環境アセス法改正からはや5年。実施上の課題とその対応が整理され、その報告書(案)についてパブリックコメントが始まりました。
報告書(案)には、環境アセスの流れに沿ったそれぞれの段階ごとの課題(とその対応)が整理されています。
基本的事項に関する課題及び必要な対応
1.計画段階配慮事項の選定(複数案の設定、配慮事項の選定、工事の実施に係る配慮事項の選定)
2.計画段階意見聴取指針(配慮書手続における意見聴取の期間)
3.環境影響評価項目等選定指針(環境影響評価項目及び手法の選定、ティアリングによるメリハリのある環境影響評価項目及び手法の選定、専門家等からの助言)
4.環境保全措置指針(「ベスト追求型」の評価及び環境保全措置)
5.報告書作成指針(事後調査及び報告書の記載内容)
環境影響評価制度の円滑な実施(に向けた検討事項)
(1)より上位の計画段階における環境影響評価の導入について
(2)配慮書の位置づけについて
(3)法の対象事業種の見直しについて
(4)法対象の規模要件未満の事業等の扱い及び簡易アセスについて
(5)情報交流の拡充について
(6)環境影響評価手続の再実施等について
(7)特定環境影響評価の取扱いについて
(8)累積的影響、複合的影響の取扱いについて
(9)環境保全の配慮についての審査結果の取扱いについて
(10)環境影響評価の技術手法等に関する情報収集等について
建設環境でも特に選択科目Ⅱで頻出の環境アセスです。
今後、問題解決・課題解決方面で出題されたら使える話題(課題とその対応策)が豊富です。
ぜひ斜め読みでも結構ですのでチェックしておいてください。
ウガン(御願)の島 大神島
報道発表資料
環境影響評価法に基づく基本的事項に関する技術検討委員会報告書(案)に対する意見募集(パブリックコメント)について
「環境影響評価法に基づく基本的事項に関する技術検討委員会報告書(案)」について、広く国民の皆様から御意見をお聴きするため、平成30年9月25日(火)から10月24日(水)までの間、パブリックコメントを実施いたします。
1.経緯
環境影響評価法に基づき、環境大臣は、環境影響評価の実施の基本となる考え方を「基本的事項」として公表することとされています。この「基本的事項」は、5年ごとを目途にその内容全般を点検し、その点検結果を公表することとされており、前回の改正から5年を経過したことから、点検を行う必要があります。
環境省では、この点検を行うに当たって、有識者からなる「環境影響評価法に基づく基本的事項に関する技術検討委員会」を平成30年6月に設置し議論を重ねてきたところです。
今般、本委員会の報告書(案)が取りまとめられたことから、本案について、広く国民の皆様からの御意見をお聴きするため、パブリックコメントを実施いたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿