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2025年4月23日水曜日

流域治水のさらなる加速化・深化に向けて

筆記試験に向けた勉強すすんでますか?
わたしの講座の受講生の皆さんも、論文添削依頼の頻度が上がっています。皆さんの試験に対する気持ちがビンビンに伝わってきます!その調子で頑張ってください!

そして今週末からいよいよGWですね。
GWはまとまった時間がとれるまたとない機会です。家族サービスの合間に、なんとかご自分の時間をつくってください。きっとここで差がつくはずです。

今回は流域治水についての話題です。
これまでも流域治水については試験問題の裏テーマとしても取り上げられてきましたが、そうでなくても風水害対策や気候変動適応策、さらには生物多様性向上策ともからめて課題や解決策にと多くの場面で使われています。ぜひ最新の取組状況を確認し、流域治水を進めるうえでの「最新の課題」をあぶりだしてください!

川越城中ノ門堀跡
【埼玉県川越市】

令和6年度の流域治水の取組の進展について
~令和7年度からの流域治水のさらなる加速化・深化に向けて~

令和7年4月8日

令和6年度においても流域治水プロジェクトの取組が全国で進展しています。令和7年度からの予算制度の拡充、全国109 の一級水系における気候変動の影響による降雨量の増大等を踏まえた流域治水プロジェクト2.0 の公表等により、流域治水の現場レベルでの実践をさらに加速化していきます。

○ 流域治水プロジェクトの取組の進展
 ➣ 一級水系において、指標として見える化した7つの代表的な取組内容を整理しました(速報値)。【別添1】
 ➣ 全国109 の一級水系について、気候変動の影響による降雨量の増大等を踏まえ、流域のあらゆる関係者による様々な手法を活用した対策の一層の充実を図り、流域治水プロジェクト2.0 としてとりまとめました。
 ➣ この中で、グリーンインフラの取組の全体像を示し、多自然川づくりや生態系ネットワークの形成を推進しています。

○ 流域治水に係る予算制度の拡充
 ➣ 令和7年度より、浸水や土砂災害の危険が高い地域における流域対策を一層推進するため、河川、砂防、まちづくり等のあらゆる分野において流域治水の取組に資する予算制度を拡充します。【別添2】

○ 特定都市河川の取組の推進
 ➣ 令和6年度は、阿武隈川水系、中村川水系、川内川水系、雄物川水系、仁淀川水系、筑後川水系、日高川水系、鳴瀬川水系、荒川水系、緑川水系、菊川水系の11 水系70 河川が特定都市河川に指定されました。
 ➣ また、令和6年度は、雲出川水系、石狩川水系、鳴瀬川水系、高城川水系、最上川水系、利根川水系、六角川水系、稲荷川水系の8水系158 河川の流域水害対策計画が策定されるとともに、奈良県が大和川流域において、全国で初めて特定都市河川浸水被害対策法に基づく貯留機能保全区域を指定しており、今後、特定都市河川における流域の取組が一層期待されます。【別添3、別添4】

○ 「NIPPON 防災資産」認定制度の創設
 ➣ 流域治水の推進に向けた普及施策及び行動計画のとりまとめ(令和5年8月)を受け、水害を含めた災害リスクの自分事化を図り、主体的な避難行動や地域の防災力の更なる向上につなげていただくことを目的として、地域で発生した災害の状況を分かりやすく伝える施設や災害の教訓を伝承する活動などを、「NIPPON 防災資産」として内閣府防災担当大臣及び国土交通大臣が認定する制度を令和6年5月に創設し、令和6年9月に22 件(優良認定:11 件、認定:11 件)を初めて認定しました。【別添5、別添6】
   (URL:https://www.mlit.go.jp/river/bousai/bousai-shisan/index.html)

○ 土砂災害リスクを踏まえた防災まちづくりの推進
 ➣ 居住誘導区域等における防災まちづくりと連携した砂防関係施設の重点的な整備に向けて、まちづくり連携砂防等事業が新たに愛知県知多市・瀬戸市、神奈川県川崎市で開始されました。【別添7】

○ 関係省庁、流域関係者との連携強化
 ➣ 令和7年2月に「流域治水の推進に向けた関係省庁実務者会議」を開催し、関係省庁間の連携強化を進めています。(URL:https://www.mlit.go.jp/river/kasen/suisin/renkei008.html)
 ➣ 令和6年度の出水期において、全国のべ184 ダムで事前放流を実施し、洪水に備えました。
   (URL:https://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo04_hh_000255.html)
 ➣ 官民連携により実施している、流域の浸水状況をリアルタイムで把握するワンコイン浸水センサの実証実験について、令和7年度は全国202 の自治体が参加予定です。【別添8】

添付資料

報道発表資料(PDF形式:3,261KB)PDF形式

別添資料(PDF形式:242KB)PDF形式

2024年9月24日火曜日

河川・流域の連携による生態系ネットワーク形成のポイントブック

久しぶりの更新になりました。
それにしても能登半島の豪雨災害は言葉もありません。このブログでもなんどもそれとなく匂わせていますが、わたしは沖縄在住の技術者にも関わらず、ご縁があってこれまで幾度となく能登半島での調査に参加しています。アセス事後調査や沿岸環境、漁港施設、水産資源などの調査がありました。近々別件で海岸での調査のお話もいただいたところです。
しかし今回の豪雨はそんな話も吹き飛ぶほどの災害になってしまいました。テレビで見る現地の様子や能登で頑張っておられる方々のインタビューを見るにつけ心が締め付けられます。輪島や珠洲といった地名が「被災地」として正月からこのかた毎日のように報道されるようになってしまうとはいまだに信じられません。復興の象徴としての地名になるよう遠い南の島からですがなんとか力になりたいと思っています。

わたしが能登にお邪魔する際、ほぼ必ずと言っていいほど、その前日や調査が終わった後などは、能登だけじゃなくて加賀地方もいろいろ案内していただくんです。そんなときほぼ必ず1級河川の手取川沿いを車で走ることが多いんですよね。
沖縄には1級河川はありませんので、1級河川が織りなす大きく蛇行するまさに中流域の線形や扇状地が形成する壮大な風景、河口に向かうほどにたゆたう下流ならではの大河の流れに、他府県のひと以上に毎度のように感嘆しております。沖縄の河川は上流がそのまま海に注いでいるようなものなんですよね、特にやんばるは。

そんなわけで「河川・流域の連携による生態系ネットワーク形成のポイントブック」なんてタイトルをみると、やっぱり手取川のことを想起してしまいますね。自然再生や外来種対策など含めて手取川での国交省の取組内容も聞きかじっているからだと思います。
熊田川にもそろそろサケが遡上してくる頃でしょうか。

手取川水系の熊田川
【石川県能美市】

生態系ネットワーク形成の取組を促進します!
~「河川・流域の連携による生態系ネットワーク形成のポイントブック(案)」の公表~

令和6年9月20日

 国土交通省では、多自然川づくり等により河川を基軸とした生態系ネットワーク形成の取組を進めています。
 このたび河川管理者や流域の皆様が生態系ネットワーク形成に資する取組を行う際に参考となるポイントブックを公表しました。

○ 生態系ネットワーク形成とは、生物多様性が保たれた国土を実現するために、保全す
 べき自然環境や優れた自然条件を有している地域を核として、これらを有機的につなぐ
 取組であり、生物多様性を保つだけではなく、社会・経済面での様々な効果を地域にも
 たらします。

○ 国土交通省では、多自然川づくり等の取組に加え、流域の関係者と連携することで、
 河川を基軸とした生態系ネットワークの形成に取り組んでいます。

○ 「河川・流域の連携による生態系ネットワーク形成のポイントブック(案)」は、流
 域に関わるあらゆる関係者が協働して水災害対策を行う流域治水を推進するにあたり 、
 生態系ネットワークにも寄与する河川と流域の取組について、主に河川管理者や流域の
 自治体や農業関係者等に向けてそのポイントを紹介するものです 。

○ 国土交通省ウェブサイトにて公表していますので、ぜひご覧ください。

・本編URL
 https://www.mlit.go.jp/river/pamphlet_jirei/kankyo/gaiyou/panf/seitaikei_network_pointbook.pdf
・資料編URL
 https://www.mlit.go.jp/river/pamphlet_jirei/kankyo/gaiyou/panf/seitaikei_network_pointbook_ref.pdf

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

2024年7月19日金曜日

建設環境 選択科目Ⅲ 生態系の健全性の回復と防災減災に寄与するグリーンインフラ

どんどんいきましょう。「問題解決能力及び課題遂行能力に関する」問題Ⅲ、Ⅲ-1が生態系の健全性の回復、Ⅲ-2防災減災に寄与するグリーンインフラでした。どちらも自然環境系でしたね。選択科目Ⅱのほうは自然環境系色が弱かったとはいえ、選択科目Ⅲのどちらもが自然環境系で来るとは驚きました。わたしのような人間にとってはどちらの問題を選択するのか悩ましいといころです。小躍りしている場合ではありません。

Ⅲ 次の2問題(Ⅲ-1,Ⅲ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(赤色の答案用紙に解答問題番号を明記し,答案用紙3枚を用いてまとめよ。)

Ⅲ-1 令和5年3月に策定された「生物多様性国家戦略2023-2030」では,世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」に対応するため,「2050年自然共生社会」及び「2030年ネイチャーポジティブ」の実現に向けた5つの基本戦略を掲げている。「基本戦略の1つに「生態系の健全性の回復」が掲げられており,河川,道路,都市の緑地,海岸,港湾においても,生物の生息・生育地の保全・再生・創出の取組を推進することが必要である。このような状況を踏まえ,以下の問いに答えよ。

(1)生態系の健全性の回復を図るため,河川,道路,都市の緑地,海岸,港湾において生物の生息・生育地の保全・再生・創出の取組を推進するに当たって,多面的な観点から課題を3点抽出し,その内容を観点とともに示せ。

(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する建設分野における複数の解決策を示せ。

(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。

漢那ダム
【沖縄県国頭郡宜野座村】

Ⅲ-2 グリーンインフラとは,グリーンインフラ推進戦略2023(令和5年9月国土交通省)によれば,社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において,自然環境が有する多様な機能を活用し,持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりを進める取組である。我が国においてもグリーンインフラの概念が定着し,産学官の取組が広がりつつあるが,近年,気候変動に伴って水災害等が激甚化・頻発化するなど,グリーンインフラに関連する社会情勢にも大きな変化が生じている。これらの点を踏まえ,以下の問いに答えよ。

(1)防災・減災に寄与するグリーンインフラを一層普及させるとともに,あらゆる場面で実装(ビルトイン)させていくに当たって,取組を実施する技術者としての立場で,多面的な観点から3つの課題を抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,その課題の内容を示せ。

(2)前問(1)で抽出した課題のうち,最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する複数の解決策を示せ。

(3)前問(2)で示したすべての解決策に共通して生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。

再現論文を添削評価します。よかったらどうぞ下記からお申し込みください。

2022年9月13日火曜日

流域治水の観点も踏まえた河川整備基本方針の見直し

ここ沖縄地方は台風が次から次へとやってきていて、現地調査のやりくりが大変です。テキヤ殺すにゃ刃物は要らぬ、雨の3日も降ればいい、って寅さんも嘆いていましたが、なかなか思うように仕事が進まないのでヤキモキしています。

とはいえものごとには何事も両面があるものでして、宮古島や石垣島などの先島諸島ではこの夏は台風がぜんぜん来なかったこともあって海水温が高めで推移していたせいかサンゴが白化し始めていましたが、ここへきてようやくばんばん台風がやってきて海の水を引っ搔き回し、さらには熱エネルギーを吸収したことで高水温によるサンゴの死滅という最悪の事態は避けられるんじゃないかと期待しています。

でもやっぱり人間社会にとっては度を超えた風雨になると困りますよね。台風の影響を受けて南からの湿った空気が日本全体に流れ込み、大気が不安定化するところが増えてしまいます。所によっては大雨を降らせ、河川の氾濫なども引き起こしてしまいます。
流域治水が叫ばれて久しいですが、まだまだ安心な暮らしには至っていません。行政もメインテーマで取り組んでいますし、技術士試験でも特に建設部門では毎年のように問われているテーマになっています。

今回はそんな流域治水ネタを取り上げました。
建設部門の必須科目対策としても、さらには建設環境など環境配慮の事例としても参考になる内容になっています。報道発表資料の概要部分だけでもチェックしてみてください。河川利用や環境などに配慮した河道掘削のところでは、環境面への効果として「平水位以上の掘削を行うことで、 サケの遡上環境となる現況の澪筋、瀬・淵環境を保全」といったことなども記載されていますよ。

春の十勝大橋
【北海道帯広市】

気候変動を考慮して十勝川、阿武隈川の長期計画を変更しました
~流域治水の観点も踏まえた河川整備基本方針の見直し~

令和4年9月9日

 近年の水災害の頻発に加え、今後、気候変動の影響により更に激甚化するとの予測を踏まえ、治水計画を「過去の降雨実績に基づくもの」から「気候変動の影響を考慮したもの」へと見直し、抜本的な治水対策を推進することとしています。
 このたび、十勝川水系および阿武隈川水系の河川整備基本方針について、気候変動の影響による将来の降雨量の増大を考慮するとともに、流域治水の観点も踏まえたものに見直しを行いました。
 気候変動の影響を考慮した一級水系の河川整備基本方針の変更は、令和3年度に変更した新宮川、五ヶ瀬川、球磨川の3水系に続き、今回の変更で5水系になります。
 引き続き各水系における河川整備基本方針の見直しを進めてまいります。

<河川整備基本方針変更の主なポイント>
●将来の降雨量の増加を見込んだうえで、長期的な河川整備の目標流量である洪水の規模(基本高水)を変更しています。
 十勝川水系 帯広地点 既定計画6,800m3/s → 今回変更9,700m3/s
 阿武隈川水系 福島地点 既定計画7,000m3/s → 今回変更8,600m3/s
 ※この基本高水の流量を河道と洪水調節施設等に配分。

●十勝川においては、
 ・河川利用や環境などを考慮した河道づくり
 ・上流部や支川における霞堤の保全
 ・災害リスクを考慮した立地誘導と連携した市街地への氾濫抑制対策(二線堤等の整備)

 阿武隈川においては、
 ・沿川の土地利用と一体となった遊水機能の確保や遊水地整備
 ・水田貯留の普及・拡大
 ・上下流の交流・連携の推進
 など、流域治水の取組を推進する方向性を提示しています。

<関係資料の掲載先について(国土交通省ウェブページ)>
・「十勝川水系及び阿武隈川水系河川整備基本方針」の本文
 http://www.mlit.go.jp/river/basic_info/jigyo_keikaku/gaiyou/seibi/about.html
・社会資本整備審議会での審議経過
 https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/shaseishin/kasenbunkakai/shouiinkai/kihonhoushin/index.html

添付資料

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2021年8月3日火曜日

地域と連携した外来植物防除対策ハンドブック、河川事業における生態系保全に関する評価の手引き

ワクチン接種から2日が経ちました。注射のときは痛みはなかったのですが、夜、だんだんと筋肉痛のようになり始め、翌朝からは腕を上げるたびに軽く痛みが走るようになりました。すごく痛いわけではないのですがこれがなんかの嫌がらせのようにも感じてなかなか面倒だなと思っていたところ、2日経った今朝にようやく(というのも大げさですが)症状が軽くなっていました。接種直後の副反応については峠を越えたようです。まぁ1回目ですからね。2回目はそれなりに覚悟しておかねばならないようです。どうなりますか。

先日、河川のインフラ整備に携わるかたならよくご存じのリバーフロント研究所(旧リバーフロント整備センター)、ここに勤める知り合いから生物多様性保全ジャンルで実務的なハンドブックや手引きが出たことを紹介してもらいましたので、ブログでも取り上げますね。
選択科目Ⅱ-2対策にうってつけです。予想外の出題に対しても、1回目を通しておくだけでだいぶ違うと思いますよ。来年の試験までは1年弱ありますが、これから受験しようというひとは、いまからこういった資料をコツコツと読み進めていってください。たくさんの資料に触れるとそれだけ実力がつきますし、たとえジャンルが違えどそれが出題予想の勘、さらには試験会場で途方に暮れた際の突然の閃きにもつながります。集中すると不思議と降りてくるんですよね。

そろそろジョギングを再開してもいいですか
【東京都千代田区北の丸公園】





地域と連携した外来植物防除対策ハンドブック(案)
[令和3年7月 国土交通省河川環境課]
 このハンドブックは、日本の河川で問題となっている外来植物10種について、その特徴や防除方法を分かり易く説明したものです。主に外来植物に詳しくない地域の皆さんや河川管理者が、外来植物の知識を身につけたり、駆除活動に参加したりする場面でご活用いただくことを目的としています。とりまとめをリバーフロント研究所が実施しました。

<目 次>
 外来種について
  河川における外来種問題
  外来植物の現状
  外来種対策の考え方
 個別対策編
  本書で対象とする外来植物
  (ハリエンジュ等10種を紹介)
 参考
  優先対策箇所の設定事例
  千曲川の事例、リスクマップ

河川事業における生態系保全に関する評価の手引き(実務者向け)(案)
〜生態系ネットワーク形成に向けて〜 [令和 3 年 6 月版]
 本手引きは、河川管理者が河川を基軸とした生態系ネットワークの構築を行う際に、計画・整備・維持管理段階における生態系保全に関する評価手法の適切な選択方法を示し、効果的・効率的な生態系ネットワークの形成を支援することを目的にとりまとめたものです。
とりまとめにあたり有識者検討会の運営事務局をリバーフロント研究所が実施しました。

<目 次>
1. 河川を基軸とした生態系ネットワークについて
2. 評価の基本的な考え方
 2.1 事業への評価の導入
 2.2 生態系ネットワークの評価手法
 2.3 生態系ネットワーク形成の評価事例
3. 河川を基軸とした生態系ネットワークをより詳しく学ぶ
 3.1 生態系ネットワークの種類
 3.2 生態系ネットワークの重要性
 3.3 河川を基軸とした生態系ネットワークの現状と課題

2020年4月19日日曜日

鳥類の良好な生息場の創出のための河川環境の整備・保全の考え方と都市の生物多様性確保に向けた簡易なモニタリングとその活用手法

とうとう全国規模に拡大されましたね、緊急事態宣言。
対象地域からの移動がそれは無視できない状況になっていましたので当然の措置だと思っています。沖縄は島嶼県なのでなかなか、どころかたいへん厳しい状況に陥っています。
県外出張はとうに諦めていますが、県内の島間の移動も控えるべき状況なので業務がしっかり遂行できるのかと案じています。日常業務も儘ならないなか、あらゆる面でこれまでにない対応をしないといけません。
そういったたいへん厳しい状況になりましたので、わたしの勤め先もとうとう緊急事態に対応した勤務体制になりました。半テレワークといいますか、半待機といいますか、自宅に籠る時間が増えそうです。そんなわけで少しでも気持ちよく過ごせるよう部屋を片付けました。10年前の技術士受験の際に活用したテキストだとか資料だとか、たくさん出てきてたくさん処分しました(笑)。時が経つのは早いですねえ。
そして心機一転、10年ぶりに机に向かっての勉強をやってみようかなと思っているところです。

昨年度試験ではインフラ整備に係る生物多様性保全再生についての問題が出題されました。今日ご紹介する資料は昨年度の問題に取り組む際にとても参考になるものです。過去問を使って回答論文を作成する際も最新情報を取り入れた内容にしてください。
昨年度に出題されたから今年は出ないとするのは大間違いです。たとえ「生物多様性」については直接問題として取り上げられなくとも、今後とも建設環境科目にとって重要テーマであることには変わりありません。ぜひ血肉として取り入れてください。

保護区を設定することは創出とは違います
都立野川公園野鳥園【東京都小金井市】

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国総研メールサービス No.315 2020年4月1日号

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[2]新規刊行物情報

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◇国総研資料第1094号

 鳥類の良好な生息場の創出のための河川環境の整備・保全の考え方



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[3]国総研レポート2019からの紹介
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★都市の生物多様性確保に向けた簡易なモニタリングとその活用手法

 近年、都市でも生物多様性確保の取組が求められていますが、それにはまず
生物の生息状況の把握を継続的に行うことが必要となります。そこで、市民と
の協働により生物調査を実施し、その結果を適切に取組に活用する手法につい
て研究しています。成果は2020年度早期に地方自治体向けの手引きとして公表
する予定です。


2018年7月4日水曜日

「美しい山河を守る災害復旧基本方針」ガイドラインが改定

2014年4月に改訂された「美しい山河を守る災害復旧基本方針」ガイドラインですが、さらなる改定がありました。
前回の改定はこちら
美しい山河を守る災害復旧基本方針」【ガイドライン】の改定

建設環境の自然環境保全分野のドストライク資料です。
特に[3]良好事例の紹介をさらに追加、というのはありがたいですね。
建設環境の技術者がリーダーシップをとって、多自然川づくりの技術とあわせて、災害復旧する機会をとらえて環境面に配慮しましょう!
ぜひチェックしてください。

【釧路市北斗】

安全と環境のバランスのとれた改良復旧へ
~「美しい山河を守る災害復旧基本方針」ガイドラインを改定~


平成30年6月26日
国土交通省は本日、昨年の九州北部豪雨災害のような河川の大規模災害が発生した際に、より円滑に災害復旧が実施されるよう、再度災害を防止するための改良復旧事業に関する河道計画の記述を、本ガイドラインにおいて明確化しました。
これにより、地方公共団体等における迅速な復旧が推進されます。
 本ガイドラインは、河川が災害を受けた場合に安全と環境のバランスのとれた復旧を目指すため、災害復旧事業や改良復旧事業を実施する場合の原則を定めたものです。
 国土交通省では、地方公共団体等における迅速な復旧を推進するため、逐次、改定してまいりました。

改定のポイント

[1]河道計画に関する記述の明確化
各地で河川の氾濫による大規模災害が発生し災害からの復旧を行う場合に、再度災害を防止するため、川幅を広げるなどの「改良復旧事業」が実施されています。今回の改定により、改良復旧事業に関して、安全と環境のバランスのとれた河道計画の記述を明確化します。
[2]資料作成の効率化
効率的な災害査定設計書等の作成が可能となるよう、重複記述の省略など資料作成の効率化を行います。
[3]良好事例の紹介をさらに追加
本基本方針に示されているポイントを踏まえた復旧工法の良好事例をこれまでより増やして掲載します。

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

2018年7月1日日曜日

多自然川づくりガイド

7月になりました。いよいよ決戦間近ですね。ここらで気合を入れなおしましょう。
そして必須科目(マークシート)対策として、あらためて過去問をチェックしておいてください。

前々々回だかに多自然川づくりの実施手順について要チェックです、と書きました。
ちょうどいい資料がありましたので紹介します。

北海道の多自然川づくりガイド ~川づくりの評価&事例集Ⅴ~

藻琴川水系【網走郡大空町】

河川ごとにポイントが写真付きでわかりやすく解説されています。
Ⅱ-2の問題を意識して実施手順、検討項目などをチェックしてください。
また、問題Ⅲを意識して技術的課題や対策およびその効果、さらにはリスクや留意点などもチェックしてください。
まっ、試験に関係なく、建設環境の技術者であれば基礎知識、素養を持ちたい内容ですね。

2017年6月17日土曜日

「持続性ある実践的な多自然川づくり」に向けて

河川法改正20年、定期的に委員会が開催されていましたが、提言がまとめられ発表されました。
河川環境の整備と保全のため「持続性ある実践的な多自然川づくり」を推進してゆくのは、誰あろう、われわれ建設環境の技術者をおいてほかにありますでしょうか。
「順応的に挑戦し続けるべきであること」なんて書いてありますよ。凄いです、現場主義に徹しています。われわれ現場の技術者に向けたメッセージと受け止めていいと思います。

水前寺江津湖公園【熊本市】

「河川法改正20年 多自然川づくり推進委員会」提言がとりまとめられました
~「持続性ある実践的な多自然川づくり」に向けて~


平成29年6月16日
 国土交通省では、昨年12月に委員会を設置し、生物の生息・生育・繁殖環境と多様な河川景観の保全・創出を行う「多自然川づくり」のこれまでの成果等をレビューし、今後の方向性について検討してまいりましたが、今般、「提言」がとりまとめられましたのでお知らせします。
 今後はこの提言を踏まえ、河川環境の整備と保全のため「持続性ある実践的な多自然川づくり」を推進してまいります。

 提言は、大きく2つの視点からとりまとめられました。
○「実践・現場視点」常に現場視点で考え、河川環境の整備と保全を現場で徹底し、順応的に挑戦し続けるべきであること
○「持続性・将来性」日常的な河川管理の中で様々な工夫を凝らして河川環境の整備と保全を徹底し、地域社会との関わりを深めていくこと

また、この2つの視点をもとに、以下の7項目について対応方針が示されています。
[1]目標の設定
[2]技術の向上・一連の取り組み過程の徹底
[3]人材の育成・普及啓発
[4]日常的な環境への取り組みの徹底
[5]持続可能な川づくりのための地域連携の強化
[6]変化を踏まえた将来の河川像の検討
[7]国際社会への貢献


◆添付資料
提言「持続性ある実践的な多自然川づくりに向けて」概要(PDF形式:176KB)

◆参考
「河川法改正20年 多自然川づくり推進委員会」の提言や開催状況、資料につきましては国土交通省HP(下記URL)を御参照ください。  
http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/tashizen/index.html

2017年5月9日火曜日

多自然川づくり ~自然や景観に配慮した川づくりを振り返り、今後の展望を描く~

GW終わっちゃいましたね。
わたしのGWは筆記試験論文の添削をしつつ、月末の筆記試験対策セミナーの準備を進めたり、ベランダで栽培している野菜の手入れやらメダカ池の整備、夕方からはチーズを燻製したり七輪を引っ張り出して好きな野菜をゆっくり焼きながらビール片手に空に浮かぶ雲をぼーっと眺めていました(なかなか枯れてますね)。
子供が大きくなった(というか成人した)ので家族揃ってのレジャーというのはもうなくなりました(無理やり七輪に付き合ってもらいましたが)。

メダカが絶滅の恐れのある野生生物にリストされて幾久しいですが、うちで飼っているメダカは沖縄本島北部のとある農業用のため池にいたもので、外来種の駆除を目的としてため池の水をいっかい全部干したときに保護してきたもの(の一部)なんです。
それがどんどん増えちゃって、いまではガラス水槽やらスイレンの鉢やらでは収まりきらなくなっちゃってて、できることならそろそろ現地に戻しに行きたいなと思っているところです(そういうのってアリなのでしょうか)。
そもそももとのため池は無事に自然環境、生育環境が回復しているのかとても気になります。

なにを隠そうわたしは東京郊外の生まれでして、昭和50年代前半を小学生として過ごしておりましたから、近所の池や川でザリガニやクチボソ(モツゴ)、ときにフナなんかを捕まえてました。
それにしても自然環境の破壊が急激に進んだ昭和40~50年代、洗剤の質もそうだし、そもそも下水道整備がまだまだでしたので、住宅地近辺を流れる川はホントに臭くて汚かったです。
当時のわたしはまちなかの自然環境についてはもう完全に諦めきっていたのですが、それがどうですか、30~40年後のいまではドブ川だった近所の川が見事に生まれ変わっているじゃありませんか。実家に帰省して近所を散歩するたびに驚きます。あの泡ブクブクだった多摩川にもアユが戻ってきたっていうし、人間も捨てたものではないなと思っています。

前フリが長くなりました。
3か月ほど前にも取り上げましたが、再び表記の委員会が明日開催されるそうです。
河川法改正20年 ~自然や景観に配慮した川づくりを振り返り、今後の展望を描く~

節目の年ならではの出題があるかもしれません。
○多様な河川景観の保全・創出
○生物の生息・生育・繁殖環境
○河川環境の整備と保全
○河川景観の保全・創出
などについて、現状と課題、問題点(技術的課題)、解決策(技術的提案)をまとめておかれることをオススメします。

早川【新潟県糸魚川市】

河川法改正20年 多自然川づくり推進委員会(第4回)の開催
~自然や景観に配慮した川づくりを振り返り、今後の展望を描く~

平成29年5月8日
国土交通省は、「多自然川づくり」について、その取組の成果をレビューするとともに、今後の方向性を検討するに当たり、有識者より提言をいただくため、河川法改正20年 多自然川づくり推進委員会(第4回)を平成29年5月10日(水)に開催します。
平成9年の河川法改正により、「河川環境の整備と保全」が法の目的として明記されてから、平成29年6月4日で20年を迎えます。
 この節目を契機に、生物の生息・生育・繁殖環境と多様な河川景観の保全・創出のために「多自然川づくり」がどのように貢献してきたかの成果をレビューし、今後の方向性を検討するに当たり、有識者より提言をいただくため、河川法改正20年 多自然川づくり推進委員会(第4回)を下記のとおり開催します。

記

1.日 時 平成29年5月10日(水)15:00~17:00
2.場 所 中央合同庁舎第3号館1階 国土交通省水管理・国土保全局 A会議室
3.委 員 別紙のとおり
4.議 題 (1)提言(案)とりまとめ
       (2)その他
5.その他
 ・ 委員会は公開にて行います。
 ・ 傍聴を希望される方は、5月9日(火)16時までに、所属、氏名、連絡先及び来場する人数を電話又はFAXにより下記の登録連絡先までご登録ください。なお、当日は14時45分までにご来場ください。
 ・ 会議室の収容人数を超える場合は、先着順といたします。なお、1社(1団体)につき1名までとさせて頂きます。
 ・ カメラ撮りは、会議の冒頭のみ可能です。
 ・ 資料及び議事要旨は、後日、国土交通省HPにて掲載いたします。
 ・ これまでの委員会の資料及び議事要旨は、下記URLよりご覧ください。
   http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/tashizen/index.html
<登録連絡先> 水管理・国土保全局 河川環境課 企画係 酒匂(さこう)
          直通:03-5253-8447 FAX:03-5253-1603

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式
別紙(PDF形式)PDF形式

2017年3月5日日曜日

ニホンウナギの生息地保全の考え方

お祝い騒動もひと段落し、合格した皆さんのところには「合格証」が届いていることと思います。登録完了までもう一息ですね。
沖縄の桜もピークを過ぎ、季節はいよいよ春。
発表も無事に済みましたし、これからは平成29年度試験に向けた準備、来月12日(水)に開催するSUKIYAKI塾沖縄でいごの会の出願対策セミナーの準備をしないとと思っているところです(まだ思ってるだけ)。
受験するひともギアを1段あげるべき時期に入りましたよ!

ところで今日ご紹介するのは環境省から発表されたウナギ保全に関するパブコメです。今月末には取りまとめられるようですので、「(案)」ではありますが内容をしっかりチェックしておいてください。多自然川づくりネタを展開する際には強力な資料となります。この「考え方」を踏まえているかいないかで大きく差がつくと思いますよ。
とにかく重要キーワードが満載です。
●予防原則と順応的管理
●移動の確保(縦方向のつながり、横方向のつながり、水域全体のつながり)
●局所環境の改善
●モニタリング手法
多自然川づくり、なんだか匂うんですよね。

鏡川【高知市】

報道発表資料
平成29年2月16日
自然環境
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「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」に関する意見の募集(パブリックコメント)について

 今般「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」をとりまとめました。本案について広く国民の皆様から御意見をお聞きするため、平成29年2月16日(木)から3月17日(金)までの間、意見を募集いたします。

1.概要

 ニホンウナギ(Anguilla japonica)は、外洋のマリアナ諸島西方海域に産卵場を持ち、東アジアの沿岸域で成長する降河回遊魚であり、一生の大部分を河川や沿岸域等で過ごすと言われていますが、ニホンウナギの個体数は、1960年から70年代と比較すると、大きく減少しており、河川や沿岸域等の生息環境の変化が個体数の減少要因の一つとなっていると考えられます。
 これを踏まえ、ニホンウナギが生息する河川や沿岸域等の保全や管理に携わる機会があると考えられる各主体に対して、ニホンウナギの保全の基本的な考え方と技術的な手法の例を示すことで、今後、ニホンウナギの生息地保全を行う際の参考となるよう「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」をとりまとめましたので、国民の皆様から意見を募集します。

2.意見募集要項

(1)意見募集対象

ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)

(2)資料の入手方法

 「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)」は添付資料に掲載するとともに、環境省自然環境局野生生物課で閲覧・入手することができます。
 郵送を希望の方は、140円分の切手を添付した返信用封筒(A4版が入るもの)を同封して、環境省自然環境局野生生物課まで郵送でお申し込みください。

(3)意見提出期間

平成29年2月16日(木)から平成29年3月17日(金)までの30日間

(4)意見提出方法

 意見は別添様式による文書で、必要項目(氏名、住所、電話番号、該当箇所、意見の内容等)を記入して、郵送、ファックスまたは電子メールで、平成29年3月17日(金)まで(必着)に下記の宛先まで提出してください。
 なお、電子メールで意見提出を行う場合は、別添様式ファイルを利用し、添付ファイルとして提出してください。メールの件名は「ニホンウナギの生息地保全の考え方(案)に対する意見」としてください。
<宛先>
・郵送  〒100-8975  東京都千代田区霞が関1-2-2  環境省自然環境局野生生物課
・ファックス  03-3581-7090
・電子メール  shizen_yasei@env.go.jp

(7)留意事項

 意見の提出にあたっては、次の点について御了承願います。
・必要項目の記載がない意見については、無効とさせていただきます。
・電話での意見はお受けしかねますので、あらかじめ御了承ください。
・頂いた意見については、個人の氏名、住所及び電話番号を除き公表される場合があります。ただし、意見中に、個人に関する情報であって特定の個人が識別しうる記述がある場合及び法人等の財産権等を害するおそれがあると判断される場合には、公表の際に当該箇所を伏せさせていただくこともあります。
・頂いた意見に対する個別の回答はいたしかねます。

(8)提出された意見の取扱い

 提出された意見につきましては、その概要とそれに対する対応方針を取りまとめて公表します。

添付資料


2017年2月20日月曜日

河川法改正20年 ~自然や景観に配慮した川づくりを振り返り、今後の展望を描く~

そうですか。。。20年ですか。。。わたしがこの業界に入ったのがちょうど河川法改正の直前くらいだったので、そうですか20年になりますか。。。とても感慨深いですね。

平成25年度以前の試験では、ほぼ毎年、河川分野から出題がありました。多自然川づくり、中小河川、等々です。建設環境のなかでは河川というのはやっぱりメインの分野ですからね。
しかし平成25年度以降は選択できる問題数が激減したせいもあって河川からの出題がなくなりました。
あれから5年、河川関連のことは忘れたように過ごしていましたが、頭の片隅に残っていたんでしょう、今日は報道発表を見て思わず反応してしまいました。
これはアレですね、これはもしかしたら今度の試験では久しぶりに問われるかもしれませんね、多自然川づくり。
「多自然川づくり」とまでピンポイントでなくとも、海岸法も河川法改正を追っかけるようにそのころ改正されましたので、河川も海も、それこそ山も森もどこもかしこもひっくるめてとにかく自然や景観に配慮した事業について、推進委員会のタイトル副題そのままに、(1)これまでの取り組み(振り返り)、(2)今後の方向性(今後の展望)、といった内容で問題Ⅱ-1あたりから出そうな気がしてなりません。

戦後から高度経済成長期を経て1980年代前半までは、周辺地域の宅地化が進行し、下水道も未整備であったため生活雑排水が垂れ流されるようになる。流水の大半がそれらからなり、水底はヘドロで覆い尽くされ悪臭を放つドブ川となってしまうが、平成に入り周辺地域の下水道整備がようやく完了し、清流への回復が徐々に進み始めた。これにより各種魚類や水生昆虫、かわせみ、カメなどの生息、回帰も確認されるようになった(Wikipediaより)
野川【東京都三鷹市】

河川法改正20年 多自然川づくり推進委員会(第2回)の開催
~自然や景観に配慮した川づくりを振り返り、今後の展望を描く~

平成29年2月20日
国土交通省では、「多自然川づくり」について、その取組の成果をレビューするとともに、今後の方向性を検討するに当たり、有識者より提言をいただくため、河川法改正20年 多自然川づくり推進委員会(第2回)を平成29年2月22日(水)に開催します。

 平成9年の河川法改正により、「河川環境の整備と保全」が法の目的として明記されてから、平成29年6月4日で20年を迎えます。
 この節目を契機に、生物の生息・生育・繁殖環境と多様な河川景観の保全・創出のために「多自然川づくり」がどのように貢献してきたかの成果をレビューし、今後の方向性を検討するに当たり、有識者より提言をいただくため、河川法改正20年 多自然川づくり推進委員会(第2回)を下記のとおり開催します。

記

1.日 時 平成29年2月22日(水)10:00~12:00
2.場 所 中央合同庁舎第3号館1階 国土交通省水管理・国土保全局 A会議室
3.委 員 別紙のとおり
4.議 題 (1)河川環境に関する課題
        (2)その他
5.その他
  • 委員会は公開にて行います。
  • 傍聴を希望される方は、2月21日(火)16時までに、所属、氏名、連絡先及び来場する人数を電話又はFAXにより下記の登録連絡先までご登録ください。なお、当日は9時45分までにご来場ください。
  • 会議室の収容人数を超える場合は、先着順といたします。なお、1社(1団体)につき1名までとさせて頂きます。
  • カメラ撮りは、会議の冒頭のみ可能です。
  • 資料及び議事要旨は、後日、国土交通省HPにて掲載いたします。
  • これまでの委員会の資料及び議事要旨は、下記URLよりご覧ください。
http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/tashizen/index.html

添付資料

記者発表資料(PDF形式)PDF形式
別紙(PDF形式)PDF形式

2016年10月6日木曜日

グリーンインフラ、自然の力が変える公共事業

先日の台風18号ではわたしの住む沖縄本島地方に「特別警報」が発表されたことから多くの方からわたしの身を案じてくださるメッセージをいただきました。
結局、沖縄本島ではほとんど被害らしい被害はありませんでした。
思えば接近直前になぜか西向きに進路がカクっと変わったことが効いたのだと思います。ちょっと神がかり的にも感じましたね。
NHKのニュースではアナウンサーが必死の声かけをしてくださいましたが、なにもなかったことに拍子抜けするとともに、なにもなかったことに安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。
そして今回は思いのほかいろんなかたからメッセージを頂戴したので驚くとともに嬉しい気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

いよいよ今月末(27日でしょうか)に筆記試験の合格発表がありますね。
前回に引き続き今回も来年の筆記試験に役立つ話題満載の記事を紹介します。
日経コンストラクションを購読しているかたはすでにご存じと思いますが、日経本紙のほうでも2か月遅れで取り上げられていましたので今回はその記事をご紹介することにします。
もっとも日経本紙は日経コンストラクション(7月25日号)からの抜粋なので、機会があればやはり日経コンストラクションのほうチェックしてみてください。

ノーベル医学生理学賞おめでとうございます
ちょうど1年前のグリーンインフラのシンポジウムで
【東京工業大学 大岡山キャンパス】

グリーンインフラ、自然の力が変える公共事業 

(1/2ページ)
2016/9/28 6:30
日本経済新聞 電子版
 グリーンインフラ(グリーンインフラストラクチャー)をご存知だろうか。自然環境の幅広い機能を活用した社会資本整備や土地利用の在り方のことを表す概念だ。しかし、言葉さえも初耳だという読者は少なくないだろう。
 それもそのはず。欧米では10年以上前から公共事業の都市戦略や環境政策の文脈で使われていたものの、日本国内で普及し始めたのは、ほんの数年前だからだ。
 そのグリーンインフラが最近、急速に注目を集めて…
[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。
秋割実施中 お申し込みは10/10まで
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO06883100V00C16A9000000

2016年4月21日木曜日

二次的自然を主な生息環境とする淡水魚の保全

平成28年熊本地震により、亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災に伴い避難生活を余儀なくされている方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。

熊本や大分には、技術士試験でこれまでに関わったかたが幾人かいらっしゃいますし、そのほか知り合いのひとも何人かいます。
また、わたしの曽祖父だか高祖父だかが熊本に深い縁があると聞いています。
遠く離れた沖縄でほとんどなにもお役にたてませんが九州の皆さんを案じています。
早く収束することを念じています。

受験申込書類の提出期限も目の前に迫ってきました。
今度の週末に仕上げようというかたも多いのではないでしょうか。
簡易書留に封をするその前は、年月日や○印しの記載もれ、添付書類忘れ、証明印もらい忘れ、写真貼り忘れ、受験料領収貼り忘れ、など、経歴票の記載内容以外のことを入念にチェックしてください。
書類不備で突き返されたら時間切れです。
がんばってください!

今回紹介する提言は建設環境というよりも環境部門自然環境保全に相当するネタなのですが、それでも2次的な自然を主な生息環境とする生きものがいるということを意識した自然環境の保全、再生および創出を進めていくことは建設環境の技術者にも求められていることだと思います。
ぜひ一度目を通しておかれることをオススメします。

井の頭公園【東京都武蔵野市-三鷹市】

環境省:Ministry of the Environment

報道発表資料
平成28年4月7日
自然環境
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「二次的自然を主な生息環境とする淡水魚保全のための提言」の公表について(お知らせ)

 有識者からなる「淡水魚保全のための検討会」により、「二次的自然を主な生息環境とする淡水魚保全のための提言」がとりまとめられましたので、公表します。
1.概要
 平成25年2月に作成された第4次レッドリストでは、汽水・淡水魚類のうち42%が希少種に選定されました。この割合は、哺乳類、鳥類等全分類群の中で最も高く、その多くが二次的自然を主な生息環境とする淡水魚であるため、優先的に対応する必要があります。
 このため、環境省では、平成26年度に有識者からなる「淡水魚保全のための検討会」を設置し、同検討会から「二次的自然を主な生息環境とする淡水魚保全のための提言」を得ることとし、検討を続けてきました。
 その結果、二次的自然を主な生息環境とする淡水魚が生息する豊かな環境を保全・再生するため、関係主体がそれぞれ可能な取組を考えて自ら実施することを促すとともに、連携して地域における自主的な保全活動を促進し、現在生息する種及び地域個体群の絶滅を防ぐことを目的とした、「二次的自然を主な生息環境とする淡水魚保全のための提言」がとりまとめられましたので、公表します。
 この提言は、環境省、関係省庁、地方自治体(特に環境、農業、水産、河川、文化財、教育部局)、農業者、現場で保全活動を行う団体、研究者、その他関係団体等を対象としていますが、それぞれが提言を参考として可能な取組を実施することが望まれます。

添付資料

2016年1月17日日曜日

気候変動適応計画

口頭試験もいよいよ終盤も終盤、わたしが関わったひとは明日、明後日の総監を受験するひとが最後です。
今夜から関東地方は積雪もあるようで、明日の朝は電車等の公共交通機関がマヒするんじゃないかと心配です。
うまくゆくことを念じるのみです。
口頭試験については口頭試験終了後に内容の振り返りをする予定です。

今日はそんな落着かない気分をなだめるように記事を投稿します。
これまで河川や沿岸部などにおいての適応策については個別に公表されてきましたが、昨年11月末に国土交通分野全体で整理された適応計画が発表されました。

最初の「はじめに」のところは建設環境だけでなく建設部門として身につけておかねばならない前提条件が整理されています。
このあたりのことを踏まえることができると建設部門のなかの環境系の技術者としての相応しさが自然と身につけられます。しっかり取り入れてください。
そのあとの分野別の影響と対応策の方向性もそれぞれしっかりチェックしておいてください。

平成27年度の試験では、問題Ⅲでコンパクトシティの実現に向けた計画の際にどのような環境配慮が必要か?が問われました。
同じように考えると、『気候変動への適応策を講じる際に、建設環境分野ではどのような取組が必要か?』が問われそうですよね。
そのときはこの資料を土台に展開してゆくことをオススメします。

国土交通省気候変動適応計画

 平成27年11月27日
 地球温暖化の進行がもたらす気候変動等により懸念される影響は、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出削減と吸収対策を最大限実施したとしても完全に避けられず、影響に備えるための「適応」が必要だとされています。
 こうした中、国土交通省は、国土の保全をはじめ多様な分野を所管し、安全・安心な国土・地域づくりにおいて大きな役割を担うことから、昨年度より、国土交通省環境政策推進本部において適応策を検討するとともに、社会資本整備審議会環境部会・交通政策審議会交通体系分科会環境部会でご審議いただく等、適応計画の検討を進めてまいりました。また、平成27年9月から検討が開始された政府の適応計画にも、国土交通省の検討内容を反映する等の作業を進めてまいりました。
 平成27年11月27日、気候変動の影響への適応計画が閣議決定されたことに伴い、国土交通省が実施する適応策をまとめた「国土交通省気候変動適応計画」を公表しました。


地下ダム【沖縄県糸満市米須】

以下、建設環境分野と直接的に関連する部分をピックアップしました。
間接的な部分もとても重要な概念や取組の方向性が記述されていますので詳しくは本文をチェックしてください。

国土交通省気候変動適応計画 ~気候変動がもたらす我が国の危機に総力で備える~
Ⅰ.はじめに
 地球温暖化が地球や人類にとっての危機をもたらすことが世界的に認識されるに至って久しい。地球温暖化が進行すれば、短時間強雨や大雨の発生頻度の増加、海面水位の上昇、台風の激化、干ばつ・熱波の増加等の気候変動をもたらす。この結果、水害、土砂災害、高潮災害、渇水被害の頻発・激甚化といった影響・リスクの増加が懸念される。
(略)

Ⅱ.基本的考え方
1.気候変動による国土交通分野への影響
 平成 25 年 9 月から平成 26 年 11 月にかけて承認・公表された IPCC 第 5 次評価報告書では、気候システムの温暖化は疑いの余地がないことが示されている。
(略)

2.国土交通省が推進すべき適応策の理念
 国土交通省では、現在生じている、あるいは将来生じうる気候変動の影響による被害を最小化する施策を、様々な主体による適切な役割分担とできるだけ科学的な知見に基づいて適切な時期に計画的に講じることにより、効果的・効率的に①国民の生命・ 財産を守り、②社会・経済活動を支えるインフラやシステムの機能を継続的に確保するとともに、③国民の生活の質の維持を図り、④生じうる状況の変化を適切に活用することを基本的な理念として適応策を推進することとする。
(略)

3.適応策の基本的な考え方
(1)不確実性を踏まえた順応的なマネジメント
(略)
 気候変動による将来影響の予測 (発現時期や場所、程度)には不確実性を伴う。 このため、適応策を推進する際には、順応的なマネジメントを行うこととし、気候変動のモニタリングを継続的に行いつつ、気候変動の進行や最新の気候予測データ、 地域の社会経済状況の変化、既往の対策及び新たな対策によるリスクの低減効果を踏 まえて、必要なタイミングで的確な適応策を選択できるように進めることとする。

(6)自然との共生及び環境との調和
 国土交通省においては、社会資本整備にあたってこれまでも自然の営みを視野に入れ、地域特性に応じて自然が有する機能も活用しつつ、自然と調和しながら、生物多様性の保全や持続可能な利用の観点から、自然環境を保全・再生・創出する施策に取り組んできた。適応策の立案や実施においても同様に、自然環境の保全・再生・創出に配慮することとする。また、目的や地域特性に応じて、生物の生息・生育の場の提供、良好な景観形成、気温上昇の抑制等といった自然環境が有する多様な機能(グリ ーンインフラ)も活用する。

Ⅲ.適応に関する施策 
1.自然災害分野
2)海岸
(影響)
 沿岸部(海岸)において、現時点においても強い台風の増加等を踏まえた高潮等の浸水による背後地の被害や海岸侵食の増加が懸念されている中、気候変動に伴う強い台風の増加等による高潮偏差の増大・波浪の強大化及び中長期的な海面水位の上昇により、さらに深刻な影響が懸念される。

(進行する海岸侵食への対応の強化) 
 沿岸漂砂による土砂の収支が適切となるよう構造物の工夫等を含む取組を進める とともに、気候変動によって増大する可能性のある沖向き漂砂に対応した取組も必要 に応じて実施する。また、河川の上流から海岸までの流砂系における総合的な土砂管 理対策とも連携する等、関係機関との連携の下に広域的・総合的な対策を推進する。

2.水資源・水環境分野
(1)水資源
2)施設の能力を上回る渇水による被害を軽減する対策
(渇水時の河川環境に関するモニタリングと知見の蓄積)
 渇水時の河川流量の減少により、河川に生息・生育する水生動植物等の生態系や水質など河川環境に影響が生じる懸念があるため、渇水時の河川環境に関するモニタリ ングを実施し、知見の蓄積を図る。

(2)水環境
(影響) 
 気候変動によって、水温の変化、水質の変化、流域からの栄養塩類等の流出特性の変化が生じることが想定される。

(水環境全般に関する適応策)
 水質のモニタリングや将来予測に関する調査研究を引き続き推進するとともに、水質保全対策を推進する。具体的には、気候変動に伴う水温上昇など水域の直接的な変化だけでなく、流域からの栄養塩類等の流出特性の変化に関する調査、さらに、下水道の高度処理、合流式下水道改善対策等の水質保全対策を引き続き推進する。

(湖沼・貯水池における適応策)
 湖沼における水温変化に伴う底層環境変化の検討、底層貧酸素化や赤潮、青潮の発生リスクに関する将来予測を行う。
 また、貯水池の選択取水設備、曝気循環設備等の水質保全対策を引き続き実施するとともに、気候変動に伴う水質の変化に応じ水質保全設備の運用方法の見直し等を検 討する。

(沿岸域における適応策)
 港湾域、内湾域における水温変化に伴う底層環境変化の検討や、底層貧酸素化や赤潮、青潮の発生リスクの将来予測に関する検討を行う。

3.国民生活・都市生活分野
(2)ヒートアイランド 
(影響) 
 都市の気温上昇は既に顕在化しており、熱中症リスクの増大や快適性の損失など都市生活に大きな影響を及ぼしている。将来、都市化によるヒートアイランド現象に、気候変動による気温上昇が重なることで、都市域ではより大幅に気温が上昇すること が懸念されている。

(適応策の基本的考え方)
 ヒートアイランド現象を緩和するため、実行可能な対策を継続的に進めるとともに、短期的に効果が現れやすい対策を併せて実施する。また、ヒートアイランド現象の緩和には長期間を要することを踏まえ、ヒートアイランド現象の実態監視や、ヒートアイランド対策の技術調査研究を行う。

(緑化や水の活用による地表面被覆の改善)
 気温の上昇抑制等に効果がある緑地・水面の減少、建築物や舗装等によって地表面 が覆われることによる地表面の高温化を防ぐため、地表面被覆の改善を図る。
 具体的には、大規模な敷地の建築物の新築や増築を行う場合に一定割合以上の緑化を義務づける緑化地域制度等の活用や、住宅や建築物の整備に関する補助事業等における緑化の推進、一定割合の空地を有する大規模建築物について容積率の割増等を行う総合設計制度等の活用により、民有地や民間建築物等の緑化を進める。
 また、都市公園の整備や、道路・下水処理場等の公共空間の緑化、官庁施設構内の緑化、新たに 建て替える都市機構賃貸住宅の屋上における緑化を推進する。下水処理水のせせらぎ用水、河川維持用水等へのさらなる利用拡大に向けた地方公共団体の取組の支援や、雨水貯留浸透施設の設置の推進等により、水面積の拡大を図る。
 また、路面温度上昇抑制機能を有する舗装技術等の効果検証を実施するとともに、快適な環境の提供に資する道路緑化等を含む総合的な道路空間の温度上昇抑制に向けた取組の具体化を図る。

(人間活動から排出される人工排熱の低減)
 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)等に基づき住宅・建築物の省エネルギー化を推進するほか、自動車からの排熱減少に資する環境性能に優れた自動車の普及拡大、都市鉄道・都市モノレール・新交通システム・路面電車等の整備による公共交通機関の利用促進に取り組む。
 また、道路ネットワークを賢く使い、渋滞なく快適に走行できる道路とするため、交通流対策を推進する。トラックによる貨物輸送から、鉄道・内航海運による貨物輸送へのモーダルシフトを推進す るとともに、トラック輸送についても共同輸配送等を通じて輸送の効率化を図る。さらに、官民連携協議会を推進母体に、下水熱利用の案件形成を支援する等、下水熱の 有効利用を推進する。

 (都市形態の改善(緑地や水面からの風の通り道の確保等))
 都市を流れる「風の道」を活用する上での配慮事項等を示した「ヒートアイランド現象緩和に向けた都市づくりガイドライン」の活用を促進することにより、広域、都市、地区のそれぞれのスケールに応じて、都市形態の改善や地表面被覆の改善及び人20工排熱の低減等の対策が適切に行われる都市づくりを推進する。
 また、「首都圏の都市環境インフラのグランドデザイン」及び「近畿圏の都市環境インフラのグランドデザイン」に基づく取組の推進、特別緑地保全地区制度等による緑地の保全、都市山麓グリーンベルトの整備や、雨水、下水再生水利用によるせせらぎ整備等により、都市における水と緑のネットワークの形成を推進する。

(ライフスタイルの改善等)
 エコドライブによる環境に配慮した自動車の使用の推進、市民活動による打ち水の実施、緑のカーテン等の普及推進に取り組む。

5.その他の分野 
(生態系ネットワーク形成の推進)
 我が国の河川は、取水や流量調節が行われているため気候変動による河川の生態系への影響を検出しにくく、現時点で気候変動の直接的影響を捉えた研究成果は確認できていないが、全国一律で最高水温が現状より 3℃上昇すると、冷水魚が生息可能な 河川が分布する国土面積が本州を中心に現在と比較して減少することが予測されて いる。
 このため、気候変動に対する順応性の高い健全な生態系を保全・再生するため、河 川、湖沼、湿原、湧水、ため池、水路、水田などの連続性を確保し、生物が往来でき る水系を基軸とした生態系ネットワークの形成を推進する。