ブログへのアクセス数をみると受験申込締め切り前をピークにだいぶ落ち着いてきました。
皆さんほっと一安心しているところなのでしょうか。
しかしまとまった時間がとれるこの連休にこそ、普段の隙間時間を利用した勉強とはアプローチを変えて、これから2カ月後に迎える試験本番に向けた作戦(というかスケジュール)をしっかりと練りあげ、浮かび上がった重要課題から優先的に取り組むべきだと思います。
わたしもこのGWは自宅の片づけや友人らとの遊びに興じつつ、試験関係では担当している受験生の論文の添削をはじめ、今月末に開催する筆記試験対策セミナーのテキスト(というか資料)を作るべくPCに向かっています。そこであらためて自分の専門分野以外も含めた建設環境の全体を俯瞰的に眺めてみているところなんです。
SUKIYAKI塾沖縄でいごの会主催の筆記試験対策セミナー
筆記試験では自分の専門分野以外のことについても選択して回答しないといけないことになると思います。
その対策として(特に初めて試験に挑戦するひとによくみられますが)国土交通白書を第1章から読み始めるひとがいます。
でも実際のところ白書を漫然と眺めてみてもちっとも頭に入らないんじゃないでしょうか。
白書もいいですが、国土交通省のHPに国交省が重点的に推進すべき環境政策についてまとめられている箇所がありますのでまずはそこを参考に「建設環境」の全体像をイメージするとイイと思います。
ひとつひとつの政策についての記述は詳しくないものも多いですがジャンル全体としてどういった項目があるのかを把握できますし、興味のあるジャンルはそこからさらに深堀して整理してゆくといつのまにか全体を身に着けることができると思います。
ブログでも建設環境とは、などの話題をたびたび取り上げていますが、建設部門の試験官(の多く)が所属する国土交通省は環境分野に対してどのような政策を掲げているのか、ここでいまいちどおさらいしておきましょう。
選択Ⅱ(特にⅡ-1)やⅢはこれらの分野から出題されるわけですから、キーワードのほか、どんな課題があってどのような方向性で解決を図ろうと考えているのか、を気にしながらチェックしてください。
政策に沿ったストーリーで論文を書くのが無難です。
ゼロからオリジナルの回答を書ききる時間はないですよ。
ハマダイコン【静岡県南伊豆町 逢ヶ浜】
重点的に推進すべき環境政策の分野
○京都議定書の目標達成に向けた取組
○負の遺産の一掃と健全な国土に向けた取組
○地球環境時代の技術開発・国際貢献
環境に配慮したまちづくり・公共交通
自動車単体対策
交通流対策
物流の効率化
住宅・建築物の省エネ性能の向上
下水道施設における対策
温室効果ガス吸収源対策
新エネルギー・新技術の活用等による先導的取組水質汚染対策
大気質対策・騒音対策
ヒートアイランド対策
水循環系の再構築
自然共生と生物多様性の保全
海洋・沿岸域環境の保全・再生
環境に配慮した事業計画・実施技術開発の推進・支援
調査・観測・分析・情報提供の推進
交通分野の国際貢献
水分野の国際貢献
海洋・沿岸域分野の国際貢献○温暖化に対応した社会の骨格づくり
○環境を優先した選択の支援・促進
低炭素型の都市・地域づくり
低炭素型の交通・物流システムの構築
気候変動への適応策ライフスタイル・ビジネススタイルの変革
循環型の経済社会システムの構築
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