2016年8月22日月曜日

気候変動監視レポート2015

長らくご無沙汰しておりました。
皆さんにおかれましても筆記試験が終わってしばし休戦状態、というよりも、お盆や夏季休暇などの行事で忙しかったのではないでしょうか。

今年は沖縄のお盆(旧盆)も新暦のお盆と近い日取りでした。8/15がウンケー(迎え盆)、8/17がウークイ(送り盆)でした。

お盆が済むと、なんだか空や雲が秋っぽくなりますよね。
それともこれは台風のせいでしょうか。日本列島にはいま3つも接近していて大変なことになっています。
台風がめったに来ない北海道に連続で襲い掛かっていますし、関東も局地的に大雨豪雨のようです。河川の氾濫や土砂崩れが心配です。
沖縄方面へはこれまた珍しく伊豆諸島の八丈島沖で発生した台風がなんと南下(!)してきています。
コースも異常ながら、実は沖縄には今年初めての台風なんです。
台風が全然来ないもんですから、海の水がかき混ざらないし、エネルギーの行き場もないしで沖縄近海では海水の温度が例年より高いまま数か月が経っているんです。生態系の基盤となっているサンゴが弱ってきています(サンゴの白化現象)。

うーん。。。気候変動のことが叫ばれて久しいですが、こうして現実的にさまざまなかたちで目の前に表れてきているようにも感じれられる事態がここまで続くと、これまで試験勉強用に齧ってきた単なる知識等をいよいよ真剣に社会のために実践していかないといけないですね。

夏の終わり【沖縄県那覇市首里あたり】

気象庁

「気候変動監視レポート2015」を公表しました

報道発表日

平成28年8月22日

概要

「平成27年9月関東・東北豪雨」の背景となった不順な天候や、2015年のエルニーニョ現象など、気候や海洋、大気環境について幅広く解析した「気候変動監視レポート2015」を公表しました。

本文

気候変動監視レポート2015
 気象庁では、気候、海洋、大気環境の各分野の観測や監視、解析結果をとりまとめた「気候変動監視レポート」を毎年公表しています。今般、当該分野における2015年の状況やこれまでの長期的な変化傾向について、「気候変動監視レポート2015」として取りまとめ、本日気象庁ホームページで公表しました。
 本年のレポートでは、顕著な事例として、「平成27年9月関東・東北豪雨」の背景となった不順な天候や、2015年中に顕著に発達したエルニーニョ現象についての詳細な解析結果も掲載しました。

「気候変動監視レポート2015」の構成
第1章 2015年の気候
世界や日本の天候・異常気象、「平成27年9月関東・東北豪雨」の背景となった2015年8月中旬~9月上旬にかけての不順な天候、2015年中に顕著に発達したエルニーニョ現象など

第2章 気候変動
気温や降水量の長期変化傾向、さくらの開花日の経年変化、海洋・海氷、北半球の積雪域の変動など

第3章 地球環境の変動
温室効果ガス、海洋酸性化(海洋内部の解析結果も新たに掲載)、オゾン層・紫外線の変動、コラム「50年目を迎えた東経137度定線観測」など


 本レポートの全文は気象庁ホームページ上の「各種データ・資料」の「地球環境・海洋」からご覧いただけます。
(レポートのURL: http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/monitor/index.html)

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