2023年4月30日日曜日

災害に強い水産地域づくりガイドライン、マニュアル、事例集

GWいかがお過ごしでしょうか。
小さい子どもがいないということもあって、わたしは部屋の模様替えをこの連休の一大ミッションに据え、まずはどういう配置にするか、何から手を付けるかを思案しているところです(つまりまだ何もしていません)。

思案といえば、毎年好評をいただいている出題予想についての整理を始めたところです。
まずは筆記試験に出題されそうなテーマを絞るにあたって、部門科目ごとにここ数年の出題傾向、それから行政の打ち出す施策や社会を取りまく状況にどんな動きや変化があったのかなどを振り返っています。ぜひ皆さんもご自分で取り組んでみてください。社会課題あっての技術士です。いろいろと気づきが得られると思います。
そしてその気づきを技術者としての情熱に昇華させ、試験官に記述論文を通して、さらには口頭試験では直接にぶつけてください。

で、いろいろと整理していたところ、紹介し忘れていた重要テーマがあったことに気がつきました。
水産部門の必須科目で出題必至の要注目のガイドライン(マニュアル&事例集)です。
水産部門では「東日本大震災からの復興」をテーマにした出題がこれまで繰り返し出題されています。そしておそらく今年度もズバリ出題されるのでは、と予想しています。
漁港、漁場、漁村をどう守るか、どう維持するか、そしてどう発展させていくか、毎年出題され続けているテーマですのでしっかり最新版に更新しておいてください。

【沖縄県宮古島市】

「災害に強い水産地域づくりガイドライン」を公表しました。

令和5年3月24日
水産庁



水産庁は、水産地域の防災・減災対策をより一層促進するため、自治体、水産関係者、地域住民等の関係者が災害に備えて取り組む事項についてとりまとめたガイドラインを改訂し、併せて関連するマニュアル・事例集も整備しました。

1.趣旨

災害に強い漁業地域づくりガイドラインは、平成16年12月に発生したスマトラ沖地震、平成17年3月に発生した福岡県西方沖地震の経験等を踏まえ、漁業地域における地震及び津波対策を提示すべく、平成18年に初版を発行しました。 そして、平成23年の東日本大震災の後、漁業集落の防災対策について調査・点検等を実施し、得られた結果を踏まえ、平成24年にガイドラインの見直しを行いました。

今般、東日本大震災から10年余りが経過し、改めて東日本大震災からの復旧・復興を検証して得られた教訓や前回改訂からこの間で得られた防災・減災の知見等を踏まえ、ガイドラインの見直しを行いました。

また、ガイドラインの見直しに併せて、水産地域の関係者が協力し、自らの手で各種計画を策定できるよう関連するマニュアルを再編・整備するとともに、水産地域での取組の参考となるように、ガイドラインに掲載した対策の事例を集めた事例集を作成しました。

2.内容

(1)災害に強い水産地域づくりガイドライン
水産地域の関係者が災害に備えて取り組む事項について分かりやすく解説しています。今般の改訂で、「災害に強い漁業地域づくりガイドライン」から改名しました。

主要な改訂内容は以下のとおりです。
〇対象とする災害の拡大:
近年、想定を超える規模の高潮や高波、暴風等の災害が頻発し、漁港や水産地域で被害が発生しています。そのため、これまでガイドラインで対象としていた地震・津波だけではなく、高潮・高波・暴風等風水害への対応も記載しました。

〇対象エリアの拡大:
水産業の実態を考えると、漁場から加工流通までにわたる、水産物の生産・流通が一連で復旧・復興していくことが望ましいと言えます。そのため、ガイドラインの対象エリアを、漁場から陸揚げ、加工・流通に至る水産業として一体的に機能する地域である「水産地域」としました。

〇事前復興の追加:
東日本大震災からの復興過程を検証した結果、速やかな復興のためには想定される大規模自然災害後の復興まちづくりについて事前に検討しておくことが重要であることが明らかになったことから、事前復興に関する記載を追加しました。

〇一次避難海域の目安の変更:
地震発生後あるいは津波警報等の発表後に海域へ避難する場合について、想定津波高さが大きくなっていることを踏まえ、一次避難海域の目安となる水深を見直しました。

(2)災害に強い水産地域づくりマニュアル
水産地域の関係者が、災害に強い水産地域づくりガイドラインに基づいて各種計画を検討する際に手助けとなる書です。安全・安心の確保編、水産物の生産・流通機能の確保編、復興まちづくり編の3編があります。
※ガイドラインに関連したマニュアル等については、これまで「漁業地域の減災計画策定マニュアル」、「水産物産地市場の減災計画策定マニュアル」、「漁業地域における水産物の生産・流通に関する BCP ガイドライン」があり、今般これらを再編した上で、「安全・安心の確保編」、「水産物の生産・流通機能の確保編」に改訂するとともに、新たに「迅速な復興まちづくり編」を加えました。

(3)災害に強い水産地域づくり事例集
水産地域の関係者がガイドラインに基づいた防災・減災対策等に取り組む上で参考となる事例を集めた資料です。

〈参考資料〉
https://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_gideline/index.html
本ページの防災・減災対策の欄をご覧ください。

2023年4月29日土曜日

流域治水施策集 水害対策編

GW始まりましたね。試験勉強もがんばってますか?
建設部門のかたは必須科目対策として防災減災について論文ネタを収集しながら重要キーワードの整理を行っていることとと思います。
なかでも流域治水についてはたびたび問われていますからすでに皆さんしっかり準備しておられることでしょう。そんなかたにとってはすでにご存じのことだと思いますが、令和4年12月に流域治水対策集が発行されていますので今回取り上げます。

そしてこういった鉄板ネタを収集整理するだけでなく、筆記試験対策としては試験問題に合わせて記述する訓練がとても重要です。つまりインプットだけでなく、アウトプットの訓練です。
これには過去問に対する模範解答を作成することが有効です。繰り返し文章を考え続け、文章を書く(入力するだけじゃなくて実際に記述する)ことで収集整理したセンテンスや言い回しを体のに覚えこませることができます。アウトプットの訓練にもってこいです。

アウトプットの訓練を兼ねて記述内容や記述方法の添削指導を希望するかたは、残り2か月とちょっとの期間ですがぜひどうぞ。

手取川水辺プラザ・水害記念碑
【石川県能美市】



流域治水施策集

【閲覧用】

【印刷用】

【本施策集について】

国土交通省では、今後の気候変動による水災害リスクの更なる増大が予測されている中で、水害の激甚化・頻発化に対応するための「流域治水」の取組について、関係者の協働を促すための「流域治水施策集」を作成しました。
本施策集では、実施主体別の施策の目的・役割分担・支援制度・推進のポイント等が整理されており、「流域治水協議会」の事務局を通じて関係者へ共有し、各々の関係者による施策の具体化・実践に役立ていただくことを考えています。
初版として河川及び流域における水害対策についてまとめたものであり、今後、継続的に更新や内容の充実等を図っていく予定であり、流域治水の取組を実践する関係者からのご意見等をお聴きし、ニーズを汲み取りながら進めてまいります。

2023年4月27日木曜日

ハザードマップのユニバーサルデザイン化

今年は例年になく、受講生の皆さんの試験にかける気持ちが強いことを感じます。添削依頼の回数はもとより、わたしからの指摘を受けて修正した論文の、その深く考えたことがうかがえる論文の内容そのものが熱いです、熱いことが伝わります。頑張っているひとを応援するのはとても張り合いがありますね。

先日のSUKIYAKI塾四国の松山セミナーでは総監の受講生を担当したのですが、そこでもちょっとした気づきを得てもらえたようで、これまた講師冥利につきますね。
大げさに言えば、論文に書くべきことは問題文にすべて書いてある、ということなんですよね。問題文をしっかり読めば、それだけ合格にぐっと近づきます。それを体感してもらえたようです。目の色が変わったというか、表情が電球が灯ったかのように明るく変わったのが見て取れましたので、とても嬉しかったです。

まだ試験まで3か月弱ありますので、あきらめず頑張ってください!

今日は、建設部門の必須科目でよく問われる防災減災の、ソフト対策に関するものを取り上げます。解決策でソフト対策、ハザードマップを取り上げる際の留意点や工夫点ネタにも使えると思いますよ。建設部門のかたは是非チェックしておいてください。

緊急用船着場を災害等緊急時に船舶が安全かつ確実に利用できるようにするため、
また多くの人に知ってもらうためには、平常時から利用してもらうことが大切
【東京都葛飾区柴又】

誰もがハザードマップを理解し、避難に活用できるようにするための取組を進めます ~ハザードマップのユニバーサルデザイン化~

令和5年4月26日

ハザードマップのユニバーサルデザイン化について検討してきた結果を踏まえ、
あらゆる人が災害リスク情報を把握して、避難に活用 できるようにするための
取組を進めます。

 ハザードマップについては、地図情報だけでは視覚障害者には伝わらないといった課題があるため、国土交通省では、有識者や視覚障害者で構成される「ハザードマップのユニバーサルデザインに関する検討会」を設置し、「わかる・伝わる」ハザードマップのあり方について検討を進めてきました 。
 この検討結果を踏まえ、あらゆる人が災害リスク情報を利用し、避難に活用できるようにするための取組を進めていきます 。

 その取組の一つとして、国土交通省のWebサイト上で、様々な災害リスク情報を地図上に重ねて表示することができる「重ねるハザードマップ」を改良し、知りたい地点の自然災害の危険性や取るべき行動などを簡単な文章で表示する機能を、今年の出水期までに追加します。これにより、音声読み上げソフトを利用すれば視覚障害者にも理解が可能となります。

・「ハザードマップのユニバーサルデザインに関する検討会」の資料、議事、報告書については、以下を参照ください。
 https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/universal_design/index.html
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

2023年4月22日土曜日

アメリカザリガニ防除マニュアル

今週末はSUKIYAKI塾四国が開催する筆記試験セミナーに講師として参加するため松山に来ています。孫の顔を見るためという試験とはまったく関係ない用事と抱き合わせではありますが(笑)。すっかり好々爺です。

なんて呑気なことを言ってる状況ではない感じになっちゃっています。
今週頭に受験申し込みの締め切りという一大イベントが済み、いよいよ筆記試験対策ステージに移りました。
これがまるで前線が通過した感じと言いましょうか、潮目が変わるように論文添削の依頼がどんどん舞い込み、嬉しい(?)悲鳴をあげているところです。SUKIYAKI塾四国で担当する受講生の論文も目を通さなくてはいけませんしね。
自分で招いたこととはいえ、ちょっと調子に乗り過ぎたかな、と思わなくもないです(笑)。

論文の書き方については添削講座のほうで個別に指導をしていますが、試験問題に取り上げられそうなネタについてはこのブログで紹介しています。
毎年恒例の出題予想まとめについてはGW後に投稿しますのでお待ちください。

でも、わたしなんかのブログ投稿を待っていてはダメですよ。
7月の筆記試験に出題されるネタというのは前々年から今時期くらいまでに出たマニュアル、手引き、ガイドライン、法改正(特に手順、手続き)が取り上げられることが多いです。思い当たるものはしっかり再チェックしておいてください。

今回取り上げるのはその最有力候補です(といっても対象は環境部門自然環境保全です)。
令和4年4月に「アメリカザリガニ対策の手引き」が作成されてそこそこニュースにもなりましたよね。その後アカミミガメとアメリカザリガニが「条件付特定外来生物」に指定され、そしていよいよ来る6月1日からはアカミミガメ・アメリカザリガニの規制が始まります!これに関連してアメリカザリガニの防除マニュアルがこのたびリリースされました。

毎年有力候補に挙げていたような記憶があるのですが(そして出題されていない記憶がありますが)、今度こそ、アカミミガメor/andアメリカザリガニを扱った問題が出るのではないかと思っています。しっかり準備しておいてくださいね。

松山市駅
【愛媛県松山市】

2023年04月17日
  • 自然環境

条件付特定外来生物に指定されるアカミミガメ及びアメリカザリガニに係る特定飼養等施設の基準の細目等及び業として行う飼養等の方法の公布並びにアメリカザリガニ防除マニュアル等の公表について

 「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行令の一部を改正する政令」(令和5年政令第16号。以下「改正政令」という。)に基づき、アカミミガメ及びアメリカザリガニを条件付特定外来生物に指定すること等に伴い、「環境大臣が所掌する特定外来生物に係る特定飼養等施設の基準の細目等を定める件の一部を改正する件」(令和5年環境省告示第35号)及び「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行令附則第二条第一項に基づき主務大臣が定めるアカミミガメ及びアメリカザリガニの業として行う飼養等の方法」(令和5年環境省告示第36号)が公布されたため、パブリックコメントの結果と併せてお知らせいたします。

 また、アメリカザリガニの対策のために令和4年4月に作成した「アメリカザリガニ対策の手引き」について、実際の防除事業により得られた課題等を踏まえた改訂を行うとともに、同手引きの内容を基にアメリカザリガニの防除活動に必要な情報を端的にとりまとめた「アメリカザリガニ防除マニュアル」を作成しましたので、お知らせいたします。

本日公布された告示の概要

  1. (1)環境大臣が所掌する特定外来生物に係る特定飼養等施設の基準の細目等を定める件の一部を改正する件(添付資料1、2、3)
     今般、条件付特定外来生物に指定されるアカミミガメ及びアメリカザリガニについて、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律第5条に基づく飼養等の許可を受ける際に必要な特定飼養等施設の基準の細目等を定める等の所要の改正を行いました。
      
  2. (2)特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行令附則第二条第一項に基づき主務大臣が定めるアカミミガメ及びアメリカザリガニの業として行う飼養等の方法(添付資料4、5)
     今般、条件付特定外来生物に指定されるアカミミガメ及びアメリカザリガニについて、販売又は頒布をする目的以外の目的で飼養等を業として行う者が遵守すべき飼養等の方法を定めました。なお、本告示内における「特定飼養等施設」の基準の細目については、(1)において規定しているため、添付資料2に記載するアカミミガメ及びアメリカザリガニに係る特定飼養等施設の基準の細目を御参照ください。
 上記の2つの告示は改正政令の施行の日(令和5年6月1日)から適用されます。
 また、アカミミガメ及びアメリカザリガニを取り扱う事業者の方々に向けて、改正政令や上記の告示等を踏まえた規制内容について周知するためのリーフレットを下記のページにて公開しています。
●事業者向けリーフレット(アカミミガメ)
https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/akamimi/leaflet.pdf
●事業者向けリーフレット(アメリカザリガニ)
  https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/amezari/leaflet.pdf

意見募集(パブリックコメント)の結果について

 上記の2つの告示について、令和5年2月14日(火)から同年3月16日(木)までパブリックコメントを実施し、5件の御意見を頂きました。実施結果の詳細は、添付資料6及び添付資料7のとおりです。

「アメリカザリガニ対策の手引き」の改訂と「アメリカザリガニ防除マニュアル」の作成について

 アメリカザリガニはとても身近な生き物ですが、近年は水辺の生態系に対して非常に大きな影響を与えていることが明らかになっており、対策が急がれていることから、令和4年4月に「アメリカザリガニ対策の手引き」を作成しておりました。今般、東京都千代田区皇居外苑、石川県珠洲市のため池群、鹿児島県奄美市奄美大島小湊の水田周辺にて、同手引きに記載される内容に沿った防除作業を試行して得られた課題や、最新の科学的知見、改正政令の内容等を反映し、同手引きの改訂を行いました。
 また、アメリカザリガニ対策に係る防除の重要性や対策方法の普及を図るために、同手引きの内容を基に、防除対策の流れや捕獲手法、捕獲作業の手順等のアメリカザリガニの防除活動に必要な情報を端的に取りまとめた「アメリカザリガニ防除マニュアル」を作成しました。
 地方公共団体や民間団体などによるアメリカザリガニ対策にこれらの資料を活用していただき、各地での本来の水辺の生態系の保全・再生の促進につながることを期待しています。
 本手引き及びマニュアルは環境省HP「日本の外来種対策」の下記のページにて公開します。
 https://www.env.go.jp/nature/intro/3control/tebiki.html
 ※ アカミミガメの防除の手引き及び防除マニュアルも上記ページで公開しています。

2023年4月17日月曜日

令和5年度筆記試験対策添削講座 短期コースのご案内

皆さん無事に受験申込書類は提出されましたでしょうか。本日の消印まで有効です。
ここからはいよいよ筆記試験に向けて遮二無二やるのみですね。
令和5年度試験に向けての講座を開講しておりますが、ラストスパートを応援する目的もあって、本日4月17日(月)より筆記試験対策添削講座の「短期コース」の受付を開始いたします。
7月の筆記試験まで残り2か月半の短期決戦、ぜひモノにしましょう。

わたしの講師としての活動は、平成22年度試験に合格した翌年からSUKIYAKI塾の添削講座に参加するかたちでスタートしました。
SUKIYAKI塾のほか、身近な知り合いを含めると、令和4年度試験までの12年間でのべ99名のかたが合格されました。
また、平成27年度からは総監の指導アドバイスも開始したところ、これまで24名ものかたから吉報をいただくことができました。わたしはあくまで触媒にすぎませんが、『総監合格』にいくらかでも貢献できたであろうこと嬉しいですね、講師冥利につきます。

SUKIYAKI塾の活動と平行して綴り始めたこのブログですが、平成26年ごろからブログを訪問してくださるひとが増え始め、それに比例するように添削指導の依頼をあちらこちらから受けるようになりました。そこで平成28年から独自の添削講座を開講して受験に真剣に取り組む方のサポートを始めました。

軌道に乗った平成29年度以降、多くの受講生の皆さんとメールによる濃密なやりとりができました。受講生に恵まれたことが大きいと感じていますが、受講生の皆さんの理解の度合や伸び具合がそれはとても良い感触でした。
令和4年度合格発表後に頂いたメッセージを抜粋します。

【建設環境】
●すごろくさま
面接練習では、大変お世話になりました。
技術士、おかげさまで合格することができました。
コンピテンシーで求められるポイントをわかりやすく教えていただき、本番の回答に活かすことができました。
心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

●すごろく様
お陰様で無事に合格することができましたので、結果の報告と口頭試験の再現メモを送付します。誠にありがとうございました!

●すごろくさま
試験結果について、丁寧にご指導いただいたおかげで、無事「合格」いたしましたのでご報告させていただきます。ご報告が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
誠にありがとうございました。

【施工計画、施工設備及び積算】
●すごろく様
技術士2次試験の結果を報告します。合格でした。
口頭試験対策では大変お世話になりました。いまはただただほっとしています。口頭試験直前に心臓が破裂しそうになった記憶がよみがえります。良い報告をすることができて本当に良かったです。ありがとうございました。

【水産土木】
●すごろく様
私の受験番号が、ありました。
水産土木、3度目の挑戦で、やっと合格しました。
正直なところ、試験前日に、論文の復習をして、キーワードの定着が良くなかったため、受験を締めようと、一度は考えました。しかし、翌日、気を取り直して、試験会場へ行きました。あきらめなくて良かったです。
今回の合格は、すごろく様から、ロジックの綻びをご指導頂いたため、試験会場では、問題文から、添削指導を受けた骨子に整理し、答案を埋めることができたことによるものと、考えています。
すごろく様、ご指導頂きましたことに、大変感謝します。
どうも、ありがとうございました。

【環境測定】
●ご報告が遅くなりましたが、無事に技術士二次試験に合格することができました。
口頭試験に際しアドバイスいただき、ありがとうございました。

【自然環境保全】
●すごろく様
ご報告遅くなりましたが、口頭試験に無事通過し、無事に合格することができました。
御礼申し上げます。

【総監】
●すごろく様
令和4年度技術士第二次試験合格発表を今確認しました。
結果、「合格」でした。
今思えば、自分自身どうしたらよいかもわからずに模擬面接を申し込みました。
面接を通じたご指導がなければ、絶対に合格はなかったと思っています。
これからもおごらず研鑽を継続し、後進の育成にも携わっていければと考えています。
本当にありがとうございました。

●すごろくさま
総監合格しました。ありがとうございました。
口頭試験の対策時は、大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。

●すごろく様
おはようございます。●●です。
総合技術監理部門、合格しておりました。
ご指導ありがとうございました。

●すごろく様
お世話になります。
令和4年度の口頭試験に合格したことを報告させていただきます。
ご指導をいただきましてありがとうございました。

●すごろくさま
お世話になっております。●●です。
先日技術士二次試験合格発表がありまして、無事合格いたしましたので、お礼のメールを差し上げます。ありがとうございました。

など嬉しい報告をいただきました。
令和4年度筆記試験が終わってからは令和5年度試験に向けての添削講座の長期コースを、年末からは中期コースを開講しています。いまでは初受験のかたも着実に実力を伸ばしているのがわかります。
そして早いもので令和5年度の筆記試験まであと残すところちょうど3か月、出願を終え、最後のターンとなりました。短期決戦ですが、これまでの指導経験を注力しますのでお任せください。
そのほか筆記試験再現論文に対するコメント評価も行います。
試験答案について第3者の視点からの評価(不合格要因の推定)を欲しているかたはぜひどうぞ。


本サービス(添削指導アドバイス)はSUKIYAKI塾とは異なり有料でお受けします。
対象とする技術部門科目は下記の通りでございます。
●建設部門(建設環境)・環境部門(自然環境保全)・水産部門(水産資源及び水域環境)
技術士受験指導の経験は早いもので12年、そして建設環境分野、自然環境保全分野、水産水域環境分野の技術者としての業務経験は27年になりました。これまで主に沖縄県内での環境調査、環境影響評価、自主アセス(ミニアセス)に携わっております。
わたしの専門はどちらかというと自然環境に関する分野ですので生活環境の保全に関する現場感覚はやや劣るかもしれません。しかしながらこれまで添削するうえで支障はありませんでした。
また、他の科目についてもご希望であればお引き受けします。ただし専門技術に関する指導はできませんので論理構成や文章に関する指導アドバイスとなります。
なお、これまで建設環境、水産資源及び水域環境、自然環境保全以外の科目については、建設部門の都市及び地方計画、道路、河川、砂防及び海岸・海洋の環境寄りのかた、環境部門の環境保全計画、環境影響評価、水産部門の水産土木のかたを指導いたしました。
また、建設部門の鋼構造及びコンクリート、施工計画・施工設備及び積算、環境部門環境測定のかたに対しては必須科目(部門共通の問題)を中心に指導いたしました。

●総合技術監理部門
総監については科目を問いません。ただし建設-建設環境や水産-水産資源及び水域環境、環境-自然環境保全以外の科目の場合には専門技術を踏まえた管理については言及できないこともあります。
なお、これまで建設環境、水産資源及び水域環境、自然環境保全以外では、電気電子-電気設備、土質及び基礎、鋼構造及びコンクリート、都市及び地方計画、河川砂防・海岸海洋、港湾及び空港、道路、施工計画・施工設備及び積算、上水道及び工業用水道、下水道、農業-農業農村工学、経営工学-サービスマネジメント、環境-環境保全計画のかたを指導いたしました。
ご希望のかたには、平成29年2月23日で頒布が終了した「技術士制度における総合技術監理の技術体系(第2版)」(いわゆる青本)のテキストデータを差し上げます。
なお一部内容を法律等の改正に伴い書き換えています。ただしH29年時点までのものです。それにしてもだいぶ年月が経過しちゃいましたね。。。
※択一対策は、繰り返し過去問を解くことの他に、総合技術監理部門 キーワード集2023を用いてご自分でキーワードの解説集を作成するのが合格への近道です。その際、キーワード2022との違い、特に新たに加わったキーワードは要注目です。

下記の2つのコースがあります。
※併願・重願の場合はそれぞれの部門科目単位で受け付けます。

★お申込みはこちらからお願いします

①令和4年度筆記試験の再現論文に対するコメント評価
内容:再現論文のコメント評価を行います。総監以外は必須科目Ⅰ、選択科目Ⅱ-1、Ⅱ-2、Ⅲの合計4つ、総監は記述論文(必須科目Ⅰ-2)です。
原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
返信回数:各問題に対し、1回のコメントとそのコメントを受けての再質問・返信を1回の計2回
料金:3,000円

【令和5年度試験対策】
③筆記試験論文添削 短期コース
期間:受付完了時から令和5年度筆記試験日(総監は7/16、その他部門7/17)の7日前、よって総監部門は7/9(日)まで、その他部門は7/10(月)まで論文を受け付けます。
内容:総監以外については必須科目と選択科目を、総監については記述論文(必須科目Ⅰ-2)の添削指導を行います。過去問題に対する回答論文の添削です。原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
論文の仕上がり具合に自信がないかた、文章作成が苦手なかた、論理的思考が苦手なかた、専門技術分野が偏っているかた、それぞれに応じた指導をいたします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただし複数の論文を同時並行では添削しません。わたしが次の問題に移ってOKと判断してから別の設問に取り組んでください。
※令和4年度試験の答案用紙を模したワードファイルを差し上げます
料金:15,000円

【注意事項】
●本サービスは、Gmailを使用して行いますので、Gmailの送受信が可能な環境であることが必須条件です
●本サービスに使用するファイル形式はPDFもしくはMS Wordファイルのみです。これ以外のファイルは原則として対応できません
●添削指導の対象である受験申込書や論文等はメールに添付してお送りいただきます
●メール受信後、添削コメント等を返信するまでに最大4日間の日数をいただきます
●総監については科目を問いませんが、建設-建設環境、水産-水産資源及び水域環境、環境-自然環境保全以外の科目の場合には専門技術を踏まえた管理については言及できないこともあります
●領収書は発行いたしません
●振込手数料はご負担ください

本サービス(添削指導アドバイス)をご希望されるかたは上記の内容を確認いただいたうえで下記のフォームにてお申込みください。お申込みの時点で上記の注意事項に同意いただいたものとします。

フォームを受信後、遅くとも翌日中には振込先の銀行口座をご案内するメールをGmailで返信いたします。
※3日以上経過しても返信がない場合はGmailとのやりとりが不可能な環境と思われます。その際はお手数ですがご自身で設定等を調整したうえで再度ご応募ください。

★お申込みはこちらからお願いします

2023年4月2日日曜日

カーボンフットプリント ガイドライン

4月になったとたん、添削依頼が舞い込むようになっています。令和4年度業務も片付き、いよいよ試験対策に専念されるというかたが多いのだと思います。
受験申込書類がほぼ完成しているひとは筆記試験対策に、書類がまだ完成していないひとはあと2週間とちょっとでなんとかカタチにするよう頑張ってください。

受験申込書類についてはまずは業務を棚卸し、それを技術士法第1条、第2条を意識しながら業務内容を簡潔にまとめ、総監以外部門の業務内容の詳細については技術士コンピテンシーを意識しながら720文字以内にまとめてください。

総監部門の場合は総監キーワード集の冒頭に記載されている総合技術監理が必要とされる背景を踏まえたうえで、5つの管理分野のうち最低3つ程度は取り上げ、管理分野間のトレードオフを匂わせつつ、全体最適化を意識した書きぶりにまとめてください。
いずれも言うは易し行うは難しです。

今回紹介するのは先日に続いて環境部門環境保全計画のかた向け、さらには総監の社会環境管理に該当するニュースになります。
それにしてもここへきてなんだか脱炭素の取組みが活発になってきましたね。脱炭素アドバイザーなる民間資格についての制度も始まるようです。

時流に乗り遅れないよう、環境分野の専門家として技術を磨いていってください(わたしもですね)。

【沖縄県八重山郡竹富町 西表島 トゥドゥマリ浜】


2023年03月31日
  • 地球環境

「カーボンフットプリント ガイドライン」の公表について

「カーボンフットプリント ガイドライン」について、環境省と経済産業省の連名として公表いたしますので、お知らせします。

「カーボンフットプリント ガイドライン」の概要

「カーボンフットプリント ガイドライン」では、以下の構成で、カーボンフットプリントの算定等に取り組む者に対する指針を示しています。

  ○第1部 基本的な考え方、カーボンフットプリントの意義・目的
  ○第2部 カーボンフットプリントに関する取組指針
 
このほか、上記ガイドラインの別冊として、実践ガイドも公表予定としております。
 



2023年4月1日土曜日

持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き

4月になりました。皆さん、どのようなスタート切りましたか。
ちょうど3月31日が金曜日だったこともあって、異動や転職、定年退職などにともなって送別会を開催したところも多かったかもしれません。まだアルコールが残っているなんてひともいるかもしれませんね。
受験スケジュールとしてはまずは4月17日に受験申込書受付締め切りがありますのでそれまでに出願書類を仕上げてください。来週3日から受付が始まります。完成させているひとはとっとと提出を済ませ、7月の筆記試験に向かってスタートしてください。まだ完成していないひとは急ぎながらも慌てずにしっかりした内容に仕上げてください。口頭試験で残念なことにならないために。

令和4年度の最終日ということもあって、昨日は環境省から怒涛のリリースラッシュでした。とはいえいちどに全部は取り上げられないので、今回はまず筆頭のEco-DRRの手引きをご紹介します。※生物多様性国家戦略2023-2030も閣議決定されましたがこれは先日ご紹介したのでリンク張るのみで詳細は割愛します。

Eco-DRRの手引き、ハッキリ言って、環境部門、特に自然環境保全ではこんどの筆記試験で出題されますよ。選択科目Ⅱ‐2で出題されたらこの手引きを踏まえているかどうかで大きく評価が変わります。特に「生態系保全・再生ポテンシャルマップ」について言及するかしないかが分かれ道になりそうです。

生態系を活用した防災減災は、言葉を変えればグリーンインフラですから、建設環境のひともとても参考になる内容なので必読でお願いします。昨年度受験したかたは記憶に新しいと思いますが出題されたばっかりでしたね。
Ⅱ‐1‐3 生態系を活用した防災・減災(Ecosystem based Disaster Risk Reduction:Eco-DRR)の考え方について説明せよ。そのうえで,導入が可能と考えられるケースを1つ取り上げ,その概要について説明し,導入に当たり留意すべき事項を2つ挙げ説明せよ。

Ⅱ‐2で出題されたらこの手引きですよ。
なんといっても「Eco-DRRに関する施策の検討や合意形成を図るための基礎資料として活用されることが期待されます」とありますから。

【北海道札幌市】

2023年03月31日
  • 自然環境

「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」の公表について

環境省では、近年の自然災害の激化等を踏まえ、生態系が持つ多面的機能を防災・減災に活用する考え方であるEco-DRR(Ecosystem-based Disaster Risk Reduction)について、現場での実装を支援するために、「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」を作成しました。本手引きの普及等を通じて、自然災害に対するレジリエントな地域づくりと生物多様性の保全の両立に貢献してまいります。

■  経緯 

 生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR: Ecosystem-based Disaster Risk Reduction)は、生態系の保全・再生を通じて防災・減災や生物多様性を含めた地域の課題を複合的に解決しようとする考え方です。Eco-DRRは防災・減災や生物多様性の保全に寄与するだけではなく、地域に自然と触れ合う場を提供するといった社会的な効果や、エコツーリズムの実施等による経済的な効果など、幅広い社会・経済効果が期待できます。
 Eco-DRRの推進は、「第五次環境基本計画」(平成30年4月)や「生物多様性国家戦略2023-2030」(令和5年3月31日閣議決定)をはじめ、各種計画に位置づけられています。
 環境省では、Eco-DRRの地域実装に向けた取組を推進するため、「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」を作成しました。

■  「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」の主な内容 

 本手引きは、Eco-DRRを推進するにあたって、そのポテンシャルがあると考えられる場所を可視化する「生態系保全・再生ポテンシャルマップ」の作成方法や活用方法を示したものです。生態系の保全・再生を図ることによって、生物多様性の保全だけではなく、防災・減災にも寄与すると考えられる具体的な場所を可視化することで、Eco-DRRに関する施策の検討や合意形成を図るための基礎資料として活用されることが期待されます。

■  「生態系保全・再生ポテンシャルマップ」の作成に必要な全国規模の基礎情報の公開 

 「生態系保全・再生ポテンシャルマップ」は、既存の土地利用や生態系の分布に関する情報をGIS(地理情報システム)を用いた地理空間情報の重ね合わせによって作成することを想定しています。今般、湿地環境を主たる対象とした生態系保全・再生ポテンシャルマップの作成に必要な基礎情報として、以下①~⑤の指標による全国規模の評価結果をベースマップとして公表しました。
 「環境アセスメントデータベースEADAS(イーダス)」では地図上で表示したデータを、また、環境省自然環境局生物多様性センターのウェブサイトでは、GISデータとしてダウンロード可能なデータを掲載しています。
○ 環境省 環境アセスメントデータベース EADAS(イーダス)https://www2.env.go.jp/eiadb/ebidbs
○ 環境省自然環境局生物多様性センターHPhttps://www.biodic.go.jp/Eco-DRR/index.html