2025年7月23日水曜日

建設環境 Ⅱ-2 着床式洋上風力発電事業のアセスと高速道路事業のコミュニケーションプロセス

つづいて「選択科目」に関する応用能力について試される選択科目Ⅱ-2です。
今回は「洋上風力アセス」と「コミュニケーションプロセス」でした!
特に2問目のコミュニケーションプロセスはなかなか捻りのきいたというか設問(3)そのものを業務遂行手順として問われているように感じました。そのためこの2問目の設問(3)では「学識・専門家の助言や委員会等の設置以外の調整方策を述べよ」とあります。逃げ場がふさがれたというか、確かめたいのはそういうことじゃないんだ、という出題者の意思が感じられます。
ということはやっぱり皆さんが選択したのは洋上風力アセスのほうでしょうか。

Ⅱ-2 次の2設問(Ⅱ-2-1,Ⅱ-2-2)のうち1設問を選び解答せよ。(青色答案用紙に解答設問番号を明記し,答案用紙2枚を用いてまとめよ。)

Ⅱ-2-1 環境影響評価法に定める第一種事業に当たる着床式風力発電事業が沿岸海域で計画されている。本事業における環境影響評価について,方法書以降の手続を建設環境の担当責任者として進めるに当たり,以下の問いに答えよ。

(1)この事業の動物若しくは植物に係る環境影響評価項目を選定するに当たり,調査,検討すべき事項とその内容を(a)工事の実施,(b)土地又は工作物の存在及び供用の影響要因別にそれぞれ説明せよ。

(2)方法書の作成から準備書作成までの手順を列挙して,留意すべき点,工夫を要する点を複数述べよ。

(3)業務を効率的,効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

首都高速6号
【東京都墨田区吾妻橋】

Ⅱ-2-2 ある地域において,住宅地付近や自然豊かな山地部を通過する高速自動車国道の事業が計画されており,「構想段階における道路計画策定プロセス」を進めることとなった。「計画策定プロセス」に含まれるコミュニケーションプロセスは,計画の透明性,客観性,合理性,公正性を高め,より良い計画づくりを行うために重要なプロセスである。あなたは,環境面の担当責任者の立場からコミュニケーションプロセスを担うこととなった。以下の問いに答えよ。

(1)コミュニケーションプロセスのうち,「住民・関係者等の対象範囲の検討」において,把握,検討すべき事項を異なる観点から3つ以上挙げ,その内容を述べよ。

(2)「住民・関係者等の対象範囲の検討」を含め,コミュニケーションプロセスを進める手順を列挙して,それぞれの手順について留意すべき点,工夫を要する点を述べよ。

(3)コミュニケーションプロセスを効率的,効果的に進めるための関係者との調整方策について,学識・専門家の助言や委員会等の設置以外の調整方策を述べよ。

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