2021年10月14日木曜日

インフラ長寿命化計画(行動計画)のフォローアップ結果

緊急事態宣言が解除され、街や道路には活気が戻ってきているように感じます。週末になると郊外のショッピングモールは以前に比べてだいぶ家族連れが多くなっているようでした。幹線道路なんかでもレンタカーをよく見かけますので観光客も増えてきているのでしょうね。ただ、夜間は(わたしは)まだ出歩いていないので、特に繁華街なんかはどうなっているんでしょうか、気になります。

ここのところ幸いなことに大きな自然災害は発生していないのですが、気になるニュースとしては千葉あたりでは地震とそれによる電車の脱線、水道管の損傷や破裂だとかもありました。
水道といえば和歌山では水道橋が崩落しました。崩落の瞬間の映像はなかなかに衝撃的でした。その後1週間近くも断水になってしまい、日常の生活はもちろん、観光業含む経済活動にもたいへんな影響が出ています。
和歌山の場合は崩落の原因が老朽化とは限らないようではありますが、いずれにしても水道インフラの維持管理はインフラ長寿命化のなかでもメインテーマでもあります。上下水道部門の来年度試験はこのあたり必出でしょうね。建設部門ももちろんインフラ維持管理という大きなくくりでは関連しますのでこういったニュースに注目する必要があります。

建設部門の重要テーマに「インフラ長寿命化(行動計画)」があります。この行動計画の取組状況がこのたび取りまとめられました。6月には第2次行動計画も発表されましたよね。
来年の試験対策としてはこの2次計画のほうが重要ですが、今回のこの1次計画の取組状況についても触れることができるとより現場に近い実務者アピール、問題意識が高い技術者アピールができると思います。時間があるときに眺めてみてください。

【福岡県北九州市 門司港】

国土交通省のインフラ長寿命化に関する取組状況を取りまとめました
~インフラ長寿命化計画(行動計画)のフォローアップ結果(令和2年度末時点)~

令和3年10月13日

国土交通省では、平成26年5月に「国土交通省インフラ長寿命化計画(行動計画)」(計画期間:平成26年度~令和2年度)を策定し、管理・所管するインフラの戦略的な維持管理・更新に向けた取組を推進してきました。

この度、令和2年度末時点の取組状況を取りまとめましたので、お知らせいたします。

【ポイント】

1.個別施設計画の策定状況(P9、P10)

政府の方針に基づき策定することとしている個別施設計画※1は、7分野において計画の策定が完了しました。

一方、6分野※2では未策定の施設が残っており、早期の策定完了に向けた取組を引き続き促進してまいります。

※1

 インフラ長寿命化行動計画に基づき、点検・診断等の結果を踏まえ、個別施設毎の具体の対応方針を定める計画。個別施設計画を核として、点検・診断、修繕・更新、情報の記録・活用といったメンテナンスサイクルを構築する。

※2

 道路、ダム、海岸、港湾、公園、住宅。

2.点検・修繕の実施状況、地方公共団体への支援等(P4~P6、P35~P55)

定期点検サイクルに基づき、施設点検を順調に実施しています。また、点検結果に応じて修繕等を実施していく必要がありますが、未完了・未着手の施設もあり、これらの施設に対して早急な措置を行う必要があります。

国土交通省では、国が管理する施設のインフラ老朽化対策に取り組むとともに、地方公共団体等がインフラ老朽化対策を適切に実施していくため、引き続き支援に取り組みます。

詳細は、以下のホームページに掲載しています。

http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/maintenance/03activity/03_01_03.html

本年6月18日に、令和3年度から令和7年度までを計画期間とする第2次の「国土交通省インフラ長寿命化計画(行動計画)」を策定しました。インフラメンテナンスの取組を更に充実・深化させ、持続可能なインフラメンテナンスの実現を目指してまいります。

http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/maintenance/03activity/03_01_03.html

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