オオズワイガニが大量発生だとかビンナガが豊漁だとか、水産分野のニュースが連日にぎわっていますね。自然の恵みを享受する我々としては良いも悪いも振り回されてしまうのはある面で仕方のないことかもしれません。
昨日は環境白書をご案内しましたが、それよりもだいぶ前に水産白書がリリースされていました。
令和4年3月に出た新たな水産基本計画では、水産物の持続的な発展に向けて横断的に推進すべき施策として、
●スマート水産技術の活用
●カーボンニュートラルへの対応
●新型コロナウイルス感染症対策
●東日本大震災からの復興
●水産物の自給率目標
が挙げられていました。
このうちこれまでドストライクに必須科目Ⅰで出題がないのが「新型コロナ感染症対策」と「水産物の自給率目標」です。今回の白書のテーマ「食料安全保障」って、水産物の自給率目標にも通じるテーマですよね。
とはいえ、来月の筆記試験は「新たな水産基本計画」から出題されると思います。今回の水産白書のテーマは来年度の試験で問われるテーマになるかもしれません。
余力のあるかたはチェックして、余裕のあるかたはどんなテーマで出ても、この白書のキーワードや考え方を盛り込んだ回答にすると試験官ウケが良いかもしれません。
東京駅
【東京都千代田区】
令和4年度水産白書を本日公表
令和5年6月2日
水産庁
水産庁
~特集テーマは「我が国の水産業における食料安全保障」~
本日、令和4年度水産白書が閣議決定されました。
今回の白書では、「我が国の水産業における食料安全保障」を特集として取り上げています。また、水産物の消費拡大に向けた「さかなの日」の制定をはじめ、我が国の水産業をめぐる動きを紹介しています。
この白書を通して、広く国民の皆様にご関心を持っていただき、我が国の水産業について理解してもらうことを目指しています。
1.令和4年度水産白書の概要
水産白書は、水産基本法に基づき、政府が毎年、国会に報告しているものです。
「令和4年度水産白書」では、ロシアによるウクライナの侵略等によって輸入水産物や燃油、配合飼料等の価格の高騰など、我が国水産業に大きな影響が生じたことから、「我が国の水産業における食料安全保障」を特集として取り上げ、ロシア・ウクライナ情勢による我が国水産業への影響と対策、水産業の食料安全保障に向けた取組について記述しています。
「令和4年度水産白書」は、以下のURLで御覧になれます。
「令和4年度水産白書」では、ロシアによるウクライナの侵略等によって輸入水産物や燃油、配合飼料等の価格の高騰など、我が国水産業に大きな影響が生じたことから、「我が国の水産業における食料安全保障」を特集として取り上げ、ロシア・ウクライナ情勢による我が国水産業への影響と対策、水産業の食料安全保障に向けた取組について記述しています。
「令和4年度水産白書」は、以下のURLで御覧になれます。
2.内容のポイント
令和4年度水産の動向
(特集) 我が国の水産業における食料安全保障ロシアのウクライナ侵略による我が国水産業への影響とその対応について記述。
-国際情勢の影響を受けた水産物輸入の動向
-輸入水産物及び燃油・養殖用配合飼料等生産資材の高騰とそれらへの対応
-北西太平洋での我が国漁業におけるロシアとの関係等
-加工原料の転換等の構造転換対策等水産業の食料安全保障の強化に向けた取組等
第1章 我が国の水産物の需給・消費をめぐる動き
水産物需給・消費・貿易の動向等について記述
第2章 我が国の水産業をめぐる動き
漁業・養殖業の国内生産・経営・就業者の動向、水産物の流通・加工の動向等について記述
第3章 水産資源及び漁場環境をめぐる動き
我が国の資源管理、実効性ある資源管理のための取組、漁場環境をめぐる動き等について記述
第4章 水産業をめぐる国際情勢
世界の漁業・養殖業生産、世界の水産物貿易と国際情勢、国際的な資源管理等について記述
第5章 安全で活力ある漁村づくり
漁港の現状と役割、安心して暮らせる安全な漁村づくり、漁村の活性化について記述
第6章 東日本大震災からの復興
水産業における復旧・復興の状況、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響への対応について記述
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