2024年2月29日木曜日

既存インフラ等を活用した再エネ導入促進

今日は閏日ですね。
例年よりも1日多いということは、技術士試験の合格発表までの日にちも1日ぶん延びるのかどうなのか。合格発表ってたいがい金曜日ですから関係ないのかな。
なんてことをソワソワ考え出す時期になりました。
令和5年度技術士第2次試験の合格発表は来週3月8日(金)ですかね。口頭試験を受験されたかたは、これからの1週間、どきどきが最高潮ですね。そして当日の早朝5時55分、受験してもいないのにわたしもPCやスマホ画面のリロードを繰り返していることでしょう(笑)。講座の受講生や受験に関わった皆さんからの嬉しい連絡がバンバン入ることを祈っています。

それまでの箸休め、といいますか次年度試験に向けて頑張っておられるかたに、今日は小ネタ(といってはたいへん失礼ですが)をご紹介します。
温室効果ガス排出量削減(吸収量増大)については経済界・産業界挙げて様々な取組が活発化していますよね。ZEB化、CCSだとかCCUSだとかが昨今話題になっていますが、脱化石燃料化はじめ、インフラ維持管理分野周りでは既存インフラを活用して再エネ化を進めていくというのも注目されています。
導入を促進するうえでの課題と解決策なんて試験問題でも問われそうですよね。そのためのネタ集め、視野を広く深めるのにもよい機会となるセミナーが開催されます。忙しい時期だとは思いますが時間をやりくりして聴講してみてもよいのではないでしょうか。

【福岡県福岡市博多区】

2024年02月26日                               
  • 総合政策

「既存インフラ等を活用した再エネ導入促進セミナー」の開催について

  1. 温室効果ガス排出量の削減目標を達成するためには再生可能エネルギーのさらなる普及拡大が不可欠です。そのため、地域の再生可能エネルギー資源をより有効に活用し、また、これまで利用されてこなかった再生可能エネルギーについても活用していくことが求められます。
  2. 水力発電は、地域資源を有効に活用した再生可能エネルギーであり、再生可能エネルギーの中でも電力供給を安定かつ長期にわたって行うことができる重要なものとして期待されています。地域における水力発電については、砂防堰堤等の既存インフラを有効活用することにより、そのポテンシャルを活かすことができると考えられます。また、従来使われてこなかった河川内樹木やダム流木等の河川付近のバイオマスを発電等に利活用することで、再生可能エネルギーの導入促進を図りつつ、治水対策との相乗効果の得られることが期待されています。
  3. 本セミナーは、地域における水力発電の効果的な活用、砂防堰堤を活用した水力発電の促進、河川付近のバイオマスの利活用をテーマとし、脱炭素社会の実現に向けて再生可能エネルギー導入のさらなる促進を目的として開催します。
■ 開催概要
  • 日時:令和6年3月11日(月) 13:00~17:00
  • 開催方法:オンライン開催(Zoom Webinar)
  • 参加費:無料(要事前登録)
  • 対象:主として水力発電事業やバイオマス関連事業を実施する、または、関心のある地方公共団体・民間企業等を対象としています。
  • 定員:先着500名
 
■ 参加申込
  • 本セミナーへの参加を御希望の方は、下記のリンク先の案内に従ってお申込みください。登録いただいたメールアドレスへZoomの招待URLが送信されます。参加者は先着500名とさせていただきます。【令和6年3月4日(月)締切】
 
   https://forms.office.com/r/3k4m4jMdBM
 
■ プログラム(予定)
  • 13:00~13:05 開会挨拶
   環境省大臣官房総合政策課環境研究技術室
  •  13:05~13:35 基調講演1
   「災害が頻発するなかでの、地域の主体力形成と小水力」
   熊本県立大学 特別教授 島谷 幸宏 
  • 13:35~14:05 基調講演2
   「再エネを地域にとって必要な電源にするために(仮)」
   芝浦工業大学 副学長/システム理工学部環境システム学科 教授 磐田 朋子 
  • 14:05~14:55 テーマ1:地域における水力発電の効果的な活用
  1. 「国内外の地域における水力発電活用の取組(既存インフラ等を活用した再エネ普及加速化事業成果報告)」パシフィックコンサルタンツ株式会社
  2. 「水力発電含む再エネ事業における市民ファンドの活用方法」株式会社自然エネルギー市民ファンド 代表取締役 吉田 幸司
  3. 「維持管理とメンテナンスは中小水力発電成功のカギ」日本発電株式会社 開発事業部 部長 石坂 朋久
  • 14:55~15:30 テーマ2:砂防堰堤を活用した水力発電の促進
  1. 「砂防堰堤を活用した水力発電のポテンシャルの検討(既存インフラ等を活用した再エネ普及加速化事業成果報告)」パシフィックコンサルタンツ株式会社
  2. 「宮崎県企業局における『既存インフラの小水力発電ポテンシャル調査』の取組-既存砂防堰堤を活用した小水力発電可能性調査について-」宮崎県企業局 工務管理課技術調整・企画担当 副主幹(担当リーダー) 大前 将之
  • 15:30~16:10 テーマ3:河川付近のバイオマスの利活用
  1. 「木質バイオマス発電の燃料材需給動向と河川付近のバイオマス利活用の意義」一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会主任専門調査員 大久保 敏宏
  2. 「河川内樹木及びダム流木のバイオマス利用の手引きの紹介(既存インフラ等を活用した再エネ普及加速化事業成果報告)」パシフィックコンサルタンツ株式会社
  3. 「河川樹木有効活用への取組」株式会社山内産業 代表取締役 山内 秀晃
  • 16:10~16:20  環境省の施策・支援制度の紹介
   「脱炭素社会実現に向けた取組」
   環境省大臣官房総合政策課環境研究技術室
  •  16:20~17:00 質疑応答
 ※各講演タイトルは変更となる可能性があります。

2024年2月26日月曜日

技術士1次試験の合格発表!

本日、技術士第1次試験の合格発表がありました。
合格された皆さん、おめでとうございます(^^)/
官報号外第41号(本日より90日間は無料で閲覧が可能)

受験資格のあるひとはぜひ7月15日(月・祝)に行われる2次試験(筆記試験)にチャレンジしてください!
残り5か月弱と昨年度同様に試験までの期間が短いですが、要領よく地道にコツコツと取り組むことで合格することができます。
注意が必要なのは、令和元度から新しい出題内容、といいますか新しい評価基準となりましたので、まずは「技術士コンピテンシー」を確認してください。そして受験申込時に提出する経歴票については、令和以降の口頭試験の内容を参考にして受験申込書の経歴票を作成してくださいね。
と言われてもナンノコッチャわからないかもしれませんね。そんなひとはわたしの過去ブログも見てみてください。

毎年書いていることですが、身近な知り合いで、1次試験の合格から7か月後の筆記試験に合格し、1次試験の合格からちょうど1年後に口頭試験を受け、翌3月に見事合格、晴れて技術士となったかたがいます。そしてさらにその翌年には総監にも合格したひとがいます。凄いですよね!
1次試験合格からちょうど1年後に2次試験の、それも最終試験である口頭試験を迎えることになるとはご本人は思いもよらなかったかもしれませんが、要領よくコツコツと取り組んでいたらそういうこともあるんですよね。
決して珍しい事例ではないと思いますよ。

このブログは主に2次試験を受験するかた向けに発信しています。
よかったら参考にしていただいて試験に取り組んでいただけたら幸いです。

わたしの個人事業として2次試験対策講座を開講しています。
令和6年4月15日(月)までに提出する必要がある受験申込書、この書類作成を指導するのが「②出願書類作成」。これは令和元年度試験からの新しい評価基準である技術士コンピテンシーを踏まえた内容となるよう指導いたします。
そして筆記試験対策としてご好評いただいております「筆記試験論文添削 中期コース」の受講生もまだ募集しています。よかったらチェックしてください。

令和からは試験方法と評価基準が大きく変わりました。改定され新制度となってからもう6年目ですか。
とにかく早めのスタートが肝心です。

次はいよいよ2次試験です!

【沖縄県本部町】

2024年2月8日木曜日

グリーンインフラ取組事例、技術・手法

前回からひと月以上も経過してしまいました。
令和5年度試験の口頭試験も終了し、あとは合格発表を待つばかりですが、令和6年度試験に向けて動き出しています。
わたしの添削講座のほうも中期コースがスタートして続々と申込をいただいております。これまでと大きく異なるのは「建設環境」ではない部門科目をご希望のかたが多いことです。しかもなぜだか森林部門を受験するかた(迷っているかた含む)からの添削依頼が多いんです。そんなわけで急ごしらえですが森林部門の担う社会課題を慌てて勉強しています(笑)。
これがわたしの視野を広げるとてもよい機会となっています。「教えることは教わること」とはよく言ったもので、まさにそうですね。わたしみたいに外圧がないと動かない人間は必要に迫られないと、追い立てられないと、締め切りが迫らないと、何もしないんですよね。ステップアップの貴重な機会になっていること、たいへんありがたいです。
令和6年度技術士筆記試験対策の添削講座中期コースを開講しました

先日、NbS(自然を活用した解決策~Nature-based Solutions)のイベントにオンライン参加しました。NbSというのは、グリーンインフラやEco-DRRを包括するさらに大きな概念だそうで、大学の研究者、東京都庁担当課や団体組織からの事例発表、さらには当事者同士のディスカッションもありました。NbS、今後の環境行政の主流になるのは必至ですね。
そしてこういった横文字やカタカナ文字のキーワードは選択科目Ⅱ-1で出題されやすいので要チェックです。

キーワードといえば、グリーンインフラという用語が出現してから早くもどれくらいになりますでしょうか。10年はまだ経過してませんかね。それでも我々環境分野に関わる人間のあいだではだいぶ浸透しましたよね。
こういったキーワードが新しく世の中に出てきた段階であれば、キーワードの意味や概念を把握するだけで試験対策的にはOKですが、浸透段階ではいよいよ専門技術者として応用しないと(応用できる専門知識や技術を備えていないと)試験対策的にもマズイです。
それには実際どのような取組が行われているのか、を把握することがとても重要です。技術士試験の回答論文などで取り上げるにしても、取組内容を踏まえているとリアルな課題を抽出、提示できるでしょうし、なにより論文の迫力が違ってくると思います。
それにうってつけなのが取組事例集ですよね。

ちょうどタイミングがよいことに、昨日グリーンインフラ大賞の発表がありましたので取り上げます。お時間あるときにグリーンインフラの実際の取組(しかも表彰される優秀な取組)をチェックしてみてください。

「特別優秀賞」に輝いたGREEN SPRINGS
【東京都立川市緑町みどり地区】

第4回グリーンインフラ大賞「国土交通大臣賞」が決定しました!

令和6年2月7日

 グリーンインフラ官民連携プラットフォームでは、第4回グリーンインフラ大賞について、
全国から応募のあった多数の取組事例の中から「国土交通大臣賞」2件、「特別優秀賞」4件、「優秀賞」4件を決定しました。





※ 各受賞事例の詳細(ポスター・紹介動画)については、下記サイトからご覧いただけます。
【グリーンインフラ官民連携プラットフォームサイト(グリーンインフラ取組事例、技術・手法の募集)
   https://gi-platform.com/join_activity/example/#practicalExample(外部リンク) 

○表彰式
  国土交通大臣賞等の一部の受賞事例に対する表彰式は、グリーンインフラ産業展2024で実施予定です。
   【日時】令和6年2月20日(火) 午前(予定)
   【場所】東京ビックサイト 西1・2ホール
 
  グリーンインフラ産業展2024の詳細については、下記サイトをご確認ください。
  【グリーンインフラ産業展2024 特設サイト】(外部リンク)
    https://biz.nikkan.co.jp/eve/green-infra/

○取材方法
  表彰式を含め、グリーンインフラ産業展2024開催期間中(令和6年2月20~22日)は、現地での取材が可能となっております。
  報道関係者で取材を希望される方は、下記URLより申込みをお願いいたします。
  【グリーンインフラ産業展2024 取材申込みフォーム】(外部リンク)
    https://biz.nikkan.co.jp/form/eve/spring/press/
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式