2018年12月22日土曜日

平成31年度筆記試験対策添削講座 中期コースのご案内

平成31(2019)年度試験に向けての講座を開講しておりますが、来週25日(火)より筆記試験対策添削講座の中期コースの受付を開始いたします。

わたしの講師としての活動は、平成22年度試験に合格した翌年からSUKIYAKI塾の添削講座に参加するかたちでスタートしました。
SUKIYAKI塾のほか、身近な知り合いを含めると、これまでの8年間でのべ140名ほどのかたたちに指導アドバイスしたことになります。そしてその一助となったかどうか、平成29年度試験までの7年間で44名のかたが合格されました。
また、平成27年度からは総監の指導アドバイスも開始したところ、初年度にもかかわらず6名ものかたから吉報をいただくことができました。わたしはあくまで触媒にすぎませんが、『総監合格』にいくらかでも貢献できたであろうことに我ながら驚いています。

SUKIYAKI塾の活動と平行して綴り始めたこのブログですが、平成26年ごろからブログを訪問してくださるひとが増え始め、それに比例するように添削指導の依頼をあちらこちらから受けるようになりました。そこで平成28年から独自の添削講座を開講して受験に真剣に取り組む方のサポートを始めました。

軌道に乗った平成29年度以降、多くの受講生の皆さんとメールによる濃密なやりとりができました。受講生に恵まれたことが大きいと感じていますが、受講生の皆さんの理解の度合や伸び具合がそれはとても良い感触でした。
受講者さんから試験本番の感想を頂きました。

●先生の予言通り、計画段階配慮とグリーンインフラが出題されていたので、驚きました!
これまでの的確なご指導、お礼申し上げます。

●正直、もったいないケアレスミスもしてしまいましたので厳しい結果を予想していますが先生に教えていただき準備した分、手応えは、去年に比べてありました。
ありがとうございました。

●私の受験報告で恐縮ですが、択一は正答の追加に関わらずになんとかパスできそうです。記述につきましても問題Ⅱ、問題Ⅲといずれも全て書ききりました。(すごろく様のホームページ、大変参考になりました。)

などの声をいただきました。
文面から予想外の出題ではなかったことが伺えますよね。
実際、わたしも問題文を見て、これはイケる!と思いました。

来年度試験からは試験手続や方法が変更されます。
平成31年度 技術士試験の試験方法の改正について

大きく変わるのは、必須科目の択一問題(マークシート)がなくなり、必須科目の問題Ⅰが3枚論文になります。

いまの問題Ⅲが専門科目~建設環境~に特化した課題解決(次年度からは問題解決・課題遂行)が問われていますが、必須科目はたぶんそれの部門編、つまり建設部門の共通テーマに関する問題解決・課題遂行力が試される内容になると思います。
ちなみに平成24年度までもこのような出題でしたが、このいわゆる建設一般というのは建設部門共通の問題なので、全科目共通の問題というのはわりと「環境」がらみのものが多かったです。温暖化(気候変動)に対する適応策と緩和策をはじめ、生物多様性についても問われました。ここ数年の試験内容をみても、2015年からというもの政府を挙げてSDGs(持続可能な開発目標)が盛んに議論されていることもあって、総監をはじめ全部門的に「持続可能性」がテーマとして取り上げられています。そういうことでも建設環境のひとは書きやすいかもしれません。
そのほか環境ジャンル以外からは日本社会がいま抱える課題や近未来を見据えた問題(労働人口減少とか人口減少、高齢化社会、インバウンド、国際競争力、新技術への対応など)からの出題が多かったような印象でした。

そして、評価項目も新しいものが提示されました。
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)

いずれにしろ過去問にしっかり取り組むのが合格への近道だと思います。なぜなら科目は同じ建設環境なのですから。
そしてそれはスタートが早ければ早いほど有利だと思います。
そのようなわけで平成31(2019)年度試験に向けての添削講座を開講いたします。
これまでの指導経験を注力しますのでお任せください。

そのほか筆記試験再現論文に対するコメント評価も行います。
先日の試験答案について第3者の視点からの評価を欲しているかたはぜひどうぞ。


本サービス(添削指導アドバイス)はSUKIYAKI塾とは異なり有料でお受けします。
対象とする技術部門科目は以下の2つです。

●建設部門建設環境
わたしの専門はどちらかというと自然環境に関する分野ですので生活環境の保全に関する現場感覚はやや劣るかもしれません。しかしながらこれまで添削するうえで支障はありませんでした。
また、他の部門科目(例えば環境部門など)についてはご希望であればお引き受けしますが、専門技術に関する指導はできませんので論理構成や文章に関する指導アドバイスとなります。
なお、これまで建設環境以外には、環境部門の環境保全計画と自然環境保全のかたを指導いたしました。
今期からは、建設部門の他科目の方に対して必須科目に特化した指導も行っています。

●総合技術監理部門
総監については科目を問いません。ただし建設-建設環境以外の科目の場合には専門技術を踏まえた管理については言及できないこともあります。
なお、これまで建設環境以外には、施工計画・施工設備及び積算、道路、都市及び地方計画、河川砂防・海岸海洋、土質及び基礎、上水道及び工業用水道、農業土木、環境保全計画、自然環境保全のかたを指導いたしました。
それ以外の部門科目であってもインフラ整備系のジャンルであれば対応できます。
ご希望のかたには、平成29年2月23日で頒布が終了した「技術士制度における総合技術監理の技術体系(第2版)」(いわゆる青本)のテキストデータを差し上げます。
なお一部内容を法律等の改正に伴い書き換えています(ただしH29年時点までのものです)。
総合技術監理部門 キーワード集2019を用いてご自分で青本を作成するのが合格への近道です。キーワード集(2019)のテキストデータもありますのでご希望のかたに配布します。

下記の3つのコースを設けました。
※併願・重願の場合はそれぞれの部門科目単位で受け付けます。

★お申込みはこちらからお願いします
お申込みフォーム

①平成30年度筆記試験の再現論文に対するコメント評価
内容:再現論文のコメント評価を行います。建設環境は選択科目Ⅱ-1×2つ、Ⅱ-2、Ⅲの合計4つ、総監は記述論文(必須科目Ⅰ-2)です。
原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
(A評価もですが)BあるいはC評価の要因についてもコメントいたします。
返信回数:各設問に対し、1回のコメントとそのコメントを受けての再質問・返信を1回の計2回
料金:3,000円

【平成31(2019)年度試験対策】
②出願書類作成コース
期間:受付完了時から平成31年度試験の申込期限日である4月24日(水)の7日前の4月17日(水)まで書類を受け付けます。
内容:受験申込書の記載内容と業務経歴票(5行の業務経歴と「業務内容の詳細」)についての添削指導を行います。平成31年度の様式が正式発表されるまでは平成30年度様式で添削指導を行い、平成31年度様式が発表され次第、あらためて添削指導いたします。
平成31年度から試験内容(評価項目など)が大きく変更されました。新しい評価項目に沿った出願書類となるよう指導いたします。
うまく作成できないかたには業務経歴のたな卸しと詳細業務の骨子の作成アドバイスからスタートします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただしわたしがOKと判断したらそこで終了とすることもあります。
料金:15,000円

③筆記試験論文添削 中期コース(3~6カ月)
期間:平成30年12月25日(火)から受付を開始します。受付完了時から平成31(2019)年度筆記試験日である7月15日(月)の7日前の7月8日(月)まで論文を受け付けます(総監はその1日前)。
内容:建設環境については、平成24年度以前の必須科目Ⅰ、平成25年度以降の選択科目ⅡとⅢを、総監については記述論文(必須科目Ⅰ-2)の添削指導を行います。過去問題に対する回答論文の添削です。原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
論文の仕上がり具合に自信がないかた、文章作成が苦手なかた、論理的思考が苦手なかた、専門技術分野が偏っているかた、それぞれに応じた指導をいたします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただし複数の論文を同時並行では添削しません。わたしが次の問題に移ってOKと判断してから別の設問に取り組んでください。
料金:20,000円

【注意事項】
●本サービスは、Gmailを使用して行いますので、Gmailの送受信が可能な環境であることが必須条件です
●本サービスに使用するファイル形式はPDFもしくはMS Wordファイルのみです。これ以外のファイルは原則として対応できません。なお、手書き原稿(写しを含む)は受け付けておりません。
●添削指導の対象である経歴票や論文等はメールに添付してお送りいただきます
●メール受信後、添削コメント等を返信するまでに最大4日間の日数をいただきます
●総監については科目を問いませんが建設-建設環境以外の科目の場合には専門技術を踏まえた管理については言及できないこともあります
●領収書は発行いたしません
●振込手数料はご負担ください

本サービス(添削指導アドバイス)をご希望されるかたは上記の内容を確認いただいたうえで下記のフォームにてお申込みください。お申込みの時点で上記の注意事項に同意いただいたものとします。
フォームを受信後、遅くとも翌日中には振込先の銀行口座をご案内するメールをGmailで返信いたします。
※3日以上経過しても返信がない場合はGmailとのやりとりが不可能な環境と思われます。その際はお手数ですがご自身で設定等を調整したうえで再度ご応募ください。

★お申込みはこちらからお願いします
お申込みフォーム

2018年12月13日木曜日

技術士1次試験の合格おめでとうございます

本日、技術士第1次試験の合格発表がありました。
合格された皆さん、おめでとうございます。

官報の号外第44号(本日より30日間閲覧可)
日本技術士会
文部科学省

受験資格のあるひとはぜひ来年7月15日(月・祝)に行われる2次試験(筆記試験)にチャレンジしてください!
7か月ありますのでしっかり準備できさえすれば合格できます、本当です。
特に来年からは試験方法が変更されますのでチャンスです。来年度試験の内容を確認し、さらには(変更されるとはいえ)過去問をしっかりチェック、そのあと経歴票を作成する準備に取り掛かかるのがいいと思います。
平成31(2019)年度 技術士第二次試験の実施について

身近な知り合いのかたで、1次試験の合格から7か月後の筆記試験に合格し、1次試験の合格からちょうど1年後に口頭試験を受け、翌3月に見事合格、晴れて技術士となったかたがいます。さらにその翌年には総監にも合格したひともいます。凄いですね!
1次試験合格からちょうど1年後に2次試験の、それも最終試験である口頭試験を迎えることになるとはご本人は思いもよらなかったかもしれませんが、要領よくコツコツと取り組んでいたらそういうこともあるんですよね。
決して珍しい事例ではないと思いますよ。

このブログは主に2次試験受験者向けに発信しています。
よかったら参考にしていただいて試験に取り組んでいただけたら幸いです。

わたしの個人事業として2次試験対策講座を開講しています。
H31年4月24日(水)に締め切られる受験申込書類の作成を指導する「②出願書類作成コース」をはじめ、筆記試験対策としてご好評いただいている「③筆記試験論文添削 長期コース(7~11カ月)」もあります。
12月25日(火)から「④筆記試験論文添削 中期コース(3~6カ月)」の募集を開始する予定でいます。よかったらチェックしてください。
添削講座のご案内

来年からは試験方法が変わります。早めのスタートが肝心だと思います。
諦めないひとを応援します。

次は二次試験ですよ!
【大宜見村塩屋】

2018年12月11日火曜日

総合技術監理部門 キーワード集2019

12月ももう1/3が過ぎました。実に早いです。
わたしはこの間、北海道出張、に続いて東京での口頭試験を終え、昨日ホームタウンに帰ってきました。北海道はマイナス3℃とめちゃめちゃ寒く、東京はそのぶん比較的温く感じましたが、ここ沖縄は23℃程度と数字のうえでは暖かいですがやっぱりすこしひんやりしたものを感じますね。

渋谷での口頭試験を終えたその足で新宿は歌舞伎町のSUKIYAKI塾東京の模擬面接後の交流会にお邪魔してきました。
試験を受けての印象ですが、いやあ〜もしかしたら、というかやっぱりというか、科目違いだったかもしれません… ははは。熱意だけは伝えたつもりですが。
もっと科目を意識した回答にすれば良かったとの後悔の念で胸がいっぱいです。
なーんてグジグジしていたのですが、東京の皆さんに癒されましてだいぶ精神的に楽になりました。ひとのことはズバズバ(やや勝手なことを)平気で言えるのですが、自分のこととなると判断力がなくなりますね。やはり第3者の意見というのは貴重なものです。この気持ちを忘れないようにしたいですね。

そのときに教えていただいたのですが、なんと総監のキーワード集が文科省から発表されていました。日付を見ると11月じゃないですか(日本技術士会のHPには最近掲載されたようですが)。

こんどの年末年始休暇中にキーワード集に対する解説を色々調べて地道に私家版の青本を作成しようと思います。楽しみだなー。
総監を目指すかたもまずはご自分で作成するとよいですよ。その作成過程で頭に入ってきますので。

冬の時計台
【札幌市】

文部科学省

総合技術監理部門の技術体系(キーワード)について

平成30年11月6日
文部科学省
技術士制度における総合技術監理部門の概念及び技術体系を示すため、キーワード集を取りまとめましたので公表いたします。
※本キーワード集の留意点


  • それぞれの管理分野のキーワードは各管理分野の基本となるキーワードを整理したものであり、すべての関連キーワードを網羅しているわけではない。(総合技術監理部門の概念及び技術体系を示すものであり、試験範囲を示すものではない。)
  • 各キーワードの示す概念や内容については、利用者自ら参考書・専門書・資料などを通じて調べ把握することを前提としている。
  • 法律等の名称は、いわゆる通称を用いた。
  • 本キーワード集の内容は、平成30年11月時点での情報である。(今後、技術や社会の進展に対応するため、適宜改定の予定。)

総合技術監理部門 キーワード集(2019)  (PDF:279KB) PDF