2022年4月16日土曜日

アメリカザリガニ対策関係資料

台風1号が小笠原を直撃しましたね。全島停電とのことですが、そのほかの被害状況は伝わってきませんけれども大丈夫でしょうか。
過去には小笠原在住の受講生もいらっしゃいましたし、いま現在取り組んでいる筆記試験の論文添削でもやっぱり皆さん昨年度試験のⅢ‐2風水害を取り上げるかたがとっても多く、今月はこのテーマばっかりいろんな角度で眺めることが多いもんですから、そんなタイミングで早くも風水害を引き起こす台風が直撃しているのでとても気になっています。
沖縄にいるわたしも台風1号の影響で海が荒れたので今日の現場は中止になり、その空いた時間でブログをアップしています。いろんな影響、波及効果があるものです。

ところで受験する皆さんは無事に受験申込書を投函されましたか?
明後日18日(月)の受付締め切りを目前に、最後の総仕上げの真っ最中でしょうか。
わたしの講座の受講生の皆さんはほぼ出し終え、最後のかたも今日には郵送するとのことです。皆さんなんとかカタチになってわたしも安堵しているところです。

。。。と言いたいところですが、わたしの職場のひとはなぜか今頃になって初めて相談にくるひとが何人かいて、慌てて見ているところです。
初受験なので何もわからなかったんでしょうね。受験することを知らなかったのでわたしも前もってアドバイスすることができなかったのですが、いまさらながらのアナウンス不足を悔やんでいます。そもそも受験科目もいまいち合致していないようなところもあるので明後日までに仕上げるのはなかなか大変ですね。でもみんなが乗り越えなければならない壁でもあるので、ここは頑張って頭をフル回転させて自分のこれまでの経歴と技術士に相応しい業務(課題解決)を洗い出せるよう応援しています。

さて、受験申込書の提出が終わった方は、いよいよ技術士試験の一大イベント筆記試験対策ですね。
なんだかんだいっても筆記試験は合格率15%(くらいでしたっけ?)、この難関を乗り越えるとほぼ技術士合格が見えてくるわけですから、これから3か月弱というとても短い期間ではありますがしっかり集中して取り組んでください!

わたしの講座でもさ来週から筆記試験論文添削コースの短期コースを受け付けます。よかったら応募フォームよりお申し込みください。

今回とりあげるのは、ここのところニュースを賑わせているアメリカザリガニの対策についてのものです。
現場の専門家や水辺管理者を対象とした対策の手引き、さらには子ども向けの学校教材、そして地域の一般のひと向けの普及啓発動画が環境省からリリースされました。
ここまで繰り返し報道されるのをみると、今度の筆記試験では環境部門自然環境保全でアメリカザリガニ対策について出題されるような気がしてなりません。建設環境のほうでもアメリカザリガニそのものについては問われないと思いますが、外来種対策については定期的に出題されていますので今回の資料を踏まえたネタを記述すると評価が上がるんじゃないかと思います。
ぜひチェックしてみてください。

一滴でもダメ!
アメリカ海兵隊キャンプシュワブのゲート近く
【沖縄県名護市辺野古】

報道発表資料
令和4年4月14日
自然環境
この記事を印刷

アメリカザリガニ対策関係資料(手引き、教材、動画)の公表について

アメリカザリガニについては、生態系に重大な被害を及ぼすことが近年明らかとなっており、その対策が急がれています。
環境省外来生物対策室では、アメリカザリガニの対策のために「アメリカザリガニ対策の手引き」、学校教育用教材、普及啓発用動画を作成しました。
今国会に本種を規制対象とするための外来生物法改正案が提出されています。それと並行して、今回公表した資料を活用して、地方公共団体や民間団体、学校などによる各地での本来の水辺の生態系の保全・再生、教育や普及啓発を促進していきます。

背景と資料作成の経緯

アメリカザリガニはとても身近な生き物ですが、近年は水辺の生態系に対して非常に大きな影響を与えていることが明らかになっています。現時点において、外来生物法の特定外来生物には指定されていませんが、対策が急がれています。

アメリカザリガニは生態系被害の影響の大きさから、2015 年3月に環境省及び農林水産省が作成した「生態系被害防止外来種リスト」において、「緊急対策外来種」に位置づけられました。環境省では令和元年より、アメリカザリガニについて、文献情報の整理や聞き取り調査、専門家を交えたアメリカザリガニ対策検討ワーキンググループ(※)の開催などを行っています。また、今国会に本種を外来生物法規制対象とするための外来生物法改正案が提出されています。

このたび、これらの取組の中で得られた最新の科学的知見や専門家等へのヒアリング結果を集約し、アメリカザリガニの対策のために「アメリカザリガニ対策の手引き」、学校教育用教材、普及啓発用動画を作成しました。

※アメリカザリガニ対策検討ワーキンググループ委員(令和3年度時点)

片岡友美 認定 NPO 法人生態工房理事

苅部治紀 神奈川県立生命の星・地球博物館主任学芸員

砂川光朗 日本甲殻類学会会員

高橋清孝 NPO法人シナイモツゴ郷の会理事長

中井克樹 滋賀県立琵琶湖博物館研究部専門学芸員

中田和義 岡山大学学術研究院環境生命科学学域応用生態学分野教授

西川潮  金沢大学環日本海域環境研究センター准教授

藤本泰文 公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団主任研究員

石川県石川県金沢市のシャープゲンゴロウモドキの生息していた池

植生は消失し、茶色く濁っている。シャープゲンゴロウモドキは絶滅し、他の水生生物もほとんど確認されなくなった。写真提供:西原昇吾氏(中央大学)

作成の狙い

1. アメリカザリガニ対策の手引き

地方公共団体や民間団体などによる各地での本来の水辺の生態系の保全・再生を促進させていくことを目的に作成しました。

2. 学校教育用教材

アメリカザリガニが学校教育の場で使われる場面があること、アメリカザリガニを飼育する方で最も多いのが小学生であることから、学校教育でアメリカザリガニについて学んでもらうための教材を作成しました。

3. 普及啓発用動画

多くの方はアメリカザリガニを身近な生き物という認識であると考えられ、アメリカザリガニが我が国本来の水辺の生態系に非常に大きな影響を与えていることを広く認識いただく必要があることから、一般向けと児童向けの普及啓発用動画を作成しました。

アメリカザリガニ対策関係資料(手引き、教材、動画)の概要

1. アメリカザリガニ対策の手引き

第1章 アメリカザリガニ対策の考え方

アメリカザリガニによる生態系や農業への影響、アメリカザリガニを飼育する場合の基本的な考え方など、防除対策に取り組む前に背景として理解しておきたい基礎情報を整理しています。

第2章 防除実施計画策定の考え方

防除を進めて行くための計画作りにあたっての基本的な考え方、検討すべき事項やその参考となる情報を整理しています。

第3章 効率的な防除の実施

具体的な防除の手法や、捕獲したアメリカザリガニの記録や分析方法について解説しています。

手引きの表紙

2. 学校教育用教材

  • 外来生物問題と親和性の高い教科及び学年と学習・指導のポイント一覧

外来生物問題を取り扱う際に親和性の高い学年・教科を学習指導要領からピックアップし、学校教員が外来生物問題を授業で取り扱う際の指導のポイントや、授業の副教材を作成する際のポイントを整理しています。

  • 学校教育教材サンプル(1・2年生用、3・4年生用)

アメリカザリガニを飼育する機会の多い小学校低学年、中学年に対して、教員自身がオリジナルの副教材を作成する際の参考例として、作成しました。そのまま授業や自主学習等で活用いただくことも可能です。

  • 教員用ガイド

「学校教育教材サンプル」を用いた授業を行う際の授業の進め方の例などをまとめています。

3. 普及啓発用動画

アメリカザリガニに関する現状と課題、ご協力をお願いしたいことについて、一般向けと児童向けにそれぞれ動画を作成しました。

アメリカザリガニ対策関係資料(手引き、教材、動画)の入手方法

関係資料は以下から入手できますので、自由に御活用ください。

1. 手引き

アメリカザリガニ対策の手引き

また、環境省HP「日本の外来種対策」にて公表します。下記のサイト内「減らすことできるの?」の項目を御覧ください。

https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/amezari.html

2. 学校教育用教材

環境省HP「日本の外来種対策」の以下のページにて公表します。

https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/tool.html

3. 普及啓発用動画

入れない!捨てない!拡げない! STOP!アメリカザリガニ(一般向け)

入れない!捨てない!拡げない! STOP!アメリカザリガニ(児童向け)

また、環境省HP「日本の外来種対策」の以下のページにて公表します。

https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/tool.html

0 件のコメント:

コメントを投稿