2016年10月27日木曜日

技術士筆記試験の合格発表

技術士第二次試験 筆記試験に合格された皆さん、誠におめでとうございます!
技術士まであと一息です。せっかくつかんだチャンスですから、最後に見事な花を咲かせるべく口頭試験までの短い期間、わき目もふらずに突進してください。

添削講座の受講生からも吉報が舞い込んでまいりました。
ご本人の力で勝ち取った合格に違いないわけですが、その潜在能力を顕在化させるべく表に引っ張り出すお手伝いができたという自負もなくはないです。すごく嬉しいです。

●建設環境はこれまで11月下旬~12月中旬にかけて行われていますから、残すところあとひと月からひと月ちょっとくらいでしょうか。
時間があるようであっという間に試験日を迎えますのでご自身の業務経歴の整理は言わずもがな、加えて技術士法など技術士という資格を定義づけている法律の条文を暗記するとともに、倫理面についても勉強しておいてくださいね。
口頭試験については過去ログの投稿記事やSUKIYAKI塾HPを参考にしてみてください。

●総監は1月になると思いますのでたっぷり時間があります。
試験までの正味2か月ちょっとの期間、じっくりとご自分の業務や職場での役割を総監の目線で整理してください。

とにもかくにも今日は喜びを遠慮することなく爆発させてください!そして明日から準備に取り掛かってください。
応援します!

★SUKIYAKI塾沖縄でいごの会ではAPECさんをお迎えして口頭試験対策セミナーを開催します。
模擬面接も行いますので沖縄県在住のかたは奮ってご参加ください。
SUKIYAKI塾沖縄でいごの会HP

おめでとうございます!

残念な結果となってしまったかたへ
いろいろなことを犠牲にして試験勉強を頑張ってきたひとは本当にツライ結果だと思います。
今日のこの結果が最終結果ではもちろんありません。
この試験は諦めなければ合格できます。
合格するまで諦めてしまわないよう自分で自分を奮い立たせて再挑戦してください。
落ち着いたらまずは敗因の分析をしっかりと行って、ご自分の弱点を冷静に把握してください。
あとはそれを修正するだけですから。ここで来年の試験で差がつくはずです。
諦めないひとを応援します。

記述論文の添削講座を開設しています。
来年の試験に向けてたくさん添削を受けながら論文を練り上げたいかたは連絡ください。
また、再現論文に対するコメント評価(3,000円)では、不合格要因を推定することもできます。
ぜひどうぞ。
添削講座のご案内

2016年10月17日月曜日

道路環境影響評価の技術手法「13.動物、植物、生態系」における環境保全のための取り組みに関する事例集

日本全国秋晴れのようですね。
まだ鳴き声しか聴いていないのですが近所の公園にも先週初めにサシバが渡ってきたようです。
夜が深くなるとその公園からはこんどはアオバズクの鳴き声が聞こえてきます。
気温はまだまだ高いですが谷筋をひんやりとした風が吹き、本格的な秋の訪れを知らせてくれます。

ニュースではオリンピック競技会場をどうするんだとか豊洲市場はどうなってるのかなど、東京都内のゴタゴタばっかりで他府県人には(一見)関係ない話題ばっかりですよね。
ただ、我々のようなインフラ整備に係る環境保全系の技術者としては、こういった社会問題となっているものもまるっきり無視することなしに専門技術者の立場で俯瞰的に眺めてみるのも技術士らしさを身に着けるまたとない機会でもあります。意外な拾いものを得られるかもしれませんよ。

築地市場にて【東京都中央区】

ところで、以前にもとりあげたことのある「道路環境影響評価の技術手法」ですが、その事例集が、それも環境保全のための取り組みに関する事例集が公表されましたのでご紹介いたします。
道路事業関係者はもちろん、道路事業には縁遠いひとでも大変参考になりますので目を通しておいてください。

特に筆記試験の問題Ⅱ-2では業務経験の有無がその回答論文のデキを大きく左右しますが、もし実務経験がなくてもこういった事例集を読み込んで予めわが血肉としておけば、経験者にも決して劣らない知識見識をアピールできることでしょう。特に環境アセスはこれまで山間部縛りで出題されることが多いですから、それにもしっかり対応させることができるんじゃないでしょうか。

国総研資料 第 906 号

【資 料 名】道路環境影響評価の技術手法「13.動物、植物、生態系」における
環境保全のための取り組みに関する事例集(平成27 年度版)

【概   要】 本資料は平成25年3月に作成した道路環境影響評価の技術手法 13.動物、植物、生態系(国総研資料第735~737号)の参考として、環境保全のための取り組み事例等をとりまとめたものである。

【担当研究室】緑化生態研究室/道路環境研究室

【執 筆 者】上野 裕介,栗原 正夫
大城 温,井上 隆司,瀧本 真理,光谷 友樹,長谷川 啓一



表紙179KB
中扉591KB
目次/執筆者一覧442KB
はじめに:本資料のねらい205KB
1  道路事業における動物、植物、生態系に対する考え方の概要1,733KB
2  環境の把握技術と評価手法848KB
   2.1 希少猛禽類を対象とした環境影響評価手法 3,983KB
   2.2 哺乳類に対する道路横断施設の設置と事後調査手法45,571KB
   2.3 環境保全措置の効果検証とフィードバック(順応的管理)1,302KB
3  環境保全のための取り組み事例2,090KB
   3.1 全般(保全対象を特定の種や分類群に限定しないもの)21,668KB
   3.2 哺乳類14,843KB
   3.3 鳥類(猛禽類)22,168KB
   3.4 鳥類(猛禽類以外)7,812KB
   3.5 両生類・爬虫類16,293KB
   3.6 魚類4,683KB
   3.7 昆虫類12,304KB
   3.8 植物42,728KB
   3.9 その他の生物5,387KB
おわりに/謝辞859KB
参考資料<用語集>393KB
奥付103KB


全文190,180KB

2016年10月6日木曜日

グリーンインフラ、自然の力が変える公共事業

先日の台風18号ではわたしの住む沖縄本島地方に「特別警報」が発表されたことから多くの方からわたしの身を案じてくださるメッセージをいただきました。
結局、沖縄本島ではほとんど被害らしい被害はありませんでした。
思えば接近直前になぜか西向きに進路がカクっと変わったことが効いたのだと思います。ちょっと神がかり的にも感じましたね。
NHKのニュースではアナウンサーが必死の声かけをしてくださいましたが、なにもなかったことに拍子抜けするとともに、なにもなかったことに安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。
そして今回は思いのほかいろんなかたからメッセージを頂戴したので驚くとともに嬉しい気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

いよいよ今月末(27日でしょうか)に筆記試験の合格発表がありますね。
前回に引き続き今回も来年の筆記試験に役立つ話題満載の記事を紹介します。
日経コンストラクションを購読しているかたはすでにご存じと思いますが、日経本紙のほうでも2か月遅れで取り上げられていましたので今回はその記事をご紹介することにします。
もっとも日経本紙は日経コンストラクション(7月25日号)からの抜粋なので、機会があればやはり日経コンストラクションのほうチェックしてみてください。

ノーベル医学生理学賞おめでとうございます
ちょうど1年前のグリーンインフラのシンポジウムで
【東京工業大学 大岡山キャンパス】

グリーンインフラ、自然の力が変える公共事業 

(1/2ページ)
2016/9/28 6:30
日本経済新聞 電子版
 グリーンインフラ(グリーンインフラストラクチャー)をご存知だろうか。自然環境の幅広い機能を活用した社会資本整備や土地利用の在り方のことを表す概念だ。しかし、言葉さえも初耳だという読者は少なくないだろう。
 それもそのはず。欧米では10年以上前から公共事業の都市戦略や環境政策の文脈で使われていたものの、日本国内で普及し始めたのは、ほんの数年前だからだ。
 そのグリーンインフラが最近、急速に注目を集めて…
[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。
秋割実施中 お申し込みは10/10まで
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO06883100V00C16A9000000