第5条による一部規制の適用除外のある特定外来生物の選定(アカミミガメ、アメリカザリガニの指定を想定)の考え方
要緊急対処特定外来生物の選定(ヒアリ類の指定を想定)の考え方
要緊急対処特定外来生物が存在等している輸入品等、物品等、施設の移動の制限又は禁止の命令
特定外来生物等が存在等している輸入品等又は要緊急対処特定外来生物が存在等している物品等が付着等している土地又は施設の消毒又は廃棄
要緊急対処特定外来生物に係る対処指針
詳細については、添付資料3を御覧ください。

意見の募集(パブリックコメント)の実施結果について

令和4年7月8日から8月6日にかけ、7月7日の中央環境審議会自然環境部会野生生物小委員会において取りまとめられた基本方針の変更案についてパブリックコメントを実施し、合計33件の御意見をいただきました。これについての実施結果は、添付資料5、6のとおりです。

今後の予定

基本方針の変更については、告示として10月頃に官報掲載を予定しております。
なお、外来生物法の改正に関連した今後のスケジュールについては、添付資料1の2頁を御参照ください。

2022年9月13日火曜日

流域治水の観点も踏まえた河川整備基本方針の見直し

ここ沖縄地方は台風が次から次へとやってきていて、現地調査のやりくりが大変です。テキヤ殺すにゃ刃物は要らぬ、雨の3日も降ればいい、って寅さんも嘆いていましたが、なかなか思うように仕事が進まないのでヤキモキしています。

とはいえものごとには何事も両面があるものでして、宮古島や石垣島などの先島諸島ではこの夏は台風がぜんぜん来なかったこともあって海水温が高めで推移していたせいかサンゴが白化し始めていましたが、ここへきてようやくばんばん台風がやってきて海の水を引っ搔き回し、さらには熱エネルギーを吸収したことで高水温によるサンゴの死滅という最悪の事態は避けられるんじゃないかと期待しています。

でもやっぱり人間社会にとっては度を超えた風雨になると困りますよね。台風の影響を受けて南からの湿った空気が日本全体に流れ込み、大気が不安定化するところが増えてしまいます。所によっては大雨を降らせ、河川の氾濫なども引き起こしてしまいます。
流域治水が叫ばれて久しいですが、まだまだ安心な暮らしには至っていません。行政もメインテーマで取り組んでいますし、技術士試験でも特に建設部門では毎年のように問われているテーマになっています。

今回はそんな流域治水ネタを取り上げました。
建設部門の必須科目対策としても、さらには建設環境など環境配慮の事例としても参考になる内容になっています。報道発表資料の概要部分だけでもチェックしてみてください。河川利用や環境などに配慮した河道掘削のところでは、環境面への効果として「平水位以上の掘削を行うことで、 サケの遡上環境となる現況の澪筋、瀬・淵環境を保全」といったことなども記載されていますよ。

春の十勝大橋
【北海道帯広市】

気候変動を考慮して十勝川、阿武隈川の長期計画を変更しました
~流域治水の観点も踏まえた河川整備基本方針の見直し~

令和4年9月9日

 近年の水災害の頻発に加え、今後、気候変動の影響により更に激甚化するとの予測を踏まえ、治水計画を「過去の降雨実績に基づくもの」から「気候変動の影響を考慮したもの」へと見直し、抜本的な治水対策を推進することとしています。
 このたび、十勝川水系および阿武隈川水系の河川整備基本方針について、気候変動の影響による将来の降雨量の増大を考慮するとともに、流域治水の観点も踏まえたものに見直しを行いました。
 気候変動の影響を考慮した一級水系の河川整備基本方針の変更は、令和3年度に変更した新宮川、五ヶ瀬川、球磨川の3水系に続き、今回の変更で5水系になります。
 引き続き各水系における河川整備基本方針の見直しを進めてまいります。

<河川整備基本方針変更の主なポイント>
●将来の降雨量の増加を見込んだうえで、長期的な河川整備の目標流量である洪水の規模(基本高水)を変更しています。
 十勝川水系 帯広地点 既定計画6,800m3/s → 今回変更9,700m3/s
 阿武隈川水系 福島地点 既定計画7,000m3/s → 今回変更8,600m3/s
 ※この基本高水の流量を河道と洪水調節施設等に配分。

●十勝川においては、
 ・河川利用や環境などを考慮した河道づくり
 ・上流部や支川における霞堤の保全
 ・災害リスクを考慮した立地誘導と連携した市街地への氾濫抑制対策(二線堤等の整備)

 阿武隈川においては、
 ・沿川の土地利用と一体となった遊水機能の確保や遊水地整備
 ・水田貯留の普及・拡大
 ・上下流の交流・連携の推進
 など、流域治水の取組を推進する方向性を提示しています。

<関係資料の掲載先について(国土交通省ウェブページ)>
・「十勝川水系及び阿武隈川水系河川整備基本方針」の本文
 http://www.mlit.go.jp/river/basic_info/jigyo_keikaku/gaiyou/seibi/about.html
・社会資本整備審議会での審議経過
 https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/shaseishin/kasenbunkakai/shouiinkai/kihonhoushin/index.html

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

2022年8月29日月曜日

「漁港漁場整備事業の推進に関する技術開発の方向」の改訂

最後の投稿からなんとひと月も空いてしまいました。
皆さん、いかがお過ごしですか?
わたしはというと、8月はほとんど沖縄島にはいなくて、県外だとか県内離島とかを駆け回っておりました。
そうこうするうちに小学生たちも夏休みが終わり、蝉もいつのまにか鳴きやみました。夕暮れも心なしか早まっています。夏も終わりに近づいていますね。

技術士試験対策としても7月に筆記試験が終わりましたので、秋なかばの11月の合格発表までとくにやることもないようなところがありますよね。実際、わたしの添削活動としてももっとも余裕のある時期、休み期間とも言えます。

とはいえ計画的なかたは次年度試験に向けた活動を9月から始めるかたもいらっしゃると思います。あるいは1次試験を受験するかたは11月の試験に向けていよいよ腰をあげても良い時期が来ました。
1次試験についてはSUKIYAKI塾HPのほうを参考に勉強していただくとして、2次試験についてはわたしも添削など指導アドバイスを行っています。よかったら連絡ください。

今回取り上げるのは水産部門のかた向けの資料です。
が、改訂のポイントも示されていて、なかでも特に、
〇今回の改訂は、新たに「海洋環境の変化に対応した漁場生産力の強化」、「災害リスクへの対応力強化」、「『海業』による漁村の活性化」、「グリーン化の推進」、「デジタル社会の形成」などの技術開発についてとりまとめたもの
を見ますと、「グリーン化の推進」とか「デジタル社会の形成」など、水産部門に限らず、建設部門、環境部門でもよく問われるテーマになっています。
これはもちろん技術士試験というよりも、日本社会全体でこれらの変革が強く求められているわけですが、試験に限った話をしますと、その社会変革の一翼をぜひ我々技術士が担うことが期待されているからこそ試験の重要テーマとして出題されているのでしょう。次年度以降の試験でも手を変え品を変えて「グリーン化の推進」と「デジタル社会の形成」が問われ続けると思います。

田平港
【長崎県平戸市】

プレスリリース

「漁港漁場整備事業の推進に関する技術開発の方向」の改訂について

令和4年8月24日
水産庁

水産庁は、「漁港漁場整備事業の推進に関する技術開発の方向」を改訂しましたので、公表いたします。

1.概要

漁港漁場整備法に基づく「漁港漁場整備事業の推進に関する基本方針」(以下「基本方針」という。)が令和4年3月22日に変更されるとともに、新たな「漁港漁場整備長期計画」(以下「長期計画」という。)が令和4年3月25日に閣議決定されました。
基本方針では、漁港漁場整備事業を効率的に実施していくため、「優先して取り組む技術課題を定め、現場における効果の検証を行いつつ、計画的に技術の開発と基準やマニュアルなどの整備・提供などによる普及を図る。」と明記されています。
このため、水産庁では、基本方針に基づき、優先して取り組む技術課題と技術開発テーマを「漁港漁場整備事業の推進に関する技術開発の方向」(以下「技術開発の方向」という。)として取りまとめ、この度改訂しました。

なお、基本方針、長期計画及び技術開発の方向は、以下のURLで御覧いただけます。
基本方針:https://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_hourei/attach/pdf/index-14.pdf
長期計画:https://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_hourei/attach/pdf/index-12.pdf
技術開発の方向:https://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_hourei/attach/pdf/index-19.pdf

2.「漁港漁場整備事業の推進に関する技術開発の方向(改訂版)」のポイント

〇漁港漁場整備事業の推進を図るため、国、地方公共団体、研究機関、大学、民間企業等が連携して、優先して取り組む技術課題と技術開発テーマをとりまとめたもの
〇長期計画における重点課題を踏まえつつ、21の技術課題と57の技術開発テーマを明示し、計画的に技術の開発を推進
〇今回の改訂は、新たに「海洋環境の変化に対応した漁場生産力の強化」、「災害リスクへの対応力強化」、「『海業』による漁村の活性化」、「グリーン化の推進」、「デジタル社会の形成」などの技術開発についてとりまとめたもの

<添付資料>
漁港漁場整備事業の推進に関する技術開発の方向(令和4年8月改訂版)の概要

2022年7月24日日曜日

令和5年度 技術士試験対策 添削講座

令和4年度の筆記試験から早くも1週間が経ちました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
本日より令和5年度の試験に向けた添削講座を開講いたします。

わたしの講師としての活動は、平成22年度試験に合格した翌年からSUKIYAKI塾の添削講座に参加するかたちでスタートしました。
SUKIYAKI塾のほか、身近な知り合いを含めると、令和3年度試験までの11年間でのべ80名のかたが合格されました。
また、平成27年度からは総監の指導アドバイスも開始したところ、これまで20名ものかたから吉報をいただくことができました。わたしはあくまで触媒にすぎませんが、『総監合格』にいくらかでも貢献できたであろうこと嬉しいですね、講師冥利につきます。

SUKIYAKI塾の活動と平行して綴り始めたこのブログですが、平成26年ごろからブログを訪問してくださるひとが増え始め、それに比例するように添削指導の依頼をあちらこちらから受けるようになりました。そこで平成28年から独自の添削講座を開講して受験に真剣に取り組む方のサポートを始めました。

軌道に乗った平成29年度以降、多くの受講生の皆さんとメールによる濃密なやりとりができました。受講生に恵まれたことが大きいと感じていますが、受講生の皆さんの理解の度合や伸び具合がそれはとても良い感触でした。
令和3年度筆記試験合格発表後に頂いたメッセージを抜粋します。

【建設環境】
●すごろく様
おかげ様で筆記試験合格です!!ありがとうございます!
6~7回目の受験でしたので、ひとまずホッとしています。問題Ⅱが苦手でしたが、今年重点的に取り組み、地道な添削&書き直しの効果が出たのだと思います。建設環境の新幹線の問題は一瞬焦りました(完全に予想外で)が、書くべき事項と言いますか、書いて欲しいポイントを最低限書いたのが良かったのかなと思いました。
試験に勝つ方法を学ぶことは大事ですが、試験に負けない方法を学ぶことが、ひいては勝つ方法なのかなと、改めて新しい学び方の視点も感じたところです。次の口頭試験に向けて頑張ります。。

●7月に受験した技術士二次試験ですが、合格することができました。
試験当日での論文作成においては、すごろく様より頂いたアドバイス、知識、論文の書き方等、全て出し切りました。論文の添削指導をして頂き、本当にありがとうございました。
口頭試験も合格に向けて、勉強、模擬試験に取り組んでまいります。

●すごろく様
お世話になります。技術士論文の添削指導頂いておりました●●です。
技術士筆記試験ですが、合格していましたのでご報告させていただきます。
論文添削ではご指導いただき、大変お世話になりました。本当に有難うございました。当初は論理抜けが多く、論文の書き方もよく分からない状態でしたが、添削指導のおかげで合格レベルまで行けたと思います。
口頭試験まで気を引き締めて準備します。

●先週末、筆記試験の合格発表の通知が来まして、バタバタと準備しているところです。論文の添削・ご指導頂いたお陰です。遅ればせながらお礼申し上げます。

【自然環境保全】
●技術士の筆記試験対策で大変お世話になりました、●●です。
7月は最後までご支援くださり、誠にありがとうございました。おかげさまで、筆記試験に無事合格いたしました!!
合格発表を確認した際には、こんなに合格者が少ないものなのか…と驚きと不安に包まれましたがその中に自分の受験番号があるとは、さらに驚きました!受験勉強以前に、受験を決めたタイミング自体もかなり遅くコロナ渦で受験することすら少し迷っていた私が初めての受験で筆記試験を突破できたのは本当にすごろく先生のおかげです。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。口頭試験も気を抜かず頑張っていきたいと思います。
今後も引き続き、ご指導よろしくお願い致します。

【総監】
●すごろく様
おはようございます。おかげさまで筆記試験に合格いたしました。添削指導、誠にありがとうございました。

●ご無沙汰しております。おかげさまで総監筆記試験に合格しました。ご指導ありがとうございました。

などの嬉しい報告をたくさんいただきました。

令和5年度試験に向けて、これから1年かけてじっくり取り組みたいかたの力になれるよう、これまでの指導経験を注力しますのでお任せください。

そのほか令和4年度筆記試験の再現論文に対するコメント評価も行っています。
試験答案について第3者の視点からの評価を欲しているかたはぜひどうぞ。
いまいち書けなかったと自信のないかたには、(合格レベルに足りないのであれば)どこが足りないかのアドバイスも行いますので、勇気を出して連絡を頂けたら嬉しいです。


●建設部門建設環境・環境部門自然環境保全・水産部門水産資源及び水域環境
技術士受験指導の経験は早いもので11年、そして建設環境分野、自然環境保全分野、水産水域環境分野の技術者としての業務経験は26年になりました。これまで主に沖縄県内での環境調査、環境影響評価、自主アセス(ミニアセス)に携わっております。
わたしの専門はどちらかというと自然環境に関する分野ですので生活環境の保全に関する現場感覚はやや劣るかもしれません。しかしながらこれまで添削するうえで支障はありませんでした。
また、他の科目についてもご希望であればお引き受けします。ただし専門技術に関する指導はできませんので論理構成や文章に関する指導アドバイスとなります。
なお、これまでほかの科目については、建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋の環境寄りのかた、環境部門の環境保全計画、環境影響評価、水産部門の水産土木のかたを指導いたしました。

●総合技術監理部門
総監については科目を問いません。ただし建設-建設環境や水産-水産資源及び水域環境、環境-自然環境保全以外の科目の場合には専門技術を踏まえた管理については言及できないこともあります。
なお、これまで建設環境、水産資源及び水域環境、自然環境保全以外では、電気電子-電気設備、土質及び基礎、鋼構造及びコンクリート、都市及び地方計画、河川砂防・海岸海洋、港湾及び空港、道路、施工計画・施工設備及び積算、上水道及び工業用水道、農業-農業農村工学、経営工学-サービスマネジメント、環境-環境保全計画のかたを指導いたしました。
ご希望のかたには、平成29年2月23日で頒布が終了した「技術士制度における総合技術監理の技術体系(第2版)」(いわゆる青本)のテキストデータを差し上げます。
なお一部内容を法律等の改正に伴い書き換えています(ただしH29年時点までのものです)。
※択一対策は、過去問の研究、さらには総合技術監理部門 キーワード集2022を用いてご自分で青本(キーワードの解説集)を作成するのが合格への近道です。

下記の2つのコースがあります。
※併願・重願の場合はそれぞれの部門科目単位で受け付けます。

★お申込みはこちらからお願いします

①令和4年度筆記試験の再現論文に対するコメント評価
内容:再現論文のコメント評価を行います。総監以外は必須科目Ⅰ、選択科目Ⅱ-1、Ⅱ-2、Ⅲの合計4つ、総監は記述論文(必須科目Ⅰ-2)です。
原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
返信回数:各問題に対し、1回のコメントとそのコメントを受けての再質問・返信を1回の計2回
※令和4年度試験の答案用紙を模したワードファイルを差し上げます
料金:3,000円

【令和5年度試験対策】
②出願書類作成
期間:受付完了時から令和5年度試験の受験申込期限日の7日前まで書類を受け付けます。
内容:受験申込書の記載内容と実務経験証明書(5行の業務経歴と「業務内容の詳細」)についての添削指導を行います。受験する部門科目に合致しているかの確認と令和3~4年度の口頭試験における実際の試問内容を踏まえた記述内容となるよう指導いたします。
令和5年度の様式が正式発表されるまでは令和4年度様式で添削指導を行い、令和5年度様式が発表され次第、あらためて添削指導いたします。
うまく作成できないかたには業務経歴のたな卸しと詳細業務の骨子の作成アドバイスからスタートします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただしわたしがOKと判断したらそこで終了とすることもあります。
料金:15,000円

③筆記試験論文添削 長期コース
期間:受付完了時から令和5年度筆記試験日の7日前まで論文を受け付けます。
内容:総監以外については必須科目と選択科目を、総監については記述論文(必須科目Ⅰ-2)の添削指導を行います。過去問題に対する回答論文の添削です。原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
論文の仕上がり具合に自信がないかた、文章作成が苦手なかた、論理的思考が苦手なかた、専門技術分野が偏っているかた、それぞれに応じた指導をいたします。
※令和4年度試験の答案用紙を模したワードファイルを差し上げます。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただし複数の論文を同時並行では添削しません。わたしが次の問題に移ってOKと判断してから別の設問に取り組んでください。
料金:30,000円 (令和4年度の筆記試験論文添削コースを受講したかたで同部門同科目の場合は25,000円)

④筆記試験論文添削 中期コース
期間:令和4年12月下旬頃から受付を開始します。受付完了時から令和5年度筆記試験日の7日前まで論文を受け付けます。
内容:総監以外については必須科目と選択科目を、総監については記述論文(必須科目Ⅰ-2)の添削指導を行います。過去問題に対する回答論文の添削です。原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
論文の仕上がり具合に自信がないかた、文章作成が苦手なかた、論理的思考が苦手なかた、専門技術分野が偏っているかた、それぞれに応じた指導をいたします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただし複数の論文を同時並行では添削しません。わたしが次の問題に移ってOKと判断してから別の設問に取り組んでください。
料金:20,000円

⑤筆記試験論文添削 短期コース
期間:令和5年4月末頃から受付を開始します。受付完了時から令和5年度筆記試験日の7日前まで論文を受け付けます。
内容:総監以外については必須科目と選択科目を、総監については記述論文(必須科目Ⅰ-2)の添削指導を行います。過去問題に対する回答論文の添削です。原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
論文の仕上がり具合に自信がないかた、文章作成が苦手なかた、論理的思考が苦手なかた、専門技術分野が偏っているかた、それぞれに応じた指導をいたします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただし複数の論文を同時並行では添削しません。わたしが次の問題に移ってOKと判断してから別の設問に取り組んでください。
料金:15,000円

【注意事項】
●本サービスは、Gmailを使用して行いますので、Gmailの送受信が可能な環境であることが必須条件です
●本サービスに使用するファイル形式はPDFもしくはMS Wordファイルのみです。これ以外のファイルは原則として対応できません
●添削指導の対象である受験申込書や論文等はメールに添付してお送りいただきます
●メール受信後、添削コメント等を返信するまでに最大4日間の日数をいただきます
●総監については科目を問いませんが、建設-建設環境、水産-水産資源及び水域環境、環境-自然環境保全以外の科目の場合には専門技術を踏まえた管理については言及できないこともあります
●領収書は発行いたしません
●振込手数料はご負担ください

本サービス(添削指導アドバイス)をご希望されるかたは上記の内容を確認いただいたうえで下記のフォームにてお申込みください。お申込みの時点で上記の注意事項に同意いただいたものとします。

フォームを受信後、遅くとも翌日中には振込先の銀行口座をご案内するメールをGmailで返信いたします。
※3日以上経過しても返信がない場合はGmailとのやりとりが不可能な環境と思われます。その際はお手数ですがご自身で設定等を調整したうえで再度ご応募ください。

★お申込みはこちらからお願いします

2022年7月22日金曜日

水産部門 必須科目Ⅰ マーケットインと震災被害の回避低減

最後に水産部門必須科目の問題文を取り上げます。
昨年度に引き続き震災が出題されました。昨年度は東日本大震災から10年だったわけですが、正直、今年度も出題されるとは想像していませんでした。でも問題文にあるとおり、最近でも日本各地で地震が頻発していますからね。東日本大震災から学び今後に活かすことこそ水産部門の技術者に求められている課題なのだと思いました。

14 水産部門【必須科目Ⅰ】
Ⅰ 次の2問題(Ⅰ-1,Ⅰ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(解答問題番号を明記し,答案用紙3枚を用いてまとめよ。)

Ⅰ-1 近年,我が国では人口の減少や生活様式の多様化等に伴い,食に対する志向が変化し,水産物消費量は減少傾向を示している。また,漁業生産量も減少が続いている。さらに,今般の新型コロナウィルス感染症拡大の影響も受け,食品の消費形態が大きく変化してきている。こうした中で,我が国の水産業が将来にわたって持続的に発展していくため,プロダクトアウトの考え方に加えて,漁業,養殖業,食品加工業,流通業,あるいはそれらの周辺分野においても,消費者ニーズを重視したマーケットインの考え方が注目されている。
 以上の現状を踏まえて,以下の問いに答えよ。

(1)マーケットインに留意した取り組みを水産業の現場へ導入するに当たり,技術者としての立場で,水産部門全体にわたり広く多面的な観点から3つの課題を抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,その課題の内容を示せ。

(2)抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する複数の解決策を示せ。

(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。

(4)前問(1)~(3)の実現に当たり,技術者としての倫理,社会の持続可能性の観点から必要となる要件・留意点を題意に即して述べよ。

水産土木は必須科目だけじゃなくて選択科目Ⅲでもマーケットインが出題されたんですよ。マーケットインって昨年度の水産白書で特集されていましたよね。ということは来年は確実に水産基本計画から出題されますね。

【沖縄県那覇市】

Ⅰ-2 世界のマグニチュード6.0以上の地震の約2割が我が国で起こっているとされる。地震調査研究推進本部では,今後30年以内の地震発生確率として南海トラフ地震が70~80%など,日本列島の各地において大規模な地震が発生する可能性を示している。2011年3月に発生した東日本大震災の被災地では,未だ水産業は復興途上であることから,今後の大地震発生は,水産業の壊滅的被害や食料流通網の混乱など国民への安定した食料供給を揺るがすおそれがある。
 以上の状況を踏まえて,以下の問いに答えよ。

(1)震災による水産業や国民への食料供給に及ぼす影響を回避,又はできる限り小さくするために,東日本大震災を振り返り,技術者としての立場で水産部門全体にわたり広く多面的な観点から3つの課題を抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,課題の内容を示せ。

(2)抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する複数の解決策を示せ。

(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。

(4)前問(1)~(3)の業務遂行において必要な要件を,技術者としての倫理,社会の持続可能性の観点から題意に即して述べよ。


R4年度筆記試験のコメント評価をしています。
第3者目線での評価を欲している方はぜひどうぞ。
詳しくはこちらをご覧ください。

自然環境保全 選択科目Ⅲ 越冬地の分散と生物多様性民間参画

「問題解決能力及び課題遂行能力に関する」問題Ⅲ、Ⅲ-1が越冬地の分散、Ⅲ-2が生物多様性民間参画でした。
これは皆さんどちらを選択されましたでしょうか。Ⅱ‐2のクマに引き続き、沖縄にはツルなんかいねえよ、となっちゃうでしょうから沖縄のひとらは過去にも出題された生物多様性民間参画を選んだのでしょうか。それはそれでなかなかシブいワケですが、過去問に真摯に取り組んでいたら大丈夫だったですかね(ってよく考えたら過去問といっても建設環境のほうだったかもしれません)。。。

Ⅲ 次の2問題(Ⅲ-1,Ⅲ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(赤色の答案用紙に解答問題番号を明記し,答案用紙3枚を用いてまとめよ。)

Ⅲ-1 昨年ラムサール条約湿地に登録された「出水ツルの越冬地」では、世界のナベツルの個体数の約9割,マナヅルの個体数の約5割がそれぞれ越冬する。こうした集中によって,農業被害の発生や絶滅リスクの上昇が懸念されている。この状況を解消するためには越冬地の分散が望ましい。そのための対策を立案する技術者として,以下の問いに答えよ。

(1)越冬地の分散の効果を述べ,それを進めるうえでの課題を,自然環境保全の技術者としての立場から多面的な観点より3つ抽出し,それぞれの観点と背景を明記したうえで,その課題の内容を示せ。

(2)抽出した課題のうち,最も重要と考えるものを1つ挙げ,理由とともにその課題に対する複数の解決策を技術的側面から示せ。

(3)前問(2)で示した解決策すべてを実行しても生じる波及効果と,専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。


【東京都大田区】

Ⅲ-2 製造業を営む事業者には,製品の原材料調達,製造,販売等の各段階及びその他の活動において,生物多様性を保全するための取組が求められている。事業者による生物多様性の保全を推進する立場の技術者として,以下の問いに答えよ。

(1)対象とする事業所の立地特性と事業内容を想定して記載し,生物多様性保全のために取組むべき課題を,上記各段階等を考慮して,多面的な観点から3つ抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,その課題の内容を示せ。

(2)抽出した課題のうち,最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する複数の解決策を示せ。

(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクと,それへの対策について,で専門技術を踏まえた考えを示せ。


昨年度はカワウでしたが今年はツルでしたね。沖縄にはクマもツルもいないもんなぁー。。。。シツコイですね。

R4年度筆記試験のコメント評価をしています。
第3者目線での評価を欲している方はぜひどうぞ。
詳しくはこちらをご覧ください。

2022年7月21日木曜日

自然環境保全 選択科目Ⅱ-2 自然資源を活用した地域振興計画とクマ被害の低減予防計画

つづいて「選択科目」に関する応用能力について試される選択科目Ⅱ-2です。
ひとつは自然資源を活用した地域振興計画、もういっこはクマ被害の低減予防計画でした。地域振興計画は昨年度はⅢ‐1で出題されましたね。自然環境保全の技術者に求められている分野だということがわかります。そしてもうひとつのクマですが、獣害との共存というのも一大テーマですもんね。沖縄にいるとこのあたりの感覚がじゃっかん薄くなっているかもしれません。そもそも沖縄にはクマがいないので課題としては認識していますがどこかひとごと他人行儀なところがあります。だもんで沖縄のひとはクマを選ぶにしても毒蛇ハブで代替するのもちょっと見当違いなのでほとんどのひとは消去法的に地域振興計画になったかもしれません。しかしクマ被害低減予防計画のほうを妄想するのもなかなか面白そうですよね。

Ⅱ-2 次の2設問(Ⅱ-2-1,Ⅱ-2-2)のうち1設問を選び解答せよ。(青色の答案用紙に解答設問番号を明記し,答案用紙2枚を用いてまとめよ。)

Ⅱ-2-1 棚田を含む農地や二次林を中心としたある地域において,生物多様性を保全しながら,自然資源を活用し,地域振興に資する計画を策定することとなった。この業務を担当責任者として進める二当たり,以下の内容について記述せよ。
(1)対象地域の自然的社会的条件と活用する自然資源を想定して示し,計画策定業務において調査,検討すべき調査とその内容について説明せよ。
(2)業務を進める手順について,留意すべき点,工夫を要する点を含めて述べよ。
(3)業務を効率的,効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

これは自然環境保全分野による地域循環共生圏を意識した振興計画にすればバッチリじゃないでしょうか。エコツアーとかでもいいですよね。

【北海道斜里町】

Ⅱ-2-2 近年,クマ類(ヒグマ及びツキノワグマ)が農村の人家周辺ないし市街地にまで出没する事件が増加している。ある市町村が策定するクマ類と人との遭遇件数の低減や重大事故の発生を予防するための計画に,技術者の立場で関与することになった。
(1)対象地域の自然的社会的条件とクマの種類を想定して示し,計画策定業務において調査,検討すべき事項とその内容について説明せよ。
(2)業務を進める手順を具体的に示し,それぞれの項目ごとに留意すべき点,工夫すべき点を述べよ。
(3)業務を効率的,効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

クマの被害防止計画を妄想なんて書きましたが、まさにドンピシャのガイドラインが今年の3月に改定されたばかりだったんですね。沖縄にはクマがいないので完全にひとごとでした。。。

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