これらの部門科目についても目を引いた問題文を掲載したいと思います。
まずは、環境部門と水産部門の必須科目で出題されたSDGsです。
建設部門や建設環境の選択科目でも出題されてもおかしくない分野です。建設環境のかたも令和2年度試験対策の際は参考にしてください。
建て替え工事のため6/17で閉鎖した牧志公設市場
【沖縄県那覇市】
Ⅰ 次の2問題(Ⅰ-1,Ⅰ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(解答問題番号を明記し,答案用紙3枚以内にまとめよ。)
Ⅰ-2 SDGsを中核とする2030アジェンダは,2015年9月にニューヨーク国連本部で開催された持続可能な開発のための首脳会議国連総会で採択された。SDGsは,17のゴールとゴールごとに設定された合計169のターゲットから構成されている。17のゴールの中では「ゴール6(水)」,「ゴール12(持続可能な生産・消費)」,「ゴール13(気候変動)」,「ゴール14(海洋)」,「ゴール15(生態系・森林)」の5つのゴールは,特に環境と関わりが深くなっている。
(1)これら5つのゴールの目標を明確にした上で,現状・課題をそれぞれ述べよ。
(2)これら5つのゴールのうちあなたが最も重要と考えるゴールを1つ挙げ,その選定理由と複数の解決策を述べよ。
(3)解決策の実施に際して,新たに生じ得るリスクとそれへの対策についてあなたの専門技術を踏まえて考えを述べよ。
(4)上記事項を業務として遂行するに当たり,技術者としての倫理及び経済・社会・環境の三側面統合の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。
第1章 地球環境の限界と持続可能な開発目標(SDGs) - 環境省
そして水産部門でもSDGsが出題されました。
14 水産部門【必須科目Ⅰ】
Ⅰ 次の2問題(Ⅰ-1,Ⅰ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(解答問題番号を明記し,答案用紙3枚以内にまとめよ。)
Ⅰ-2 平成27(2015)年に国際連合で採択されたSDGs(SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS 持続可能な開発目標)のうち,目標14は「海の豊かさを守ろうー持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し,持続可能な形で利用する」である。こうした国際目標は我が国の水産技術者にとっても個々の専門分野の枠を超えて念頭に置くべき目標であることはいうまでもない。
そこでこの目標を実現するために,以下の問いに答えよ。
(1)技術者としての立場で,水産部門全般にわたる多面的な観点から課題を抽出し分析せよ。
(2)抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)解決策に共通して新たに生じうるリスクとそれへの対策について述べよ。
(4)以上を総合した取組においてを必要な要件を技術者としての倫理,社会の持続可能性の観点から述べよ。
水産研究機関からのSDGsへの貢献 〜SH“U”Nプロジェクトの推進〜
SDGsとは? SDGs14 海の豊かさを守ろう!
今回は環境部門と水産部門から掲載しましたが、ほかの部門でも出題されていることでしょう。ぜひチェックしてみてください。
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