ラベル 緑化 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 緑化 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年5月31日日曜日

緑の認定制度「TSUNAG認定」とDBJ Green Building認証

明日から沖縄は台風です。実に久しぶりの直撃となりそうです。
週末から本日まで、会社や事業所、自宅周辺などの台風対策に追われています。
今回の台風のコースは関東あたりまで舐めるように進む予報となっており、大雨土砂災害含めて厳重な注意が呼びかけられています。該当区域の皆さんは早めの対策をお済ませください。

技術士筆記試験までひと月半となりましたね。早いものです。受講生のなかにはGWが終わってようやくお尻に火がつき始めたひとも散見されますが、遅いスタートをいまさら悔いても仕方がありません。決してあきらめず、これから試験当日まで喰らいついて頑張ってください!

本日紹介するのは先月にも取り上げたばかりであり、昨年度試験(建設環境Ⅲ-2)で問われたジャンルではありますが、さらなる制度の拡充モノです。
2年連続で同様の出題はないはずですが、直接の出題がなくても都市計画分野、特に都市の緑化による生物多様性保全、気候変動対策、ヒートアイランド対策などを扱う場合は課題や解決策、はたまた波及効果や懸念事項のところで積極的に関連するキーワードを盛り込むようにしてください。
もしかしたら選択科目Ⅱ-2のほうで問われたりして(なんちゃって)。

汐留シティセンター パナソニック東京汐留ビルの緑化
【東京都港区】

緑の認定制度「TSUNAG認定」が建築物の認証制度と連携!
~TSUNAG認定の取得によりDBJ Green Building認証が取りやすくなりました~

 





令和8年5月22日

環境・社会への配慮がなされた建築物を評価する「DBJ Green Building認証」※において TSUNAG認定が位置づけられ、TSUNAG認定の取得によりDBJ Green Building認証が取りやすくなりました。
※株式会社日本政策投資銀行(DBJ)が2011年4月に創設した認証制度

・優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG:ツナグ)は、都市緑地法に基づき、企業等による良質な緑地確保の取組を、気候変動対策・生物多様性の確保・ウェルビーイングの向上といった観点から、国土交通大臣が評価・認定する仕組みです。
・このTSUNAG認定が、建築物における環境・社会への配慮を総合的に評価する 「DBJ Green Building認証」(GB認証)の評価項目のうち、「生物多様性への配慮」の項目において位置づけられ、TSUNAG認定の取得により、GB認証での評価を高めることが可能になりました。
・事業者は、緑地部分のTSUNAG認定の取得によって、建物部分のGB認証が取りやすくなるとともに、建物・緑地を含むプロジェクト全体に対してグリーンボンド等が発行しやすくなる効果があります。(詳細は別紙参照)

 ▶DBJ Green Building認証とは
  https://igb.jp/about.html

【参考】TSUNAG認定の今後の予定
・令和8年度は、4月1日から6月30日までを事前相談期間、7月1日から8月31日までを申請受付期間としています。
 その後審査を経て、令和9年2月頃の認定を予定しています。
・認定式は、令和9年初夏(5月から6月頃)に横浜グリーンエクスポの会場において実施する予定です。

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

2026年4月3日金曜日

優良緑地確保計画認定制度(愛称:TSUNAG)

ここのところ連日投稿していますね。急にどうしちゃったのでしょうか(笑)。昨日のブルーに続いてい今日はグリーンです。

都市のなかの緑地整備、いわゆる都市緑化ものです。なかでも脱炭素、カーボンニュートラルに向けた取り組みとして「まちづくりGX」が注目されていますよね。国交省も音頭をとっていろんなステークホルダーを巻き込んだ取組をしています。そのひとつが今日ご紹介するTSUNAGです。

それにしても、東京の都心部は首都ということもあって100年スパンで造成した明治神宮の森をはじめ、目を見張る緑地が多いですよね。写真で取り上げた大手町タワーの「大手町の森」も、なんと隣県の千葉から土壌ごと植物を持ってきて森にしちゃっています。東京駅周辺の高層ビルとビルの間にこんな森が茂っているなんてまったくもって驚くばかりです。昼休み時間になると周辺のオフィスビルから飲み物片手に出てきたひとたちがお弁当を広げてまったりと気を緩めた時間を過ごしています。なかなかに贅沢ですね。亜熱帯域の地方から上京してきたものとしては蚊などの虫に刺されないのかとついつい心配になっちゃうほど鬱蒼とした森になっていますが、さすがにそこまで生態系が出来上がっているわけではないようですね。どうしてそのように評価するのかといいますと、ひとより蚊に刺されやすいわたしがまだ刺されたことがないからです。
と書きましたが、よく考えたら蚊に刺されないことこそ生態系がうまく機能しているなによりの証なのかもしれませんね。このあたりは引き続き追いかけたいと思います。

千葉県君津市で育成した植物を土壌ごと移設する「プレフォレスト工法」を採用
【東京都千代田区】

良質な緑の創出を目指す「TSUNAG認定」の募集開始
~2026年度認定式は横浜グリーンエクスポで実施予定~

令和8年4月1日

令和8年度のTSUNAG認定の申請に向けた事前相談を、本日より開始します。
また、今年度申請に当たっての留意点、令和9年度の基準見直し等に関する説明会を4月21日に開催します。

1.「TSUNAG認定」とは
・国土交通省では、「まちづくりGX」の一環として、令和6年11月に施行された改正都市緑地法に基づき、優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG:ツナグ)を創設しました。
・TSUNAGは、企業等による良質な緑地確保の取組を、気候変動対策・生物多様性の確保・ウェルビーイングの向上といった観点から、国土交通大臣が評価・認定する仕組みです。

 

2.認定スケジュール
・今年度は、4~6月に事前相談期間を設け、7~8月に申請受付、その後審査を経て、令和9年2月頃の認定を予定しています。
・認定式は、令和9年初夏(5月から6月頃)に横浜グリーンエクスポ(2027年国際園芸博覧会 公式ウェブサイト)の会場において実施する予定です。
・事前相談期間では、認定申請をご検討いただいている事業者からの質疑等を受け付け、回答します。
 ※詳細は制度HP(TSUNAG - 優良緑地確保計画認定制度)をご覧ください。

 

3.TSUNAG認定に関する説明会
・日 時:令和8年4月21日(火)10:00~11:30
・場 所:中央合同庁舎3号館B1階 共用会議室(東京都千代田区霞が関2-1-3)
・開催方法:ハイブリット方式(オンラインもしくは現地参加)
・内 容:令和8年度申請に当たっての留意点
     令和9年度の基準見直し(主なポイントは別添参照) 等
  
 説明会へのご参加を希望される方は、4月15日(水)17時までに以下のとおりメールにてご連絡ください。
 件名:【参加希望】TSUNAG認定説明会
 本文:氏名(ふりがな)、所属、連絡先(電話番号、メールアドレス)、参加方法
 ※メール送付先:hqt-tsunag(at)gxb.mlit.go.jp ((at)を@に置き換えた上で送付してください)
 ※複数名でのご参加の場合は代表者さまの情報の他に参加者全員分の情報を記載ください。
 ※取得した個人情報は適切に管理し、必要な用途以外に利用しません。

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

別添資料(PDF形式)PDF形式

2025年7月24日木曜日

建設環境 Ⅲ 持続可能な都市づくりと民間による新たな緑地

どんどんいきましょう。「問題解決能力及び課題遂行能力に関する」問題Ⅲ、Ⅲ-1がCO2排出量削減による持続可能な都市づくり、Ⅲ-2が都市における民間による新たな緑地でした。今回はどちらもやや都市計画っぽくもありますね。

Ⅲ 次の2問題(Ⅲ-1,Ⅲ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(赤色答案用紙に解答問題番号を明記し,答案用紙3枚を用いてまとめよ。)

Ⅲ-1 地方都市においては,市街地の拡散や人口密度の低下といった課題がみられる。このような課題を解決するため,持続可能な都市構造の実現に向けた「コンパクト・ネットワーク」の考え方に基づく取組が全国各地で行われている。以上のような状況を踏まえ,建設環境の技術者として,以下の問いに答えよ。

(1)市街地の拡散や人口密度の低下が進む地方都市において,二酸化炭素排出量の削減による持続可能な都市構造を実現するうえで,「交通」,「エネルギー」分野の課題を,技術者としての立場で多面的な観点から3つ以上抽出し,それぞれの観点の明記とともに,その技術課題の内容を示せ。

(2)前問(1)で抽出した技術課題のうち最も重要と考える技術課題を1つ挙げ,その技術課題に対する複数の解決策を,専門技術用語を交えて示せ(解決策の1つの観点として「都市構造の集約化」を含めること)。

(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。

【福岡県福岡市早良区】

Ⅲ-2 都市における緑地は,良好な都市環境の保全など多様な機能を有し,住民が健康で文化的な生活をするうえで不可欠な基盤である。近年,地球規模の環境問題の深刻化などから,多様な機能を有する緑地への期待が一層高まっており,公共だけでなく民間による新たな緑地の創出が期待されている。このような状況を踏まえ,以下の問いに答えよ。

(1)近年,都市において対応が必要となっている技術課題のうち,市街地の整備において民間事業者が緑地の質と量を確保する取組を行うに当たり配慮すべき課題を,多面的な観点から3つ以上抽出し,観点を明記したうえで,それぞれの技術課題の内容を示せ。なお,本問における技術課題には,地球規模の環境課題や社会的な課題も含まれるものとする。

(2)抽出した課題のうち最も重要と考える技術課題を1つ挙げ,その技術課題に対して民間事業者が行う緑地の質と量の確保による複数の解決策を,専門技術用語を交えて示せ。ただし,施肥,剪定など植物の健全な成育のみに関する内容を除く。

(3)(2)で示した解決策に関連して生じうる将来的な懸念事項とそれへの対策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。

再現論文を添削評価します。よかったらどうぞ下記からお申し込みください。

2024年7月19日金曜日

建設環境 選択科目Ⅲ 生態系の健全性の回復と防災減災に寄与するグリーンインフラ

どんどんいきましょう。「問題解決能力及び課題遂行能力に関する」問題Ⅲ、Ⅲ-1が生態系の健全性の回復、Ⅲ-2防災減災に寄与するグリーンインフラでした。どちらも自然環境系でしたね。選択科目Ⅱのほうは自然環境系色が弱かったとはいえ、選択科目Ⅲのどちらもが自然環境系で来るとは驚きました。わたしのような人間にとってはどちらの問題を選択するのか悩ましいといころです。小躍りしている場合ではありません。

Ⅲ 次の2問題(Ⅲ-1,Ⅲ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(赤色答案用紙に解答問題番号を明記し,答案用紙3枚を用いてまとめよ。)

Ⅲ-1 令和5年3月に策定された「生物多様性国家戦略2023-2030」では,世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」に対応するため,「2050年自然共生社会」及び「2030年ネイチャーポジティブ」の実現に向けた5つの基本戦略を掲げている。「基本戦略の1つに「生態系の健全性の回復」が掲げられており,河川,道路,都市の緑地,海岸,港湾においても,生物の生息・生育地の保全・再生・創出の取組を推進することが必要である。このような状況を踏まえ,以下の問いに答えよ。

(1)生態系の健全性の回復を図るため,河川,道路,都市の緑地,海岸,港湾において生物の生息・生育地の保全・再生・創出の取組を推進するに当たって,多面的な観点から課題を3点抽出し,その内容を観点とともに示せ。

(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する建設分野における複数の解決策を示せ。

(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。

漢那ダム
【沖縄県国頭郡宜野座村】

Ⅲ-2 グリーンインフラとは,グリーンインフラ推進戦略2023(令和5年9月国土交通省)によれば,社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において,自然環境が有する多様な機能を活用し,持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりを進める取組である。我が国においてもグリーンインフラの概念が定着し,産学官の取組が広がりつつあるが,近年,気候変動に伴って水災害等が激甚化・頻発化するなど,グリーンインフラに関連する社会情勢にも大きな変化が生じている。これらの点を踏まえ,以下の問いに答えよ。

(1)防災・減災に寄与するグリーンインフラを一層普及させるとともに,あらゆる場面で実装(ビルトイン)させていくに当たって,取組を実施する技術者としての立場で,多面的な観点から3つの課題を抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,その課題の内容を示せ。

(2)前問(1)で抽出した課題のうち,最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する複数の解決策を示せ。

(3)前問(2)で示したすべての解決策に共通して生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。

再現論文を添削評価します。よかったらどうぞ下記からお申し込みください。

2024年4月15日月曜日

世界初!海藻藻場(&環境配慮型コンクリート)による二酸化炭素の吸収量

まもなく受験申込受付が終了します。本日の消印まで有効です。
多くのかたは無事に郵送したのではないかと思いますが、これからというかたは、添付書類等の漏れなどなきよう抜かりなく。
そして申し込みが済んだらいよいよ筆記試験対策に本腰を入れないとですね。筆記試験まであと3か月です。
わたしの受講生も既にスタートしています。年度末は忙しいからだとは思いますが、受験申込書を今月早々に完成させて皆さん過去問に取組んでいます。それにしても今年はなぜか建設部門、農業部門、森林部門、水産部門、環境部門、総監部門とバラエティに富んでいます。特に建設部門、森林部門、環境部門は複数科目ですから、それは目まぐるしいです。
わたしの専門ではない分野の科目も担当していることで、付け焼刃的に慌てて勉強(というか下調べ)してから添削に臨んでいるわけですが、これがすごく勉強になります。視野が広がる喜びを感じます。いっそ脳みそが直接に喜んでいる状態とでもいいましょうか(笑)。
わたしは本格的に挑んでいるわけではないのでわかった風なことは言えないのですが、この歳になって新ジャンルに挑むのは大変なんでしょうけれども本人としては意外と楽しいのかもしれませんね。憧れます。

かくいう私はご存じの方も多いかもしれませんが、生業は環境調査業の生物調査屋なんです。そして扱う対象の生物群は「海藻」なんです。
就職してからこれまでアセス関連での環境調査で海藻相を調査する仕事が多かったわけですが、ここ3年くらいはだんだんとCO2吸収がらみでの調査も増えてきて、特に国交省がブルーカーボンを掲げるようになってからはこれがあからさまに劇的に増えています(やっていることはこれまでとほぼ同じなんですが)。大学などの研究はなおさらですよね。先日、神戸大学で開催された日本藻類学会に参加してきたのですが、やっぱりブルーカーボンに絡めた研究が多かったですね。研究費がつきやすいんでしょうね。
これらの国を挙げた研究の成果として、今回、世界で初めて海藻藻場によるCO2の吸収量を国連に報告することができたのでしょう。いろんな課題をひとつづつ克服、解決させていったからこそなんだと思います。
引き続き研究の進展に期待したいです(誰目線?)。

そういうわけで、技術士試験という側面からみても、水産部門水産水域環境は当然のこととして、建設部門建設環境や環境部門自然環境保全でも不定期的に問われている「藻場」について、とてもよいトピックだと思います。ぜひチェックしてみてください。なに部門で問われるのかは不明ですがそろそろ問われるんじゃないかと思いますよ。

【沖縄県恩納村】

我が国の沿岸域に生息する海洋植物による二酸化炭素の吸収量(約35万トン)が国連に報告されました
~海藻藻場による二酸化炭素の吸収量の報告は世界初~

令和6年4月12日

 国連気候変動枠組条約の締約国は、毎年4月に各国の温室効果ガス排出・吸収量を国連に報告することとなっています。
 本年4月の報告において、ブルーカーボン生態系※1の一つである海草(うみくさ)藻場及び海藻(かいそう)藻場(以下、藻場)による吸収量を我が国として初めて盛り込みました。このうち、海藻藻場については締約国の中で初めて報告したこととなり、世界初の取組になります。
※1:ブルーカーボンとは藻場や干潟などの海洋生態系に蓄積される炭素のことであり、そうした蓄積作用を有する生態系を「ブルーカーボン生態系」と言います。

○ 国土交通省では、温室効果ガス吸収源の拡大によるカーボンニュートラルの実現への貢献や生物多様性による豊かな海の実現を目指し、ブルーカーボンの活用を推進しています。 

○ 昨年度、国土交通省と国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所は、我が国の沿岸域における藻場の繁茂面積の推計手法を開発しました。 

○ この推計手法に加え、農林水産省が開発した藻場タイプ別の吸収係数も活用して、2022年度の我が国の温室効果ガス排出・吸収量において、藻場による吸収量を合計約35万トンと算定しました。 

○ 本年4月の国連への温室効果ガス排出・吸収量の報告において、我が国として初めて藻場による吸収量を盛り込みました。ブルーカーボンに該当する吸収量を国連に報告している国(先進国でも豪州、米国、英国、マルタの4か国のみ)はありますが、海藻藻場については日本が世界で初めての報告となります。 

○ なお、国土交通省では並行して、グリーンレーザー※2を搭載したドローンを含む、藻場の繁茂面積を高精度かつ効率的に把握・管理するシステムの開発を進めています。
  これにより、現在は捕捉できていない藻場を算定対象とすることができるようになります。引き続き、関係機関と連携し、藻場の繁茂面積及び吸収量の算定手法の高精度化に取り組んでまいります。
※2:水中透過性が高く、藻場の繁茂状況の計測が可能なレーザー

添付資料

報道発表資料(PDF形式:202KB)PDF形式

別紙1 ブルーカーボン生態系について(PDF形式:281KB)PDF形式

別紙2 我が国のブルーカーボン生態系による温室効果ガス排出・吸収量の報告状況(PDF形式:308KB)PDF形式

別紙3 世界におけるブルーカーボンの活用に向けた取組の動向(PDF形式:243KB)PDF形式

別紙4 ブルーカーボン高精度データ把握・管理システムの開発 (PDF形式:324KB)PDF形式


環境省からはさらに詳しい内容が掲載されています。

最後には「環境配慮型コンクリート」についても「世界で初めて吸収量(CO2固定量)を算定した」とあります。


2024年04月12日

2022年度の我が国の温室効果ガス排出・吸収量について

過去最低値を記録し、オントラック(2050年ネットゼロに向けた順調な減少傾向)を継続しました。

代替フロン等4ガス(HFCs・PFCs・SF6・NF3)の排出量は約5,170万トンで、2021年比で1.4%の減少となり、2009年以降初めて減少しました。
なお、HFCsについては、フロン排出抑制法への改正によって使用時漏えい対策が導入されたこと等を踏まえて、排出係数(使用時漏えい率)を見直し、2016年以降に適用しました。

今回の国連への報告では、世界で初めて、ブルーカーボン生態系の一つである海草藻場及び海藻藻場における吸収量を合わせて算定し、合計約35万トンの値を報告しました。
今後は塩性湿地・干潟の算定についても検討を進めます。

また、3類型(4種類)の環境配慮型コンクリートによる吸収量(CO2固定量)を同じく世界で初めて算定し、合計約17トンの値を報告しました。
今後はJクレジット化に向けた検討を進めます。
<補足>
・ 2022年度の我が国の温室効果ガスの排出量は約11億3,500万トンで、2021年度比で2.5%の減少、2013年度比で19.3%の減少となった。 
・ 2021年度からの排出量減少の主な要因は、産業部門、業務その他部門、家庭部門における節電や省エネ努力等の効果が大きく、全体では、エネルギー消費量が減少したことが考えられる。
・ 代替フロン等4ガス(HFCs・PFCs・SF6・NF3)の排出量の減少については、オゾン層保護法に基づく生産量・消費量の規制、フロン排出抑制法に基づく低(地球温暖化係数)冷媒への転換推進、及び機器使用時・廃棄時の排出対策等により、代替フロン(HFCs)の排出量が減少したことが主な要因。
・ 2022年度の森林等からの吸収量は約5,020万トンで、2021年度比6.4%の減少となった。吸収量の減少については、人工林の高齢化による成長の鈍化等が主な要因と考えられる。
・ ブルーカーボンについては、前年度のマングローブ林による吸収量の算定・報告に加え、国土交通省(面積データ)、農林水産省(藻場タイプ別の吸収係数)との連携により、世界で初めて、海草藻場及び海藻藻場の吸収量を合わせて算定・報告した。今後は、塩性湿地・干潟の算定についても検討していく。
・ 環境配慮型コンクリートについては、製造時CO2固定型(CO2-SUICOM)、CO2由来材料使用型(T-eConcrete/Carbon-Recycle、クリーンクリートN)、バイオ炭使用型(SUSMICS-C)の3類型4種類のコンクリートについて、日本建設業連合会等の協力により、科学的な知見やデータ等が整ったため、同じく世界で初めて吸収量(CO2固定量)を算定した。今後は、知見やデータ等が整ったものから随時算定を進めるとともに、策定した算定方法を参考にしつつ、Jクレジット化に向けた検討を進める。

2021年6月16日水曜日

デジタルを前提とした国土の再構築

関東も梅雨入りしたとのニュースがあったので、そうすると沖縄は梅雨明けしたと勝手に思っていたらまだまだ明けていなかったようです。昨日は朝方にかけてかなりの豪雨となり、勤務先周辺では道路も冠水していたようですね。土砂崩れなど大きな被害がないといいのですが。
それでももう間もなく梅雨は明けることでしょう。セミの鳴き声もだんだんと大きくなってきました。コロナで翻弄されていますがこうして季節はきちんと巡っているんですよね。

そして日本技術士会HPにて、令和3年度の技術士第2次試験の試験会場が発表されました。
ということは試験は延期されることなく予定通りの実施となるようです。
気になる沖縄の試験会場はどこになるのか見てみますと、2次試験としてはおそらく初めてになるのかな、ホテルでの開催になるようです。
一昨年だかの1次試験では今回の近くの別のホテルで実施していまして、たまたまそのときは試験監督を務めたのですが、試験監督の座る場所がなんと檀上にしつらえてあって、だだっ広い会場を一望できるその席に座ると、まっさらの白いテーブルクロスが掛かった長机の上に重々しいハンドマイクがそれぞれの監督員の前に置いてありました。まるで野球選手の入団発表とか大作映画の制作発表だかの記者会見のようでした(笑)。会場の隅には結婚披露宴で新郎新婦を介添えするような白手袋着用のポマードでかっちり横分けしたホテルマンが周囲に目を光らせていたのがおかしかったです。ご本人にはそのつもりはまったくなかったと思いますが、カンニングなど不正行為の防止にとても効果があったのではないでしょうか。
静かだし、椅子も大学キャンパスなんかよりも上等だし、受験するひとにとっても、とてもいいと思いますよ。

まもなく試験が始まります
【沖縄県那覇市首里】

ここのところ矢継ぎ早に委員会などでの検討内容が公表されています。国土交通白書のリリース間近だからでしょうか。
今回とりあげるのはデジタル技術を活用した(というより前提とした)2050年を見据えた国土づくりです。
添削論文でも多くのかたが課題やら解決策やらでAIだとかICTだとかを取り上げています。だいたい似たり寄ったりの内容になりがちですが、この資料はさらに具体的なネタが満載なので他の受験生に差をつけることができるエッセンスが得られると思いますよ。
概要版は課題と解決策の方向性がわかりやすくまとめられていますので、論理的な記述にも参考になります。

デジタルを前提とした国土の再構築
~「国土の長期展望」最終とりまとめを公表します~

令和3年6月15日

国土審議会計画推進部会国土の長期展望専門委員会において、2050年を見据えた今後の国土づくりの方向性について検討を行い、結果をとりまとめましたので公表します。

コロナ禍も契機としたデジタル世界の到来は、地理的条件の不利に制約されてきた地方にとっては再生の好機となります。創意工夫によりデジタルとリアルを融合し地域に実装することで、地球環境問題等にも対応しながら、人口減少下であっても安心して暮らし続けられる多彩な地域・国土の構築を目指します。

【とりまとめのポイント】
1.国土づくりの目標 : 「真の豊かさ」を実感できる国土
2.目標実現に向けた三つの視点
(1)ローカルの視点 :「多彩な地域生活圏の形成」
 ・人々の行動範囲(通勤・通学等)である地域生活圏に着目
 ・遠隔医療やテレワークなどデジタル技術も活用することで、以前より少ない10万人前後の人口規模でも圏域の維持が可能(人口減少下で維持していくためには、国等による積極的な支援も必要)
   ⇒これにより大多数の国民が圏域内に含まれ、地域で暮らし続けることが可能に
 ・地域生活圏の実現に向け、住民目線に立って、[1]デジタル化の推進、[2]都市的機能等のリアルの充実、[3]「デジタル×リアル」の暮らしへの実装等の取組を推進(地域全体での果敢な取組が不可欠)
 ・地域生活圏単位で、良好な地域経済循環や分散型エネルギーシステムの構築を推進
 ・地域固有の歴史・文化・自然環境等を活かして、個性ある多彩な地域を全国に形成
(2)グローバルの視点 :「『稼ぐ力』の維持・向上」
<産業基盤の構造転換>
  ・大学等を核としたイノベーションの創出、そのための人材確保
  ・グローバルニッチや農業等の地域発のグローバル産業の育成  等
<大都市のイノベーション>
  ・成長率が低迷する東京等の大都市のデジタル化の徹底、知識集約型産業の集積促進による再生 等
(3)ネットワークの視点 :「情報・交通や人と土地・自然・社会とのつながり」
  ・国土の再構築の前提となる情報通信や交通ネットワークの充実
  ・「地域管理構想」の策定等を通じた地域住民自らによる国土の適正管理の推進
  ・防災・減災・国土強靭化による安全・安心な国土の実現
  ・「2050カーボンニュートラルの実現」に資する国土構造の構築
  ・個々人の価値観を尊重しつつ、支え合い、共感し合う共生社会の構築
3.今後の方向性 : 速やかに新たな国土計画の検討を開始すべき
        (この機を逃さず、具体の施策につながるような実行性のある計画にすべき) 

国交省HP:国土の長期展望専門委員会(※とりまとめ、懇談会の開催状況、資料等を掲載)
(URL)https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s104_choukitennbou01.html

添付資料

報道発表資料(PDF形式)

2020年8月24日月曜日

生物多様性の確保に結び付くみどりのまちづくり

皆さん、お盆はどうでしたか。沖縄は旧暦で行うので今年は来週がお盆なんです。スーパーやショッピングセンターもお盆の準備セールやお中元セールで盛り上がっているんですよ。とはいえ、延長された緊急事態宣言下、不要不急の外出自粛要請が出ているので、例年に比べるとやはりこじんまりとしているように感じます。。。

と言っている間に試験までひと月を切りました。
いよいよラストスパートです。わたしの講座の受講生からの添削依頼も間をおかずバンバン届きます。
試験会場も発表されましたね。
いつもとは違う会場のところが多いと思います。沖縄も広めの会場なのでソーシャルディスタンスがものすごく図られた体制で試験が実施されるのでしょう。楽しみです。

ひと月を切りましたので、これからは新しい知識を仕入れることよりも、これまでに書き溜めた模範解答論文を手書きで回答用紙に記述する訓練に移行することをオススメします。今回は特に12時から18時までの長丁場です。間に30分しか休憩がありません!6時間のうち少なくとも「4時間」は書き続けることになるはずですからそれはもう過酷な状況になると思います。
漢字練習も兼ねた筋トレこそがこれからは大事な試験対策になります。

と書いておきながら、前回に続き、生物多様性とまちづくりをからめたネタをご紹介します。「まちづくり」といえば行政からの一方通行ではうまくいきませんし、維持管理もできません。市民参加型の取り組みが求められています。
皆さんの論文ネタにもみどりのまちづくりの際に生物多様性に絡めたはなしがよくみられますが(さらにはグリーンンインフラに絡めたものもありますね)、これのより具体的なネタ、特に留意点のところで活用できる実践的なレポートになっていますので(軽くでも)一読をオススメします。

カレーの市民
【国立西洋美術館】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
国総研メールサービス No.324 2020817日号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
[2]国総研レポート2020からの紹介
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇国総研資料 第1113
生物多様性の確保に結び付くみどりのまちづくりの実現に向けた市民参加生き
物調査の実践・活用ガイド


―――――――――――――――――――――――――――――――――――

2020年8月5日水曜日

グリーンインフラを活用した持続可能で魅力的な地域づくり

毎回コロナの話題から始まってしまいますが、沖縄も沖縄本島のみならず、さらなる離島の石垣島や宮古島、はては西表島まで感染が拡大してしまいました。拡大することは想定内だったとはいえ、現実になるとちょっと慌ててしまいます。報道でも取り上げられている通り、離島は医療体制がとても脆弱ですからね。
実は昨日今日と本来であれば石垣島での調査を予定していたのですが、さきの台風4号の影響もあって調査が延期になりました。改めて仕切り直しなわけですが、それにしてもこのような状況ではとてもではありませんが離島出張を楽しむことができませんね。いわゆる接待を伴った夜のお店には行きませんが、それでも島の料理や島のお酒を島のお店で島のひとと一緒に島の時間を楽しみたいですよね。それやこれやもいまは我慢なんですかね。来週は宮古島での調査を予定していますがどうなりますか。。。

ちばりよー石垣島!
【石垣港離島ターミナル】

早いもので試験まであとひと月半になりました。コロナ騒動でスケジュールがオカシクなってしまっているひとも多いとは思いますが、腰を上げる最後のチャンスですよ!
夏季調査の本番まっただなかだとは思いますが、試験対策のための時間も捻出して悔いの無いかたちで試験本番を迎えたいですね(←理想です(笑))。
今回取り上げるネタは建設環境分野のいちおしジャンルのグリーンインフラです。頻繁すぎてシツコイかもわかりません(笑)
グリーンインフラはコンクリートによる防災減災のためのハード整備(グレーインフラ)に代わる天然のインフラとして「だけ」じゃなくて、生態系ネットワーク、生物多様性、緑のまちづくりにも絡んでいます。
今回取り上げられている施策は特にこのまちづくりに主眼を置いた事業になっていますのでこれは事業そのものの経過も追っかけてゆきたいですね。
それにしてもわたしの通っていた高校の学区?内にある聖蹟桜ヶ丘駅周辺はいろいろと思い出が詰まっているエリアなんですが、下のイメージ図をみてもまったく面影がなくって戸惑います(笑)

報道・広報

国交省初!グリーンインフラに取り組む地方公共団体の技術支援を実施!
~グリーンインフラを活用した持続可能で魅力的な地域づくりを推進~

令和2年7月31日
○ 令和2年度から新たに開始する「先導的グリーンインフラモデル形成支援」の対象団
  体として、グリーンインフラに取り組む地方公共団体2地域を決定しました。
○ グリーンインフラの基本構想策定から体制づくり、各種計画への反映等、令和3年度
  以降の事業化に向けて専門家を派遣する等の支援を行い、取組を加速します。
※ グリーンインフラとは、社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において、
  自然環境が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力的な国土・都市・地域づくり
  を進める取組です。
※ 本支援では、グリーンインフラを活用した“防災と環境を両立したまちづくり”や“自
  然豊かで賑わいある空間形成”を推進します。

○支援対象

区分1:雨水の貯留・浸透や屋外空間を生かした防災・減災、気候変動への対応


区分2:低未利用地等の活用による、豊かな自然環境・景観の保全、生態系ネットワークの形成

添付資料

報道発表資料(PDF形式)