2022年7月22日金曜日

自然環境保全 選択科目Ⅲ 越冬地の分散と生物多様性民間参画

「問題解決能力及び課題遂行能力に関する」問題Ⅲ、Ⅲ-1が越冬地の分散、Ⅲ-2が生物多様性民間参画でした。
これは皆さんどちらを選択されましたでしょうか。Ⅱ‐2のクマに引き続き、沖縄にはツルなんかいねえよ、となっちゃうでしょうから沖縄のひとらは過去にも出題された生物多様性民間参画を選んだのでしょうか。それはそれでなかなかシブいワケですが、過去問に真摯に取り組んでいたら大丈夫だったですかね(ってよく考えたら過去問といっても建設環境のほうだったかもしれません)。。。

Ⅲ 次の2問題(Ⅲ-1,Ⅲ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(赤色の答案用紙に解答問題番号を明記し,答案用紙3枚を用いてまとめよ。)

Ⅲ-1 昨年ラムサール条約湿地に登録された「出水ツルの越冬地」では、世界のナベツルの個体数の約9割,マナヅルの個体数の約5割がそれぞれ越冬する。こうした集中によって,農業被害の発生や絶滅リスクの上昇が懸念されている。この状況を解消するためには越冬地の分散が望ましい。そのための対策を立案する技術者として,以下の問いに答えよ。

(1)越冬地の分散の効果を述べ,それを進めるうえでの課題を,自然環境保全の技術者としての立場から多面的な観点より3つ抽出し,それぞれの観点と背景を明記したうえで,その課題の内容を示せ。

(2)抽出した課題のうち,最も重要と考えるものを1つ挙げ,理由とともにその課題に対する複数の解決策を技術的側面から示せ。

(3)前問(2)で示した解決策すべてを実行しても生じる波及効果と,専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。


【東京都大田区】

Ⅲ-2 製造業を営む事業者には,製品の原材料調達,製造,販売等の各段階及びその他の活動において,生物多様性を保全するための取組が求められている。事業者による生物多様性の保全を推進する立場の技術者として,以下の問いに答えよ。

(1)対象とする事業所の立地特性と事業内容を想定して記載し,生物多様性保全のために取組むべき課題を,上記各段階等を考慮して,多面的な観点から3つ抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,その課題の内容を示せ。

(2)抽出した課題のうち,最も重要と考える課題を1つ挙げ,その課題に対する複数の解決策を示せ。

(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクと,それへの対策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。


昨年度はカワウでしたが今年はツルでしたね。沖縄にはクマもツルもいないもんなぁー。。。。シツコイですね。

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