2021年7月12日月曜日

建設環境 選択科目Ⅱ-1

それでは建設環境Ⅱ‐1、4つの設問のうち1問を選ぶスタイルの、「選択科目」に関する専門知識について試される選択科目Ⅱ-1です。

○富栄養化による魚類の生息環境悪化の改善
○2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略
○SDGs、建設部門における生物多様性保全に向けた取組
○太陽電池発電所アセス

富栄養化、グリーン成長戦略、SDGs(生物多様性民間参画)、太陽光発電アセスからの出題でした、
4つのうちどれかは準備していたのではないでしょうか。魚類限定とか、太陽光発電限定とかありますがどれかひとつは引っかかるのではないでしょうか。
それにしてもまたしても太陽電池発電アセスですか。社会的に注目の分野、建設環境分野の技術者が活躍することが期待されている分野なのだということが伝わってきます。

9-11 建設環境【選択科目Ⅱ】
Ⅱ 次の2問題(Ⅱ-1,Ⅱ-2)について解答せよ。(問題ごとに答案用紙を替えること。)

Ⅱ-1 次の4設問(Ⅱ-1-1~Ⅱ-1-4)のうち1設問を選び解答せよ。(緑色の答案用紙に解答設問番号を明記し,答案用紙1枚にまとめよ。)

Ⅱ-1-1 湖沼や海域等の水域において,魚類の生息環境の悪化の要因の1つとして富栄養化がある。富栄養化がもたらす魚類の生息環境の悪化に対する対策を2つ挙げ,それぞれの内容を魚類の生息環境の改善に対する効果を述べよ。

Ⅱ-1-2 「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略(令和2年12月)では,14の重要分野」の「実行計画」が策定されている。その中には,建設部門が係りが深いと考えられる取組事項として,「物流・人流・土木インフラ産業」分野の「カーボンニュートラルポートの形成」,「インフラ・都市空間等でのゼロエミッション化」及び「建設施工におけるカーボンニュートラルの実現」,「食料・農林水産業」分野の「ブルーカーボン」,「カーボンリサイクル産業」分野の「コンクリート」,「資源循環関連産業」分野の「リニューアブル(バイオマス化・再生材利用)」が挙げられている。そこで,これらの取組事項から2つ挙げ,それぞれについて,「現状と課題」と「今後の取組」を説明せよ。

Ⅱ-1-3 多くの企業がSDGs(持続可能な開発目標)で示された社会課題をビジネスチャンスと捉えている中,生物多様性を含む自然資本の保全がSDGsの目標を下支えしているとされる。そこで,「環境教育」,「環境配慮」,「資材等の調達」,「研究・技術開発」,「コミュニケーション/社会貢献活動」の分野の中から2つの分野を選び,建設部門における生物多様性保全に向けた取組を1分野につき1例挙げ,それぞれについて,目的と実施内容を説明せよ。

Ⅱ-1-4 再生可能エネルギーに関する環境影響評価について,環境影響評価法施行令の一部を改正する政令が令和2年4月に施行され「太陽電池発電所」の設置又は変更の工事の事業が環境影響評価法の対象事業に追加された。「太陽電池発電所」について環境影響評価法に基づき「土地又は工作物の存在及び供用」に関して評価する項目のうち,「騒音」「水の濁り」「土地の安定性」「反射光」「景観」から2つの項目を選択し,それぞれ生じる環境影響及びその対策について概説せよ。

【沖縄県宮古島市】

●富栄養化がもたらす魚類の生息環境の悪化

富栄養化、グリーン成長戦略(低炭素・脱炭素)、SDGs,生物多様性民間参画、再生可能エネルギー発電のアセス、4つともすべてとりあえず予想ジャンルとして挙げていました。皆さん、どれかはカスッたのではないでしょうか。
それにしてもⅡ-1-1が魚類限定とは思いませんでしたね(シツコイ)。
まぁでも4つのうちどれか1つは合格レベル(6割)で書けたのではないでしょうか。
これが書けないようでは厳しいことを言うようですがまだまだです。

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