2013年10月28日月曜日

国土技術研究会

発表まで残すところあと2日。
いよいよカウントダウンでしょうか。

今年から筆記試験方法が変更となり、これまでの建設一般的な内容から、建設環境専門分野に絞った設問になりました。
さらにこれまでは各自が体験論文で表現していたような実務レベルの設問も登場し、これからの試験対策はより実践的な内容が重要となってくると思います。

そういったわけで、建設環境の事業実施例はないかと暇を見ては漁っているわけですが、国交省のメルマガに丁度いい案内がありました。
こういった技術発表会に参加すると大変ためになりますので、機会があるひとはぜひ。
※あるいは他の地方都市でも類似の研究会が(時期ズレますが)開催されているはずですよ。

さらに国土技術研究会のHPを覗いたら、過去の発表論文の検索もできます。
これは大変使えるサイトですね!!!
ご自分の専門ドストライク分野もそうですが、ぜひその周辺の研究論文をひも解いてください。
視野が広がること間違いナシです。

波に乗れ!【北谷町砂辺海岸】

平成25年度 国土交通省国土技術研究会について
~プログラムの詳細が決まりました~

平成25年10月28日

国土技術研究会は、国土交通省所管の住宅・社会資本整備行政に係る技術的な課題等について、研究成果、現場での取組や新しい技術の活用に関しての発表を行い、技術力の向上と行政への反映を目的に開催するもので、今回で67回目を迎えます。
今年度の国土技術研究会のプログラムの詳細が決まりましたのでお知らせいたします。
11月7日(木)は自由課題(アカウンタビリティ部門)、指定課題、ポスターセッションを中心に課題発表(38課題)を行います。
また、7日(木)午後より、社会資本の維持管理・更新をテーマに特別講演と特別課題(パネルディスカッション)を行います。
11月8日(金)は自由課題(一般部門、イノベーション部門)、ポスターセッションを中心に課題発表(71課題)を行います。


〇国土技術研究会プログラムの詳細が決まりました。
 ・国土技術研究会HPに各発表論文を掲載しております。

建設技術研究開発助成制度成果報告会
ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞受賞技術の紹介
 をあわせて開催致します。

国土技術研究会HP:http://www.mlit.go.jp/chosahokoku/giken/index.html

※国土技術研究会の開催概要は別紙をご覧ください。

2013年10月21日月曜日

建設事業における生物多様性に関する発注者要求事例

いよいよ筆記試験の合格発表まで10日を切りました。
試験直後は「いまいち書けませんでした」なんて言ってたひとが多いのですが、皆さん、宝くじと同じでやっぱり期待しちゃいますよね。
かく言うわたしもそのひとりです。。。
今年は合格率が高いといいんですけどね(嗚呼々)。

それにしても9月の後半から台風の来襲が相次ぎ、予定がままなりませんね。
業務に忙殺されているわりには現地調査が捗らず、天気図や波浪予想図をただただ眺めるばかりの毎日です。
やるせないPC作業の合間に、業務上ネットでいろいろと検索していたら、ちょっと興味深い資料を見つけましたので、ご紹介がてら私の資料庫がわりに貼っておきます。

標題の内容は資料の8ページからになります。
・発注者の構成(国交省、農水省、内閣府、都道府県、市町村ほか)
・保全対象とされた動物(鳥類、魚類、昆虫類、水生動物、両生類、哺乳類、爬虫類、その他)、植物(草本類、水生植物、木本類、その他)
・保全対象生物種別の件数
・発注者からの生態系への配慮事項に関する受注者への要求時期と内容

巻末の資料編には事例集もありますね。
この事例集をみると、これまで添削を通して交流した全国各地の建設環境受験生のかたたちがとりあげた業務経歴や体験論文ネタに類似した事例がたくさんあって、それぞれ感慨深いです。
あらためて添削指導というのは自分の糧になっているんだなと思いました。
そのほか「生物多様性と建設業の関わり」についての講演会や干潟観察会の記録(質疑応答部分)もなかなか面白かったですよ。

来年開通!臨港道路(浦添線)【米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)北】

7)まとめ
本調査では、建設工事において発注者から様々な要求が出され、対策が実施されている現状について具体的に把握した。その結果をまとめると以下の通りである。
回答として165件の工事情報の提供があり、その発注者は中央官庁から地方公共団体および公益企業の多岐にわたり、地域的には北は北海道から南は沖縄県まで広く分布していた。また、事業分野も道路、河川、港湾等多様なものであった。
回答の8割以上の工事において、発注時あるいは受注後に発注者から具体的な対策の指示がなされており、配慮すべき対象とされた動植物は、動物では鳥類が一番多く、魚類、昆虫がそれに続き、植物では草本類が多く指定されていた。具体的な対策としては、動物では工事期間・作業時間の変更、工事排水対策、騒音・振動対策が多く実施されており、照明や光対策、設備・施工機械の配色、動物の移動等の対策も見られた。植物に対する対策では移植が多く実施されていた。
アンケート調査は過去5年間に受注した工事を対象としたが、工事の着手年度で見ると19年度が20件弱でありその後は30件台で推移していた。
一般社団法人日本建設業連合会
刊行物詳細

報告書:生物多様性と建設業界との係わり

刊行物イメージ
環境委員会 生物多様性専門部会では、計画、施工、完了後の各段階における生物多様性に配慮すべき課題を整理し、取りまとめました。
建設事業における生物多様性に係わる構造物構築時の配慮事項等を収集、分類、整理し、会員各社が担った事業においてどのような発注者の要求事項があったか、技術提案事項としてどのような対象生物種に関する保全措置を求められたか等を紹介しています。
出版物No.078
発行年月2013年02月
委員会名環境委員会  
ファイル
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(別ウィンドウで開きます)報告書:生物多様性と建設業界との係わり (PDFファイル)