北海道、東北、東京、北陸、名古屋、大阪、広島、四国、博多の各支部から派遣された講師のかたがたをお迎えしての前夜祭BBQ(沖縄ではビーチパーティと呼びます)、本番の筆記試験対策セミナー、夜は温泉宿に移動しての大宴会、翌日には沖縄周遊ツアーと盛りだくさんでした。
セミナーそのものは、午前にAPECさんによる講義、午後は科目別のグループセッションを行いました。今年度から試験方法等が変更されることもあって受講生もたくさん参加してくださり、用意した椅子は全て埋まり、3人掛けのぎっちぎち状態で受講していただきました。
いつもならわたしは午後の科目別グループセッションでは建設環境や環境部門など環境系の講師を務めるのですが、今回はセミナー統括係に専念させていただき、講義のほうはでいごの会講師と北海道と広島の派遣講師のかたがたにお任せしました。
中盤からお邪魔させていただき、ほかの講師のかたがたのアドバイスなどとても興味深く拝聴し(とはいえ、悪い癖でついつい横入りしてしまいましたが)とても勉強になりました。
その講義で使用したテキストにはわたしのブログでとりあげたことなども引用していただいていて嬉しかったですね。派遣講師のかたからはご自身の受験の際にこのブログを参考にしたとんですよ、との言葉もいただきまして、これもとても嬉しいことでした。
というわけで、昨年、好評いただいた(わりにはハズレまくった)当ブログの人気投稿記事ともいえる過去問出題ジャンルまとめと出題予想をこれからしばらく連載します。
これまでもまるっきりハズレたわけではないですが、それでももちろんズバリ的中しているわけでもありませんので、ご自分でもいろいろと思いめぐらせながら試験問題、出題ジャンルを考えてみて下さい。
そして試験まで残り2か月、集中して頑張ってください!
海に続く道
【宮古島市 下地島 通り池】
H30
①低周波音とその対策
②底層溶存酸素量とその改善策
③再生可能エネルギーの導入状況と太陽光発電事業の課題
④建設事業における外来種対策と留意点
H29
①外来種防止行動計画
②閉鎖性海域の環境保全目標
③気候変動を考慮した防災対策、減災対策
④土壌汚染による有害汚染物質の摂取経路
H28
①湖沼やダム湖の富栄養化対策
②建設発生土のリサイクル
③騒音対策
④生物多様性民間参画
H27
①生態系サービス
②再生可能エネルギー
③景観重要公共施設制度
④廃棄物最終処分場跡地
H26
①生物多様性4つの危機
②ヒートアイランド現象
③循環型社会
④下層DO
H25
①環境再生における順応的管理
②改正環境影響評価法
③建設リサイクル
④生態系ネットワーク
でした。
日本技術士会が公表している試験内容の解説「平成31(2019)年度 技術士試験の概要について」を見ると、Ⅱ‐1で問われている『専門知識』の意味する内容は「選択科目」における専門の技術分野の業務に必要で幅広く適用される原理等に関わる汎用的な専門知識とあります。
出題内容は 「選択科目」における重要なキーワードや新技術等に対する専門知識を問う。
評価項目としては、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち,専門的学識,コミュニケーションの各項目とあります。
重要キーワードや新技術というのがミソですね。これはこれまでの試験と変わりません。
大きく変わった点は、4問出題されたなかから1問を選択すればいいことになりました。これまでは2問でしたよね。受験経験があるかたはわかると思いますが4問中1問は書けるけど、もう1問がたいへんだったと思います。
今年からは1問でいいのでだいぶ気が楽になるのではないでしょうか。
昨今の話題なども鑑みるとH31(2019)年度は以下のようなあたりになるんじゃないかと予想しました。
①気候変動適応計画、改正国交省気候変動適応計画
②土壌汚染対策法ガイドライン
③ブルーカーボン、沿岸透明度の目標設定ガイドライン
④「美しい山河を守る災害復旧基本方針」ガイドライン
⑤SDGs(17のゴール)、第5次環境基本計画
⑥海洋再生可能エネルギー発電、洋上風力発電アセス
⑦環境アセス実施上の課題
⑧第四次循環型社会形成推進基本計画
⑨プラスチック問題(6/13追加)
環境部門や水産部門寄りとも思いますが、NHKクローズアップ現代でも取り上げられるくらいの社会問題となっているわけですから建設部門からの視点も整理しておくべきかもしれません。たとえ直接のテーマとしては出題されなくても、建設廃棄物系の出題の場合はプラスチック問題について言及すると評価が上がるように思います。
・防災減災(グリーンインフラ、生態系を活用した防災減災、防災公園)
・生物多様性オフセット
・沿岸漂砂(河川流量の減少と水質及び土砂移動への支障)
・水循環基本計画(水辺空間の保全・再生・創出)
・ダム再生ビジョン
・持続性ある実践的な多自然川づくり
以上のものは問題Ⅲ対策も意識しながらチェックしておかれるとよいでしょう(アセス手続きは問題Ⅱ-2対策として)。
そういった意味では、これまでの試験で頻出している分野である生物多様性関連と循環型社会関連についてはしっかり基本的知識を整理しておく必要があります。
★最後に宣伝です(^^)/
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よかったら合わせてご覧ください。
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★そしてまだ募集中です
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