ここ沖縄は無事に実施されたのですが、なんと台風19号の影響で東京と神奈川での試験が中止となりました。
試験そのものが中止というのは前代未聞です。
中部地方から関東甲信越は台風による大雨などで河川の氾濫、堤防の決壊などがあり被害は甚大な状況なようです。水害は広範囲にわたって甚大な被害となりますね。決壊の恐れのあるダムの緊急放流も各地で行われました。千葉では突風も発生したり、山間部では土砂崩れもあるなど、実際、試験どころではないようです。建設土木やそのほか社会インフラ関係のかたは災害緊急対応もあると思います。
この試験に向けて真剣に取り組んでおられた方はたいへん気の毒です。1年は短いようで長いですし、1年に1回というのはそれこそとっても貴重な機会ですから。
慰めにはならないとは思いますが、技術士は結局のところ2次試験に合格しないと意味がありません。この1年の経験を加算して1次試験をクリアしたあとそのまま2次試験に臨んでください。ぜったいに無駄にはなりませんし、足踏みにもならない可能性もあります。落ち着いてから来年の試験に向けて頑張ってください。
今回も試験監督として参加したのですが、昨年に比べて沖縄会場は欠席が少なかったように思います。さらに午前の専門科目、午後の適性科目と基礎科目、と後半に行くにしがたいこれまでは諦めるひとがいるのですが、沖縄会場では中途の脱落がひとりもいませんでした。これは嬉しかったですね。
また試験会場がいつもの大学の教室ではなく、ホテルの宴会場での開催でした。シャンデリアの下、まるでプロ球団入団会見とか芸能人の結婚披露記者会見のような雰囲気でしたが、なんとか無事に試験を終えることができました。
とにもかくにも1週間後の10月21日(月)に正答が発表されると思いますから、答え合わせをして、手ごたえのあるひと、そして4年の業務経験をすでにお持ちのかたは、来年の2次試験に向けてスタートするのがいいと思いますよ。
勉強癖がついている今、続けてポンポーンと行っちゃってください。わたしの身近なひとも1次試験合格の翌年に2次試験を受験してそのまま合格したひとがいます。決して夢物語ではありません。
ただし来年はオリンピックがあるので7月ではない可能性がありますが、例年の7月開催だとすると実質的にはあと8か月ちょっとしかありませんからしっかり準備は進めておいてください。
わたしも2次試験を受験するかたを応援、というかお手伝いしています。
令和2年度技術士試験 添削講座
次は2次試験です
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