2014年7月27日日曜日

平成25年度試験の失敗例

いよいよ試験本番が近づいてきました。
あとはこれまで培ったものを本番で発揮できるよう、体調面を中心に、その環境を整えることに専念しましょう。

昨年度から出題方法が大きく変わりました。
それに翻弄され、多くの受験生が悔しい想いをすることになりました。
今年の試験に生かすべく、試験から数日後に以下のようなメモ書きを残しました。

試験から早くも1週間が経ちました。
この間、択一問題の正解探り、選択問題の解読、解答ミスの告白、などの情報が飛び交い、試験中のあの静かな教室とは打って変わって、たいへんに大賑わいでした。
それにしても目立つのは問題文読み間違えミスが多いことです。
今回試験の不合格要因の上位にランクされるのではないでしょうか。
  • 2問選択すべきところを1問しか選択しなかった
  • 解答用紙1枚で記述すべきところを2枚書いてしまった
  • 解答問題番号を記入し忘れてしまった
どの問題に取り組むかを決めたら、その次は「問題文で回答することが求められている部分をシッカリと読む」これが非常に重要です。

指定(~について回答せよ)規定(~枚以内で書け)

上記の試験官からのリクエストを無視しては合格は到底望めません。
自分勝手な「思い込み」、これがいちばんの敵なのだと思います。

落着いて、まずは問題文をしっかり読んでください。
1回目は問われている指定内容について
2回目はその回答方法の規定内容について

決戦前夜

今年だって「昨年と同じ」かどうかはフタを開けるまでわかりません。
出題者側だって、昨年の反省を踏まえて今年は変えてくるかもしれないからです。
どんな問題形式であろうとも、それに動じずに対応できる精神力と技術力を備えたいものです。

頑張ってください。

2014年7月7日月曜日

低炭素・資源循環・自然共生政策の統合的アプローチ

7月最初の週末が終わりました。勉強は捗りましたでしょうか。
試験までひと月を切ったこのタイミングで、なかなか渋い資料が発表されました。
環境部門の受験生は必読です。
建設環境のひとは興味があったら手に取ってみてください(←そうは言ってもとても興味深い内容ですよ)。

現状(と課題)→3つのビジョン(方向性)→6つの基本戦略(問題点と解決策)

がわかりやすくまとめられています。

沖縄は今夜から超大型の台風が来襲するようです。
地球温暖化のシナリオにあるように、台風が大型化しているのでしょうか。
どうなりますか。。。。

燐鉱石貯蔵庫跡【北大東島】

報道発表資料

平成26年7月4日

「低炭素・資源循環・自然共生政策の統合的アプローチによる社会の構築 ~環境・生命文明社会の創造~ 」(中央環境審議会意見具申)について(お知らせ)

 第4次環境基本計画の中心的な理念である「低炭素・循環・自然共生政策の統合」をより具体化するものとして、今後の環境政策の方向性を示す意見具申が中央環境審議会より本日なされました。
 これは、4月に開催された中央環境審議会総会において提案があり、議論を経て6月17日の総会において取りまとめられたものです。

平成24年に閣議決定された第四次環境基本計画では、「安全の確保を前提として、低炭素・循環・自然共生の各分野を統合的に達成すること」がその主要課題でありました。
しかし、環境行政全体として、低炭素、資源循環、自然共生はそれぞれ個別に議論される傾向があったことから、大局的な視点から、統合的に、より強力に進めていくべきということで、4月17日に開催された中央環境審議会総会において、「低炭素・資源循環・自然共生政策の統合的アプローチによる社会の構築」が提案されました。
その後の議論を経て、6月17日の中央環境審議会総会において、環境政策の中長期的な基本戦略に関する取りまとめとして了承され、本日付けで、中央環境審議会会長より環境大臣あてに意見具申がなされたものです。
 環境省においては、本意見具申を踏まえ、今後の環境政策を適切に推進してまいります。 
添付資料

2014年7月5日土曜日

国土のグランドデザイン2050

以前にも紹介した国土のグランドデザインものの最新リリース版です。
(当たり前ですが)国交省白書とも同じ方向性なので特段に新しいネタではありませんけれども、回答論文中で中長期的な未来の話を展開するときには、具体的な年号である「2050年を見据えた国土づくり」とかなんとか書いてみるといいんじゃないでしょうか。
白書の第1部にはこれからの社会インフラ整備にあたっては「将来を見越す」という視点が重要だととシツコク記述されています。
技術士に相応しい技術者の資質として「将来を見越せる」ことが求められていると感じます。

※しかし「対流促進型国土」の形成ってところがいまいちよくわかりませんでした。。。。。。

池間大橋【池間島】

「国土のグランドデザイン2050」の公表について
   ~対流促進型国土の形成に向けて~

平成26年7月4日
 平成25年秋から検討を進めてまいりました、新たな「国土のグランドデザイン」に関し、今般、「国土のグランドデザイン2050~対流促進型国土の形成~」としてとりまとめましたので、お知らせします。
 「国土のグランドデザイン2050」は、急速に進む人口減少や巨大災害の切迫等、国土形成計画(平成20(2008)年閣議決定)策定後の国土を巡る大きな状況の変化や危機感を共有しつつ、2050年を見据えた、国土づくりの理念や考え方を示すもので、これまで9回にわたる有識者懇談会を開催するなどしてとりまとめたものです。

【添付資料】
 別添1 「国土のグランドデザイン2050」概要
 別添2 「国土のグランドデザイン2050」
 別添3 「国土のグランドデザイン2050」参考資料
       (人口関係参考資料)

※添付資料及び有識者懇談会の開催概要は国土交通省ホームページに掲載しています。
  http://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/kokudoseisaku_tk3_000043.html


2014年7月4日金曜日

持続可能な島嶼社会

環境省の報道発表にもありました「持続可能な島嶼社会の発展に関する専門家会議」が先月末に沖縄県は恩納村にあります沖縄科学技術大学院大学で開催されました。
なんと、わたしの知り合いのSUKIYAKI塾講師のかたが携わった国際会議なんですよ。

主催が環境省ということもあって、建設環境というよりも、環境部門の受験生にとっては必修の内容ですが、建設環境のみなさんも添付資料としてリンクされた議長総括をぜひチェックしておいてください。

持続可能な社会を築いてゆく上での課題、さらには島嶼ならではのさまざまな課題が取り上げられています。
ここらあたりの小ネタ(←記述論文作成するうえでの小ネタという意味です)を絶妙なタイミングで回答論文に挿入できると、文句ナシでA評価レベルの信用が得られると思います。

川平湾【石垣島】

報道発表資料

平成26年7月1日

「持続可能な島嶼社会の発展に関する専門家会議 ~自然あふれる美ら島づくりをめざして~」の結果について(お知らせ)

 「持続可能な島嶼社会の発展に関する専門家会議」が、6月29日及び30日にかけて、沖縄県(沖縄科学技術大学院大学(OIST))にて開催された。
 この会議では、チャンドラ南太平洋大学副学長(フィジー)のほか、島嶼国の環境問題に関する国内外の専門家等10か国から200名を超える参加者を得て、島嶼国が共通に抱える課題や具体的な取組について、徹底した議論が行われた。
 会議冒頭に、環境省から、OIST、琉球大学、南太平洋大学を中核として、アジア太平洋地域の大学・研究機関が連携し、更なる研究への展開を図ることを目的として、島嶼国研究者によるネットワークの設立が提案され、賛同を得た。
 また、この会議の成果として、島嶼国研究者によるネットワークの下、沖縄を拠点として島嶼国の環境保全の知見の共有や研究の進展について報告し議論する必要性などを強調した議長サマリーが取りまとめられた。
1. 日程:平成26年6月29日(日)、30日(月)
2. 開催場所:沖縄科学技術大学院大学(OIST)
3. 会議の結果概要
 会議冒頭に、環境省地球環境局長より、我が国と島嶼国との協力をさらに強化するため、OIST、琉球大学、南太平洋大学を中核として、アジア太平洋地域の大学・研究機関が連携し、更なる研究への展開を図ることを目的として、島嶼国研究者によるネットワークの設立を提案し、多くの参加者から歓迎の意が表された。また、チャンドラ南太平洋大学副学長より、海面上昇など島嶼国の持続可能性に関する特有の課題と、その解決のために人材及び研究の能力向上の重要性を述べた基調講演が行われた。
 その後、サンゴ礁の保全などの自然環境の保全、沖縄・島嶼国における地球温暖化対策、適正な廃棄物の処理、自然生態系を活用した防災・減災・適応についての分科会や持続可能な開発のための教育(ESD)の取組に関するサイドイベントが開催され、専門家による徹底した議論が行われた。
 また、適応分科会において、冒頭、石原環境大臣は、適応対策の重要性及びこれらの経験をアジア太平洋地域を中心とする各国と共有し、国際的な取組みを推進していく旨述べた。
 会議の最後に、島嶼国研究者によるネットワークの下、沖縄を拠点として島嶼国の環境保全の取組が一層進展することの必要性を強調した議長サマリーが取りまとめられた。
4.会議HP
< http://www.env.go.jp/nature/biodic/ecdisso2014/>
5.添付資料:議長サマリー(日本語)
添付資料



2014年7月3日木曜日

8章 美しく良好な環境の保全と創造

国土交通白書ネタです。
白書が閣議決定されてネットにアップされましたが、老朽化した社会インフラの維持管理更新がテーマでしたね。
表立っては建設環境にあまり関連がないテーマですので、まずは8章の美しく良好な環境の保全と創造のところをよくよく見ておきましょう。
ここから試験問題がザクザク出ることと思いますので、用語や文節など、体に叩き込んでおいてください。特に、第1~4節、第6節が重要です。

8章 美しく良好な環境の保全と創造
第1節 地球温暖化対策の推進
第2節 循環型社会の形成促進
第3節 豊かで美しい自然環境を保全・再生する国土づくり
第4節 健全な水循環系の構築
第5節 海洋環境等の保全
第6節 大気汚染・騒音の防止等による生活環境の改善
第7節 地球環境の観測・監視・予測

浜辺の茶屋【南城市】



2014年7月2日水曜日

国土交通白書2014

筆記試験まであとひと月となりました。総仕上げ月間ですね。
ちょうどこのタイミングで国土交通白書が閣議決定され、さっそくにHPにアップされました。
平成25年度国土交通白書

建設部門最重要課題である、インフラ施設の維持管理・更新について取り上げられています。
この分野は建設環境とは直接には絡みにくいですよね。
ですが一応、念のために建設部門の一般教養として流し読みでもいいので確認しておいてください。
そして社会インフラの維持管理更新やインフラの老朽化対策について、建設環境分野からどのように貢献できるのか、あなた自身で考えてみてください。
建設部門の技術士としてふさわしい技術者なら、自分の意見を持っていてしかるべきものだと思います。

老朽化した橋【名護市呉我】
産経ニュース

政治

社会インフラの老朽化対策に民間資金の活用促す 25年度版国土交通白書
2014.7.1 10:52
 政府は1日、平成25年度版の国土交通白書を閣議決定した。これからの社会インフラの維持管理や更新についてクローズアップしており、今後急速に老朽化が進むインフラを維持管理、更新するには、PFI(民間資金活用による社会資本整備)などの方法で民間の資金やノウハウを活用していくことを求めた。
 白書では日本の競争力強化や経済成長には、既存の社会インフラの機能を向上させるような使い方の工夫が重要とした。例として道路施設「道の駅」に観光のほか、福祉や防災などの機能を強化する取り組みを紹介。高速道路では、割引料金による迂回路への誘導などで混雑の緩和を促す活用を提示。地方公共団体の文教施設や保健施設などを統廃合することによる、都市構造の集約化も必要とした。
 また老朽化対策を含めた公共施設の建設や維持管理、運営については、PPP(官民連携事業)やPFI(民間資金活用による社会資本整備)といった手法で、民間の資金やノウハウを一層活用していくことが重要とした。
 2月に国交省が全国約3千人を対象に行ったアンケートでは、老朽化していくインフラに対する不安を感じる層が76・2%と、23年2月の前回調査(60・7%)から上昇した。
 米国では、1980年代にインフラの老朽化が深刻な問題となり、新規事業と維持管理をバランス良く組み合わせて対応してきたという。

2014年7月1日火曜日

環境白書2014

沖縄地方は梅雨が明け、本格的な夏を迎えています。一言でいえば暑いです。
現地調査等の野外活動の際には熱中症対策に十分に気をつけないといけませんね。
特に試験前は体調等を崩すと元も子もありません(サッカー日本代表のように実力を発揮できないと大変なことになってしまいます)。

船浦海中道路にて【西表島】

閣議決定からひと月ほど経って、ようやく環境省HPに最新版の環境白書が掲載されました。
平成26年度版環境白書
地球温暖化の最新動向など、チェックしておいてください。

報道発表資料

平成26年6月6日

平成26年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書について(お知らせ)

 平成26年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書は、本日6月6日(金)に閣議決定され、国会に提出されました。
1.平成26年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書の概要
 今回の白書は、「我が国が歩むグリーン経済の道」をテーマとし、東日本大震災の被災地における環境回復のための取組に加え、地球温暖化をはじめとする環境問題への対応と、経済成長の両立を目指すグリーン経済の重要性について示すとともに、これを実現する環境技術や環境金融等の取組を紹介しています。
2.白書の閲覧及び市販版等の入手方法について
(1)環境省ホームページ等への掲載
 環境省ホームページ(http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/)に、「平成26年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」、「平成26年版図で見る環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」を6月下旬に掲載予定です。
 なお、一般的なタブレット等で閲覧可能な電子書籍版(EPUB形式)は、6月下旬より全国官報販売協同組合のホームページから無料でダウンロードすることができます。
(2)市販版の入手方法
 「平成26年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」は政府刊行物センターや政府刊行物取扱書店などで購入できます(1部2,380円(税別:予価)(※店頭に並ぶのは6月下旬になります。))。
 市販版の入手方法等については、発行元の日経印刷株式会社第三営業部まで、お問い合わせください(電話番号:03-6758-1013)。
3.今後の普及啓発について
 白書の内容を広く国民に普及させることなどを目的として、以下のとおり、「白書を読む会」の開催や冊子の発行等を予定しています。
(1)「白書を読む会」の開催
 環境省では、今年の白書について、テーマやねらいなどを執筆担当者が直接説明を行う「白書を読む会」を全国8か所で開催予定です(入場無料)。
 「白書を読む会」の開催日程については、後日、環境省及び各地方環境事務所のホームページ等においてお知らせします。
(2)「平成26年版図で見る環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」
 本白書の内容を100頁程度に要約・編集した冊子です。購入を希望される方は、日経印刷株式会社が実費(1部333円(税別:予価、振込手数料・送料別))で、6月下旬より頒布を行いますので、上記2(2)の日経印刷株式会社第三営業部までお問い合わせください。
(3)「こども環境白書」
 小学生向けに、環境白書の内容を、よりやさしく説明した小冊子を今後作成し、環境省ホームページ(http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/kodomo.html)に掲載する予定です。
(4)「英語版環境・循環型社会・生物多様性白書」
 国際社会に対し、我が国の環境行政を発信するため、海外向けに英訳版を今後作成し、環境省ホームページ(http://www.env.go.jp/en/wpaper/)に掲載する予定です。
4.その他
 本白書の印刷工程の電力使用に伴い発生する二酸化炭素(CO2)については、環境省が創設した「オフセット・クレジット制度(J-VER制度)」に基づき発行された東北2県(岩手県、宮城県)のクレジットを購入し、オフセットしています。
添付資料