2022年12月30日金曜日

ブルーインフラ

年の瀬ですね。
12月初旬はスケジュールがびっしり埋まっていた口頭試験対策の指導ですが、今年は今日を最後に、あとは年明けに何回か面接をやるのみです。本番の試験を受けた受講生からも口頭試験の内容が送られてきています。質問内容は例年と変わりないですね。技術士コンピテンシーに沿った質問になっています。というわけで、ここまできたらもう体調管理がいちばんの試験対策です。新型コロナも再び増加傾向、さらにはインフルエンザも流行しだしているっていうじゃないですか。年明けに口頭試験を控えているかたはむやみに出歩かないほうがいいかもしれません。手洗いうがいを徹底するなど最後まで気を抜くことなく乗り切ってください!

そして早くも令和5年度試験に向けた添削も舞い込み始めています。皆さん頑張っていますね。スタートが早いとそれだけ有利です。応援しますのでよかったら連絡ください。

今回、久しぶりに国交省の報道発表から取り上げます。
グリーンインフラ、建設環境はもとより環境部門のほうでも皆さん解答ネタに使いまくっているキーワードですが、それだけ概念も含めてインフラ系技術者にはだいぶ浸透した感がありますね。
そのグリーンインフラに続いてやはり出ました!ブルーインフラ!陸はグリーン、海はブルー、ですもんね。そういえば日本生態系協会は既存の(コンクリート製の)インフラのことをグレーインフラと呼んでいますよね。●●インフラシリーズ、このあとも続くんでしょうか。
しかもコレ、建設環境あたりから来年の筆記試験で出題されそうな匂いがプンプンいたします。ブルーカーボン含めて、ぜひ添付資料のほうもしっかりチェックして骨子整理等にご活用ください。直接問われなくとも、課題や解決策のところで積極的に使ってみるとイイと思いますよ。

それでは皆さま、よいお年をお迎えください。
また来年お会いしましょう!

【沖縄県久米島町】



「命を育むみなとのブルーインフラ拡大プロジェクト」を進めます
~ブルーカーボン生態系を活用した豊かな海の実現、地球温暖化対策への貢献~

令和4年12月27日

 国土交通省は海洋植物が持つCO2吸収や水質浄化といった効果に着目し、ブルーカーボン※1 生態系を活用したCO2 吸収源の拡大によるカーボンニュートラルの実現への貢献や生物多様性による豊かな海の実現を目指し、ブルーインフラ※2 の拡大を進めるため、「命を育むみなとのブルーインフラ拡大プロジェクト」を今年度よりスタートさせます。
                              ※1 ブルーカーボン:海洋植物に取り込まれた炭素
                                          ※2 ブルーインフラ:藻場・干潟等及び生物共生型港湾構造物

 陸上の森林と同じように海にもCO2 を吸収する海洋植物が生息しています。ブルーカーボンを隔離・貯留する海洋植物等の海洋生態系は「ブルーカーボン生態系」と呼ばれ、カーボンニュートラルの実現に寄与する新たな選択肢として注目されています。
 これまでも浚渫土砂や産業副産物等を活用し、藻場や干潟の造成等に関する取組が全国で行われてきました。国土交通省では、今後藻場・干潟等及び生物共生型港湾構造物を「ブルーインフラ」と呼び、ブルーインフラとして整備を進めていきたいと考えています。このため、今年度よりブルーインフラを全国の海へ拡大することを目指し、市民団体や企業の参加を促進するためのマッチング支援及び普及啓発を進めるなど、先導的な取組の推進を図る「命を育むみなとのブルーインフラ拡大プロジェクト」を推進します。
 今回の発表に合わせ、ブルーインフラ拡大プロジェクトの理解を深めていただく資料とブルーインフラの保全・再生・創出に関する主な取組事例集を公表しますので、ご参照ください。