2012年11月28日水曜日

面接官の独白

口頭試験がいよいよ目前に迫ってきました。
近いひとでは今週末からですね。
最後の追い込み、アレコレ考え出すとパニックを起こしそうになるとは思いますが、そんなときは身近な人を相手にひたすら経歴~体験論文のプレゼン練習をしてください。
特に声を出すことが肝要です
身振り手振りも交えるとさらにイイと思います。
何にイイかというと、プレゼンの質があがるということももちろんありますが、ここで訴えたいのは試験を控えて精神状態が乱高下するなか、声を出すということは、あなたの不安な気持ちを鎮静する作用(あるいは高揚させる作用)があり、どちらにしてもきっとあなたにプラスの効果をもたらしてくれるはずだ、ということです。

雨の渋谷

ブログの更新がとても久しぶりになっちゃいました。スミマセン。
さっき訪問者数を確認したら、筆記試験後はほとんど誰も読んでくれていないようなそんな寂しい状態だったのですが、ここ最近はまた鰻のぼりにたくさんのかたが来てくださっているようです。ちっとも知りませんでした。。。
以下、言い訳を兼ねた近況報告です。
今月は、アドバイスしていたひとたちの論文提出が完了してホッとしたのも束の間、東京渋谷は道玄坂の聖地「フォーラム8」での口頭試験模擬面接、そして先週末の沖縄での口頭セミナー開催まで、本当に忙しく過ごしていました。

やっぱり口頭試験は体験論文や経歴票はたまた筆記試験再現論文までをも読み込むなど、準備に大変時間がかかりますね。
東京の場合には、那覇から羽田へのフライト中にしか時間が作れず、座席をワンランク上のクラスJにしちゃって書類を周りに広げながら(しかし個人情報には十分に気を配りながら)入念に添削しました。
あまりカッコいいスマートな感じにはならなかったですね。。。
自分でも必死すぎだなと思いつつ、でもそんなことを言っていられる余裕があるわけじゃなし、せめてスペースは最大限に活用しようというところです。
一期一会で受講生を次々に捌いていくAPECさんはやはり只者ではありませんね。
しかも受講生にとっていちばんためになるアドバイスをその場で指摘しちゃうのですからなおのことです。

なんだか今日は受験生のタメになるネタではなく、ただの独り言になってしまいましタネ。
まぁタマにはこんなことも書かせてください。

では!

2012年11月13日火曜日

口頭試験対策 その2.定型質問への備えを万全に

こんにちは、いかがお過ごしでしょうか。

シツコイですが、技術的体験論文を提出しきって「ほっとひと息」気を抜いていませんか?
これからの数週間が勝負です。

マジメに取り組んだひととそうでないひとは、ここで大きく差がつきます。

前回、発表練習のすゝめを投稿しましたが、「経歴~体験論文の説明」というのはいわば受験生からの一方的なものです。
口頭試験の醍醐味は、試験官と受験生間のコール&レスポンスでつくりあげるコラボレーションにこそあるのです。
試験官からの質問に対して全く回答できなかったり、試験官の期待するレベルではなかったり、試験官が訊いてもいない明後日なことを長々としゃべったり、では合格できません。

準備その2.定型質問への備え
試験官と受験生の双方にとって充実した時間とするためには、あらかじめ質問内容を想定し、それに対する回答案を考えておくべきです。
手っ取り早いのは、過去におこなわれた試験での質問内容を収集するのがよいでしょう。
すると、そんなにバリエーションはないのがわかると思います。
最低でも、定型的な質問事項に対してはシッカリと準備しておきましょう。
SUKIYAKI塾HPに詳しいです。ぜひチェックしてください。
2.口頭試験対策「よくある質問」に対する準備を万全に
3.よくでる質問と解答例

では!

水瓶のなかの金魚たち【長崎県佐世保市 梅ヶ枝酒造にて】

2012年11月11日日曜日

口頭試験対策 その1.発表練習

SUKIYAKI塾関連の口頭試験対策セミナーが今週末より始まりました。

ここ沖縄でも11月23日にAPECさん(そのほか東京からバイアリータークさんと北海道からは知床世界遺産さん)をお招きしてセミナーを開催します。
模擬面接の受付は終了しましたが、午前中の全体講義とロールプレイの受講生は引き続き募集しております。よろしかったらどうぞ。
SUKIYAKI塾沖縄でいごの会HP

また、今週末の11月17日には東京はフォーラム8で開催されますセミナーに、不肖ながらわたくしも模擬面接官として参加いたします。
専門分野ドンピシャのひとがいないのでやや頼りないかもしれませんが、担当することになった方たちの準備に少しでも役に立てるようがんばります。

とにかくこれから試験までの限られた期間、悔いを残さぬようしっかり取り組んでください。
試験をナメなければ必ずや栄冠を勝ち取ることができるでしょう。

ガリガリ齧って大当たり!【沖縄県沖縄市にて】

準備その1.経歴と体験論文の発表練習
口頭試験では、経歴と体験論文について10分程度の説明を求められることが多いようです。
この説明がうまくできるよう、まずは発表練習をつむことです。

いきなり喋る練習をするのもいいですが、わたしの場合は経歴の概要と体験論文の内容を話し言葉で説明できるようにシナリオをつくりました。パワーポイントを作ってみるのも有効だと思います。
そのあと、妻に試験官役を務めてもらい発表練習しました。
よく演劇かなんかの舞台稽古でやっているような感じです。
ひとりでブツブツやるよりは誰かに向けて発声練習したほうが格段に効果が得られますよ。
これを1週間つづけているうち、内容が練りあがるだけでなく、声もよく出るようになりましたし、またキッチンタイマー片手にやっていたので、いまどれくらいの時間が経過しているのかの把握ができるようになりました。

やってみる前は、パワポの画像があるわけじゃなし、10分なんてそんなに長い時間、ただベラベラベラベラと喋り続けることなんてできないよ、と思っていましたが、やってみると10分は非常に短いです。
説明しすぎず、コンパクトに要点だけを抑えるように、シナリオを書き替え書き替えして練り上げました。

時間配分ですが、私の場合、経歴に1分半、業務1(略記のみ)に3分弱、業務2(詳述)に7分弱の合計11分弱で喋ったと思います。

では!

2012年11月10日土曜日

口頭試験に向けて 模擬面接を受けよう!

筆記試験合格者の皆さん、技術的体験論文の提出が無事に完了したことと思います。
大変にお疲れさまでございました。

もしかしたら今週末、ほっと一息ついているところかもしれませんが、あまり休息をとりすぎるとダメですよ。
せっかく技術士試験用に体が仕上がりかけているんですから、あとひとふんばり頑張って、もうワンランク上に押し上げてください。

例年ほぼ8割が口頭試験に合格している、ということは2割のかたが残念な結果になっているということです。
10人のうち2人ですよ、100人のうち20人も不合格なんですよ。これはなかなか結構な割合ですよね。
実際、わたしの身近にも片手では数え切れないほどのかたが、3月の合格発表で悔しい思いを経験しています。

では、どうすればよいのか?

なんのかんのいっても模擬面接を受けることです。
そうすると本番までに補強すべきことがわかります。
そういう意味でも試験直前よりは、なるべく早い時期に面接を受けるべきです。
すると試験本番には万全の体制で臨むことができるわけです。

私の場合は模擬面接を2回受けました。
特にAPECさんらのSUKIYAKI塾の面接はたいへんタメになりました。
あのときの模擬面接は非常に緊張しましたねえ。。。。
しかしあの面接を受けたことにより口頭試験の全体像をつかむことができたので、実際の本試験ではほとんど緊張しませんでした。
あれ?こんなもんでいいの?もっといっぱい訊いてほしかったな、なんてちょっとした肩透かし気分で退室したことを覚えています。

SUKIYAKI塾の口頭セミナーはもうほとんどがキャンセル待ちのようで、いまから段取りするのはちょっと難しいかもしれません。
それでもなんらかの機会があれば逃さず参加すべきですし、身近に技術士がいればそのひとにお願いして模擬面接をやってもらいましょう。

というわけで、模擬面接を複数回受ける、これが第一です。

次回からは模擬面接(そして本番の口頭試験)に向けた準備について連投しようと思っています。
では!

Yes,You Can! オバマ再選【福井県小浜市 御食国若狭おばま食文化館にて】

2012年11月6日火曜日

体験論文の提出期限です

皆さま、体験論文の提出はお済でしょうか。

まだのひとはきっと論文の完成に向けてギリギリのところで闘っていることでしょう。
最後までがんばってください!

しかし、今日の最優先事項は、論文の中身、完成度を高めることではありません
指定の形式で、本日中に提出することです

形式等の注意事項
(1)
 用紙の1枚目には、受験番号氏名技術部門選択科目専門とする事項を記載すること。(2枚目は受験番号、氏名のみ。)
(2) A4縦の用紙2枚以内図表等を含め3,000字以内白黒で作成すること。
(3) 用紙は、片面のみ使用(裏面は使用不可)し、横書きとすること。
(4) 原則ワープロで作成するものとするが、手書きで作成しても良い。
(5) 書式は、1枚目40文字×35行2枚目40文字×40行、ワープロで作成する文字の大きさは、原則10.5ポイントとすること。
(6) 論文は、左上1箇所をホッチキスで留めたものを3部(コピー可)提出すること。
 論文作成用紙(手書き用)の桝目は小さいので、記入しにくい場合は、用紙をA3サイズ等に拡大コピーしてから記入し、提出の際にA4サイズに縮小コピーして下さい。

公益社団法人 日本技術士会 技術士試験センター
〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目1番20号 田中山ビル8階
電話 03-3459-1333(代)  FAX 03-3459-1334 

 持参の場合の受付は、平日の午前9時~午後5時とします。
 郵送で提出する場合は、事故防止の為、書留(簡易書留郵便)とし、封筒の表には「論文在中」と明記して下さい。
宛名は、添付資料より論文送付用宛名用紙をダウンロードして、受験番号等の必要事項を明記のうえ、封筒の表面に貼り付けて下さい。

本日の消印有効なので、夜(23:59)までがんばる予定にしているひとも、論文作成はほどほどにして、書式、形式のチェックのほうに力点を移してください。
慌てて作っているということは、時間だけでなく、平常よりも精神的に余裕がないわけですから、十分に、十分に、十分に、十分に注意して、指定されている形式どおりになっているかを確認してください。

可能であれば、誰か第三者にも確認してもらうくらいがいいと思いますよ。

論文提出、お疲れさまでした【石川県白山市 松任駅近く】

2012年11月3日土曜日

体験論文の作成もいよいよ佳境

体験論文提出前の最後の土日になりました。
筆記試験後、ひと月以上の時間をかけて準備を進めてきたひとは、ここで論文書き始めの頃を振り返るととても感慨深いものがあるんじゃないでしょうか。
それはなにも論文の中身、完成度だけの話ではありません。
着実にワンランク、いやそれ以上、技術者としてステップアップしたことを実感できるのではないでしょうか。
提出後も気を緩めることなく、口頭試験まであと残りひと月ちょっとの間、専門技術や環境行政の最新動向チェック、そしてご自身の経歴洗い直しを入念に行ってください。
もちろん、体験業務をシナリオ化し、プレゼン発表練習、そして第三者からの意見を参考に、想定問答を作成してください。

めでたい出来事として起きる前触れ現象を意味する瑞相(吉兆)のひとつである彩雲
【沖縄県宜野湾市にて】

予期せず筆記試験に合格し、何の準備もしていなかったので慌てて論文の作成にとりかかったひともいるかもしれません。
どうか諦めずに最後まで喰らいついていって欲しいと思います。

合格発表後に慌てて作成しだしたひとに共通してみられることがあるので以下に挙げておきます。
これまでも指摘していたことですが、まず問題点の抽出が甘いです。
甘いというよりも、慌てて書いているぶん、コレやった、アレやった、アアナッタ、コウナッタの羅列で終始し、論文の内容が「出来事報告書」「経過報告書」になってしまってるんです。

どうしてその策を行ったのか?どのような根拠をもってその方策を導き出したのか?その思考過程をアピールしないといけないのですが、そこがゴッソリと抜けています。

また、根拠っぽいことを書いていても、そもそも問題点の抽出が甘いので根拠になりえていない場合もよくみられます。

以上、気付いた点を書いてみましたが、これを読んだからってすぐにわかることではないと思います。
ぜひ近くの技術士に添削してもらって指摘してもらいましょう。
この「出来事報告書」や「経過報告書」になっていないかどうかのチェックは、なにも受験する部門や科目が同一の技術士でなくて結構です。同じ分野でなくてもいいのでぜひ技術士にチェックしてもらってください。
自分だけでは絶対に気付くことはできません。

最後にAPECさんが掲示板に投稿していた記事を貼っておきます。
体験論文がんばってください http://16611.webspace.ne.jp/rental/img_bbs2/bbs.php?pid=16611&mode=p&no=31915&mode2=tree

最後まで諦めずに。
そしてこの週末を大事に過ごしてください。