2020年9月23日水曜日

建設環境 選択科目Ⅱ-2-1 公有水面埋立事業のアセス(方法書以降の手続)

つづいて「選択科目」に関する応用能力について試される選択科目Ⅱ-2です。
これまでどおり2つのうち1つは環境アセスでしたね。王道の第1種事業、それも海域限定でした。これまで陸域のアセスに限定した出題ばかりでしたので海の調査を専門とするわたしにとっては嬉しい出題でした。沖縄の身近な知り合いの皆さんは迷わずこっちを選んだんじゃないかと思います。
もういっこの災害復旧対策計画もこのブログで取り上げていたものですよね。県外受講生の皆さんはこの災害復旧対策計画のほうを選んだのかな。でも準備していたのはアセスでしょうからやっぱりこっちを選択したひとが多かったかもしれません。

Ⅱ-2 次の2設問(Ⅱ-2-1,Ⅱ-2-2)のうち1設問を選び解答せよ。(青色の答案用紙に解答設問番号を明記し,答案用紙2枚を用いてまとめよ。)

Ⅱ-2-1 環境影響評価法に定める第一種事業に当たる海域の公有水面埋立事業が計画されている。対象事業実施区域近傍には,自然干潟や藻場が存在しているものとする。
本事業における工事の実施,及び埋立地の存在に係る環境影響評価について,方法書以降の手続に係る環境への影響に関する調査・予測及び保全措置の検討を担当責任者として進めるに当たり,以下の問いに答えよ。

(1)この事業が干潟・藻場に与える環境影響に関して,調査,検討すべき事項とその内容について説明せよ。

(2)方法書以降の手続に沿って業務を進める手順について,留意すべき点,工夫を要する点を含めて述べよ。

(3)業務を効率的,効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

しおざきタウン【沖縄県糸満市】

関連する業務を実施したことがあるひとはもちろん、アセスではなくとも埋申に係る環境調査を経験したことがあるひと、直接関わっていなくとも類似業務を見聞きしたことがあるひとは、「環境影響評価の手続さえしっかり頭に入っていたら」スラスラ素直に書けたのではないでしょうか。わたしの専門分野すぎるためか、これ以上のコメントが出てきません(笑)

それから、注目していた問いの文言、

(1)○○に関して,調査,検討すべき事項とその内容について説明せよ。
(2)○○を進める手順について,留意すべき点,工夫を要する点を含めて述べよ。
(3)○○を効率的,効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

ですが、Ⅱ-2-1も2もどちらもまったく同じでしたね。さらに昨年度試験とも同じでした。おそらく全部門全科目ともほぼ共通だったのではないでしょうか。今後もしばらくはテーマだけ変わって問いの文言はこのまま行くんでしょうかね。対策しやすい反面、なんだか面白みがないわけですが。

0 件のコメント:

コメントを投稿