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2026年8月1日土曜日

自然を活用した解決策(NbS)の手引き

熊本の地震災害には驚きました。そしてショッピングセンターの爆発にもとても衝撃を受けました。なんと言葉をかけてよいのかわかりません。被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
復興復旧にあたって、わたしでもできることがないか、いつも気にかけ考え続け、なにかしらお役に立てるよう活動したいと思います。
余談ですが、西南戦争時、熊本で西郷軍に合流して一緒に新政府軍と戦ったという先祖がいると聞いています。西南戦争における熊本は、国内最大かつ国内最後の内戦があったところだそうですね。それ以上のことは良く知らないのですが、そういったわけで昔から熊本にはご縁を感じていました。
体温を超えるほどの暑いなかでの避難生活、片付け作業など、そのご苦労ご心労はわたしにはとても想像できません。一日も早く平穏な日常が戻りますことを、心よりお祈り申し上げます。

筆記試験が終わって2週間が経とうとしています。時の移ろいは早いです。論文の再現はお済でしょうか。筆記試験合格後に慌てて再現しようとしても再現できませんからね。いまのうちになんとかカタチにしておいてください。
最近はAIに論文添削をさせるひとも増えているようですね。同業のものとしてはどのような採点になるのか気になるところです。
わたしの添削講座は来週末より開始したいと思います。実はちょっとしたことなのですが手術のため数日間入院することになりまして、それで添削受付を延期しています。待っていてくださる方には申し訳ないのですが、どうぞよろしくお願いします。
なかには早くも予約の連絡をくださるかたなどもいてとっても嬉しいことではあるのですが、よく考えたら昨年度講座の受講生なので、それはそれでなんだか複雑な思いもあるところでもあります。

今日ご紹介するのは、建設環境、環境保全計画、自然環境保全の皆さんは必須の「手引き」になります。ちょっと眺めてみても今回の筆記試験で問われた分野がてんこ盛りですよね。それの「手引き」ですからこれは必読です。来年の試験では選択科目Ⅱ-2のほうで出題される可能性も高いのではないでしょうか。

【熊本県熊本市】

2026年07月31日
  • 自然環境

「自然を活用した解決策(NbS)の手引き」の公表について

「自然を活用した解決策(NbS)の手引き」を本日公表しましたので、お知らせします。

概要

 自然を活用した解決策(NbS:Nature-based Solutions)とは、自然が有する機能を持続可能に利用し、多様な社会課題の解決につなげる取組です。国連気候変動枠組条約や生物多様性条約の会議等においてNbSに関する議論が定着しつつあるなど、NbSは様々な分野において国際的に注目されています。国内でもNbSの推進が「第六次環境基本計画」(令和6年5月)や「生物多様性国家戦略2023-2030」(令和5年3月)をはじめとする各種計画に位置づけられています。
 我が国では、気候変動に伴う自然災害の激甚化や農林水産業への影響、人口減少・少子高齢化に伴う地域経済の停滞や低未利用地の増加、生物多様性の損失など、様々な社会課題が顕在化しています。NbSは、こうした複数の社会課題の同時解決に貢献し得るものです。
 「自然を活用した解決策(NbS)の手引き」は、地方公共団体や企業、地域団体、住民等の各主体が互いに連携して、自然の恵みを活かした社会課題の解決や魅力的な地域づくりを検討・実践する際に参考となるよう、NbSを進める際のポイントを示すとともに、活用できるツールや関連情報等をとりまとめたものです。




2022年6月8日水曜日

令和4年版環境白書 グリーン社会の実現に向けて変える私たちの地域とライフスタイル ~私たちの変革から起こす脱炭素ドミノ~

白書シーズンたけなわ、いかがお過ごしでしょうか。
7日に環境白書が閣議決定され、HPにて公表されました(^^)/
「脱炭素」はもちろんメイン課題ですが、「循環経済」、「分散・自然共生」あわせて『グリーン社会』、この実現に向けて私たちの地域とライフスタイルから変革を起こしてゆきましょう!というテーマのようです(まだちゃんと読んでません)。
スローガン「私たちの変革から起こす脱炭素ドミノ」です。
報道発表のページには概要版の記載がなかったので、白書をまとめたページも下記に貼り付けておきます。
白書を全部読むのはたいへんですし時間もないですから、この概要版だけでもチェックしてみてください。「1.5℃」とか「30by30」とか多くのキーワードが盛りだくさんです。しかし概要版なのにぜんぶで32ページもあるなんて、そうとう力が入ってますよね。

そして今回の環境白書の閲覧方法ですが、ウエブサイトや冊子のほか、なんと電子書籍版Kindleや楽天Koboでも配信されるようです。しかも1年間限定で無料で配信されるそうですよ。ただし開始が7月中下旬とのことなので、残念ながらこんどの筆記試験対策には間に合いませんね。。。

環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書

環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書

最新の白書

関東も梅雨入りしましたね
【東京都府中市】

令和4年6月7日
総合政策
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令和4年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書の公表について

令和4年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書は本日令和4年6月7日(火)に閣議決定されたため公表いたします。

1.令和4年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書のテーマ

グリーン社会の実現に向けて変える私たちの地域とライフスタイル
~私たちの変革から起こす脱炭素ドミノ~

 2030年までを「勝負の10年」として、国内外で「脱炭素ドミノ」を起こしていくために私たち一人ひとりが、未来に影響を与える当事者であるという意識を持って行動し、脱炭素のみならず、資源循環、分散・自然共生という多角的なアプローチによってグリーン社会の実現を目指していくことをお伝えしています。

2.令和4年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書のポイント

  • 気候変動や資源の大量消費、生物多様性の損失等の危機に対して世界が大きく動き出し、危機的状況を世界全体で乗り越えるための国際動向を紹介。
  • 「脱炭素」と並行して「循環経済」、「分散・自然共生」という多角的かつ、相関しているアプローチからグリーン社会の実現を目指すことを記述。
  • 地域資源を生かして脱炭素化を図りつつ、経済活性化・社会課題の解決を目指す地域づくりや、「ファッション・食・住まい・移動」から一人ひとりのライフスタイルの変革により、持続可能で将来世代が、希望を持つことができる社会を引き継げることを目指すことを記述。
  • 東日本大震災・原発事故の被災地の環境再生取組の進捗や、復興の新たなステージに向けた未来志向の取組を紹介。

環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書の特色

  • 環境白書、循環型社会白書、生物多様性白書の3つの白書は、法律に則ってそれぞれ国会へ提出する年次報告書ですが、環境問題の全体像を分かりやすく示すために3つの白書を合わせて編集し、1つの白書としてまとめています。
  • 冊子で使用している紙は、持続可能な木材を使ったFSC®認証紙です。日本の官公庁の白書において初めての使用となります。

   ※FSC®(Forest Stewardship Council®)認証とはFSCロゴマーク
    環境、社会、経済の便益に適い、きちんと管理された森林からの製品を
    目に見える形で消費者に届け、それにより経済的利益を生産者に還元する
    仕組みです。

  • 印刷工程の電力使用に伴い発生する二酸化炭素(CO₂)は、環境省の「オフセット・クレジット制度(J-VER制度)」に基づき発行された東日本大震災における被災地のクレジットを購入し、オフセットしています。

4.白書の閲覧及び冊子の入手方法

(1)環境省ウェブサイト http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/

   PDFデータで掲載します。なお、HTML形式のデータについては、7月上旬以降、同ウェブサイトに掲載
  する予定です。

(2)冊子の入手方法

  ①単行本
   政府刊行物センターや政府刊行物取扱書店等で購入することができます(1部2,728円(税込、予定価
   格)、6月中下旬発売予定)。入手方法等については、発行元の日経印刷株式会社第一営業部(03-
   6758-1011
)までお問い合わせください。

  ②電子書籍
   電子書籍版Kindle及び楽天Koboにて、1年間無料配信予定(7月中下旬配信予定)。

2021年7月12日月曜日

建設環境 選択科目Ⅱ-1

それでは建設環境Ⅱ‐1、4つの設問のうち1問を選ぶスタイルの、「選択科目」に関する専門知識について試される選択科目Ⅱ-1です。

○富栄養化による魚類の生息環境悪化の改善
○2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略
○SDGs、建設部門における生物多様性保全に向けた取組
○太陽電池発電所アセス

富栄養化、グリーン成長戦略、SDGs(生物多様性民間参画)、太陽光発電アセスからの出題でした、
4つのうちどれかは準備していたのではないでしょうか。魚類限定とか、太陽光発電限定とかありますがどれかひとつは引っかかるのではないでしょうか。
それにしてもまたしても太陽電池発電アセスですか。社会的に注目の分野、建設環境分野の技術者が活躍することが期待されている分野なのだということが伝わってきます。

9-11 建設環境【選択科目Ⅱ】
Ⅱ 次の2問題(Ⅱ-1,Ⅱ-2)について解答せよ。(問題ごとに答案用紙を替えること。)

Ⅱ-1 次の4設問(Ⅱ-1-1~Ⅱ-1-4)のうち1設問を選び解答せよ。(緑色の答案用紙に解答設問番号を明記し,答案用紙1枚にまとめよ。)

Ⅱ-1-1 湖沼や海域等の水域において,魚類の生息環境の悪化の要因の1つとして富栄養化がある。富栄養化がもたらす魚類の生息環境の悪化に対する対策を2つ挙げ,それぞれの内容を魚類の生息環境の改善に対する効果を述べよ。

Ⅱ-1-2 「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略(令和2年12月)では,14の重要分野」の「実行計画」が策定されている。その中には,建設部門が係りが深いと考えられる取組事項として,「物流・人流・土木インフラ産業」分野の「カーボンニュートラルポートの形成」,「インフラ・都市空間等でのゼロエミッション化」及び「建設施工におけるカーボンニュートラルの実現」,「食料・農林水産業」分野の「ブルーカーボン」,「カーボンリサイクル産業」分野の「コンクリート」,「資源循環関連産業」分野の「リニューアブル(バイオマス化・再生材利用)」が挙げられている。そこで,これらの取組事項から2つ挙げ,それぞれについて,「現状と課題」と「今後の取組」を説明せよ。

Ⅱ-1-3 多くの企業がSDGs(持続可能な開発目標)で示された社会課題をビジネスチャンスと捉えている中,生物多様性を含む自然資本の保全がSDGsの目標を下支えしているとされる。そこで,「環境教育」,「環境配慮」,「資材等の調達」,「研究・技術開発」,「コミュニケーション/社会貢献活動」の分野の中から2つの分野を選び,建設部門における生物多様性保全に向けた取組を1分野につき1例挙げ,それぞれについて,目的と実施内容を説明せよ。

Ⅱ-1-4 再生可能エネルギーに関する環境影響評価について,環境影響評価法施行令の一部を改正する政令が令和2年4月に施行され「太陽電池発電所」の設置又は変更の工事の事業が環境影響評価法の対象事業に追加された。「太陽電池発電所」について環境影響評価法に基づき「土地又は工作物の存在及び供用」に関して評価する項目のうち,「騒音」「水の濁り」「土地の安定性」「反射光」「景観」から2つの項目を選択し,それぞれ生じる環境影響及びその対策について概説せよ。

【沖縄県宮古島市】

●富栄養化がもたらす魚類の生息環境の悪化

富栄養化、グリーン成長戦略(低炭素・脱炭素)、SDGs,生物多様性民間参画、再生可能エネルギー発電のアセス、4つともすべてとりあえず予想ジャンルとして挙げていました。皆さん、どれかはカスッたのではないでしょうか。
それにしてもⅡ-1-1が魚類限定とは思いませんでしたね(シツコイ)。
まぁでも4つのうちどれか1つは合格レベル(6割)で書けたのではないでしょうか。
これが書けないようでは厳しいことを言うようですがまだまだです。

2021年7月8日木曜日

国土交通グリーンチャレンジ

追い込み頑張っていますか?
あと数日で試験ですが、総監のかたはこれからの追い込みが合否を左右します。択一対策は隙間時間も利用してシツコク繰り返してください。夢にまででてくるくらいになるとイイですね。
その択一対策になるのかどうか、国交省白書も出た直後ではありますが、建設部門の技術分野のなかでも建設環境が担うジャンルとして「グリーン社会の実現」というのがありますが、これの要点が簡潔にまとめられた資料(というか宣言でしょうか)が公表されました。
目新しい内容ではありませんが、試験前に一読しておいてください。
総監択一はさておき、建設環境はここから出題されるとも言えますので。

丸の内仲通り
【東京都千代田区】

「国土交通グリーンチャレンジ」をとりまとめました!
~2050年カーボンニュートラル、グリーン社会の実現に向けた国土交通省の重点プロジェクト~

令和3年7月6日

2050年カーボンニュートラルや気候危機への対応など、グリーン社会の実現に向けて戦略的に取り組む国土交通省の重点プロジェクトを「国土交通グリーンチャレンジ」としてとりまとめました。
 
 2050年カーボンニュートラルや気候危機への対応など、グリーン社会の実現に貢献するため、我が国のCO2排出量の約5割を占める運輸、家庭・業務部門の脱炭素化等に向けた地球温暖化緩和策、気候変動適応策等に戦略的に取り組む国土交通省の環境分野でのグリーン技術を含めた施策・プロジェクトについて、社会資本整備審議会・交通政策審議会の環境部会・技術部会に設置された「グリーン社会WG」における調査審議の成果を踏まえ、「国土交通グリーンチャレンジ」を取りまとめましたので公表します。
 
〇 国土交通グリーンチャレンジ(別添資料)
 グリーン社会の実現に向けて、分野横断・官民連携の視点から重点的に取り組むべき6つのプロジェクトを掲げています。
  ・省エネ・再エネ拡大等につながるスマートで強靱なくらしとまちづくり
  ・グリーンインフラを活用した自然共生地域づくり
  ・自動車の電動化に対応した交通・物流・インフラシステムの構築
  ・デジタルとグリーンによる持続可能な交通・物流サービスの展開
  ・港湾・海事分野におけるカーボンニュートラルの実現、グリーン化の推進
  ・インフラのライフサイクル全体でのカーボンニュートラル、循環型社会の実現
 
 参考:グリーン社会WGの調査審議の経緯
  https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s204_green.html
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式:93KB)PDF形式

国土交通グリーンチャレンジ概要(PDF形式:917KB)PDF形式

国土交通グリーンチャレンジ(PDF形式:429KB)PDF形式

2021年5月21日金曜日

令和3年度技術士第2次試験 要チェック分野まとめ(Ⅰ)

7月11日(日)の試験まで、早いもので2か月を切りました。試験までの週末はあと8回です。
出題ジャンル予想をまとめた要チェック分野まとめ、最後に必須科目Ⅰ、令和元年から復活した記述式(解答用紙3枚)です。
「技術部門」全般にわたる専門知識,応用能力,問題解決能力及び課題遂行能力に関するもので,
現代社会が抱えている様々な問題について,「技術部門」全般に関わる基礎的なエンジニアリング問題としての観点から,多面的に課題を抽出して,その解決方法を提示し遂行していくための提案を問う。
とのことです。
部門共通というところがミソですね。
建設環境は建設部門ですので、いまいちど建設部門なのだと認識してください。暗示にかけてもいいです。
とにかく環境系のひとは「建設部門だ」という意識がたいへん低いです。

平成30年度以前はマークシートだったわけで近年の傾向もなにもないのですが、平成24年度試験以前のⅡ-1&2の出題テーマは参考になると思います。
では具体的にどういったことが出題されていたのか、見てゆきましょう。

①担い手確保
②戦略的なメンテナンス

①生産性向上
②国土強靭化

①防災・減災に向けた社会基盤の整備
②地球環境問題3つの視点

H23
①今後の社会資本整備
②建設産業の活力回復

H22
①防災・減災対策
②海外での社会資本整備

H21
①低炭素社会の実現
②高度化細分化した技術

H20
①アセットマネジメント
②技術力の維持・向上

H19
①地域活性化
②大量退職に伴う技術継承

こうしてみると「●●における社会資本整備のあり方」を問う問題ばかりですね。
●●には、限られた予算、人口減少、労働人口減少、少子高齢化、グローバル社会、激甚化する災害、インフラ老朽化、環境保全、ICTといったあたりになろうかと思います。
これすべて「国土のグランドデザイン2050」から取っています。

令和2年度は担い手確保とメンテナンスでした。どちらも建設部門の大テーマなので例年通りの想定内だったといえると思います。令和元年度も生産向上と国土強靭化でしたのでこれまた王道テーマでした。今年度もこの傾向が続くと思います。へんに捻らず王道テーマで多面的な課題を抽出してそれを解決する骨子を作成しておけばOKだと思います。令和元年度以降の骨子も使えるはずです。

まずは令和2年版国土交通白書2020はあらためて目を通しておいてください。キーワードや課題を拾うくらいだったら概要版でも結構です。
その令和2年の白書といえば「社会と暮らしのデザイン改革」がサブテーマでした。
国交省の報道発表から抜粋すると、
概要
○白書において、既往の調査や国民意識調査を整理・分析したところ、
・土砂災害の発生回数は、1990~2009年の約1,000件/年から、2010年以降は約1,500件/年と1.5倍に増加、2018年は過去最多の3,459件
・2076~2095年において、1980~1999年と比べ、年平均気温最大4.5℃上昇、1日降水量200mm以上の年間日数2倍以上
・南海トラフ地震や首都直下地震が30年以内に70%程度の確率で発生
・地方圏の約9割のバス事業者が赤字など、地方公共交通の衰退が懸念
・2050年には、人口1万人未満の市区町村で人口が半減(2015年との比較)
 等が分かったことから、「激甚・頻発化する災害への対策」、「地域の移動手段の確保」等を、今後、国土交通行政が向き合うべき課題として取り上げました。

○これらの課題に対する取組の方向性として、
・災害対策については、国民目線でわかりやすい、抜本的・総合的な対策や、分野横断的に、平時から非常時、復旧・復興時まで、行政・企業・住民が連携し対応することで、「防災・減災が主流となる社会」の実現を目指す
・地域の移動手段については、上下分離方式、他の事業者との合併・共同経営、自家用有償旅客運送への転換や、まちづくりと一体となった効率的な交通ネットワーク形成により、将来も地域の移動ニーズに応えられる持続可能な交通サービスを確保する
 等を展望しています。

○さらに、現下の課題である新型コロナウイルス感染症に関して、白書の最初に特集として取り上げ、これまでの経緯や取組、国土交通分野への影響とこれへの対策を紹介するとともに、今後の対応を掲載しております。

多面的な課題と課題に対する取り組みの方向性まで示されています。これに沿ったはなしを書けば無難にA評価ではないでしょうか。

(追記)
とまぁなんだかんだ書きましたが、やはり目玉としては「脱炭素」ですかね。
2030年目標を達成するためには建設分野としてどんな課題があってそれをどう解決すればよいか、ということが出題されると思いますよ。
穴としては「インフラシステム海外展開」を挙げておきます。
さていったい何が出ますか。

とはいえ、SDGsは要チェックです!
【沖縄県島尻郡南風原町】

いずれにしろ、選択科目Ⅲと同様、なにがテーマとなっても建設部門の技術者としての対応はそんなにはバリエーションはないと思います(解答ネタ、解答パターンとして)。
あらかじめ上記のテーマごとに骨子を整理しておけば試験当日は出題テーマに合わせてアレンジする程度で対応できると思います。

わたしの講座です。論文の添削を受けたい方はぜひどうぞ。

2021年5月15日土曜日

令和3年度技術士第2次試験 要チェック分野まとめ(Ⅱ-1)

連日連夜、コロナ一色の報道ですが、1年経過しても収まるどころかオリンピックのこともあって騒ぎが大きくなっていますね。なんだか世情がギスギスしていてちっとも楽しくないです。
そんなことなので今年度の筆記試験もホントのところどうなるかわかりませんね。
昨年度は5月の時点で秋への延期が発表されました。緊急事態宣言下でも口頭試験を実施したことからも今年はおそらく予定通り7月に実施されるとは思いますが、しかしイギリス型に加えてインド型の変異株の拡がり、その社会への影響次第では試験どころではなくなるかもしれません。

とはいえ、前回も書きましたが、技術士試験を目指している限りは筆記試験がいつになろうとも受験して合格して登録しない限り技術士を名乗れませんから、ステイホームを追い風に勉強を頑張ってほしいと思います。

というわけで、これまで好評いただいている(そして昨年度はわりと的中させたような気でいる)当ブログの人気投稿記事ともいえる過去問出題ジャンルまとめと出題予想をこれからしばらく連載します。
もちろんアタルこともあれば年によってはハズレることもあるわけで、当然ながらご自分でもいろいろと思いめぐらせながら試験問題、出題ジャンルを考えてみて下さい。
そして7月の試験まで2か月を切りました、残りの期間を集中して頑張ってください!

テレビ朝日
【東京都港区六本木】

まずはⅡ-1から過去問を振り返ってみましょう。
①再生可能エネルギー発電施設の環境アセス(存在又は供用)
②特定建設資材廃棄物の再資源化促進策
③土壌汚染の除去等の措置
④国土のストックとしての価値向上における取組

①と③がドンピシャ!
②と④もまぁ当たらずとも遠からず、といった結果でした。

①建設リサイクルと建設発生土(有効利用と適正処理の方策)
②騒音発生源対策(の技術的留意点)
③多自然川づくり(の技術的課題)
④環境影響評価法(における計画立案段階から準備書まで)の手続き

①低周波音とその対策
②底層溶存酸素量とその改善策
③再生可能エネルギーの導入状況と太陽光発電事業の課題
④建設事業における外来種対策と留意点

①外来種防止行動計画
②閉鎖性海域の環境保全目標
③気候変動を考慮した防災対策、減災対策
④土壌汚染による有害汚染物質の摂取経路

①湖沼やダム湖の富栄養化対策
②建設発生土のリサイクル
③騒音対策
④生物多様性民間参画

①生態系サービス
②再生可能エネルギー
③景観重要公共施設制度
④廃棄物最終処分場跡地

①生物多様性4つの危機
②ヒートアイランド現象
③循環型社会
④下層DO

①環境再生における順応的管理
②改正環境影響評価法
③建設リサイクル
④生態系ネットワーク

でした。
単純にまとめると、
●環境アセス
●再生可能エネルギー(に係るアセスや環境保全措置)
●騒音の現状と環境保全措置
●建設リサイクル
●生物多様性の取り組み、外来種対策
●富栄養化対策(水質浄化対策)

が繰り返し出題されています。
これが建設環境の基本的な専門分野だということがわかります。
上記分野は傾向もヘッタクレもありません。こう言ってはミもフタもありませんが、試験に出る出ないも関係ありません。基礎の基礎、専門のなかの専門として習熟しておいてください。
そしてこの分野については過去1~2年くらいで改正された法律や更新された技術マニュアルなんかがあれば要チェックです。

令和元年度試験からは4問出題されたなかから1問を選択すればいいのですから、上記対策だけでもイケると思います。1問くらいは頻出分野からなにかしら出るんじゃないでしょうか。
頑張ってください!

。。。と、これでこの投稿を〆てしまうのもなんだかツマラナイので、ハズレ覚悟で予想してみたいと思います。

改正された試験方法の概要が示されている「平成31(2019)年度 技術士試験の概要について 」によると、Ⅱ‐1で問われている『専門知識』とは「選択科目」における専門の技術分野の業務に必要で幅広く適用される原理等に関わる汎用的な専門知識、とあります。
出題内容は 「選択科目」における重要なキーワードや新技術等に対する専門知識を問う。
評価項目としては、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち,専門的学識,コミュニケーションの各項目、とあります。
「重要なキーワード」や「新技術」というのがミソですね。

その「重要なキーワード」や「新技術」を手掛かりに、昨今の話題なども鑑みると令和3年度は以下のようなあたりになるんじゃないかと予想しました。
①SDGsのゴールに向けた建設分野での取組(目標6:安全な水とトイレを世界中に、目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに、目標11:住み続けられるまちづくりを、目標12:つくる責任 つかう責任、目標13:気候変動に具体的な対策を、目標14:海の豊かさを守ろう、目標15:陸の豊かさも守ろう) ←なんだかんだいってもヤッパリコレですね。Ⅱ-1に限らず必須科目や選択科目Ⅲのほうでも問われると思います。というか、直接問われなくてもSDGsに絡めて回答すると評価が上がると思います。
②生物多様性(GBO5) ←先日、日本語版がリリースされましたからね
③沿岸透明度の目標設定ガイドライン ←出題されるまでシツコク取り上げます(笑)
④砂浜保全 ←久しぶりに出題されていもいいのではないかと勝手に思っています。海岸形状のことだけでなく、海面上昇や陸水域の土砂管理も含んでいますので
⑤海洋再生可能エネルギー発電、洋上風力発電アセス ←アセスや再生可能エネルギーものは1問は出題されるんじゃないかと思うので(関連して⑧と⑨)
⑥建設リサイクル2020(廃プラスチックの分別・リサイクルの促進) ←建設リサイクルも1問は出題されると思いますので、それに昨今話題の廃プラ問題と絡めてみました
⑦気候変動(の建設分野への影響・「気候変動×防災」戦略) ←これはⅡ-1というよりは必須科目のほうで問われそうですね。
⑨太陽電池発電所に係る環境影響評価の合理化 ←まだ早いかな?

SDGsはざっくりですね(笑)
無理やりぎみですが、これまでの試験で頻出している分野である生物多様性、水質保全、循環型社会あたりのことをSDGsのゴールに絡めた出題があってもいいのかな、と思いました。

わたしの講座です。論文の添削を受けたい方はぜひどうぞ。

2020年10月24日土曜日

2050年を展望した国土の方向性と課題

すっかり秋ですね。
わたしの業務も先日ようやく”夏季”調査が終わりまして(ギリギリセーフ?で)ホッとしているところです。
そして筆記試験からひと月が経過し、皆さん試験のことは脇に置いて日々を過ごされていることと思います。現にブログの訪問者数もすごく少なくなっています(笑)
いまは試験スケジュール的には小休止の期間になりますかね。しっかり休んで来るべき口頭試験、あるいは来年の筆記試験に向けて英気を養っておいてください。
とはいえ、爪はひそかに研いでおくことをオススメします。
筆記試験の出題テーマは秋から冬にかけての社会の動き、行政の取組施策から出題されることが多いですからね。

で、さっそくに試験的にもたいへん重要な報道がありましたのでご紹介いたします。
今回の中間とりまとめは要注目ですよ!
来年の建設部門必須科目Ⅰはこれを踏まえて解答する必要がありますね。今年度の口頭試験では直接問われることはないと思いますが、口頭試験でもこの内容を踏まえた回答ができると安心ですよね。今年の受験生も来年の受験生も皆さん、いまのうちにチェックしておいてください。

なんせ今後の国土形成上の課題(というか踏まえるべき状況)である
●頻発する大規模災害
●新型コロナ感染症の拡大
●SDGs
●デジタル革命
について取り上げられています。
ほかにも「東京一極集中」などもありますので、ぜひチェックしてください。

アオウミガメもサンゴ礁のすき間で小休止
【那覇港沖にて】

2050年を展望した国土の方向性と課題を公表します
~「国土の長期展望専門委員会」中間とりまとめ~

令和2年10月23日

 国土交通省では、昨年10月以降、新型コロナウイルス感染症による影響も踏まえながら、2050年の国土の姿と長期的な課題について検討を進めてきました。
 このたびその中間とりまとめとして、2050年に向けた国土の基本的考え方や国土づくりの方向性・課題を整理しました。


1. 中間とりまとめのポイント
 自然災害の激甚化・頻発化、新型コロナウイルス感染症の発生・まん延、SDGsの取組、世界中で進展するデジタル革命など、昨今、我が国の国土を巡る状況に大きな変化が生じています。
 特に、テレワークなど「密」を避ける新しい生活様式は、これまでの働き方や暮らし方を見直すきっかけとなり、国民のマインドに大きな変化をもたらしています。

 中間とりまとめでは、人口構造をはじめとする2050年の国土を巡る長期的な推計等を示すとともに、この1年間の検討を踏まえ「物」にとどまらない「真の豊かさ」を目指すことを基本的考え方として明確化しました。また、国土づくりにより対応すべき「リスク・課題」や豊かさの実現のために目指すべき「国土の姿」に関して、論点を明らかにしています。


2. 今後の検討内容
 東京への過度な人口集中を是正し、地方においても豊かな暮らしを実現できるようにしていくため、本中間とりまとめで整理されたデータや論点も踏まえつつ、地方の生活圏域の在り方などについてさらに検討を深めていきます。2021年初夏を目途に最終とりまとめの予定です。



中間とりまとめに関する資料は、下記URLからご覧下さい。
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/kokudo03_sg_000214.html

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

2020年3月10日火曜日

持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド(第2版)

合格発表から数日が経過し、ようやく日常を取り戻しつつあります。
そろそろ気持ちを切り替えて、令和2年度試験に向けての準備を始めたいですね(私自身に向けたメッセージでもあります)。
4月から始めようなんて考えていたら受験申込書提出の際に焦ることになりますよ。例年よりちょっと締め切りが早いんです。気を付けてくださいね(その昔はGW後だったのになぁ)。
今回残念ながら不合格となってしまったかたの多くは、厳しいようですが受験申込書類の作り込みが浅かったのだと思います。
この反省を踏まえ、ぜひとも今度の試験ではシッカリ書類を仕上げてほしいと思います。
技術士2次試験の受験申込書類は口頭試験で試験官に確認されるとても重要な書類です。
例年、口頭試験の合格率は8~9割ですが、この残念ながら1~2割のかたの不合格要因は、その多くが受験申込書類の記述内容が技術士としての相応しさを満足していないためであるといいます。備えあれば患いなしです。早めのスタートが合格への早道です。
技術士による第3者目線を欲しているかた、そもそも何を書いていいのかがよくわからないかた、他分野他科目から建設環境に乗り換えるかた、総監受験のかた、わたしでよかったら有料ですがお手伝いしますので連絡ください。
令和2年度筆記試験対策添削講座 中期コースのご案内(←出願書類作成コースもあります)

・・・と、つい宣伝になっちゃいました。
今回ご紹介するのは企業向けのSDGs活用ガイドです。
技術士になると所属する組織の重要なポジションを任されることが多くなりますよね。事業・業務としての環境配慮だけでなく、組織の運営・経営面でも環境配慮、持続可能性が求められます。
技術士じゃないから関係ない、なんて言ってはいけません。技術士に相応しいかどうかが評価ポイントですから、技術士を目指すひともぜひとも齧っておいてほしいと思います。

昨年度の試験では部門科目を横断してSDGsについての出題が目立ちました。
昨年に出題されたから令和2年度は出ない、とは限りません。変わらず重要テーマだからです。もちろん企業人の立場としての回答が求められることはないかもしれませんが(総監は別です。総監のひとは要チェックです)、また直接SDGsについて問われなくとも、課題や問題点、解決策や留意点などでネタとして持ち出すと高評価となること間違いなしです。
企業人としての立場でどのようなことができるのか、概要版でもいいのでぜひチェックしてみてください。

Salmon-Safe認証制度※のプレゼンパワポ
※オレゴン州の農場や都市部流域においてサーモンの産卵と成長を支援するため、生息流域を保護する目的で作られた制度
【沖縄科学技術大学院大学】

令和2年3月10日
総合政策
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すべての企業が持続的に発展するために「持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド」(第2版)の発行について

 環境省は、持続可能な開発目標(SDGs)に係る取組の進展に寄与することなどを目的として、企業がSDGs達成に向けて取り組む際の手引となるよう「持続可能な開発目標(SDGs)の活用ガイド」を平成30年6月に作成しています。この度、その第2版を発行しましたので、お知らせします。
 今回の改正では、SDGsを取り巻く国内外の情勢の変化や進展を反映するとともに、第五次環境基本計画(平成30年4月閣議決定)で提唱した「地域循環共生圏(ローカルSDGs)」や「ESG地域金融」などの関連情報をより詳細に記載しました。さらに第2版では、ケーススタディ事例を更新し、優良事例、参考となるガイドライン・ツール・各種支援制度などを新たに追加しています。
 本編、資料編ともに、環境省HPからダウンロードして、閲覧・利活用することが可能です。
【ガイドの特徴・構成】
 本ガイドは、SDGsについてこれまで特段の取組を行っていない、あるいはSDGsに関心を持ち何か取組を始めてみようと考えているような企業で、とりわけ職員数や活動の範囲が中小規模の企業・事業者に活用いただくことを目的としています。このため、地域経済を支え、地域の活力の中心となって活動しているこれからの方々の目線で眺め、使いやすい内容となることを意図して構成しています。
 また、SDGsには17のゴールがありますが、本ガイドにおいては、環境保全と関係の深いゴールや取組を中心に扱っています。例えば、4(教育)、6(水・衛生)、7(エネルギー)、11(都市)、12(持続可能な生産と消費)、13(気候変動)、14(海洋)、15(陸域生態系・生物多様性)、17(実施手段・パートナーシップ)に係るものです。
 本ガイドの構成は、本編と資料編の2部構成です。
 本編では、企業を取り巻く社会の変化やSDGsを巡る国内外の動きなどを紹介するとともに、企業の持続可能性に関わる動き、SDGsに取り組むための具体的な方法をケーススタディの事例や取組手順を具体的に示しました。SDGsへの理解を深め、そして実践へとつなぐためのガイドとなっています。
 資料編では、SDGsに取り組むに当たり、活用しやすいガイドライン・ツール・各種支援制度、企業のSDGsに対する意識調査結果、企業の取組とSDGsの紐付け、取組事例の紹介などをまとめています。
 いずれも環境省のホームページから自由にダウンロードして御利用いただけます。
(環境省WEBリンク先)
 環境省/総合環境政策/環境と経済/環境に配慮した事業活動の促進
・持続可能な開発目標(SDGs)の促進

添付資料