2018年7月21日土曜日

【番外編】水産部門・水産水域環境 Ⅲ

最後に問題Ⅲの課題解決問題です。
Ⅲ-1が海域の生物多様性、Ⅲー2が外来魚対策でした。

Ⅲ 次の2問題(Ⅲ-1,Ⅲ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(解答問題番号を明記し,答案用紙3枚以内にまとめよ。)

Ⅲ-1 「生物多様性に関する条約(生物多様性条約)」の下で2010年,「愛知目標」が採択され,その多くが達成年としていた2020年をまもなく迎えようとしている。もとより水産業にとって海域の生物多様性の保全が重要であることは,将来にわたっても論を待たない。あらためて海域の生物多様性をふりかえり,以下の問いに答えよ。

(1)海域の生物多様性が低下してきた要因について,多様な視点から述べよ。

(2)上述の要因の中から,あなたが最も問題視する要因を選び,その問題解決のための技術的提案を示せ。

(3)あなたの技術提案がもたらす具体的な効果と,想定されるリスクについて述べよ。

これまたどうでしょう。
建設環境分野の知識で十二分に論を展開できるのではないでしょうか。
わたしもやや筆が滑りそうになるのを堪えつつ(少し堪えきれずにあえて沖縄でのことを試験官に問題提起するなど)、全部盛りで解答しました。

グルクンの類
【那覇市】

Ⅲ-2 内水面漁業の振興に関する基本的な方針(平成26年10月制定,平成29年7月変更)では,「特定外来生物等による被害の防止措置に対する支援等」として,特定外来生物用による内水面水産資源に対する被害を防止するため,外来魚について,効率的な防除手法の技術開発を進めるとしている。このような状況を踏まえ,以下の内容について述べよ。

(1)外来魚対策を計画・実施する上で,検討すべき課題を述べよ。

(2)上述の課題の中から,あなたが最も重視する課題を選び,その課題解決のための技術的提案を示せ。

(3)あなたの技術提案がもたらす具体的な効果と,想定されるリスクについて述べよ。

こちらも無勉で解答できるひともいらっしゃるのではないでしょうか。
わたしは実際に携わったことがないこともあって文章に迫力が出ないと判断してこっちは見送りました。
しかし2択のどちらも解答できそうな匂いがするのは嬉しい限りです。水域の生態環境保全に関わっているものとしては建設環境なんかよりも解答しやすいと感じました。
オレって実は水産の人間だったのかな、といまさらながらの気づきになりました。

他部門他科目の試験問題にお付き合いいただきありがとうございました。
ここまで試験のデキがよかったかのような書きぶりでしたが、実は択一のほうが微妙なんです。。。。明後日でしたっけ?正答の発表。。。。

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