2021年6月26日土曜日

令和3年版国土交通白書 危機を乗り越え豊かな未来へ

巷ではインドで確認されたデルタ株が広がっているような報道が増えてきました。
ここ沖縄でも既に確認されています。なんでも感染力がこれまでのものとは段違いらしいですね。そんな折、わたしのもとにもワクチン職域接種の案内が届きました。いよいよわたしにもワクチン接種のチャンスがきたような、どうなのか(昨日で受付中止らしいじゃないですか)、ウイルスとのデッドヒートの様相を呈してきました。

講座のほうは添削依頼ラッシュが落ち着きました。
添削20回を超えるようなかたは既に完成させた模範解答の手書き練習段階に移行したようです。いまは4月末からの短期コースのかたをメインに指導しているところです。
試験まで残り2週間、なんとか喰らいついてがんばってください。

そしてそんなタイミングで国土交通白書がリリースされました。
例年ですと7月に入ってからだったような気がするのでじゃっかん前倒しですね。今年はオリンピックの準備で忙しいから、定例のやつなんかは仕上がったものからさっさと片づけてるんですかね。

現在我が国が直面する2つの危機
(1)新型コロナウイルス感染症
(2)災害の激甚化・頻発化
により加速化した変化及び顕在化した「課題」について、次の5つの観点
①社会の存続基盤の維持困難化
②災害リスクの増大や老朽化インフラの増大
③多様化を支える社会への変革の遅れ
④デジタルトランスフォーメーション(DX)の遅れと成長の停滞
⑤地球温暖化の進行
で分析・整理されています。

特に目新しいことではないですが、回答論文を構成する際には、この分析・整理に沿った内容で課題を抽出、解決策を提示するとよいでしょう。
しかしアレですね、「地球温暖化の進行」がずいぶんと後回しになりましたね。これは注目に値すると思います。建設部門としても、建設環境としても。

馬場先濠
【東京都千代田区皇居外苑】

令和3年版国土交通白書 危機を乗り越え豊かな未来へ

令和3年6月25日

国土交通白書は、国土交通省の施策全般に関する年次報告として毎年公表しています。現在我が国は、新型コロナウイルス感染症と、災害の激甚化・頻発化に直面していますが、我が国が過去の危機を契機として、よりよい社会を実現してきたように、これらを乗り越え、「豊かな未来」を実現するべきというのが、今回の白書の基本的な考え方です。この考え方に基づき、加速化している変化や顕在化した課題について整理し、これに対応する具体的施策と、目指すべき「豊かな未来」の姿を展望しております。

 現在直面する2つの危機により加速化した変化及び顕在化した課題について、以下の5つの観点で分析・整理。
1.社会の存続基盤の維持困難化
 ・公共交通の維持困難化と人口減少等により生活サービスの維持も困難化
  病院、銀行、コンビニの存続が困難になる可能性のある市町村の割合
    病院:53%→66% 銀行:26%→42% コンビニ: 7%→20% (2015→2050年)
2.災害リスクの増大や老朽化インフラの増大
 ・災害リスクエリアは国土の21.5%であるのに対し、全人口の67.7%が居住
3.多様化を支える社会への変革の遅れ
 ・コロナ禍の影響によりテレワーク利用率が増加したが(東京圏のテレワーク利用率 2020年1月:10%→12月:26%)、世界各国と比較して利用率は低い(世界8か国におけるテレワーク利用率 中国都 市部:75%米国:61%日本:31%)。
 ※「新型コロナ以前からテレワークしていた」人の割合と「新型コロナ後に初めてテレワークした」人の割合の合計値。2020年7月時点。
4.デジタルトランスフォーメーションの遅れと成長の停滞
 ・我が国のDXは遅れているが(世界デジタル競争力ランキング 調査対象国中27位/63カ国)、コロナ禍を契機にDXが加速化している(企業の75.5%がコロナ禍を契機にデジタル施策を推進)。
5.地球温暖化の進行

これらの変化や課題に対応する具体的施策と、それにより実現を目指す「豊かな未来」の姿を展望。
また、動画のQRコードの掲載コラム・インタビューの増加など、読みやすさの向上・内容の充実を図っている。

添付資料

報道発表資料(PDF形式:90KBKB)PDF形式

資料1(PDF形式:669KBKB)PDF形式

資料2(PDF形式:3,045KBKB)PDF形式

資料3(PDF形式:34,548KBKB)PDF形式

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