ロングトレイルの維持管理・運営システム構築にむけたあり方検討に向けた公開懇談会「今、長く歩く、ということ」の開催について
1.経緯
ロングトレイル(長距離自然歩道)は、昭和45年に設定が開始され、現在その総延長は約28,000㎞に及んでいます。東北地方沿岸部においては、「東日本大震災からの復興の基本方針」に基づき「みちのく潮風トレイル」の整備を進め、令和元年に総延長1,025kmの全線開通に至りました。一方で、長距離自然歩道の歴史は50年を超え、一部の路線においては施設の老朽化や維持管理の担い手不足等による路線の維持、運営面での課題に直面しています。
そのような状況の中、令和2年の新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、身近な自然の価値に対する認識及び健康志向が高まるなど、人々の価値観やライフスタイルに変化が起きつつあります。ロングトレイルは、利用者にとって心身の健康にも通じるものであると同時に、地域社会にとっても地域循環共生圏を構成する重要な一要素になり得るものとなっています。
以上のことから、日本の長大なトレイルにおいて快適かつ安全なトレイルの利用に必要なサービスの提供を持続的に行うため、近年の社会情勢を踏まえつつ次の50年を見据えて、令和3年に構想発案から100年を迎えたアパラチアン・トレイル等の海外の先進事例も参考としながら、地域社会におけるロングトレイルの望ましい姿、位置付け及び構想、整備、維持管理、運営、利用のあり方等を検討するため、令和4年3月5日(土)に、多様な立場でロングトレイルに関わられている有識者による公開懇談会を開催します。
2.開催内容
(1)概要
日 時 :令和4年3月5日(土)14:00~17:00
場 所 :YouTube配信によるオンライン開催
(URL:https://youtu.be/czw_EfkK0fs)
主 催 :環境省
参加費 :無料・事前申込み不要
(2)プログラム(予定)
・主催者挨拶
・基調講演:いであ株式会社 国土環境研究所 生物多様性センター長 神田 修二 氏
「長距離自然歩道の変遷」
・話題提供:一般社団法人トレイルブレイズハイキング研究所 長谷川 晋 氏
「長く歩く旅ということ」
・懇談
テーマ:ロングトレイルの構想、整備、運営について/ロングトレイルの利用実態について
登壇者:トレイル研究家 勝俣 隆 氏
いであ株式会社 国土環境研究所 生物多様性センター長 神田 修二 氏
北海道大学 国際広報メディア・観光学院 教授
NPO法人信越トレイルクラブ 代表理事 木村 宏 氏
一般社団法人田辺市熊野ツーリズムビューロー 会長 多田 稔子 氏
株式会社ハイランドデザイン 土屋 智哉 氏
The Japan Travel Company 株式会社 取締役 ポール・クリスティ 氏
(4)当日の取材について
公開懇談会の取材に関しては、事前登録にご協力をお願いいたします。
令和4年3月4日(金)17:00までに、氏名、会社名、役職名、連絡先(TEL、電子メールアドレス)を、下記取材登録先に電子メール又はFAXで御登録ください。
・取材登録先
一般社団法人トレイルブレイズハイキング研究所
担当:地現
TEL:03-3560-2046 FAX::03-3560-2047
E-mail:admin@trailblaze-hi.org
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