昨日は合格発表がありましたが、その前の晩は我が家周辺では大変な豪雨でした。線状降水帯、実に初めての経験です。いつまでたっても収まらない強い雨(時間70mm)、これが3時間くらい続きましたかね、もっとでしたかね。雷も閃光とともにバンバン落ちまくり、天変地異とはこのことかと思いました。近くの側溝合流ポイントからはあふれた水が高さ1mくらい吹き上がっていました。台風には慣れているのですが線状降水帯はまた全然違いますね。これまで経験したことがない事態に巻き込まれるのは寄る辺ないといいますか、ホントに不安極まりないですね。
幸い我が家、そして周辺とも大事には至らなかったのでヨカッタですが、朝になり窓を開けると、川をはさんで向こう側の斜面がごっそり崩れていました。。。。もともと毎年崩れる場所なので民家などもないのですが、これだけの規模がいっぺんに崩れるのはここに住み始めて初めてのことです。近くにお住まいのかたが新聞の取材を受けていて、50年住んでいるけどこんなのみたことない、との証言が掲載されていました。まさにいわゆる50年に一度、いや100年に一度のレベルだったのでしょう。雨雲レーダーをみると、ほんとにここらあたりだけ真っ赤な雲が川のように流れていて、その川のような線の周辺はぜんぜん雨が降っていないんですよね。今振り返るととても不思議な経験でした。
気候変動・地球温暖化による災害の激甚化の事例として必ずこの線状降水帯による水害・土砂災害が取り上げられますが、こんなのが全国各地で場所を変えて代わる代わる発生し続けるのはたまらないですね。対策が必要なところはしっかり対策しないといけません。
気を取り直して、本日ご紹介するのはインフラ長寿命計画の第2次行動計画です。令和3年から令和7年までの5か年計画だそうです。特に目新しい文言やスローガンなどはないのですが、概要版の資料(別紙1)はPDF1枚にこれまでの取り組みと課題、今後の取り組みの方向性がとてもよくまとめられています。昨年度の必須科目でインフラ維持管理は出題されたので今年もまた出るかどうかは微妙ですが、出題テーマとしては出題されなくとも、建設部門が抱える課題の大きな柱にこのインフラ維持管理・インフラ長寿命化があるわけですから、どんな問題が出題されようともインフラ整備上の課題としてしっかり抽出してその解決策を記述することもあると思います。そのときの強力なヒント、元ネタになります。ぜひチェックしておいてください。
麻布通り古川橋に架かる歩道橋からさらにその上を走る首都高速2号目黒線を望む
【東京都港区南麻布】
「持続可能なインフラメンテナンス」の実現に向けてインフラメンテナンスの取組を充実・深化していきます!
~国土交通省インフラ長寿命化計画(行動計画)の第2次計画を策定~
令和3年6月18日
国土交通省では、平成26年5月に「国土交通省インフラ長寿命化計画(行動計画)」を策定し、管理・所管するインフラの戦略的な維持管理・更新に向けた取組を推進してきました。
これまでの取組状況等を踏まえ、「持続可能なインフラメンテナンス」の実現に向け、今後、推進していくべき取組等をまとめた、第2次の「国土交通省インフラ長寿命化計画(行動計画)」(計画期間:令和3年度から令和7年度まで)を策定しました。
本計画に基づき、インフラメンテナンスの取組を更に充実・深化してまいります。
【第2次「国土交通省インフラ長寿命化計画(行動計画)」のポイント】
○
集中的な修繕実施による「予防保全」への本格転換
・・・各分野の施設の修繕率をKPIとして設定
○
新技術や官民連携手法の導入促進
・・・インフラメンテナンス国民会議を通じた新技術のシーズとニーズのマッチング支援
○
集約・再編の促進
・・・各分野の集約・再編の取組をKPIとして設定
○
個別施設計画の内容の充実化
・・・コスト縮減等の具体的な方針の記載を促進
○
点検要領などの基準類の充実
・・・新技術の普及状況や新たな知見を踏まえて適切に改定
【計画の内容】
○
計画概要・・・別紙1
○
計画本文・・・別紙2
※ 詳細は、以下のホームページに掲載しています。
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/maintenance/03activity/03_01_03.html
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