2024年4月17日水曜日

i-Construction 2.0 ~建設現場のオートメーション化による生産性向上(省人化)~

出ましたね、i-Construction 2.0。これは筆記試験に出題されるんじゃないでしょうか。建設部門必須科目だけじゃなくて総監でも関連した出題があるかもしれません。
たとえ直接的に出題されなくても、これを踏まえた課題や解決策を展開できるとバッチリですね。総監の場合はこれを踏まえた管理上の課題など。
ぜひ、i-Construction 2.0を導入することによって解決すること、あるいはi-Construction 2.0を導入するにあたっての課題を整理しておいてください。この作業は無駄にはならないと思います。

それにしても技術の進歩は著しいですね。ここ最近は生成人工知能 (生成 AI) の進歩がホントに目を見張るようです。ちょっとした質問を投げかけたら瞬時に回答が得られますもんね。
先日ためしにChatGPTに冷蔵庫の残りものを列挙して、ついでに希望のシチュエーションを伝えてみたら、否定する余地のないメニューとレシピがスラスラと、それも留意点や注意点までも添えられて回答されました。あまりにそつのない無難な内容が、瞬時に回答されたことに対してありがたいようでいてとても怖いことにも思いました。でも慣れちゃうとこうしてズバリの回答をもらえることが当たり前になるのでしょう。良いのか悪いのかわかりませんが。
なかには技術士試験の過去問をChatGPTに投げかけてるひともいるんでしょうね。そうして得られた回答文を添削してみるというのも一興かもしれません(笑)。

AIを搭載した自律型建設ロボットによる施工で数百人規模での省人化や
過酷な環境下での作業負担が大幅に軽減したそうです
麻布台ヒルズ【東京都港区】



i-Construction 2.0」を策定しました
~建設現場のオートメーション化による生産性向上(省人化)~


令和6年4月16日

 国土交通省では、建設現場の生産性向上や業務、組織、プロセス、文化・風土や働き方の変革を目的として、i-Construction及びインフラ分野のDXを推進しています。
 今般、i-Constructionの取組を加速し、建設現場における省人化対策に取り組むため、国土交通省の新たな建設現場の生産性向上(省人化)の取組を「i-Construction 2.0」としてとりまとめました。

 国土交通省では、建設現場の生産性向上の取組として、2016年度より、ICT施工をはじめとする「i-Construction」の取組を進めてきました。

(参考)国土交通省におけるi-Constructionの取組,  https://www.mlit.go.jp/tec/i-construction/index.html

 今後、更なる人口減少が予測されるなか、国民生活や経済活動の基盤となるインフラの整備・維持管理を、将来にわたって持続的に実施していくことが必要であることから、「国土交通省インフラ分野のDX推進本部」(本部長:技監)において、これまでの取組をさらに一歩進め、「i-Construction 2.0」として別紙のとおりとりまとめました。

 i-Construction 2.0では、2040年度までに建設現場の省人化を少なくとも3割、すなわち生産性を1.5倍向上することを目指し、「施工のオートメーション化」、「データ連携のオートメーション化」、「施工管理のオートメーション化」を3本の柱として、建設現場で働く一人ひとりが生み出す価値を向上し、少ない人数で、安全に、快適な環境で働く生産性の高い建設現場の実現を目指して、建設現場のオートメーション化に取り組みます。
 
 以下URLにi-Construction 2.0の本文を掲載しております。

       i-Construction 2.0 ~建設現場のオートメーション化~
     https://www.mlit.go.jp/tec/constplan/content/001738240.pdf

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

2024年4月15日月曜日

世界初!海藻藻場(&環境配慮型コンクリート)による二酸化炭素の吸収量

まもなく受験申込受付が終了します。本日の消印まで有効です。
多くのかたは無事に郵送したのではないかと思いますが、これからというかたは、添付書類等の漏れなどなきよう抜かりなく。
そして申し込みが済んだらいよいよ筆記試験対策に本腰を入れないとですね。筆記試験まであと3か月です。
わたしの受講生も既にスタートしています。年度末は忙しいからだとは思いますが、受験申込書を今月早々に完成させて皆さん過去問に取組んでいます。それにしても今年はなぜか建設部門、農業部門、森林部門、水産部門、環境部門、総監部門とバラエティに富んでいます。特に建設部門、森林部門、環境部門は複数科目ですから、それは目まぐるしいです。
わたしの専門ではない分野の科目も担当していることで、付け焼刃的に慌てて勉強(というか下調べ)してから添削に臨んでいるわけですが、これがすごく勉強になります。視野が広がる喜びを感じます。いっそ脳みそが直接に喜んでいる状態とでもいいましょうか(笑)。
わたしは本格的に挑んでいるわけではないのでわかった風なことは言えないのですが、この歳になって新ジャンルに挑むのは大変なんでしょうけれども本人としては意外と楽しいのかもしれませんね。憧れます。

かくいう私はご存じの方も多いかもしれませんが、生業は環境調査業の生物調査屋なんです。そして扱う対象の生物群は「海藻」なんです。
就職してからこれまでアセス関連での環境調査で海藻相を調査する仕事が多かったわけですが、ここ3年くらいはだんだんとCO2吸収がらみでの調査も増えてきて、特に国交省がブルーカーボンを掲げるようになってからはこれがあからさまに劇的に増えています(やっていることはこれまでとほぼ同じなんですが)。大学などの研究はなおさらですよね。先日、神戸大学で開催された日本藻類学会に参加してきたのですが、やっぱりブルーカーボンに絡めた研究が多かったですね。研究費がつきやすいんでしょうね。
これらの国を挙げた研究の成果として、今回、世界で初めて海藻藻場によるCO2の吸収量を国連に報告することができたのでしょう。いろんな課題をひとつづつ克服、解決させていったからこそなんだと思います。
引き続き研究の進展に期待したいです(誰目線?)。

そういうわけで、技術士試験という側面からみても、水産部門水産水域環境は当然のこととして、建設部門建設環境や環境部門自然環境保全でも不定期的に問われている「藻場」について、とてもよいトピックだと思います。ぜひチェックしてみてください。なに部門で問われるのかは不明ですがそろそろ問われるんじゃないかと思いますよ。

【沖縄県恩納村】

我が国の沿岸域に生息する海洋植物による二酸化炭素の吸収量(約35万トン)が国連に報告されました
~海藻藻場による二酸化炭素の吸収量の報告は世界初~

令和6年4月12日

 国連気候変動枠組条約の締約国は、毎年4月に各国の温室効果ガス排出・吸収量を国連に報告することとなっています。
 本年4月の報告において、ブルーカーボン生態系※1の一つである海草(うみくさ)藻場及び海藻(かいそう)藻場(以下、藻場)による吸収量を我が国として初めて盛り込みました。このうち、海藻藻場については締約国の中で初めて報告したこととなり、世界初の取組になります。
※1:ブルーカーボンとは藻場や干潟などの海洋生態系に蓄積される炭素のことであり、そうした蓄積作用を有する生態系を「ブルーカーボン生態系」と言います。

○ 国土交通省では、温室効果ガス吸収源の拡大によるカーボンニュートラルの実現への貢献や生物多様性による豊かな海の実現を目指し、ブルーカーボンの活用を推進しています。 

○ 昨年度、国土交通省と国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所は、我が国の沿岸域における藻場の繁茂面積の推計手法を開発しました。 

○ この推計手法に加え、農林水産省が開発した藻場タイプ別の吸収係数も活用して、2022年度の我が国の温室効果ガス排出・吸収量において、藻場による吸収量を合計約35万トンと算定しました。 

○ 本年4月の国連への温室効果ガス排出・吸収量の報告において、我が国として初めて藻場による吸収量を盛り込みました。ブルーカーボンに該当する吸収量を国連に報告している国(先進国でも豪州、米国、英国、マルタの4か国のみ)はありますが、海藻藻場については日本が世界で初めての報告となります。 

○ なお、国土交通省では並行して、グリーンレーザー※2を搭載したドローンを含む、藻場の繁茂面積を高精度かつ効率的に把握・管理するシステムの開発を進めています。
  これにより、現在は捕捉できていない藻場を算定対象とすることができるようになります。引き続き、関係機関と連携し、藻場の繁茂面積及び吸収量の算定手法の高精度化に取り組んでまいります。
※2:水中透過性が高く、藻場の繁茂状況の計測が可能なレーザー

添付資料

報道発表資料(PDF形式:202KB)PDF形式

別紙1 ブルーカーボン生態系について(PDF形式:281KB)PDF形式

別紙2 我が国のブルーカーボン生態系による温室効果ガス排出・吸収量の報告状況(PDF形式:308KB)PDF形式

別紙3 世界におけるブルーカーボンの活用に向けた取組の動向(PDF形式:243KB)PDF形式

別紙4 ブルーカーボン高精度データ把握・管理システムの開発 (PDF形式:324KB)PDF形式


環境省からはさらに詳しい内容が掲載されています。

最後には「環境配慮型コンクリート」についても「世界で初めて吸収量(CO2固定量)を算定した」とあります。


2024年04月12日

2022年度の我が国の温室効果ガス排出・吸収量について

過去最低値を記録し、オントラック(2050年ネットゼロに向けた順調な減少傾向)を継続しました。

代替フロン等4ガス(HFCs・PFCs・SF6・NF3)の排出量は約5,170万トンで、2021年比で1.4%の減少となり、2009年以降初めて減少しました。
なお、HFCsについては、フロン排出抑制法への改正によって使用時漏えい対策が導入されたこと等を踏まえて、排出係数(使用時漏えい率)を見直し、2016年以降に適用しました。

今回の国連への報告では、世界で初めて、ブルーカーボン生態系の一つである海草藻場及び海藻藻場における吸収量を合わせて算定し、合計約35万トンの値を報告しました。
今後は塩性湿地・干潟の算定についても検討を進めます。

また、3類型(4種類)の環境配慮型コンクリートによる吸収量(CO2固定量)を同じく世界で初めて算定し、合計約17トンの値を報告しました。
今後はJクレジット化に向けた検討を進めます。
<補足>
・ 2022年度の我が国の温室効果ガスの排出量は約11億3,500万トンで、2021年度比で2.5%の減少、2013年度比で19.3%の減少となった。 
・ 2021年度からの排出量減少の主な要因は、産業部門、業務その他部門、家庭部門における節電や省エネ努力等の効果が大きく、全体では、エネルギー消費量が減少したことが考えられる。
・ 代替フロン等4ガス(HFCs・PFCs・SF6・NF3)の排出量の減少については、オゾン層保護法に基づく生産量・消費量の規制、フロン排出抑制法に基づく低(地球温暖化係数)冷媒への転換推進、及び機器使用時・廃棄時の排出対策等により、代替フロン(HFCs)の排出量が減少したことが主な要因。
・ 2022年度の森林等からの吸収量は約5,020万トンで、2021年度比6.4%の減少となった。吸収量の減少については、人工林の高齢化による成長の鈍化等が主な要因と考えられる。
・ ブルーカーボンについては、前年度のマングローブ林による吸収量の算定・報告に加え、国土交通省(面積データ)、農林水産省(藻場タイプ別の吸収係数)との連携により、世界で初めて、海草藻場及び海藻藻場の吸収量を合わせて算定・報告した。今後は、塩性湿地・干潟の算定についても検討していく。
・ 環境配慮型コンクリートについては、製造時CO2固定型(CO2-SUICOM)、CO2由来材料使用型(T-eConcrete/Carbon-Recycle、クリーンクリートN)、バイオ炭使用型(SUSMICS-C)の3類型4種類のコンクリートについて、日本建設業連合会等の協力により、科学的な知見やデータ等が整ったため、同じく世界で初めて吸収量(CO2固定量)を算定した。今後は、知見やデータ等が整ったものから随時算定を進めるとともに、策定した算定方法を参考にしつつ、Jクレジット化に向けた検討を進める。

2024年4月2日火曜日

生物の生息・生育・繁殖の場としてもふさわしい河川整備及び流域全体としての生態系ネットワークのあり方

新年度になりました。異動や転職など立場や勤務先が変わったひともおられると思います。あるいは技術士登録が済み、晴れて技術士として活動するかたもいらっしゃいますよね。皆さん、新しい環境でさらなるご活躍をされますことを祈念いたします!

わたしはといいますと、特に変わり映えしません。淡々と粛々と活動して参ります。それでも県の委員なども担っているので、責務を果たすべく、気持ちを引き締めさらなる精進に努めます。

受験申込書の締め切りがあと2週間と迫るなか、わたしの講座の受講生の皆さん、だんだんと書類の内容が技術士に相応しい感じに仕上がってきています。
メールでのやり取りを繰り返すうちに、試験で求められる技術士コンピテンシーをご自分の業務に落とし込めるようになります。技術士コンピテンシーの理解が進むと、なにより技術士としての相応しさが備わってくるのが実感してもらえると思います。そうすると、次の関門である筆記試験に向けて勢いづくのではないでしょうか。技術者としての成長(というか発見)をそばで見守れることが何より嬉しいです。

まだ取り掛かっていないというひともあと2週間ありますから、早く目覚めて、そして奮起し、最後はなんとかカタチにしてください!

それにしても沖縄は渇水が続いていて、ダムの貯水率も50%を下回った状態が数か月も続いています。このまま雨が降らないと10年以上ぶりに断水を断行しなくてはいけなくなるぞ、アラートが発せられています。
わたしが沖縄に引っ越した30数年前は毎年のように夜間断水などの給水制限がありましたが、ダム建設が進んだ平成中期以降、断水とは無縁の暮らしを享受していました。
それにしても雨が降らないと渇水、逆に雨がいっぺんに降りすぎると洪水になります。人間も生きものなので「水」は欠かせないとはいえ、社会資本がある程度整った令和でも、やっぱり「雨水」には振り回されますね。。。

というわけで(?)今日は流域治水について取り上げます。
なんだかんだ言って建設部門のメインですよね。なかには「流域治水における河川環境の保全・創出の取組強化」についても取り上げられています。建設環境のひとはこちらも漏れなくチェックしておいてください。

広瀬川澱緑地
【宮城県仙台市】

令和5年度の流域治水の取組の進展について
~令和6年度からの流域治水のさらなる加速化に向けて~

令和6年3月29日

令和5年度においても流域治水の取組が全国で進展しています。令和6年度からの予算制
  度の拡充や水災害リスクを自分事化し流域治水の取組主体を増やすための取組等、流域治水
  の現場レベルでの実践をさらに加速化していきます。

〇 流域治水の取組の進捗
 ➣ 一級水系において、指標として見える化した7つの代表的な取組内容が進捗しました。(別添1)

〇 流域治水に係る予算制度の拡充
 ➣ 令和6年度から、浸水や土砂災害の危険が高い地域における流域対策を一層推進するため、河川、砂防、下水道、まちづくり等のあらゆる分野において流域治水の取組に資する予算制度を拡充します。(別添2)

〇 特定都市河川の指定拡大
 ➣ 令和5年度には、肱川水系、鳴瀬川水系、高城川水系、石狩川水系、一宮川水系、利根川水系、最上川水系、甲突川水系、新川水系、稲荷川水系及び阿武隈川水系の11水系159河川が特定都市河川に指定され、また、特定都市河川指定等の予定時期を示すロードマップを全国の27水系で公表しました。(別添3)

〇 水災害リスクを自分事化し、流域治水に取り組む主体を増やすための取組
 ➣ 住民や企業等のあらゆる関係者による、持続的・効果的な流域治水の取組の推進に向け、行政の働きかけに関する普及施策の体系化と行動計画をとりまとめました。この行動計画に基づき、流域治水ロゴマークの決定等の普及施策の取組を進めてきました。今後、更なる水災害リスクの自分事化を図るとともに、流域治水に取り組む主体を増やすための取組を推進していきます。(別添4)

〇 流域治水における河川環境の保全・創出の取組強化
 ➣ 今後の河川環境施策を着実に進めていくために、令和6年2月から「生物の生息・生育・繁殖の場としてもふさわしい河川整備及び流域全体としての生態系ネットワークのあり方検討会」を開催し、3月に提言(案)を公表しました。(URL:https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/seitai_network/index.html

〇 土砂災害リスクを踏まえた防災まちづくりの推進
 ➣ 居住誘導区域等における防災まちづくりと連携した砂防関係施設の重点的な整備に向けて、まちづくり連携砂防等事業が新たに逗子市、雲南市、長崎市で開始されました。(別添5)

〇 関係省庁、流域関係者との連携強化
 ➣ 令和6年3月に「流域治水の推進に向けた関係省庁実務者会議」を開催し、関係省庁間の連携強化を進めています。(URL:https://www.mlit.go.jp/river/kasen/suisin/renkei001.html
 ➣ 令和5年度の出水期において、全国のべ181ダムで事前放流を実施し、洪水に備えました。
   (URL:https://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo04_hh_000221.html
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

別添資料(PDF形式)

2024年3月25日月曜日

令和6年度 技術士第二次試験 受験申込書様式等

3月も最終週となり、いよいよお忙しいかた、あらかた片付いたかた、いろいろでしょうか。早くも次年度へ向けた活動を始めているかたも多いのではないでしょうか。
技術士試験も本日から令和6年度のスケジュールがスタートとなり、昨年度に引き続き、4月を待たずに1週間程度早いリリースとなりました。

以前と比べて申し込みの期限が早まっているわけですが、曜日の関係から、今年度はさらに早まりました。4月15日(月)ですからね、申し込み締め切りが。あと半月、3週間しかありません。
昨年度受験したかたは、今年度版に更新するとともに、いまいちど「技術士コンピテンシー」を備えた技術者であることがアピールできているか(あるいは匂わせられているか)?を意識した内容にしてくださいね。
口頭試験で不合格になってしまったかたの受験申込書(そして口頭試験再現記録)をみますと下記の要因が足を引っ張っているように感じました。

【口頭試験での主な不合格要因】
●受験部門・受験科目に相応しい業務経歴ではない ←これがいちばん多いように感じます
●それもあってか、受験科目に相応しい業務経歴の実務年数が足りない
●技術士コンピテンシーを理解していない ←R5年度あたりからだいぶ減ったように感じます(が、実際不合格者の実例をそんなに把握しているわけではありません)
●その一番の要因としては、職場の先輩など(2019年度以前に合格した)技術士コンピテンシーを踏まえていない技術士に指導された

これをみるとやっぱり受験申込書って大事ですよね。口頭試験のあの短い時間ではなかなかばん回できません。そして不合格にする根拠として「証拠」があるのは採点者にとってその採点が恣意的でないというなによりの証拠になりますからね。上記を満たしていない受験申込書の場合、不合格判定する際の心理的負担も軽いのではないでしょうか(変なはなしですが)。

令和4年度様式から業務内容の詳細については受験申込書に記入した「専門とする事項」を踏まえ、と太字&下線で強調されています。ここまで強調されているのですから、当たり前のことですが記述にあたってはしっかり踏まえるようにしてください。
おそらくですが、建設部門などのように受験者数が多い部門科目の口頭試験の試験官の人選にあたっては、この「専門とする事項」を踏まえて該当する試験官が充てられているのだと思います。そして試験官の人選段階では受験生個々の業務内容の詳細のほうは読まないのだと思います。そうすると、いざ口頭試験のときに専門とする事項を踏まえていない業務内容の場合、目の前の受験生が受験科目の技術士として相応しいのかどうかの確認ができないということになってしまいます。すなわちこれ不合格です。
また、受験科目違いと判断される場合は、いくら科学的に、技術的に、高度なものであっても、科目違いは即不合格です。科目違いは、口頭試験では技術士コンピテンシーの項目である技術者倫理と継続研さん以外の項目がすべて×という評価になってしまいます。環境分野はついつい環境関連なら大丈夫と考えがちですが、環境部門ならいざ知らず、建設環境なら建設事業に関する内容じゃないとマズイですよ。気を付けてください。
とにかく技術士第2次試験の受験申込書は、試験官が目の前の受験生の合格/不合格を決める口頭試験で使用する手元資料になります。口頭試験は試験時間がひとり十数分というとても短い試験時間ですので、受験申込書(特に実務経験証明書)でヘタなことを書いたら面接試験中にばん回するのはなかなか厳しいと思います。

始めて受験するかた、口頭試験を何度受けても突破できないかたなど、技術士目線で添削やアドバイスを受けたいかたはわたしでよかったらお手伝いしますので連絡ください。

【令和6年度試験対策】
②出願書類作成
期間:受付完了時から令和6年度試験の受験申込期限日の7日前(4月8日(月)まで書類を受け付けます。
内容:受験申込書の記載内容と実務経験証明書(5行の業務経歴と「業務内容の詳細」)についての添削指導を行います。受験する部門科目に合致しているかの確認と令和4年度口頭試験における実際の試問内容を踏まえた記述内容となるよう指導いたします。
うまく作成できないかたには業務経歴のたな卸しと詳細業務の骨子の作成アドバイスからスタートします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただしわたしがOKと判断したらそこで終了とすることもあります。
料金:15,000円

★お申込みはこちらからお願いします

神戸大学 六甲台第一キャンパスにて
【兵庫県神戸市灘区】








令和6年度 技術士第二次試験 受験申込書様式等

~受験申込書の様式は必ず下記【添付資料】の今年度版をご使用ください~

受験申込受付期間

令和6年4月1日(月)~4月15日(月)

  • 提出方法は、郵送で事故防止の為、必ず郵便局の窓口より簡易書留郵便 で送付してください。
    令和6年4月15日(月)までの消印があるものに限り受け付けます。
  •  ※令和元年度技術士第一次試験再試験の合格者で、令和6年4月28日(日)をもって受験資格を満たす者は、「特例措置」として5月8日(水)までの消印有効。

    受験申込み手続きに関する様式

    受験申込み手続きに関する様式等は、下記〔添付資料〕よりダウンロードしてご利用ください。

    ※特例措置者対象の様式は、4月16日(火)に掲載します。

    冊子版の「受験申込み案内セット」を入手希望の場合は、下記関連ページ〔令和6年度技術士第二次試験 受験申込書請求方法〕をご参照ください。

    受験申込書作成及び提出の注意事項

    受験申込書の作成について

  • 受験申込書を作成する前に下記〔添付資料〕【令和6年度 第二次試験 受験申込み案内】を必ずお読みください。
  • 受験申込書様式を下記〔添付資料〕より【受験申込書Excel入力シート等】(zipファイル)をご使用のパソコンに保存(右クリックして対象ファイルをご使用のパソコンのローカル等に保存)して、受験申込書の作成を行ってください。
  • 【受験申込書Excel入力シート等】zipファイルにはExcel入力シート及び入力説明書を格納しています。
  • 【Excel入力シート】が正常に動作しない場合、Excelを利用できない場合(Excel入力シートは、Excel2016、Excel2019、Excel2021にて動作確認を行っています。Mac版の動作確認は行っておりません。)、又は、総合技術監理部門を単独で受験申込み(単願)する場合は、下記〔添付資料〕【受験申込書PDFファイル】をご使用ください。(総合技術監理部門を選択科目免除で受験申込みする場合や総合技術監理部門と他の技術部門の「併願」で受験申込みする場合は、Excel入力シートを利用できます。)
  • 受験申込書等の各種様式は、必ず当会ホームページからダウンロードしたものを使用してください。(独自で作成したものは受付できません。)
  • 受験申込書作成後、A4用紙に「技術士第二次試験受験申込書」及び「実務経験証明書」を印刷(それぞれ1枚ずつA4片面印刷)したものを申込書提出チェックシートとともに提出してください。
  • 冊子版の「技術士第二次試験受験申込書」及び「実務経験証明書」を使用する場合は、手書きでご記入ください。
  • 受験手数料の納付について

    下記〔添付資料〕【令和6年度 第二次試験 受験申込み案内】18頁を参照してください。

    技術士第一次試験合格証等を紛失している場合について

    技術士第一次試験合格証等を紛失している場合は、下記〔添付資料〕【技術士第一次試験合格証番号・合格年月確認願い書】を申請してください。
    締切間近は集中し返信に時間を要することがありますので、4月12日(金)正午までに申請されるようお願いします。
    (本確認書は、令和5年度以前に発行されたものでも受け付けます。)
    代替書面(受験申込案内14頁「(5)技術士補となる資格を有することを証明する書類」参照)がある場合、この申請は不要です。

    受験時の特別措置について

    身体上の障害等により通常の受験に支障がある場合は、必要に応じて受験時の特別措置を行います。(受験申込み案内17頁参照)
    申請する場合は、下記〔添付資料〕【特別措置に関する申出書】を同封してください。

    受験申込書の提出について

  • 受験申込書を提出する前に、記載内容に誤りがないか必ず確認のうえ、A4用紙に印刷した「技術士第二次試験受験申込書」、「実務経験証明書」及び「申込書提出チェックシート」(それぞれ1枚ずつA4片面印刷・両面不可)と必要な添付書類等を同封し、郵送にて提出してください。
  •  ※受験申込書PDFファイル(手書き用)を使用した場合は、チェックシートの提出は不要です。

    【送付先】

    〒103-8601 日本郵便株式会社 日本橋郵便局留
     公益社団法人日本技術士会 技術士試験センター

  • その他、詳細については、下記〔添付資料〕【令和6年度技術士第二次試験「受験申込み案内」】をご参照ください。
  • 2024年3月14日木曜日

    第六次環境基本計画(案)

    合格発表から早くも1週間が経ちました。
    合格されたかたは登録手続きは順調でしょうか。申請書類の提出が済んでいるのであれば、そろそろ登録されるはずです。早いひとでは来週には登録証が届くかもしれません。待ち遠しいですね。

    そして次年度令和6年度試験に向けて、いよいよ皆さん腰を上げ始めたのが伝わってきます。それは出願書類講座の受講申し込みや実務経験証明書の添削依頼がどんどん舞い込むようになったからです。年度末で業務のほうで忙殺されているとは思いますが、次年度試験を受験するひと、口頭試験で後悔したくないひとは、いまだけの貴重な時間を自分の資格試験のために割いてください。いくら筆記試験の論文のほうが書けていても、合格不合格はここで大きく分かれることになると思います。

    今日は次の環境基本計画、第6次環境基本計画についての意見募集があったので紹介します。
    「案」ですがほぼこの内容で行くと思います。早めに目を通しておくのも勉強になります。
    目次をざーっと見てみると、『ウエルビーイング』というキーワードが目につきますね。筆記試験の解答論文でも活用すると試験官ウケが良いかもしれません(正しく使わないと逆効果です)。
    年始に聴講したグリーンインフラのセミナーでも、グリーンインフラの3原則のうちのひとつに「ウエルビーイングを向上させる」というのが掲げられています。ウエルビーイング、要注目ではないでしょうか。

    東京のオリオンビール
    【東京都港区】

    2024年03月12日                                  
    • 総合政策

    第六次環境基本計画(案)の公表及び本案に対する意見の募集について

     中央環境審議会総合政策部会は、第六次環境基本計画の策定に向けて、議論を進めてまいりました。この度、第六次環境基本計画(案)を作成しましたので、公表いたします。また今後の答申案の作成に向けた審議の参考とするため、令和6年3月12日(火)から同年4月10日(水)まで、本案について広く国民の皆様の御意見を募集いたします。

    1.経緯

     令和5年5月29日、環境大臣から中央環境審議会に対して環境基本計画見直しについて諮問がなされ、同審議会総合政策部会において現在審議がなされているところです。この度、同部会において、これまでの審議を踏まえ、第六次環境基本計画(案)を作成しましたので、公表することといたしました。
     また、「第六次環境基本計画(案)」について、今後の答申案の作成に向けた審議の参考とするために、広く国民の皆様の御意見を募集することとしたものです。なお、本意見募集は行政手続法に基づくものではない任意の意見募集です。

    2.意見募集期間

     令和6年3月12日(火)から同年4月10日(水)まで
      (郵送の場合は、同日必着)

    3.意見提出先・提出方法

    以下のいずれかの方法で送付して下さい。
    (1)電子政府の総合窓口「e-Gov」
       https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public
             (案件を選択の上、「意見提出フォームへ」へ進んでください。)

    (2)郵送
       提出にあたっては、下記の意見提出様式により、氏名、住所、連絡先電話番号・電子メールアドレス、御意見の該当箇所、御意見を記入の上、下記の住所宛にお送り下さい。
       ○ 〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
       中央環境審議会総合政策部会事務局(環境省大臣官房総合政策課)

    (3)電子メール(意見提出様式を添付してお送り下さい。)
       提出にあたっては、下記の意見提出様式に沿って、氏名、住所、連絡先電話番号・電子メールアドレス、御意見の該当箇所、御意見を記入の上、下記のメールアドレス宛にお送りください。
        sousei-keikakukan@env.go.jp
       (電子メールの件名を「第六次環境基本計画(案)に関する意見」としてください。)

    4.資料の入手方法

    第六次環境基本計画(案)は、以下において入手可能です。
    (1)環境省ホームページの報道発表資料欄(https://www.env.go.jp/press/index.html)を参照

    (2)事務局窓口(上記4の提出先)において配布 
       ※ これまでの部会における審議については、環境省ホームページに掲載されておりますので併せて御覧ください。
       (https://www.env.go.jp/council/02policy/yoshi02.html

    5.注意事項

    (1)御意見は、日本語で御提出ください。 

    (2)電話での意見提出はお受けいたしかねますので御了承ください。 

    (3)御意見に対する個別の回答はいたしかねますので御了承願います。 

    (4)頂いた御意見については、意見提出者名、住所、電話番号及び電子メールアドレスを除き、公開される可能性のあることを御承知おきください。 

    (5)御意見に付記された氏名、住所、電話番号等の個人情報につきましては、適正な管理を行うとともに、他の用途には使用いたしません。

    (6)締切日までに到着しなかったもの及び下記に該当する内容については無効とします。・個人や特定の団体を誹謗中傷するような内容
       ・ 個人や特定の団体の財産及びプライバシーを侵害する内容
       ・ 個人や特定の団体の著作権を侵害する内容
       ・ 法律に反する意見、公序良俗に反する行為及び犯罪的な行為に結びつく内容
       ・ 営業活動等営利を目的とした内容 等

    2024年3月8日金曜日

    技術士第2次試験 合格発表!

    本日、技術士第二次試験の合格発表がありました。
    合格された皆さん、誠におめでとうございます!

    官報の号外第52号(本日より90日間閲覧可)

    受験を決意してからのことを考えると、決して短くはない年月をこの試験に傾けてこられたと思います。「合格」というひとつのゴールを迎えられたこと、誠におめでとうございます。
    今日はご自分のこれまでの健闘をたたえ、ハレて合格したその喜びを遠慮なく爆発させてください!
    そして陰に陽にサポートしてくれたご家族はじめ周囲の方々への報告とお礼も忘れずに。

    登録が済み次第、これからは技術士の看板を背負っての活動となるわけです。
    激動する社会のただなかにあって将来を予測することがますます難しくなっているのですが、よりよい社会づくりのために、未来をしっかり見据えながら、専門技術を駆使して、浮かびあがった課題、浮かびあげた課題をひとつづつ解決してゆきましょう!
    技術も日進月歩です。今日の合格に満足せず、さらなる精進を期待しています!
    そして益々のご活躍を!

    合格された皆さんは令和6年度試験の受験生のためぜひともアドバイスを発信してください。「技術士コンピテンシー」が受験者各個人の側面からより深堀されるようになり、その評価基準、つまりは記述式試験、特に口頭試験の質問内容がさらに進化しました。
    落着いてからで結構ですので情報提供いただけるとたいへんありがたいです。

    わたしの講座の受講生やSUKIYAKI塾その他で受け持った受験生からも合格の知らせが届いています(^^)/
    官報に掲載されている皆さんのお名前を見ながらニヤニヤしています。とにかく安堵と喜びで胸がいっぱいです(笑)

    おめでとうございます
    【東京都港区】

    そんな嬉しい反面、残念ながら不合格となってしまったひともいらっしゃいます。
    いまはどんな言葉をかけてよいのかわかりませんが、どうか気落ちせず、再チャレンジしてほしいと思います。
    たいへんに辛い渦中にあるとは思うのですが、わたしの周りの同じ経験をされたひとから話をうかがうと、その経験は決して無駄ではないことがわかります。
    いまは時が過ぎるのをじっとやり過ごしてください。
    再チャレンジされる際にはできる限り応援しますので遠慮なく連絡ください。

    添削講座を開講しています
    技術士による第3者目線を欲しているかた、そもそも何を書いていいのかがよくわからないかた、他分野他科目から建設環境に乗り換えるかた、総監受験のかた、わたしでよかったら有料ですがお手伝いしますので連絡ください。

    2024年2月29日木曜日

    既存インフラ等を活用した再エネ導入促進

    今日は閏日ですね。
    例年よりも1日多いということは、技術士試験の合格発表までの日にちも1日ぶん延びるのかどうなのか。合格発表ってたいがい金曜日ですから関係ないのかな。
    なんてことをソワソワ考え出す時期になりました。
    令和5年度技術士第2次試験の合格発表は来週3月8日(金)ですかね。口頭試験を受験されたかたは、これからの1週間、どきどきが最高潮ですね。そして当日の早朝5時55分、受験してもいないのにわたしもPCやスマホ画面のリロードを繰り返していることでしょう(笑)。講座の受講生や受験に関わった皆さんからの嬉しい連絡がバンバン入ることを祈っています。

    それまでの箸休め、といいますか次年度試験に向けて頑張っておられるかたに、今日は小ネタ(といってはたいへん失礼ですが)をご紹介します。
    温室効果ガス排出量削減(吸収量増大)については経済界・産業界挙げて様々な取組が活発化していますよね。ZEB化、CCSだとかCCUSだとかが昨今話題になっていますが、脱化石燃料化はじめ、インフラ維持管理分野周りでは既存インフラを活用して再エネ化を進めていくというのも注目されています。
    導入を促進するうえでの課題と解決策なんて試験問題でも問われそうですよね。そのためのネタ集め、視野を広く深めるのにもよい機会となるセミナーが開催されます。忙しい時期だとは思いますが時間をやりくりして聴講してみてもよいのではないでしょうか。

    【福岡県福岡市博多区】

    2024年02月26日                               
    • 総合政策

    「既存インフラ等を活用した再エネ導入促進セミナー」の開催について

    1. 温室効果ガス排出量の削減目標を達成するためには再生可能エネルギーのさらなる普及拡大が不可欠です。そのため、地域の再生可能エネルギー資源をより有効に活用し、また、これまで利用されてこなかった再生可能エネルギーについても活用していくことが求められます。
    2. 水力発電は、地域資源を有効に活用した再生可能エネルギーであり、再生可能エネルギーの中でも電力供給を安定かつ長期にわたって行うことができる重要なものとして期待されています。地域における水力発電については、砂防堰堤等の既存インフラを有効活用することにより、そのポテンシャルを活かすことができると考えられます。また、従来使われてこなかった河川内樹木やダム流木等の河川付近のバイオマスを発電等に利活用することで、再生可能エネルギーの導入促進を図りつつ、治水対策との相乗効果の得られることが期待されています。
    3. 本セミナーは、地域における水力発電の効果的な活用、砂防堰堤を活用した水力発電の促進、河川付近のバイオマスの利活用をテーマとし、脱炭素社会の実現に向けて再生可能エネルギー導入のさらなる促進を目的として開催します。
    ■ 開催概要
    • 日時:令和6年3月11日(月) 13:00~17:00
    • 開催方法:オンライン開催(Zoom Webinar)
    • 参加費:無料(要事前登録)
    • 対象:主として水力発電事業やバイオマス関連事業を実施する、または、関心のある地方公共団体・民間企業等を対象としています。
    • 定員:先着500名
     
    ■ 参加申込
    • 本セミナーへの参加を御希望の方は、下記のリンク先の案内に従ってお申込みください。登録いただいたメールアドレスへZoomの招待URLが送信されます。参加者は先着500名とさせていただきます。【令和6年3月4日(月)締切】
     
       https://forms.office.com/r/3k4m4jMdBM
     
    ■ プログラム(予定)
    • 13:00~13:05 開会挨拶
       環境省大臣官房総合政策課環境研究技術室
    •  13:05~13:35 基調講演1
       「災害が頻発するなかでの、地域の主体力形成と小水力」
       熊本県立大学 特別教授 島谷 幸宏 
    • 13:35~14:05 基調講演2
       「再エネを地域にとって必要な電源にするために(仮)」
       芝浦工業大学 副学長/システム理工学部環境システム学科 教授 磐田 朋子 
    • 14:05~14:55 テーマ1:地域における水力発電の効果的な活用
    1. 「国内外の地域における水力発電活用の取組(既存インフラ等を活用した再エネ普及加速化事業成果報告)」パシフィックコンサルタンツ株式会社
    2. 「水力発電含む再エネ事業における市民ファンドの活用方法」株式会社自然エネルギー市民ファンド 代表取締役 吉田 幸司
    3. 「維持管理とメンテナンスは中小水力発電成功のカギ」日本発電株式会社 開発事業部 部長 石坂 朋久
    • 14:55~15:30 テーマ2:砂防堰堤を活用した水力発電の促進
    1. 「砂防堰堤を活用した水力発電のポテンシャルの検討(既存インフラ等を活用した再エネ普及加速化事業成果報告)」パシフィックコンサルタンツ株式会社
    2. 「宮崎県企業局における『既存インフラの小水力発電ポテンシャル調査』の取組-既存砂防堰堤を活用した小水力発電可能性調査について-」宮崎県企業局 工務管理課技術調整・企画担当 副主幹(担当リーダー) 大前 将之
    • 15:30~16:10 テーマ3:河川付近のバイオマスの利活用
    1. 「木質バイオマス発電の燃料材需給動向と河川付近のバイオマス利活用の意義」一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会主任専門調査員 大久保 敏宏
    2. 「河川内樹木及びダム流木のバイオマス利用の手引きの紹介(既存インフラ等を活用した再エネ普及加速化事業成果報告)」パシフィックコンサルタンツ株式会社
    3. 「河川樹木有効活用への取組」株式会社山内産業 代表取締役 山内 秀晃
    • 16:10~16:20  環境省の施策・支援制度の紹介
       「脱炭素社会実現に向けた取組」
       環境省大臣官房総合政策課環境研究技術室
    •  16:20~17:00 質疑応答
     ※各講演タイトルは変更となる可能性があります。

    2024年2月26日月曜日

    技術士1次試験の合格発表!

    本日、技術士第1次試験の合格発表がありました。
    合格された皆さん、おめでとうございます(^^)/
    官報号外第41号(本日より90日間は無料で閲覧が可能)

    受験資格のあるひとはぜひ7月15日(月・祝)に行われる2次試験(筆記試験)にチャレンジしてください!
    残り5か月弱と昨年度同様に試験までの期間が短いですが、要領よく地道にコツコツと取り組むことで合格することができます。
    注意が必要なのは、令和元度から新しい出題内容、といいますか新しい評価基準となりましたので、まずは「技術士コンピテンシー」を確認してください。そして受験申込時に提出する経歴票については、令和以降の口頭試験の内容を参考にして受験申込書の経歴票を作成してくださいね。
    と言われてもナンノコッチャわからないかもしれませんね。そんなひとはわたしの過去ブログも見てみてください。

    毎年書いていることですが、身近な知り合いで、1次試験の合格から7か月後の筆記試験に合格し、1次試験の合格からちょうど1年後に口頭試験を受け、翌3月に見事合格、晴れて技術士となったかたがいます。そしてさらにその翌年には総監にも合格したひとがいます。凄いですよね!
    1次試験合格からちょうど1年後に2次試験の、それも最終試験である口頭試験を迎えることになるとはご本人は思いもよらなかったかもしれませんが、要領よくコツコツと取り組んでいたらそういうこともあるんですよね。
    決して珍しい事例ではないと思いますよ。

    このブログは主に2次試験を受験するかた向けに発信しています。
    よかったら参考にしていただいて試験に取り組んでいただけたら幸いです。

    わたしの個人事業として2次試験対策講座を開講しています。
    令和6年4月15日(月)までに提出する必要がある受験申込書、この書類作成を指導するのが「②出願書類作成」。これは令和元年度試験からの新しい評価基準である技術士コンピテンシーを踏まえた内容となるよう指導いたします。
    そして筆記試験対策としてご好評いただいております「筆記試験論文添削 中期コース」の受講生もまだ募集しています。よかったらチェックしてください。

    令和からは試験方法と評価基準が大きく変わりました。改定され新制度となってからもう6年目ですか。
    とにかく早めのスタートが肝心です。

    次はいよいよ2次試験です!

    【沖縄県本部町】

    2024年2月8日木曜日

    グリーンインフラ取組事例、技術・手法

    前回からひと月以上も経過してしまいました。
    令和5年度試験の口頭試験も終了し、あとは合格発表を待つばかりですが、令和6年度試験に向けて動き出しています。
    わたしの添削講座のほうも中期コースがスタートして続々と申込をいただいております。これまでと大きく異なるのは「建設環境」ではない部門科目をご希望のかたが多いことです。しかもなぜだか森林部門を受験するかた(迷っているかた含む)からの添削依頼が多いんです。そんなわけで急ごしらえですが森林部門の担う社会課題を慌てて勉強しています(笑)。
    これがわたしの視野を広げるとてもよい機会となっています。「教えることは教わること」とはよく言ったもので、まさにそうですね。わたしみたいに外圧がないと動かない人間は必要に迫られないと、追い立てられないと、締め切りが迫らないと、何もしないんですよね。ステップアップの貴重な機会になっていること、たいへんありがたいです。
    令和6年度技術士筆記試験対策の添削講座中期コースを開講しました

    先日、NbS(自然を活用した解決策~Nature-based Solutions)のイベントにオンライン参加しました。NbSというのは、グリーンインフラやEco-DRRを包括するさらに大きな概念だそうで、大学の研究者、東京都庁担当課や団体組織からの事例発表、さらには当事者同士のディスカッションもありました。NbS、今後の環境行政の主流になるのは必至ですね。
    そしてこういった横文字やカタカナ文字のキーワードは選択科目Ⅱ-1で出題されやすいので要チェックです。

    キーワードといえば、グリーンインフラという用語が出現してから早くもどれくらいになりますでしょうか。10年はまだ経過してませんかね。それでも我々環境分野に関わる人間のあいだではだいぶ浸透しましたよね。
    こういったキーワードが新しく世の中に出てきた段階であれば、キーワードの意味や概念を把握するだけで試験対策的にはOKですが、浸透段階ではいよいよ専門技術者として応用しないと(応用できる専門知識や技術を備えていないと)試験対策的にもマズイです。
    それには実際どのような取組が行われているのか、を把握することがとても重要です。技術士試験の回答論文などで取り上げるにしても、取組内容を踏まえているとリアルな課題を抽出、提示できるでしょうし、なにより論文の迫力が違ってくると思います。
    それにうってつけなのが取組事例集ですよね。

    ちょうどタイミングがよいことに、昨日グリーンインフラ大賞の発表がありましたので取り上げます。お時間あるときにグリーンインフラの実際の取組(しかも表彰される優秀な取組)をチェックしてみてください。

    「特別優秀賞」に輝いたGREEN SPRINGS
    【東京都立川市緑町みどり地区】

    第4回グリーンインフラ大賞「国土交通大臣賞」が決定しました!

    令和6年2月7日

     グリーンインフラ官民連携プラットフォームでは、第4回グリーンインフラ大賞について、
    全国から応募のあった多数の取組事例の中から「国土交通大臣賞」2件、「特別優秀賞」4件、「優秀賞」4件を決定しました。





    ※ 各受賞事例の詳細(ポスター・紹介動画)については、下記サイトからご覧いただけます。
    【グリーンインフラ官民連携プラットフォームサイト(グリーンインフラ取組事例、技術・手法の募集)
       https://gi-platform.com/join_activity/example/#practicalExample(外部リンク) 

    ○表彰式
      国土交通大臣賞等の一部の受賞事例に対する表彰式は、グリーンインフラ産業展2024で実施予定です。
       【日時】令和6年2月20日(火) 午前(予定)
       【場所】東京ビックサイト 西1・2ホール
     
      グリーンインフラ産業展2024の詳細については、下記サイトをご確認ください。
      【グリーンインフラ産業展2024 特設サイト】(外部リンク)
        https://biz.nikkan.co.jp/eve/green-infra/

    ○取材方法
      表彰式を含め、グリーンインフラ産業展2024開催期間中(令和6年2月20~22日)は、現地での取材が可能となっております。
      報道関係者で取材を希望される方は、下記URLより申込みをお願いいたします。
      【グリーンインフラ産業展2024 取材申込みフォーム】(外部リンク)
        https://biz.nikkan.co.jp/form/eve/spring/press/
     

    添付資料

    報道発表資料(PDF形式)PDF形式