つづいて「選択科目」に関する応用能力について試される選択科目Ⅱ-2です。
ひとつは自然資源を活用した地域振興計画、もういっこはクマ被害の低減予防計画でした。地域振興計画は昨年度はⅢ‐1で出題されましたね。自然環境保全の技術者に求められている分野だということがわかります。そしてもうひとつのクマですが、獣害との共存というのも一大テーマですもんね。沖縄にいるとこのあたりの感覚がじゃっかん薄くなっているかもしれません。そもそも沖縄にはクマがいないので課題としては認識していますがどこかひとごと他人行儀なところがあります。だもんで沖縄のひとはクマを選ぶにしても毒蛇ハブで代替するのもちょっと見当違いなのでほとんどのひとは消去法的に地域振興計画になったかもしれません。しかしクマ被害低減予防計画のほうを妄想するのもなかなか面白そうですよね。
Ⅱ-2 次の2設問(Ⅱ-2-1,Ⅱ-2-2)のうち1設問を選び解答せよ。(青色の答案用紙に解答設問番号を明記し,答案用紙2枚を用いてまとめよ。)
Ⅱ-2-1 棚田を含む農地や二次林を中心としたある地域において,生物多様性を保全しながら,自然資源を活用し,地域振興に資する計画を策定することとなった。この業務を担当責任者として進めるに当たり,以下の内容について記述せよ。
(1)対象地域の自然的社会的条件と活用する自然資源を想定して示し,計画策定業務において調査,検討すべき事項とその内容について説明せよ。
(2)業務を進める手順について,留意すべき点,工夫を要する点を含めて述べよ。
(3)業務を効率的,効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。
これは自然環境保全分野による地域循環共生圏を意識した振興計画にすればバッチリじゃないでしょうか。エコツアーとかでもいいですよね。
【北海道斜里町】
Ⅱ-2-2 近年,クマ類(ヒグマ及びツキノワグマ)が農村の人家周辺ないし市街地にまで出没する事件が増加している。ある市町村が策定するクマ類と人との遭遇件数の低減や重大事故の発生を予防するための計画に,技術者の立場で関与することになった。
(1)対象地域の自然的社会的条件とクマの種類を想定して示し,計画策定業務において調査,検討すべき事項とその内容について説明せよ。
(2)業務を進める手順を具体的に示し,それぞれの項目ごとに留意すべき点,工夫すべき点を述べよ。
(3)業務を効率的,効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。
クマの被害防止計画を妄想なんて書きましたが、まさにドンピシャのガイドラインが今年の3月に改定されたばかりだったんですね。沖縄にはクマがいないので完全にひとごとでした。。。
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