ついに、というか再びですが、新型コロナの感染拡大が収まらないここ沖縄では県立学校の休校措置が実施されます。
人口の集中する沖縄本島中南部は朝の通勤ラッシュというのがあるのですが、実態としては通勤だけじゃなくて、大学生が車で通うだとか、小中高校生もですね、親に自家用車で学校に送ってもらうこと多いといった通勤ならぬ通学ラッシュなので、休校措置が講じられたとたん、街から車やひとがいなくなってしまいます。
天気がいいとよけいに異様な、恒常でないさまが目の前に立ち現れます。。。。
筆記試験の回答ネタでコンパクトシティを取り上げる場合に、街を走る車両から排出されるCO2を削減する方策のひとつとして、中心市街地を迂回するバイパスを整備して渋滞を緩和することで排出量を削減する、なんて書きますよね。あれを究極に進めたらうちの近所、勤務先周辺の様子はこんな感じに閑散としたものになるのかもしれません(っていまはバイパスのほうにも走っていないわけですが)。
なんて無理やり低炭素なプロローグを書いてしまいましたが、このブログでもここのところなにかと触れている「脱炭素」、令和3年度試験の一大テーマになると思います。
そこで本日取り上げるのは、環境省が制作した脱炭素のポータルサイトです。
その名も脱炭素ポータル。
先日に改正法が成立した地球温暖化対策推進法についても取り上げられています。
そしてそこには改正されたポイントが3つ示されています。
建設環境の技術者がいちばん関わるのはなんといっても「(2) 地方創生につながる再エネ導入を促進」ですね。ここの内容を特にチェックしておいてください。メガソーラー発電や風力発電など地元とのトラブルもよくニュースになります。地域と合意形成するうえでの課題も取り上げられています。先日取り上げた太陽光発電アセスの合理化もここに関連していると言えば言えますね。
もちろん環境部門のかたは3つのポイントすべて要チェックです。
水産部門のかたは(3つのポイントからは離れますが)魚礁効果も期待できる洋上風力発電だとかを持ち出すとイイかもしれませんね。
スマートコミュニティ構築事業
再生可能エネルギー発電設備等導入促進復興支援補助金(半農半エネモデル等推進事業)
2メガワット級の太陽光発電所「川俣町山木屋地区復興メガソーラー発電所」
【福島県伊達郡川俣町山木屋】
トピックス
改正地球温暖化対策推進法 成立
地球温暖化対策推進法の一部改正案が、令和3年5月26日に成立しました。
今回の改正では大きく3つのポイントがあります。
(1) 2050年までの脱炭素社会の実現を基本理念に
我が国では、昨年の「2050年カーボンニュートラル」宣言やパリ協定に定める目標などを踏まえ、2050年までのカーボンニュートラルの実現を明記しました。これにより、国の政策の継続性が高まり、国民や自治体、事業者などはより確信を持って地球温暖化対策の取組を加速できるようになります。
(2) 地方創生につながる再エネ導入を促進
2050年までのカーボンニュートラルの実現には再生可能エネルギーの利用が不可欠です。一方で、再生可能エネルギー事業に対する地域トラブルが見られ、地域における合意形成が課題となっています。こうした課題を解決するため、地方自治体が策定する地方公共団体実行計画において、地域の脱炭素化や課題解決に貢献する事業の認定制度を創設し、関係法律の手続きのワンストップ化を可能とするなど、円滑な合意形成による再生可能エネルギーの利用促進を図ります。
(3) 企業の温室効果ガス排出量情報のオープンデータ化
地球温暖化対策推進法では、一定以上の温室効果ガスを排出する事業者に対し、排出量を報告させ、国がとりまとめて公表する制度があります。本制度においてデジタル化を進めることにより、報告する側と使う側の双方の利便性向上を図ります。
また、開示請求を不要とし、オープンデータ化を進め、企業の脱炭素に向けた前向きな取組が評価されやすい環境を整備します。
本法律に関する資料や詳細は環境省HPをご覧ください。
地球温暖化対策推進法の成立・改正の経緯(環境省)
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/keii.html
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