2022年8月29日月曜日

「漁港漁場整備事業の推進に関する技術開発の方向」の改訂

最後の投稿からなんとひと月も空いてしまいました。
皆さん、いかがお過ごしですか?
わたしはというと、8月はほとんど沖縄島にはいなくて、県外だとか県内離島とかを駆け回っておりました。
そうこうするうちに小学生たちも夏休みが終わり、蝉もいつのまにか鳴きやみました。夕暮れも心なしか早まっています。夏も終わりに近づいていますね。

技術士試験対策としても7月に筆記試験が終わりましたので、秋なかばの11月の合格発表までとくにやることもないようなところがありますよね。実際、わたしの添削活動としてももっとも余裕のある時期、休み期間とも言えます。

とはいえ計画的なかたは次年度試験に向けた活動を9月から始めるかたもいらっしゃると思います。あるいは1次試験を受験するかたは11月の試験に向けていよいよ腰をあげても良い時期が来ました。
1次試験についてはSUKIYAKI塾HPのほうを参考に勉強していただくとして、2次試験についてはわたしも添削など指導アドバイスを行っています。よかったら連絡ください。

今回取り上げるのは水産部門のかた向けの資料です。
が、改訂のポイントも示されていて、なかでも特に、
〇今回の改訂は、新たに「海洋環境の変化に対応した漁場生産力の強化」、「災害リスクへの対応力強化」、「『海業』による漁村の活性化」、「グリーン化の推進」、「デジタル社会の形成」などの技術開発についてとりまとめたもの
を見ますと、「グリーン化の推進」とか「デジタル社会の形成」など、水産部門に限らず、建設部門、環境部門でもよく問われるテーマになっています。
これはもちろん技術士試験というよりも、日本社会全体でこれらの変革が強く求められているわけですが、試験に限った話をしますと、その社会変革の一翼をぜひ我々技術士が担うことが期待されているからこそ試験の重要テーマとして出題されているのでしょう。次年度以降の試験でも手を変え品を変えて「グリーン化の推進」と「デジタル社会の形成」が問われ続けると思います。

田平港
【長崎県平戸市】

プレスリリース

「漁港漁場整備事業の推進に関する技術開発の方向」の改訂について

令和4年8月24日
水産庁

水産庁は、「漁港漁場整備事業の推進に関する技術開発の方向」を改訂しましたので、公表いたします。

1.概要

漁港漁場整備法に基づく「漁港漁場整備事業の推進に関する基本方針」(以下「基本方針」という。)が令和4年3月22日に変更されるとともに、新たな「漁港漁場整備長期計画」(以下「長期計画」という。)が令和4年3月25日に閣議決定されました。
基本方針では、漁港漁場整備事業を効率的に実施していくため、「優先して取り組む技術課題を定め、現場における効果の検証を行いつつ、計画的に技術の開発と基準やマニュアルなどの整備・提供などによる普及を図る。」と明記されています。
このため、水産庁では、基本方針に基づき、優先して取り組む技術課題と技術開発テーマを「漁港漁場整備事業の推進に関する技術開発の方向」(以下「技術開発の方向」という。)として取りまとめ、この度改訂しました。

なお、基本方針、長期計画及び技術開発の方向は、以下のURLで御覧いただけます。
基本方針:https://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_hourei/attach/pdf/index-14.pdf
長期計画:https://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_hourei/attach/pdf/index-12.pdf
技術開発の方向:https://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_hourei/attach/pdf/index-19.pdf

2.「漁港漁場整備事業の推進に関する技術開発の方向(改訂版)」のポイント

〇漁港漁場整備事業の推進を図るため、国、地方公共団体、研究機関、大学、民間企業等が連携して、優先して取り組む技術課題と技術開発テーマをとりまとめたもの
〇長期計画における重点課題を踏まえつつ、21の技術課題と57の技術開発テーマを明示し、計画的に技術の開発を推進
〇今回の改訂は、新たに「海洋環境の変化に対応した漁場生産力の強化」、「災害リスクへの対応力強化」、「『海業』による漁村の活性化」、「グリーン化の推進」、「デジタル社会の形成」などの技術開発についてとりまとめたもの

<添付資料>
漁港漁場整備事業の推進に関する技術開発の方向(令和4年8月改訂版)の概要