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2026年3月31日火曜日

太陽光発電における自然環境配慮の手引き

令和7年度も残すところあと数時間となりました。
本日は、APECエンジニアとIPEA国際エンジニアの登録審査の結果発表がありました。

わたしも更新手続きしており、これをみると無事に審査が通ったようで安堵しました。
そして自分の更新手続きと並行して、今回は新規審査の主査を務め、副査の皆さんと意見交換しながら厳正なる審査を進めました。なかなかに緊張、というか身が引き締まる思いで重要な任務を務めましたが、晴れてこうして世の中に有用な技術者を輩出するお手伝いができたこと、誠に栄誉なことでした。
技術士で、APECエンジニアの申請要件を満たしているかたは、ぜひ、令和8年度のAPECエンジニア新規審査の申請を検討してみてください。日本技術士会では例年7月~10月の期間に申請書を受付ています。

今回はアセス関連の大ネタです。環境部門のみならず建設環境の受験生もぜひチェックしてください。意外と公表からすぐに出題されるような気がします。なんといっても釧路湿原の太陽光パネル問題が社会問題化して、政府の方針も大きく変わりましたからね。令和8年度試験で出題されるんじゃないかと思います。その際、この手引きを踏まえているかどうかで大きく得点が左右されるんじゃないかと思います。ぜひチェックしてください。

ヤチボウズ
【釧路湿原国立公園】

2026年03月31日
  • 自然環境

「太陽光発電における自然環境配慮の手引き」の公表及び意見募集(パブリックコメント)の結果について

1.「太陽光発電における自然環境配慮の手引き」を本日、令和8年3月31日(火)に公表しましたので、お知らせします。
 
2.合わせて、令和8年2月20日(金)から同年3月5日(木)にかけて実施した意見募集(パブリックコメント)の結果について、お知らせします。

■ 概要

 太陽光発電は、太陽の光エネルギーを太陽電池により直接電気に変換する発電方法で、再生可能エネルギー発電の一つです。日当たりの良い立地であれば比較的導入しやすいこともあり、固定価格買取制度の創設以来、全国的に導入が進んできました。その一方で、土砂流出や濁水の発生、景観や生活環境への影響等の問題が生じる事例が増えていたことを背景に、令和2年4月に環境影響評価法の対象事業として太陽光発電事業が追加されました。また、環境影響評価法や地方公共団体が定める環境影響評価に関する条例の対象とならない規模の太陽光発電事業についても、発電事業者等による自主的な環境配慮の取組を促し、地域との共生が図られるようにするため、環境省において「太陽光発電の環境配慮ガイドライン」(以下「環境配慮ガイドライン」という。)を令和2年3月に策定しました。
 環境配慮ガイドラインでは、主に設計段階での環境配慮のポイントをまとめており、その一項目として「動物・植物・生態系」についても扱われています。「動物・植物・生態系」への影響を回避・低減するためには、それぞれの場所の状況に応じた、専門的な知見に基づく取組が必要になります。本手引きは、環境配慮ガイドラインの補遺として、太陽光発電事業の実施にあたっての立地選定から設計、施工、運用・管理、撤去・処分の段階別に、自然環境への影響を回避・低減するための考え方や方法について、事例を交えてより具体的に示しています。これにより発電事業者等による自然環境配慮の取組の実践を更に促し、地域と共生した太陽光発電事業の実施促進に資することを目的としています。

■ 意見募集(パブリックコメント)の結果概要

(1) 実施方法
   電子政府の総合窓口[e-Gov]、環境省ホームページ
(2) 意見募集期間
   令和8年2月20日(金)から同年3月5日(木)
(3) 意見提出方法
   e-Govの意見提出フォーム、郵送
(4) 意見件数
   のべ意見数86件(意見提出者数22人)
(5) 結果
   「『太陽光発電における自然環境配慮の手引き(案)』に対する意見募集の結果について」のとおり

2025年9月12日金曜日

洋上風力発電所の環境影響に係るモニタリングガイドライン

9月になりましたがまだまだ暑いですね。しかし吹く風が秋の気配を乗せてどことなく和らいでいるようにも感じます。
それにしても11月4日(火)の合格発表まで長いですね。手ごたえのあるひともないひとも、試験のことはいったん脇に置いて業務に邁進しておられることと思います。
それでも早くも気持ちを切り替えて来年の試験に向けてどうにかしたいとお考えのひとはぜひ早めに着手してこれから1年弱の期間をシッカリ筆記試験対策に充ててください。きっと来年のいまごろは成果が実感できていると思いますよ。そんなかたを応援しています。

来年の試験といえば、標記のとおり、洋上風力発電の環境アセスに関するガイドラインが公表されました。モニタリングに関してのものです。項目や手法、データの取り扱いについてのガイドラインが示されており、まさに選択科目Ⅱ-2で問われそうな内容ですよね。
つい先日には秋田県沖や千葉県沖の洋上風力発電事業から事業者が撤退するというニュースも駆け巡りました。目まぐるしく変化する世界情勢もあり、事業化はなかなかハードルが高いということをあらためて実感しているところですが、いまのところ現段階では国土交通省も洋上風力発電を推していますから、近いうちに建設部門建設環境でも問われそうです。ぜひチェックしておいてください!

NHK総合のクローズアップ現代で放送されました
【沖縄県うるま市】

2025年09月11日
  • 総合政策

「洋上風力発電所の環境影響に係るモニタリングガイドライン」の公表及び意見の募集(パブリックコメント)の結果について

 本日、「洋上風力発電所の環境影響に係るモニタリングガイドライン」を公表しました。 
 併せて、令和7年6月17日(火)から同年7月17日(木)までの間に実施したガイドラインの案に関する意見の募集(パブリックコメント)について、その結果を取りまとめました。

■ 「洋上風力発電所の環境影響に係るモニタリングガイドライン」の公表について

 2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、電源の脱炭素化が鍵であり、また、2030年までに生物多様性の損失を止め、回復させる(ネイチャーポジティブ)という目標達成に向けて、環境への適正な配慮を確保しつつ、地域との共生を図りながら、再生可能エネルギーの最大限の導入を促すことが重要です。
 このうち、洋上風力発電所の導入に関しては、これまで国内における実績が少なく、知見が十分に蓄積されていないことから、環境影響評価の場面においても、様々な懸念の声が上げられています。「風力発電事業に係る環境影響評価の在り方について(一次答申)(令和6年3月 中央環境審議会)」において、洋上風力発電事業の環境影響に係る不確実性に対応する観点から、事業者の事業実施や継続に係る予見可能性を確保しつつ、工事中及び稼働中における実際の環境影響を把握するためのモニタリングを実施することが重要であるとされました。さらに、モニタリングの実施によって環境影響に係る科学的知見の充実を図ることで、我が国全体での洋上風力発電事業の環境負荷の低減と、事業実施の際に必要となる環境保全措置の最適化を図り、将来的により環境に配慮した洋上風力発電事業の推進に資することが期待されるとされました。
 このような背景から、令和6年7月、環境省と経済産業省では、「洋上風力発電におけるモニタリング等に関する検討会」を設置し、事業者の予見可能性の確保の観点を踏まえ、海外の動向や最新の科学的知見を基に、国と事業者の役割分担を含めたモニタリングの内容、環境配慮の確保に向けたモニタリング結果の活用方法等について整理し、「洋上風力発電所の環境影響に係るモニタリングガイドライン」を作成しました。

■ 意見の募集(パブリックコメント)の結果について

 令和7年6月17日(火)から同年7月17日(木)までの間に実施した「洋上風力発電所の環境影響に係るモニタリングガイドライン(案)」の意見募集の結果は下記のとおりでした。頂いた御意見とそれに対する考え方については別添3を御参照ください。

(1)意見募集期間:令和7年6月17日(火)から同年7月17日(木)まで
(2)告知方法:電子政府の総合窓口(e-Gov)及び環境省ホームページに掲載
(3)意見提出方法:電子政府の窓口(e-Gov)意見提出フォーム又は郵送
(4)意見提出数:20通(意見の件数71件)

2024年2月29日木曜日

既存インフラ等を活用した再エネ導入促進

今日は閏日ですね。
例年よりも1日多いということは、技術士試験の合格発表までの日にちも1日ぶん延びるのかどうなのか。合格発表ってたいがい金曜日ですから関係ないのかな。
なんてことをソワソワ考え出す時期になりました。
令和5年度技術士第2次試験の合格発表は来週3月8日(金)ですかね。口頭試験を受験されたかたは、これからの1週間、どきどきが最高潮ですね。そして当日の早朝5時55分、受験してもいないのにわたしもPCやスマホ画面のリロードを繰り返していることでしょう(笑)。講座の受講生や受験に関わった皆さんからの嬉しい連絡がバンバン入ることを祈っています。

それまでの箸休め、といいますか次年度試験に向けて頑張っておられるかたに、今日は小ネタ(といってはたいへん失礼ですが)をご紹介します。
温室効果ガス排出量削減(吸収量増大)については経済界・産業界挙げて様々な取組が活発化していますよね。ZEB化、CCSだとかCCUSだとかが昨今話題になっていますが、脱化石燃料化はじめ、インフラ維持管理分野周りでは既存インフラを活用して再エネ化を進めていくというのも注目されています。
導入を促進するうえでの課題と解決策なんて試験問題でも問われそうですよね。そのためのネタ集め、視野を広く深めるのにもよい機会となるセミナーが開催されます。忙しい時期だとは思いますが時間をやりくりして聴講してみてもよいのではないでしょうか。

【福岡県福岡市博多区】

2024年02月26日                               
  • 総合政策

「既存インフラ等を活用した再エネ導入促進セミナー」の開催について

  1. 温室効果ガス排出量の削減目標を達成するためには再生可能エネルギーのさらなる普及拡大が不可欠です。そのため、地域の再生可能エネルギー資源をより有効に活用し、また、これまで利用されてこなかった再生可能エネルギーについても活用していくことが求められます。
  2. 水力発電は、地域資源を有効に活用した再生可能エネルギーであり、再生可能エネルギーの中でも電力供給を安定かつ長期にわたって行うことができる重要なものとして期待されています。地域における水力発電については、砂防堰堤等の既存インフラを有効活用することにより、そのポテンシャルを活かすことができると考えられます。また、従来使われてこなかった河川内樹木やダム流木等の河川付近のバイオマスを発電等に利活用することで、再生可能エネルギーの導入促進を図りつつ、治水対策との相乗効果の得られることが期待されています。
  3. 本セミナーは、地域における水力発電の効果的な活用、砂防堰堤を活用した水力発電の促進、河川付近のバイオマスの利活用をテーマとし、脱炭素社会の実現に向けて再生可能エネルギー導入のさらなる促進を目的として開催します。
■ 開催概要
  • 日時:令和6年3月11日(月) 13:00~17:00
  • 開催方法:オンライン開催(Zoom Webinar)
  • 参加費:無料(要事前登録)
  • 対象:主として水力発電事業やバイオマス関連事業を実施する、または、関心のある地方公共団体・民間企業等を対象としています。
  • 定員:先着500名
 
■ 参加申込
  • 本セミナーへの参加を御希望の方は、下記のリンク先の案内に従ってお申込みください。登録いただいたメールアドレスへZoomの招待URLが送信されます。参加者は先着500名とさせていただきます。【令和6年3月4日(月)締切】
 
   https://forms.office.com/r/3k4m4jMdBM
 
■ プログラム(予定)
  • 13:00~13:05 開会挨拶
   環境省大臣官房総合政策課環境研究技術室
  •  13:05~13:35 基調講演1
   「災害が頻発するなかでの、地域の主体力形成と小水力」
   熊本県立大学 特別教授 島谷 幸宏 
  • 13:35~14:05 基調講演2
   「再エネを地域にとって必要な電源にするために(仮)」
   芝浦工業大学 副学長/システム理工学部環境システム学科 教授 磐田 朋子 
  • 14:05~14:55 テーマ1:地域における水力発電の効果的な活用
  1. 「国内外の地域における水力発電活用の取組(既存インフラ等を活用した再エネ普及加速化事業成果報告)」パシフィックコンサルタンツ株式会社
  2. 「水力発電含む再エネ事業における市民ファンドの活用方法」株式会社自然エネルギー市民ファンド 代表取締役 吉田 幸司
  3. 「維持管理とメンテナンスは中小水力発電成功のカギ」日本発電株式会社 開発事業部 部長 石坂 朋久
  • 14:55~15:30 テーマ2:砂防堰堤を活用した水力発電の促進
  1. 「砂防堰堤を活用した水力発電のポテンシャルの検討(既存インフラ等を活用した再エネ普及加速化事業成果報告)」パシフィックコンサルタンツ株式会社
  2. 「宮崎県企業局における『既存インフラの小水力発電ポテンシャル調査』の取組-既存砂防堰堤を活用した小水力発電可能性調査について-」宮崎県企業局 工務管理課技術調整・企画担当 副主幹(担当リーダー) 大前 将之
  • 15:30~16:10 テーマ3:河川付近のバイオマスの利活用
  1. 「木質バイオマス発電の燃料材需給動向と河川付近のバイオマス利活用の意義」一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会主任専門調査員 大久保 敏宏
  2. 「河川内樹木及びダム流木のバイオマス利用の手引きの紹介(既存インフラ等を活用した再エネ普及加速化事業成果報告)」パシフィックコンサルタンツ株式会社
  3. 「河川樹木有効活用への取組」株式会社山内産業 代表取締役 山内 秀晃
  • 16:10~16:20  環境省の施策・支援制度の紹介
   「脱炭素社会実現に向けた取組」
   環境省大臣官房総合政策課環境研究技術室
  •  16:20~17:00 質疑応答
 ※各講演タイトルは変更となる可能性があります。

2023年3月31日金曜日

地中熱利用にあたってのガイドライン(第4版)

本日深夜、ついにタモリ倶楽部が終わってしまいますね。。。
テレビをあまり見ないわたしですが、数少ないレギュラー番組でした。といっても実は沖縄での放送は数か月遅れなのでまだまだ放送は続きます(と思います)。それでもやっぱり寂しいですね。時は移ろうなぁ。。。

時といえば、出願書類の作成は進んでますか?
時間があるようで意外とありません。慌てて提出することのないようにしてください。技術士の指導、特に令和からの技術士試験を把握している技術士の添削も受けていないと口頭試験後に、そして最終合格発表のときにとても悔いることになってしまいます。いまできることを先延ばしせず取り組んでみてください。
令和5年度 技術士第二次試験 受験申込書様式(リンクはわたしのブログです)

そしてこの機会に技術士コンピテンシーをしっかりおさらいして、筆記試験対策にも活かすとよいと思います。技術士コンピテンシーを意識しながらの回答が記述できるとそれだけ得点アップにつながり、それがそのままA評価に直結するはずです。

今回は環境部門のかた向け、それも環境保全計画を受験するかた向けのネタを紹介します。
再生可能エネルギーについては脱炭素の世界的な潮流、それを受けての国を挙げての取り組みもあって試験的にも重要なテーマのひとつですよね。
再生可能エネルギーというと、まずは太陽光、ついで風力になろうかと思いますが(老舗の水力も忘れてはいけませんが)、地中熱というのも注目に値するエネルギー源です。
再生可能エネルギーとしての地中熱の利用とは、外気温と地中の熱との温度差を利用して効率的な冷暖房等を行うものです。地中の温度というのは地下10~15mの深さになると年間を通して温度の変化がほぼなくなるため、夏は外気温よりも低く、冬は外気温よりも高くなります。この温度差を利用したものになります。

地中熱については、令和元年度(2019年度)の環境部門環境保全計画で出題されました。
Ⅱ-1-4 地中熱とはどのようなエネルギーか説明し,その利用方法について述べよ。

設問前半のどのようなエネルギーか、については上記に記載した内容でOKですよね。後半の利用方法については、今回紹介するガイドラインをもとに記述するとバッチリです。そのガイドラインがこのたび改訂されましたので取り上げました。
特に「地下水・地盤環境の保全に留意しつつ」といった点に留意しながら理解しておくと、もしかしたら選択科目Ⅱ-2のほうで出題されても対応できると思います。

タモさん御用達にして空耳の聖地
【東京都港区南麻布】


2023年03月28日 
  • 水・土壌

「地中熱利用にあたってのガイドライン」の改訂について

環境省では、平成30年3月に「地中熱利用にあたってのガイドライン(改訂増補版)」を公表しておりますが、地下水・地盤環境の保全に留意しつつ、地中熱利用の一層の普及促進を図るため、この度第4版として改定を行いました。

経緯

我が国は、地球温暖化対策としてパリ協定に定める目標を踏まえ、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減することを目指し、さらに50%の高みに向けて挑戦を続けることを宣言しました。脱炭素社会の実現のためには、再生可能エネルギーの導入が求められており、再生可能エネルギー熱の一つである地中熱の更なる利用を普及促進することが重要となります。
地中熱は再生可能エネルギーの中でも、天候や地域に左右されず年間を通して一定の温度で安定しており、大気中へ排熱を出さないといった特徴があります。
このたび、地下水・地盤環境の保全に留意しつつ、地中熱利用の一層の普及促進を図るため、新たに得られた知見・事例等の追加や内容の充実を行い第4版として改訂を行いました。

主な改訂内容

(1)新たに得られた知見・事例等を追加

①実際の地中熱導入事例の紹介としてZEB・ZEHへの導入事例を7つ追加
②地中蓄熱に関する技術および事例を追加

(2)内容の充実

①地中熱の普及状況について今年度の調査結果を踏まえてデータを更新
②地中熱利用ヒートポンプに関する配慮事項(留意点・工夫)を充実
③約20の図表データを更新

2022年6月22日水曜日

令和4年版国土交通白書 気候変動とわたしたちの暮らし

沖縄は早くも梅雨明けしました。昨年よりも13日も早いんだそうです。しかし今年の梅雨は長かったうえにずっと雨でした。例年ですと梅雨入りしたとたんに雨が降らないという空梅雨も多かったんですけどね。梅雨入り宣言前から降雨が続いていたので、実質的に2か月まるまる雨でした。
それにしても梅雨の終わり頃の豪雨はハンパなかったです。線状降水帯ともいえるほどに次々に雨雲が来襲しました。我が家は土砂災害危険地域に引っ掛かっているもんですから毎年ヒヤヒヤしています。今年もなんとかサバイブできたことに安堵するとともに、バトンが移った九州以北のことを案じています。沖縄以外の地域はこれからが梅雨の本番だと思います。河川の氾濫、山崩れなどじゅうぶん気を付けてください。

そんななか国土交通白書も昨年より4日ほど早く公表されました。
やっぱり、というかなんというか、ドストライクテーマの「気候変動」、そしてその対策としての「脱炭素」で来ましたね。
「地域の脱炭素化と生活の質の向上等を両立した「気候変動時代のわたしたちの暮らし」を展望しています」とあります。ココ、大事な視点です。
地域の脱炭素化と生活の質の向上を両立させるためにもてる専門技術を遺憾なく発揮することが我々建設部門などのインフラ整備にかかる技術者に求められています。その専門知識を備えているかどうかが試験で試されると思います。
というわけで、必須科目Ⅰは脱炭素ですよ。
もちろんR4版白書の全部をくまなく読み込む必要はないのですが、概要版だけでもチェックしておいてください。

と書きましたが、しかしこうも脱炭素ばかりを推していて大丈夫なのかとちょっと心配になってきました。そもそも建設環境だと昨年のⅢ-2で出ていますし、建設部門だけじゃなくて環境部門や水産部門でも「脱炭素(カーボンニュートラル)」を推しているうえに、総監部門も「脱炭素社会に向けた取り組み」を出題予想しているんです。
どれもこれも脱炭素(カーボンニュートラル)が出題されたら壮観ですね(今回は受験しないので他人事みたいな発言になってしまいました、すみません)。

緑ヶ丘公園
【沖縄県那覇市】

「令和4年版国土交通白書」を公表します
~気候変動とわたしたちの暮らし~

令和4年6月21日

国土交通白書は、国土交通省の施策全般に関する年次報告として毎年公表しています。今回の白書では、我が国において、世界的な社会課題である気候変動への対応が求められていることから、「気候変動とわたしたちの暮らし」をテーマとして取り上げました。
 2050年カーボンニュートラルの実現を目指し、国土交通分野における「暮らしの脱炭素化」に向けた取組みの方向性等を整理するとともに、地域の脱炭素化と生活の質の向上等を両立した「気候変動時代のわたしたちの暮らし」を展望しています。


本白書についての概要は、以下のとおりです。
 

第1部 気候変動とわたしたちの暮らし

 
【序章】気候変動に伴う災害の激甚化・頻発化
紀元後2000年の歴史に例を見ない気候変動の状況、気候変動に伴う災害の激甚化・頻発化の状況や適応策としての防災・減災対策等を整理。
 
  • 脱炭素社会の実現に向けた動向
新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けた家庭部門・運輸部門等における2020年のCO2排出の最新動向や、経済と環境の好循環に向けた政府の取組み・市場動向等を整理。
 
  • 脱炭素化社会の実現に向けた国土交通分野における取組み
住まい・交通・まちづくり等、国土交通分野における「暮らしの脱炭素化」に向けた取組みの方向性や、技術革新・社会実装等の動向を整理。
 
【第3章】気候変動時代のわたしたちの暮らし
脱炭素化に向けた人々の意識調査結果や、地域の脱炭素化の先進事例について紹介するとともに、技術革新により変革が期待される「わたしたちの暮らし」の将来像を展望。
 

第2部 国土交通行政の動向

国土交通行政の各分野の動向を政策課題ごとに報告
 

【資料】資料1:令和4年版国土交通白書の概要 資料2:令和4年版国土交通白書
 

2022年4月5日火曜日

国立公園内における太陽光発電施設の審査に関する技術的ガイドライン

ハイサイ!ぐすーよーちゅうがなびら、すごろく語録ぬすごろくやいびーんw。
気分はハイテンション♫やっと新型コロナワクチンの副反応から解放されました。
それにしても今回は長かったですねえ。これまで経験のある風邪やインフルエンザ、扁桃腺炎とは違って体調が一進一退したことも戸惑いました。とにかく無事に完了してヨカッタです。

冒頭の挨拶は知り合いの技術士のひとからの電話でかまされた沖縄方言の挨拶をパクってみました(笑)。そのかたはそもそもがとても独特な個性の持ち主ではあるんですが、国立公園の維持管理という職業柄もあってハイテンションなんですかね、地域密着型ということで。技術力もさることながらコミュニケーション力の高さに圧倒されました。

その国立・国定公園の維持管理というのは、環境部門の自然環境保全科目で問われる(課題解決能力の発揮が期待される)分野なわけでして、定期的に高い頻度で出題されています。
今回取り上げるのはそのなかでも、温暖化対策的にも期待されている再生可能エネルギーのひとつでもあり、またある意味いわくつきでもある「太陽光発電施設」を国立・国定公園内に新設増改築する際の審査に関する技術的ガイドラインです。

そのままストレートに出題されるかはわかりませんが、概要だけでも把握して、国立公園の維持管理関連の出題にあたって再生エネルギー発電建設を絡める場合は留意事項とかで取り上げると評価がアガるんじゃないでしょうか♫

【石垣市名蔵】

報道発表資料
令和4年4月4日
自然環境
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「国立・国定公園内における太陽光発電施設の審査に関する技術的ガイドライン」について

環境省では、自然公園法施行規則第11条第12項の太陽光発電施設の新改増築に係る許可審査について、技術的なガイドラインを取りまとめ、令和4年3月30日に施行しました。

 環境省では、平成27年5月19日に自然公園法施行規則(昭和32年厚生省令第41号。以下「規則」という。)を改正し、国立・国定公園の特別地域内における太陽光発電施設の新築、改築及び増築に係る許可基準を新たに追加するとともに、国立公園普通地域内における届出を要する工作物の基準を追加しました。

 しかしながら、規則で規定されている許可基準が定性的で、自然公園担当部局における許可審査が難しい例があったことから、太陽光発電施設の設置に関する許可基準(規則第11条第12項等)の運用の明確化を図ることとし、国立・国定公園内において太陽光発電施設を設置する際の申請手続における審査時の具体的な考え方やその詳細な解釈の仕方について整理し、技術的なガイドラインとして取りまとめ、令和4年3月30日に施行しました。

 本ガイドラインは、規則第11条に規定する自然公園法の許可基準の細部解釈及び運用方法を定めた「自然公園法の行為の許可基準の細部解釈及び運用方法について」(平成12年8月7日付け環自計第171号・環自国発第040401002号 環境庁自然保護局長通知。令和4年4月1日に一部改正。)を補足する具体的な考え方として取り扱うこととします。

添付資料

2021年10月2日土曜日

第一種事業、風力発電所の規模が改正

自民党総裁選もあり日本の代表が変わりましたね。
10月になったとたん、世の中なんだかいろいろ変わりましたね。いちばんは緊急事態宣言及びまん延防止措置がすべて解除されたことでしょうか。昨日朝の出勤時に道路がすごい混んでいました。学校、大学もスタートしたからでしょうね。街に活気が戻ったように感じました。休業や休園していた商業施設や観光施設も営業開始になったようですしね。お昼は行きつけのラーメン屋が再開していたのでさっそく飛び込んじゃいました。

そして昨日は令和3年度技術士筆記試験の合格発表日も発表されました。
10月26日(火)だそうです。例年ですと朝5時55分に日本技術士会HPで合格者の受験番号が発表されます。その日を境に、私もまた激動の日々が始まります。
皆さん、待ち遠しいですね!

そしてさらに技術士(建設環境など)の筆記試験に関わる地味ながら重大な発表がありました。それが表題にあります「第一種事業の風力発電所の規模について」です。
アセス法の対象となる第一種事業の風力発電所の規模がこれまでの「1万kW以上」から「5万kW以上」に引き上げられました。施行日が令和3年10月31日と、せっかち気味に素早いですね。来年の試験時には施行されていますから要注意です。選択科目Ⅱ-2では第1種事業がよく問われています。その事業規模も明記することが求められてもオカシクありません。これまでの1万kWではなく5万kW以上と覚えましょう。

BEGIN比嘉栄昇さんのご実家(の民宿)にて
【沖縄県石垣市】

報道発表資料
令和3年10月1日
総合政策
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「環境影響評価法施行令の一部を改正する政令」の閣議決定及び意見募集の結果について

 「環境影響評価法施行令の一部を改正する政令」が本日10月1日(金)に閣議決定されましたので、お知らせします。
 あわせて、令和3年8月13日(金)から同年9月12日(日)までの間に実施した本政令案に関する意見募集(パブリックコメント)について、その結果を取りまとめましたので、お知らせします。
1.経緯

 環境省及び経済産業省が設置した「再生可能エネルギーの適正な導入に向けた環境影響評価のあり方に関する検討会」(令和3年1~3月実施。全4回)において報告書が取りまとめられ、最新の知見に基づき、他の法対象事業との公平性の観点を踏まえ検討した結果、環境影響評価法の対象となる風力発電所に係る適正な規模は、第一種事業について5万kW以上、第二種事業について3.75万kW以上5万kW未満とされました。

 また、この検討会の結論を受け、「規制改革実施計画」(令和3年6月18日閣議決定)において、法の対象となる第一種事業の風力発電所の規模について、「1万kW以上」から「5万kW以上」に引き上げる措置を令和3年10月までに講じることとされました。

 以上を踏まえ、「環境影響評価法施行令の一部を改正する政令」が本日、閣議決定されました。

2.「環境影響評価法施行令の一部を改正する政令」の概要

○環境影響評価法(平成9年法律第81号)の対象となる風力発電所に係る規模要件(具体的な内容を環境影響評価法施行令(平成9年政令第346号)に規定。)について、以下のとおり改正する。

 第一種事業:「1万kW以上」から「5万kW以上」に改正

 第二種事業:「7,500kW以上1万kW未満」から「3万7,500kW以上5万kW未満」に改正

○施行:令和3年10月31日。円滑な制度移行のため、所要の経過措置を設ける。

3.意見募集の結果

 添付資料6のとおり。

添付資料

2021年7月13日火曜日

環境部門 必須科目Ⅰ 環境保全と両立した再生可能エネルギーと地球規模での環境危機

それでは続きまして環境部門の問題文を取り上げます。まずは必須科目から。

19 環境部門【必須科目Ⅰ】
Ⅰ 次の2問題(Ⅰ-1,Ⅰ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(解答問題番号を明記し,答案用紙3枚を用いてまとめよ。)

Ⅰ-1 脱炭素社会を構築し,それを通じた持続的な成長を進めていくことは喫緊の課題であり,再生可能エネルギーの導入は,2050年のカーボンニュートラルの実現に最も重要な役割を果たすことになる。
 しかしながら,再生可能エネルギーの急速な導入により,環境保全上の懸念が生じ,様々な問題が顕在化しており,環境保全と両立した導入が必要となってきている。

(1)再生可能エネルギーの導入の社会的意義についてその概要を説明せよ。また,再生可能エネルギーの種類を1つ挙げ,その導入に関して環境部門の技術者としての立場で多面的な観点から3つの課題を抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,課題の内容を示せ。

(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する複数の解決策を示せ。

(3)上記すべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。

(4)前問(1)~(3)の業務遂行に当たり,技術者としての倫理,社会の持続可能性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

良い問題ですねえ!まるで建設環境のようでもあります。
「再生可能エネルギーの急速な導入により,環境保全上の懸念が生じ,様々な問題が顕在化してきており,環境保全と両立した導入が必要となってきている」、この時点でもう論文を書き始めたくてウズウズしちゃいました(ちゃんと設問を読まないとダメですよ)。

G20大阪サミット2019
【大阪市】

Ⅰ-2 今日,私たちは地球規模での環境の危機に直面しており,迅速な対応を迫られている。地球環境の危機はグローバルな社会・経済システムと深く関わっており,私たちは,経済社会活動に必要不可欠である環境の基盤を維持しながら,環境と成長の好循環を実現することが求められている。
 以上の基本的な考えに関して以下の問いに答えよ。

(1)地球環境に危機をもたらしている地球規模での課題について,環境部門の技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,課題の内容を示せ。

(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する解決策を3つ示せ。

(3)上記すべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。

(4)前問(1)~(3)の業務遂行に当たり,技術者としての倫理,社会の持続可能性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。

地球規模の地球環境の危機とは、これまた漠然としているようなところもありますが、グローバルな課題を挙げればいいですね(というかグローバルな課題を挙げてください)。国際会議で話し合われているような課題が相応しいです。
とすると、まずは地球温暖化(気候変動)とそれに対する二酸化炭素排出量の削減を筆頭に、廃棄物問題もグローバルですし、あとはオゾン層、熱帯林や生物多様性の減少、酸性雨、砂漠化、海洋汚染(マイクロプラスチックやプラスチックごみ)というのもあります。奇をてらって宇宙ごみ(スペースデブリ)なんてのを取り上げると試験官にも注目してもらえるかもしれませんね。地球環境に該当しない、なんて弾かれるかもしれませんが(笑)

どうでしたか?
再生可能エネルギーでもよし、自信がなければ地球環境問題についてならなんとか書けたのではないでしょうか。これがまったく書けないようでは(厳しいことを言うようですが)環境部門の技術士には相応しくありません。

R3年度筆記試験のコメント評価をしています。
第3者目線での評価を欲している方はぜひどうぞ。
詳しくはこちらをご覧ください。

2021年7月12日月曜日

建設環境 選択科目Ⅱ-1

それでは建設環境Ⅱ‐1、4つの設問のうち1問を選ぶスタイルの、「選択科目」に関する専門知識について試される選択科目Ⅱ-1です。

○富栄養化による魚類の生息環境悪化の改善
○2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略
○SDGs、建設部門における生物多様性保全に向けた取組
○太陽電池発電所アセス

富栄養化、グリーン成長戦略、SDGs(生物多様性民間参画)、太陽光発電アセスからの出題でした、
4つのうちどれかは準備していたのではないでしょうか。魚類限定とか、太陽光発電限定とかありますがどれかひとつは引っかかるのではないでしょうか。
それにしてもまたしても太陽電池発電アセスですか。社会的に注目の分野、建設環境分野の技術者が活躍することが期待されている分野なのだということが伝わってきます。

9-11 建設環境【選択科目Ⅱ】
Ⅱ 次の2問題(Ⅱ-1,Ⅱ-2)について解答せよ。(問題ごとに答案用紙を替えること。)

Ⅱ-1 次の4設問(Ⅱ-1-1~Ⅱ-1-4)のうち1設問を選び解答せよ。(緑色の答案用紙に解答設問番号を明記し,答案用紙1枚にまとめよ。)

Ⅱ-1-1 湖沼や海域等の水域において,魚類の生息環境の悪化の要因の1つとして富栄養化がある。富栄養化がもたらす魚類の生息環境の悪化に対する対策を2つ挙げ,それぞれの内容を魚類の生息環境の改善に対する効果を述べよ。

Ⅱ-1-2 「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略(令和2年12月)では,14の重要分野」の「実行計画」が策定されている。その中には,建設部門が係りが深いと考えられる取組事項として,「物流・人流・土木インフラ産業」分野の「カーボンニュートラルポートの形成」,「インフラ・都市空間等でのゼロエミッション化」及び「建設施工におけるカーボンニュートラルの実現」,「食料・農林水産業」分野の「ブルーカーボン」,「カーボンリサイクル産業」分野の「コンクリート」,「資源循環関連産業」分野の「リニューアブル(バイオマス化・再生材利用)」が挙げられている。そこで,これらの取組事項から2つ挙げ,それぞれについて,「現状と課題」と「今後の取組」を説明せよ。

Ⅱ-1-3 多くの企業がSDGs(持続可能な開発目標)で示された社会課題をビジネスチャンスと捉えている中,生物多様性を含む自然資本の保全がSDGsの目標を下支えしているとされる。そこで,「環境教育」,「環境配慮」,「資材等の調達」,「研究・技術開発」,「コミュニケーション/社会貢献活動」の分野の中から2つの分野を選び,建設部門における生物多様性保全に向けた取組を1分野につき1例挙げ,それぞれについて,目的と実施内容を説明せよ。

Ⅱ-1-4 再生可能エネルギーに関する環境影響評価について,環境影響評価法施行令の一部を改正する政令が令和2年4月に施行され「太陽電池発電所」の設置又は変更の工事の事業が環境影響評価法の対象事業に追加された。「太陽電池発電所」について環境影響評価法に基づき「土地又は工作物の存在及び供用」に関して評価する項目のうち,「騒音」「水の濁り」「土地の安定性」「反射光」「景観」から2つの項目を選択し,それぞれ生じる環境影響及びその対策について概説せよ。

【沖縄県宮古島市】

●富栄養化がもたらす魚類の生息環境の悪化

富栄養化、グリーン成長戦略(低炭素・脱炭素)、SDGs,生物多様性民間参画、再生可能エネルギー発電のアセス、4つともすべてとりあえず予想ジャンルとして挙げていました。皆さん、どれかはカスッたのではないでしょうか。
それにしてもⅡ-1-1が魚類限定とは思いませんでしたね(シツコイ)。
まぁでも4つのうちどれか1つは合格レベル(6割)で書けたのではないでしょうか。
これが書けないようでは厳しいことを言うようですがまだまだです。

2021年7月2日金曜日

太陽電池発電所に係る環境影響評価の合理化に関するガイドライン

梅雨明けしました(^^)/
沖縄はようやく豪雨から解放されたようでひと安心です。
そのぶん本州に梅雨前線が北上したので該当地域の皆さんはご注意下さい。
来週の天気、試験当日の天候はどうなるのでしょうかね。まれに豪雨災害と重なってしまうことがあります。ちょっと前では四国でありましたよね。そのときは知り合いの受験生は山を越えられずやむなく自宅に引き返したり、自治体職員のかたはそれこそ災害対応を優先させてご自分の受験を諦めたりとなんとも慰めようのない事態となりました(試験どころではないですね)。

ここのところガイドラインのリリースラッシュですね。
今回は太陽光発電所アセスの合理化ものです(5月に紹介済みです)。
先月のパブコメから早くもひと月で公表されました。
こういったガイドラインものは選択科目Ⅱ‐1で問われることが多いので要チェックですよ(もちろん建設環境科目です)。

でもまぁ、さすがに出題されるにしても来年かな?
でも話題ではあるので出題されるかもしれませんよね、いやいや昨年度に「再生可能エネルギー発電施設の環境アセス」が出ているので2年連続の出題はないんじゃないですか?
なんて逡巡するくらいなら概要だけでもチェックしておくとよいと思います。

万座ビーチリゾート
【沖縄県恩納村】

報道発表資料
令和3年7月1日
総合政策
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「太陽電池発電所に係る環境影響評価の合理化に関するガイドライン」の公表について

 事業特性・地域特性に応じた、メリハリのある環境影響評価を一層推進するため、造成地やゴルフ場跡地等の既に開発済み土地に関して、環境影響評価の項目の合理的な選定の考え方を示した「太陽電池発電所に係る環境影響評価の合理化に関するガイドライン」を公表しました。

 1.背景・経緯

 様々な土地への設置が可能な太陽電池発電所について、事業特性・地域特性に応じた合理的な環境影響評価を一層推進するため、「太陽電池発電所に係る環境影響評価の合理化に関する検討会」による検討及びパブリックコメントを経て、今般「太陽電池発電所に係る環境影響評価の合理化に関するガイドライン」を取りまとめました。

 本ガイドラインでは、既に開発済みの土地(ゴルフ場跡地等)に太陽電池発電所を設置する場合の環境影響評価について、評価を行う項目の合理的な選定の考え方を示しています。

2.「太陽電池発電所に係る環境影響評価の合理化に関するガイドライン」の構成

 第1章 総論

   1. ガイドラインの背景

   2. 本ガイドラインの目的、対象、合理化の範囲

 第2章 太陽電池発電所の環境影響評価の合理化検討

   1. 太陽電池発電所に係る環境影響評価

   2. 開発済みの土地への太陽電池発電所の設置に係る環境影響評価の合理化

    (1) 造成地(工場跡地等)

    (2) ゴルフ場跡地

 「太陽電池発電所に係る環境影響評価の合理化に関するガイドライン」は、以下のURLにて公表しております。

環境影響評価情報支援ネットワークURL:

http://assess.env.go.jp/3_shiryou/3-1_government/govreport.html?        category_1=01&category_2=01,02,03,07

添付資料

2021年6月5日土曜日

脱炭素ポータル ~改正地球温暖化対策推進法 成立~

ついに、というか再びですが、新型コロナの感染拡大が収まらないここ沖縄では県立学校の休校措置が実施されます。
人口の集中する沖縄本島中南部は朝の通勤ラッシュというのがあるのですが、実態としては通勤だけじゃなくて、大学生が車で通うだとか、小中高校生もですね、親に自家用車で学校に送ってもらうこと多いといった通勤ならぬ通学ラッシュなので、休校措置が講じられたとたん、街から車やひとがいなくなってしまいます。
天気がいいとよけいに異様な、恒常でないさまが目の前に立ち現れます。。。。

筆記試験の回答ネタでコンパクトシティを取り上げる場合に、街を走る車両から排出されるCO2を削減する方策のひとつとして、中心市街地を迂回するバイパスを整備して渋滞を緩和することで排出量を削減する、なんて書きますよね。あれを究極に進めたらうちの近所、勤務先周辺の様子はこんな感じに閑散としたものになるのかもしれません(っていまはバイパスのほうにも走っていないわけですが)。

なんて無理やり低炭素なプロローグを書いてしまいましたが、このブログでもここのところなにかと触れている「脱炭素」、令和3年度試験の一大テーマになると思います。
そこで本日取り上げるのは、環境省が制作した脱炭素のポータルサイトです。
その名も脱炭素ポータル。

先日に改正法が成立した地球温暖化対策推進法についても取り上げられています。
そしてそこには改正されたポイントが3つ示されています。
建設環境の技術者がいちばん関わるのはなんといっても「(2) 地方創生につながる再エネ導入を促進」ですね。ここの内容を特にチェックしておいてください。メガソーラー発電や風力発電など地元とのトラブルもよくニュースになります。地域と合意形成するうえでの課題も取り上げられています。先日取り上げた太陽光発電アセスの合理化もここに関連していると言えば言えますね。
もちろん環境部門のかたは3つのポイントすべて要チェックです。
水産部門のかたは(3つのポイントからは離れますが)魚礁効果も期待できる洋上風力発電だとかを持ち出すとイイかもしれませんね。

スマートコミュニティ構築事業
再生可能エネルギー発電設備等導入促進復興支援補助金(半農半エネモデル等推進事業)
2メガワット級の太陽光発電所「川俣町山木屋地区復興メガソーラー発電所」
【福島県伊達郡川俣町山木屋】

トピックス

改正地球温暖化対策推進法 成立

地球温暖化対策推進法の一部改正案が、令和3年5月26日に成立しました。

今回の改正では大きく3つのポイントがあります。

(1) 2050年までの脱炭素社会の実現を基本理念に

我が国では、昨年の「2050年カーボンニュートラル」宣言やパリ協定に定める目標などを踏まえ、2050年までのカーボンニュートラルの実現を明記しました。これにより、国の政策の継続性が高まり、国民や自治体、事業者などはより確信を持って地球温暖化対策の取組を加速できるようになります。

(2) 地方創生につながる再エネ導入を促進

2050年までのカーボンニュートラルの実現には再生可能エネルギーの利用が不可欠です。一方で、再生可能エネルギー事業に対する地域トラブルが見られ、地域における合意形成が課題となっています。こうした課題を解決するため、地方自治体が策定する地方公共団体実行計画において、地域の脱炭素化や課題解決に貢献する事業の認定制度を創設し、関係法律の手続きのワンストップ化を可能とするなど、円滑な合意形成による再生可能エネルギーの利用促進を図ります。

(3) 企業の温室効果ガス排出量情報のオープンデータ化

地球温暖化対策推進法では、一定以上の温室効果ガスを排出する事業者に対し、排出量を報告させ、国がとりまとめて公表する制度があります。本制度においてデジタル化を進めることにより、報告する側と使う側の双方の利便性向上を図ります。
また、開示請求を不要とし、オープンデータ化を進め、企業の脱炭素に向けた前向きな取組が評価されやすい環境を整備します。

地球温暖化対策推進法の一部を改正する法律案のイメージ
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本法律に関する資料や詳細は環境省HPをご覧ください。

地球温暖化対策推進法の成立・改正の経緯(環境省)
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/keii.html