2012年8月7日火曜日

筆記試験、おつかれさまでした

大変ご無沙汰でした。
前回更新から筆記試験日(8/5)まで、怒涛の(というほどでもないんですが)添削依頼、自分の総監対策の追い込み、そしてなによりロンドンオリンピック!の関係で、ブログの更新をサボってしまいました。

ともあれ受験された皆さん、大変お疲れさまでした。

まずは試験の総括、というか感想から。。。。。。

道は続く【北大東島】

Ⅱ-1
 東日本大震災を契機として,あらためて防災・減災対策のあり方が議論されている。
建設部門に携わる技術者として,我が国の防災・減災に向けた社会基盤の整備における課題3つ挙げ,その内容を説明せよ
 また,それらの課題に対し,防災・減災に向けた今後の社会基盤の整備を具体的にどのように進めていくべきかあなたの意見を述べよ

Ⅱ-2
 地球環境問題への対応として,(1)低炭素社会の実現,(2)自然共生社会の実現・生物多様性の保全,(3)循環型社会の形成が求められている。
 我が国の最近の社会情勢の変化も踏まえ地球環境問題に対し,建設分野として取り組むべき課題を上記3つの視点からそれぞれ挙げその内容を説明せよ
 また,前記のそれぞれの課題に対して,解決に向けたあなたの意見を述べよ


「防災減災」は大方の予想通りでしたね。
わたしがアドバイスしているSUKIYAKI塾筆記試験対策講座受講生のかたたちやそのほか知り合いのひとたちの多くも取り組んでいたネタでしたのでまずは安堵。

でも、「建設環境」の技術者を自認するひとならば、もういっこのⅡ-2にチャレンジしたかたもいらっしゃるかもしれません。
こっちで書けたら言うまでもなく、かなり有利だと思います(しかし午後の問題と被っちゃったですね)。

そして予想していた建設業界モノは出題されませんでした。どうもすみませんでした。

次にAグループですが。。。。。

わたしの予想していた「改正アセス法」が出なかったこと、
大変申し訳ありませんでした。

これはかなり自信喪失ぎみです。。。
しかしこうなればきっと口頭試験のときに突っ込んで訊かれることと思います。
決して準備を怠らないようにしてください。

それにしても建設リサイクル(建設だけじゃないけど)が復活し、それもAグループ問題で来るとは、これぞまさにサプライズでした。

Ⅰ-1
 建設分野においては従来から建設リサイクルの推進,環境物品の調達等の取り組みを進めてきている。
 しかし,社会資本投資の減少等に伴い,これらのリサイクル材の受入も困難になってきている。
 一方で,産業活動に伴って発生する鉄鋼スラグ等産業副産物の有効利用を図るための新たな技術開発や資材としての用途の拡大が進められている。
(1)このような状況の中で,建設分野においてリサイクルを推進する上での課題を3つ挙げ,その内容を説明せよ
(2)それらの課題のうち1つを選び,その課題にどのように取り組むべきか述べよ

Ⅰ-2
 建設事業での生物多様性の保全を図る取組について,以下の問いに答えよ。
(1)建設事業(道路,河川,港湾等)を1つ挙げ,当該事業の特性を踏まえて生物多様性の保全を図る上で掲げるべき目標を2つ述べよ
(2)(1)で掲げた2つの目標の実現に向けた具体的な取組と課題について,3つ挙げ説明せよ



Bグループはほぼ順当な出題でしたが、わたしの専門である「沿岸域」が去年に引き続き出題されなかったことも大変ショックでした。
一応、港湾「及びその周辺」に含まれると解釈できはするのですが、やっぱり文字として「沿岸域」という漢字がないのはショックです。
震災もあったし今年は出るかと思っていたのですが。。。。
社会的ニーズはないわけないと思うんですが、なんで河川が2つもでてるんでしょうかねえ。。。まぁ水質浄化ということなんでしょうけれども。
でも、わたしがアドバイスしていた受講生はみんな河川のひとたちなので、これについても安堵した部分もなくはないですけど。

予想を外しまくり、サプライズ的な問題ばっかりだったじゃないか!と問題を見た瞬間はそう思ったわけですが、試験から数日を経てちょっと冷静に振り返ってみると、そんなには意外ではなかったですね、建設環境ズバリそのもの、ともいえる出題だったのではないでしょうか。

わたしの予想能力が今回はまったくピントはずれの的外れだったわけで、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

最後にひとこと。
長い忍耐生活からようやく解放されたことだとは思うわけですが、技術士になりたいと強く思うのであれば、筆記論文が書けたひとはもちろんのこと、書けなかったと考えているひとも、まずは復元論文を作成してください。
休むのはそれからです。

ダメだったと思っていても、(いつか)技術士になるぞ!と思っているのであれば、諦めずにもう少しだけ力を振り絞って頑張ってください!


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