2018年7月18日水曜日

技術士試験 Ⅱ-2-2

つづいて風力発電所建設事業の調査・予測及び評価手法です。
クドイようですが、それにしても2つ目もアセスとは驚きました。
建設環境のど真ん中ジャンルということなのでしょうね。
直接アセスに携わった経験があるひとは意外と少ないようですが、それでも建設環境の技術士となった暁にはいつでも担当できるようにしておかないといけません、ということが国からも求められているのでしょう。
そういった気構えで試験勉強に、日常業務に、臨んでください。

Ⅱ-2-2 環境影響評価法に定める第一種事業に当たる風力発電所の建設事業が計画されている。対象事業実施区域近傍には集落や,自然公園が存在している。本事業における,環境への影響に関する調査・予測及び保全措置の検討を行うに当たり,以下の問いに答えよ(本設問では,供用時の環境影響に係る事項を対象とする)。

(1)この事業の具体的内容と地域の状況を設定し説明せよ。また,それを踏まえて,この事業において環境影響を及ぼす要因と影響を受ける環境要素の項目(以下,環境項目という)を2つ挙げ,想定される環境影響の概要を説明せよ。ただし,近傍に集落及び自然公園が存在することを踏まえた環境項目を1つずつ挙げること。

(2)(1)で挙げた2つの環境項目について,本事業で適切な調査・予測及び評価の手法について述べよ。


【沖縄県国頭村】

風力発電所の環境影響評価のポイントと参考事例

風力発電についてはこのブログでも何回か取り上げています。これまでは解答者側に設定がゆだねられることが多かった地域の概況ですが今回は「集落」と「自然公園」の2つがあらかじめ設定されていました。これを踏まえた解答が求められているわけです。

そして重要なことですが、「(本設問では,供用時の環境影響に係る事項を対象とする)。」とあります。工事中の影響を取り上げてしまうと×です。

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