2025年7月22日火曜日

建設環境 Ⅱ-1

あれから早くも24時間が経ちました。業務多忙で試験を振り返る余裕がないひとが多いのではないかと思いますが、このページに来てくださるかたはお忙しいなかでも試験について振り返り、もしくは誰かと試験体験を共有したい、というお気持ちなのかなと勝手に考えています。とにもかくにも訪問くださりありがとうございます。

バッチリうまく書けて自信と期待がたっぷりなひと、問題によってはデキがいまいちだったのがあって不安でいっぱいなひと、なんとか無理やり書いたけどやっぱりたぶん無理なんだろうなと半分諦めてしまっているひと、その間を行きつ戻りつ逡巡しているひと、いろんなひとがいると思います。10月末の合格発表までの短いようでそれなりに長い期間、受験したひとだけが味わえる(味わわざるを得ない)感情の浮き沈みは貴重な体験でもあります。とにもかくにも試験が終わりましたので、頭と体を休めて気持ちをリフレッシュさせ、これからの夏本番、業務に実務に集中してください!

それでは建設環境Ⅱ‐1、4つの設問のうち1問を選ぶスタイルの、「選択科目」に関する専門知識について試される選択科目Ⅱ-1です。

○多自然川づくり
○ブルーカーボン生態系
○施工時の振動発生源対策
○建設混合廃棄物

自然環境系はどちらも水モノでしたね。陸上の乾きモノのひとはやや不利だったかもしれません。でもまぁ解答用紙1枚ぶんですから、なんとか書いてほしいと思います。生活環境系は振動とあとは建設リサイクルでしたね。こちらはまぁまぁバランスが良いと思いました。
それにしてもブルーカーボンは大流行りですよね。環境保全計画と自然環境保全のⅡ-1-1でも出題されていました(詳細は後日掲載しますね)。港湾空港のほうではグリーンインフラならぬブルーインフラが出題されていました。よかったら問題文が発表されたらチェックしてみてください。

9-11 建設環境【選択科目Ⅱ】
Ⅱ 次の2問題(Ⅱ-1,Ⅱ-2)について解答せよ。(問題ごとに答案用紙を替えること。)

Ⅱ-1 次の4設問(Ⅱ-1-1~Ⅱ-1-4)のうち1設問を選び解答せよ。(緑色答案用紙に解答設問番号を明記し,答案用紙1枚にまとめよ。)

Ⅱ-1-1 国土交通省の「多自然川づくり基本指針(令和6年6月改定)」による「多自然川づくり」の定義と適用範囲について説明せよ。また,「多自然川づくり」を進めるに当たって留意すべき技術的事項を複数挙げ,その内容を説明せよ。

Ⅱ-1-2 「国土交通省環境行動計画(令和3年12月)」において,温室効果ガスの1つであるCO2の吸収源としてブルーカーボン生態系の活用を推進することとされている。ブルーカーボンの定義を述べるとともに,その特徴について説明せよ。また,ブルーカーボン生態系の例を1つ取り上げ,その海域生態系でCO2が貯留される仕組みを説明せよ。

Ⅱ-1-3 道路・鉄道その他の建設事業の施工時における振動発生源を具体的に挙げ,特徴を述べよ。次に,その振動発生源に対する対策方法を複数挙げ,それぞれの対策実施における技術的留意点について述べよ。ただし,解答においては振動規制法に留意すること。なお,振動を伴う作業時間の短縮等の作業時間に関する対策は除くものとする。

Ⅱ-1-4 「建設リサイクル推進計画2020」(令和2年9月,国土交通省)において,建設副産物のリサイクル率は,年々向上してきた中で,今後はリサイクルの「質」を重視させていく方針が示されている。この推進計画の中で,「建設混合廃棄物」は,他の建設副産物と比べ再資源化・縮減率が低く,最終処分の割合が高いことが示されている。この再資源化・縮減率が低く,最終処
分の割合が高い課題について,その要因を述べ,複数の対策を挙げて,具体的に説明せよ。

慶良間自然保護官事務所
【沖縄県 座間味島】

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