2012年11月3日土曜日

体験論文の作成もいよいよ佳境

体験論文提出前の最後の土日になりました。
筆記試験後、ひと月以上の時間をかけて準備を進めてきたひとは、ここで論文書き始めの頃を振り返るととても感慨深いものがあるんじゃないでしょうか。
それはなにも論文の中身、完成度だけの話ではありません。
着実にワンランク、いやそれ以上、技術者としてステップアップしたことを実感できるのではないでしょうか。
提出後も気を緩めることなく、口頭試験まであと残りひと月ちょっとの間、専門技術や環境行政の最新動向チェック、そしてご自身の経歴洗い直しを入念に行ってください。
もちろん、体験業務をシナリオ化し、プレゼン発表練習、そして第三者からの意見を参考に、想定問答を作成してください。

めでたい出来事として起きる前触れ現象を意味する瑞相(吉兆)のひとつである彩雲
【沖縄県宜野湾市にて】

予期せず筆記試験に合格し、何の準備もしていなかったので慌てて論文の作成にとりかかったひともいるかもしれません。
どうか諦めずに最後まで喰らいついていって欲しいと思います。

合格発表後に慌てて作成しだしたひとに共通してみられることがあるので以下に挙げておきます。
これまでも指摘していたことですが、まず問題点の抽出が甘いです。
甘いというよりも、慌てて書いているぶん、コレやった、アレやった、アアナッタ、コウナッタの羅列で終始し、論文の内容が「出来事報告書」「経過報告書」になってしまってるんです。

どうしてその策を行ったのか?どのような根拠をもってその方策を導き出したのか?その思考過程をアピールしないといけないのですが、そこがゴッソリと抜けています。

また、根拠っぽいことを書いていても、そもそも問題点の抽出が甘いので根拠になりえていない場合もよくみられます。

以上、気付いた点を書いてみましたが、これを読んだからってすぐにわかることではないと思います。
ぜひ近くの技術士に添削してもらって指摘してもらいましょう。
この「出来事報告書」や「経過報告書」になっていないかどうかのチェックは、なにも受験する部門や科目が同一の技術士でなくて結構です。同じ分野でなくてもいいのでぜひ技術士にチェックしてもらってください。
自分だけでは絶対に気付くことはできません。

最後にAPECさんが掲示板に投稿していた記事を貼っておきます。
体験論文がんばってください http://16611.webspace.ne.jp/rental/img_bbs2/bbs.php?pid=16611&mode=p&no=31915&mode2=tree

最後まで諦めずに。
そしてこの週末を大事に過ごしてください。

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