2018年6月27日水曜日

A評価論文を書くために~1枚30分弱を目安に

試験も間近なのでどんどん行きましょう。
今回は「有限性」を意識する、簡単にいえば時間を意識する、つまりは時間管理についてです。

試験勉強中に論文を作成する際は、時間を気にせず推敲に推敲を重ねていることと思います。しかし本番の試験では時間が決まっています。
お手元の受験票をいまいちど確認してください。
●問題Ⅱ(2時間;解答用紙1枚×2問、解答用紙2枚×1問)
●問題Ⅲ(2時間;解答用紙3枚×1問)

まずは、ご自分の記述スピードを把握してください。
あらかじめ作り込んだ模範解答を模擬答案用紙に手書きで書いてみて、どれくらい時間がかかるのかを把握してください。

ほぼ真っ白のゆし豆腐そば【北谷町字浜川】

●問題Ⅱ
問題Ⅱは2時間で原稿用紙4枚ですから、単純に割ると1枚あたり30分になります。これに書き始める前の推敲(骨子表作成含む)の時間を確保するとなると、1枚あたり25分くらいでは書ききりたいです。
・2枚論文の問題Ⅱ-2の選択とその推敲に5~7分、2枚を50分、見直し1~2分といったところでしょうか。これで合計1時間です。
ちなみに解答する順番は、Ⅱ-2から先にやってください。
最悪でもⅡ-1は残った時間にやっつけで書いても何とかなる率が高いです(逆にⅡ-2は何とかなる率は低いです)。
・1枚論文の問題Ⅱ-1は4問から2問の選択とそれぞれの推敲に、2問で5~7分、1問あたり2~3分くらい、1問あたり25分で計50分、見直しに1分といったところでしょうか。合計で1時間。

●問題Ⅲ
問題Ⅲは2時間で原稿用紙3枚ですから、単純に割ると1枚あたり40分になります。問題Ⅱよりは時間があるようですが、こっちは課題解決過程を試されているので事前の推敲にはじゅうぶんに時間をかけたいですよね。そうなるとやはり1枚あたり30分弱くらいでは書ききりたいです。
・問題Ⅲの選択とその推敲には30分、1枚あたり28分で3枚合計1時間24分、見直しに6分といったところでしょうか。合計で2時間。

どうですか?1枚30分弱くらいでは書きたいですね。
ご自分の記述スピードと大きく差があるようでしたら速度対策もしっかり行ってください。書きやすいシャープペンシルだとかちょっと柔らかめの芯にするとか。

あとは模範解答をひたすら写経するように筆写する、というのもオススメです。
練習するとだんだん早くなります。

さらにキーワードや言い回し、センテンス、骨子パターンを腕が覚えます(頭というよりは体に覚え込ませるイメージで)。

そして漢字練習にもなります。普段、手書きしていないぶん、意外と漢字が書けないものです。試験本番前に重要キーワードや技術用語や行政用語などに慣れ親しんでおきましょう。

それから筋トレにもなります。試験本番でいきなり4時間もの長時間(記述時間は3時間半くらいでしょうか)ひたすら書き続けるわけですから、最後は腕が持ちません。無理やり書いても凄い汚い字、試験官が読めない字になる可能性もあります。時間いっぱい最後までしっかり書ききるためにも筋肉トレーニングは必要です。

さらなる効果としてはアガリ症対策にも有効です。試験本番で真っ白な解答用紙を目の前にしてもアガらないように、普段から記述前の白紙の解答用紙に慣れておくのも精神的にすごく効果があります。

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