2022年4月29日金曜日

令和4年度技術士第2次試験 要チェック分野まとめ(Ⅱ-1)

GWですね。沖縄は湿度90%近くにもなりとても蒸し暑いです。いよいよ梅雨入りです。アカショウビンやアオバズクも渡ってきました。リュウキュウカジカガエルも盛んに鳴いています。向かいの緑地がとっても賑やかになりました。

4月から始まったNHK朝の連続ドラマ「ちむどんどん」観てますか?(日本)本土復帰50周年を記念しての放送だそうです。いまのところ沖縄本島北部のやんばるが舞台ですがそのうち横浜の沖縄タウンである鶴見区に舞台が移るらしいです。今週はサーターアンダギーがテーマ(っていうの?)でしたね。これまでも沖縄そばやゆし豆腐、イカ墨汁など沖縄独特の食べ物が取り上げられていて、もうたまりません。県外で観ていたら沖縄の食べ物を食べに沖縄に飛んで行きたくなっちゃうかもしれませんね(笑)

近況報告は置いておいて、GWになりましたから、いよいよ筆記試験対策のラストスパートです!ここで最後のダッシュをかけられるかどうかで決まるといっても過言ではありません。
というわけで、これまで好評いただいている(そして昨年度はわりと的中させたような気でいる)当ブログの人気投稿記事ともいえる過去問出題ジャンルまとめと出題予想をこれからしばらく連載します。
もちろんアタルこともあればハズレることもあるわけで、当然ながらご自分でもいろいろと思いめぐらせながら試験問題、出題ジャンルを考えてみて下さい。
7月の試験まであと2か月となりました、残りの期間を集中して頑張ってください!

サーターアンダギー
【沖縄県国頭郡本部町】

まずは建設環境科目のⅡ-1から過去問を振り返ってみましょう。
①富栄養化がもたらす魚類の生息環境の悪化
②2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略
③SDGs、建設部門における生物多様性保全に向けた取組
④太陽電池発電所アセス

事前予想としては4つとも予想ジャンルとして挙げていましたので、当たったと言えますかね(SDGsは広いんですが)。
要チェック分野まとめ、それから元ネタをピックアップしたブログ記事等を参考に、引用元資料や周辺知識も含めて整理しておけばじゅうぶん対応できたのではないでしょうか。

R2
①再生可能エネルギー発電施設の環境アセス(存在又は供用)
②特定建設資材廃棄物の再資源化促進策
③土壌汚染の除去等の措置
④国土のストックとしての価値向上における取組

R1
①建設リサイクルと建設発生土(有効利用と適正処理の方策)
②騒音発生源対策(の技術的留意点)
③多自然川づくり(の技術的課題)
④環境影響評価法(における計画立案段階から準備書まで)の手続き

H30
①低周波音とその対策
②底層溶存酸素量とその改善策
③再生可能エネルギーの導入状況と太陽光発電事業の課題
④建設事業における外来種対策と留意点

H29
①外来種防止行動計画
②閉鎖性海域の環境保全目標
③気候変動を考慮した防災対策、減災対策
④土壌汚染による有害汚染物質の摂取経路

H28
①湖沼やダム湖の富栄養化対策
②建設発生土のリサイクル
③騒音対策
④生物多様性民間参画

H27
①生態系サービス
②再生可能エネルギー
③景観重要公共施設制度
④廃棄物最終処分場跡地

H26
①生物多様性4つの危機
②ヒートアイランド現象
③循環型社会
④下層DO

H25
①環境再生における順応的管理
②改正環境影響評価法
③建設リサイクル
④生態系ネットワーク

でした。
単純にまとめると、
●富栄養化対策(水質浄化対策)
●環境アセス手続き
●再生可能エネルギー(に係るアセスや環境保全措置)
●生物多様性の取り組み
●外来種対策
●建設リサイクル
●騒音の現状と環境保全措置
●土壌汚染対策

が繰り返し出題されています。
これが建設環境の基本的な専門分野だということがわかります。
上記分野は傾向もヘッタクレもありません。こう言ってはミもフタもありませんが、試験に出る出ないも関係ありません。基礎の基礎、専門のなかの専門として習熟しておいてください。
そしてこの分野については過去1~2年くらいで改正された法律や更新された技術マニュアルなんかがあれば要チェックです。

令和元年度試験からは4問出題されたなかから1問を選択すればいいのですから、上記対策だけでもイケると思います。1問くらいは頻出分野からなにかしら出るんじゃないでしょうか。
頑張ってください!

。。。と、これでこの投稿を〆てしまうのもなんだかツマラナイので、ハズレ覚悟で予想してみたいと思います。

改正された試験方法の概要が示されている「平成31(2019)年度 技術士試験の概要について 」によると、Ⅱ‐1で問われている『専門知識』とは「選択科目」における専門の技術分野の業務に必要で幅広く適用される原理等に関わる汎用的な専門知識、とあります。
出題内容は 「選択科目」における重要なキーワードや新技術等に対する専門知識を問う。
評価項目としては、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち,専門的学識,コミュニケーションの各項目、とあります。
「重要なキーワード」や「新技術」というのがミソですね。
その「重要なキーワード」や「新技術」を手掛かりに、昨今の話題なども鑑みると令和4年度は以下のようなあたりになるんじゃないかと予想しました(とはいえ昨年の予想とあまり変わり映えしませんが)。
①SDGsのゴールに向けた建設分野での取組(目標6:安全な水とトイレを世界中に、目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに、目標11:住み続けられるまちづくりを、目標12:つくる責任 つかう責任、目標13:気候変動に具体的な対策を、目標14:海の豊かさを守ろう、目標15:陸の豊かさも守ろう) ←なんだかんだいってもヤッパリコレですね。Ⅱ-1に限らず必須科目や選択科目Ⅲのほうでも問われると思います。というか、直接問われなくてもSDGsに絡めて回答すると評価が上がると思います。
②生物多様性 昨年はSDGsに絡めた出題でしたが、昨年公表された「GBO5」に絡めた出題があると考えるのはどうでしょうか。「次期生物多様性国家戦略研究会報告書」も参考にしてみてください。
外来種対策 ←世間ではアメリカザリガニの取り扱いが話題になっていますが、「地域と連携した外来植物防除対策ハンドブック」が昨年7月に国交省河川課からリリースされていますので注目に値します。
沿岸透明度の目標設定ガイドライン ←出題されるまでシツコク取り上げます(笑)。水質保全分野はバリエーションが少ないですね。富栄養化対策は基本事項なので昨年度に出題されましたが今年も抑えておいてください。
大腸菌数 ←環境基準項目が変更になったので取り上げましたが、ちょっとマイナー過ぎですかね。
⑥砂浜保全 ←久しぶりに出題されていもいいのではないかと思っています。国交省で気候変動を踏まえた海岸保全のあり方についても検討されています。これが当たるとキモチイイだろうなぁ。
⑦風力発電 ←昨年度は太陽光発電が出たので、いよいよ今年は風力発電、国交省イチオシの洋上風力発電か?風力発電のリプレースに係る環境アセスもありました。昨年10月にはアセス対象の事業規模も改正されましたし、今年は風力発電ですね。
⑧建設リサイクル2020(廃プラスチックの分別・リサイクルの促進) ←建設リサイクルも1問は出題されると思いますので、それに昨今話題の廃プラ問題、海洋プラスチック問題と絡めてみました
⑨騒音 ←定期的に出題されているので、今年あたりまた問われそうです。
⑩土壌汚染対策or建設発生土 ←昨年度は出題されませんでしたからね。

SDGsは相変わらずざっくりですね(笑)
無理やりぎみですが、これまでの試験で頻出している分野である生物多様性、水質保全、循環型社会あたりのことをSDGsのゴールに絡めた出題があると思います。

わたしの講座です。論文の添削を受けたい方はぜひどうぞ。
技術士2次試験 筆記試験論文対策 短期コース

2022年4月24日日曜日

令和4年度筆記試験対策添削講座 短期コースのご案内

令和4年度試験に向けての講座を開講しておりますが、本日4月24日(日)より筆記試験対策添削講座の「短期コース」の受付を開始いたします。
7月の筆記試験まで残り3か月もありません、短期決戦、モノにしましょう。

わたしの講師としての活動は、平成22年度試験に合格した翌年からSUKIYAKI塾の添削講座に参加するかたちでスタートしました。
SUKIYAKI塾のほか、身近な知り合いを含めると、令和3年度試験までの11年間でのべ80名のかたが合格されました。
また、平成27年度からは総監の指導アドバイスも開始したところ、これまで20名ものかたから吉報をいただくことができました。わたしはあくまで触媒にすぎませんが、『総監合格』にいくらかでも貢献できたであろうこと嬉しいですね、講師冥利につきます。

SUKIYAKI塾の活動と平行して綴り始めたこのブログですが、平成26年ごろからブログを訪問してくださるひとが増え始め、それに比例するように添削指導の依頼をあちらこちらから受けるようになりました。そこで平成28年から独自の添削講座を開講して受験に真剣に取り組む方のサポートを始めました。

軌道に乗った平成29年度以降、多くの受講生の皆さんとメールによる濃密なやりとりができました。受講生に恵まれたことが大きいと感じていますが、受講生の皆さんの理解の度合や伸び具合がそれはとても良い感触でした。
令和3年度筆記試験合格発表後に頂いたメッセージを抜粋します。

【建設環境】
●すごろく様
おかげ様で筆記試験合格です!!ありがとうございます!
6~7回目の受験でしたので、ひとまずホッとしています。問題Ⅱが苦手でしたが、今年重点的に取り組み、地道な添削&書き直しの効果が出たのだと思います。建設環境の新幹線の問題は一瞬焦りました(完全に予想外で)が、書くべき事項と言いますか、書いて欲しいポイントを最低限書いたのが良かったのかなと思いました。
試験に勝つ方法を学ぶことは大事ですが、試験に負けない方法を学ぶことが、ひいては勝つ方法なのかなと、改めて新しい学び方の視点も感じたところです。次の口頭試験に向けて頑張ります。。

●7月に受験した技術士二次試験ですが、合格することができました。
試験当日での論文作成においては、すごろく様より頂いたアドバイス、知識、論文の書き方等、全て出し切りました。論文の添削指導をして頂き、本当にありがとうございました。
口頭試験も合格に向けて、勉強、模擬試験に取り組んでまいります。

●すごろく様
お世話になります。技術士論文の添削指導頂いておりました●●です。
技術士筆記試験ですが、合格していましたのでご報告させていただきます。
論文添削ではご指導いただき、大変お世話になりました。本当に有難うございました。当初は論理抜けが多く、論文の書き方もよく分からない状態でしたが、添削指導のおかげで合格レベルまで行けたと思います。
口頭試験まで気を引き締めて準備します。

●先週末、筆記試験の合格発表の通知が来まして、バタバタと準備しているところです。論文の添削・ご指導頂いたお陰です。遅ればせながらお礼申し上げます。

【自然環境保全】
●技術士の筆記試験対策で大変お世話になりました、●●です。
7月は最後までご支援くださり、誠にありがとうございました。おかげさまで、筆記試験に無事合格いたしました!!
合格発表を確認した際には、こんなに合格者が少ないものなのか…と驚きと不安に包まれましたがその中に自分の受験番号があるとは、さらに驚きました!受験勉強以前に、受験を決めたタイミング自体もかなり遅くコロナ渦で受験することすら少し迷っていた私が初めての受験で筆記試験を突破できたのは本当にすごろく先生のおかげです。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。口頭試験も気を抜かず頑張っていきたいと思います。
今後も引き続き、ご指導よろしくお願い致します。

【総監】
●すごろく様
おはようございます。おかげさまで筆記試験に合格いたしました。添削指導、誠にありがとうございました。

●ご無沙汰しております。おかげさまで総監筆記試験に合格しました。ご指導ありがとうございました。

など嬉しい報告をいただきました。
筆記試験が終わってからは令和4年度試験に向けての添削講座の長期コースを、年末からは中期コースを開講しています。いまでは初受験のかたも着実に実力を伸ばしているのがわかります。
そして早いもので令和4年度の筆記試験まであと3か月もありません。出願シーズンを終え、最後のターンとなりました。短期決戦ですが、これまでの指導経験を注力しますのでお任せください。
そのほか筆記試験再現論文に対するコメント評価も行います。
試験答案について第3者の視点からの評価(不合格要因の推定)を欲しているかたはぜひどうぞ。


本サービス(添削指導アドバイス)はSUKIYAKI塾とは異なり有料でお受けします。
対象とする技術部門科目は下記の通りでございます。
●建設部門(建設環境)・環境部門(自然環境保全)・水産部門(水産資源及び水域環境)
技術士受験指導の経験は早いもので11年、そして建設環境分野、自然環境保全分野、水産水域環境分野の技術者としての業務経験は26年になりました。これまで主に沖縄県内での環境調査、環境影響評価、自主アセス(ミニアセス)に携わっております。
わたしの専門はどちらかというと自然環境に関する分野ですので生活環境の保全に関する現場感覚はやや劣るかもしれません。しかしながらこれまで添削するうえで支障はありませんでした(多くのかたが合格されましたので)。
また、他の科目についてもご希望であればお引き受けします。ただし専門技術に関する指導はできませんので論理構成や文章に関する指導アドバイスとなります。
なお、これまでほかの科目については、建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋の環境寄りのかた、環境部門の環境保全計画、環境影響評価、水産部門の水産土木のかたを指導いたしました。

●総合技術監理部門
総監については科目を問いません。ただし建設-建設環境や水産-水産資源及び水域環境、環境-自然環境保全以外の科目の場合には専門技術を踏まえた管理については言及できないこともあります。
なお、これまで建設環境、水産資源及び水域環境、自然環境保全以外では、電気電子-電気設備、土質及び基礎、鋼構造及びコンクリート、都市及び地方計画、河川砂防・海岸海洋、港湾及び空港、道路、施工計画・施工設備及び積算、上水道及び工業用水道、下水道、農業-農業農村工学、経営工学-サービスマネジメント、環境-環境保全計画のかたを指導いたしました。
ご希望のかたには、平成29年2月23日で頒布が終了した「技術士制度における総合技術監理の技術体系(第2版)」(いわゆる青本)のテキストデータを差し上げます。
なお一部内容を法律等の改正に伴い書き換えています。ただしH29年時点までのものです。それにしてもだいぶ年月が経過しちゃいましたね。。。
※択一対策は、繰り返し過去問を解くことの他に、総合技術監理部門 キーワード集2022を用いてご自分でキーワードの解説集を作成するのが合格への近道です。その際、キーワード2021との違い、特に新たに加わったキーワードは要注目です。

下記の2つのコースがあります。
※併願・重願の場合はそれぞれの部門科目単位で受け付けます。

★お申込みはこちらからお願いします

①令和3年度筆記試験の再現論文に対するコメント評価
内容:再現論文のコメント評価を行います。総監以外は必須科目Ⅰ、選択科目Ⅱ-1、Ⅱ-2、Ⅲの合計4つ、総監は記述論文(必須科目Ⅰ-2)です。
原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
返信回数:各問題に対し、1回のコメントとそのコメントを受けての再質問・返信を1回の計2回
料金:3,000円

【令和4年度試験対策】
③筆記試験論文添削 短期コース
期間:受付完了時から令和4年度筆記試験日の7日前まで論文を受け付けます。一般部門は7月11日(月)まで、総監部門は7月10日(日)までです。
内容:総監以外については必須科目と選択科目を、総監については記述論文(必須科目Ⅰ-2)の添削指導を行います。過去問題に対する回答論文の添削です。原稿に赤を入れるのではなく、メールでコメントをお返しする方式です。
論文の仕上がり具合に自信がないかた、文章作成が苦手なかた、論理的思考が苦手なかた、専門技術分野が偏っているかた、それぞれに応じた指導をいたします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただし複数の論文を同時並行では添削しません。わたしが次の問題に移ってOKと判断してから別の設問に取り組んでください。
※令和3年度試験の答案用紙を模したワードファイルを差し上げます
料金:15,000円

【注意事項】
●本サービスは、Gmailを使用して行いますので、Gmailの送受信が可能な環境であることが必須条件です
●本サービスに使用するファイル形式はPDFもしくはMS Wordファイルのみです。これ以外のファイルは原則として対応できません
●添削指導の対象である受験申込書や論文等はメールに添付してお送りいただきます
●メール受信後、添削コメント等を返信するまでに最大4日間の日数をいただきます
●総監については科目を問いませんが、建設-建設環境、水産-水産資源及び水域環境、環境-自然環境保全以外の科目の場合には専門技術を踏まえた管理については言及できないこともあります
●領収書は発行いたしません
●振込手数料はご負担ください

本サービス(添削指導アドバイス)をご希望されるかたは上記の内容を確認いただいたうえで下記のフォームにてお申込みください。お申込みの時点で上記の注意事項に同意いただいたものとします。

フォームを受信後、遅くとも翌日中には振込先の銀行口座をご案内するメールをGmailで返信いたします。
※3日以上経過しても返信がない場合はGmailとのやりとりが不可能な環境と思われます。その際はお手数ですがご自身で設定等を調整したうえで再度ご応募ください。

★お申込みはこちらからお願いします

2022年4月19日火曜日

環境基準等の設定に関する資料集

みなさん、無事に受験申込書類を発送できましたか?
わたしの身近なひとたちもなんとかギリギリ提出できたようです。都道府県を代表するような郵便局では日付が変わる直前まで窓口で受付してくれたのは過去の話で、いまは21時には締め切ってしまうそうです。働き方改革の一環でしょうか。郵便局もマンパワーが不足しているようですしね。

とにもかくにもこれからは筆記試験対策にまい進してください!
来週からわたしの講座でも短期コースを募集します。よかったらご受講ください。

本日紹介するのは環境基準に関する資料です。
建設環境でも環境基準の項目が追加されたりすると、それに関する出題がたまにありますよね。ここ最近ではそういった動き(建設環境の筆記試験で出題されるほどの動き)はなさそうですが、総監の択一問題のほうでは環境基準に関する出題は頻繁にあるんじゃないでしょうか。そのときに今回の資料で示されているような基準値の設定根拠等を知っているのと知らないのとでは、もしかしたら5択から抽出した最後の2つからどちらか1つを選ぶなんていう究極の選択のときに威力を発揮するかもしれません。
気分転換がてら眺めてみると、意外ととても勉強になりますよ。

【東京都千代田区霞が関

報道発表資料
令和4年4月18日
大気環境
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「環境基準等の設定に関する資料集」の公開について

<国立研究開発法人国立環境研究所同時発表>

1. 2022(令和4)年3月30日に国立研究開発法人国立環境研究所環境リスク・健康領域の大野浩一らの研究チームは、同研究所のウェブサイトにおいて「環境基準等の設定に関する資料集」を公開しました。

2. 1969(昭和44)年2月に、いおう酸化物に係る環境基準が閣議決定により最初に定められて以降、多く の項目について環境基準やそれに準ずる指針値の設定・改定が行われてきました。しかし、その経緯や設定根拠については資料として一元的に取りまとめられていませんでした。

3.「環境基準等の設定に関する資料集」は、国立環境研究所が、環境省水・大気環境局の協力の下、関連する過去の審議会等の答申、報告、配付資料や通知等を収集し、それぞれの基準値・指針値の設定の経緯や根拠について一元的に取りまとめたものです。

■ 資料集の概要

「環境基準等の設定に関する資料集」は、環境汚染を防止するための施策の目標である環境基準やそれに準ずる指針値が設定された経緯や設定根拠に関する資料を一元的に取りまとめたものです。

■ 資料集公開の趣旨

環境基準は1967(昭和42)年に制定された公害対策基本法第9条に、「人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準」と規定され、環境基本法にも引き継がれてきた、環境政策の目標として重要な位置づけを持つものです。1969(昭和44)年2月に、いおう酸化物に係る環境基準が閣議決定により最初に定められて以降、多くの項目について環境基準やそれに準ずる指針値の設定・改定が行われてきましたが、その経緯や設定根拠については、資料として一元的に取りまとめられていませんでした。

環境基準等がどのような科学的根拠に基づき、どのような過程を経て決められたかを整理したものは、科学と政策決定との関係を考えていく上で重要な情報源となります。このため、今般、国立環境研究所において、環境省水・大気環境局の協力の下、関連する過去の審議会等の答申、報告、配付資料や通知、解説等を収集し、それぞれの基準値・指針値の設定の経緯や根拠について取りまとめ、資料集として公開しました。

■ 資料集の構成

〇  趣旨

〇  環境基準とは

  • 環境基準の位置づけと性格

  • 環境基準の目的

  • 環境基準の決め方

  • 環境基準の設定に至らない場合

〇  資料集の内容に関する留意点

〇  各資料へのリンク

  第1章 大気

  第2章 水質

  第3章 土壌

  第4章 騒音

  第5章 資料集作成関係者一覧

〇  環境基準値へのリンク

(以下略)

■ 対象となる読者層と今後への期待

環境汚染対策に関するレギュラトリーサイエンス(規制・政策の土台となる科学)研究を行っている研究者、国・地方公共団体、環境保全対策に関わっている事業者(民間企業等)、環境問題に興味を持つ学生・一般市民といった幅広い読者層を対象にしています。

本資料が、多くの方々にとって、環境規制や環境リスクの評価・管理の考え方に対する理解を深めていただくきっかけとなることを期待しています。

■ 資料集に関する情報

【タイトル】 環境基準等の設定に関する資料集

【作成者】  早水 輝好(前・国立環境研究所環境リスク・健康研究センター

             プロジェクトアドバイザー )

       井上 知也(みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社

             サステナビリティコンサルティング第2部)

       今泉 圭隆(国立環境研究所環境リスク・健康領域 

             リスク管理戦略研究室主幹研究員)

       鈴木 規之(国立環境研究所企画部(環境リスク・健康領域)

             フェロー)

       大野 浩一(国立環境研究所環境リスク・健康領域 

             環境リスク科学研究推進室 室長)

【公開場所】 国立環境研究所内ウェブサイト

【URL】 https://www.nies.go.jp/eqsbasis/

【公開日】 2022 (令和4) 年 3月30日


2022年4月16日土曜日

アメリカザリガニ対策関係資料

台風1号が小笠原を直撃しましたね。全島停電とのことですが、そのほかの被害状況は伝わってきませんけれども大丈夫でしょうか。
過去には小笠原在住の受講生もいらっしゃいましたし、いま現在取り組んでいる筆記試験の論文添削でもやっぱり皆さん昨年度試験のⅢ‐2風水害を取り上げるかたがとっても多く、今月はこのテーマばっかりいろんな角度で眺めることが多いもんですから、そんなタイミングで早くも風水害を引き起こす台風が直撃しているのでとても気になっています。
沖縄にいるわたしも台風1号の影響で海が荒れたので今日の現場は中止になり、その空いた時間でブログをアップしています。いろんな影響、波及効果があるものです。

ところで受験する皆さんは無事に受験申込書を投函されましたか?
明後日18日(月)の受付締め切りを目前に、最後の総仕上げの真っ最中でしょうか。
わたしの講座の受講生の皆さんはほぼ出し終え、最後のかたも今日には郵送するとのことです。皆さんなんとかカタチになってわたしも安堵しているところです。

。。。と言いたいところですが、わたしの職場のひとはなぜか今頃になって初めて相談にくるひとが何人かいて、慌てて見ているところです。
初受験なので何もわからなかったんでしょうね。受験することを知らなかったのでわたしも前もってアドバイスすることができなかったのですが、いまさらながらのアナウンス不足を悔やんでいます。そもそも受験科目もいまいち合致していないようなところもあるので明後日までに仕上げるのはなかなか大変ですね。でもみんなが乗り越えなければならない壁でもあるので、ここは頑張って頭をフル回転させて自分のこれまでの経歴と技術士に相応しい業務(課題解決)を洗い出せるよう応援しています。

さて、受験申込書の提出が終わった方は、いよいよ技術士試験の一大イベント筆記試験対策ですね。
なんだかんだいっても筆記試験は合格率15%(くらいでしたっけ?)、この難関を乗り越えるとほぼ技術士合格が見えてくるわけですから、これから3か月弱というとても短い期間ではありますがしっかり集中して取り組んでください!

わたしの講座でもさ来週から筆記試験論文添削コースの短期コースを受け付けます。よかったら応募フォームよりお申し込みください。

今回とりあげるのは、ここのところニュースを賑わせているアメリカザリガニの対策についてのものです。
現場の専門家や水辺管理者を対象とした対策の手引き、さらには子ども向けの学校教材、そして地域の一般のひと向けの普及啓発動画が環境省からリリースされました。
ここまで繰り返し報道されるのをみると、今度の筆記試験では環境部門自然環境保全でアメリカザリガニ対策について出題されるような気がしてなりません。建設環境のほうでもアメリカザリガニそのものについては問われないと思いますが、外来種対策については定期的に出題されていますので今回の資料を踏まえたネタを記述すると評価が上がるんじゃないかと思います。
ぜひチェックしてみてください。

一滴でもダメ!
アメリカ海兵隊キャンプシュワブのゲート近く
【沖縄県名護市辺野古】

報道発表資料
令和4年4月14日
自然環境
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アメリカザリガニ対策関係資料(手引き、教材、動画)の公表について

アメリカザリガニについては、生態系に重大な被害を及ぼすことが近年明らかとなっており、その対策が急がれています。
環境省外来生物対策室では、アメリカザリガニの対策のために「アメリカザリガニ対策の手引き」、学校教育用教材、普及啓発用動画を作成しました。
今国会に本種を規制対象とするための外来生物法改正案が提出されています。それと並行して、今回公表した資料を活用して、地方公共団体や民間団体、学校などによる各地での本来の水辺の生態系の保全・再生、教育や普及啓発を促進していきます。

背景と資料作成の経緯

アメリカザリガニはとても身近な生き物ですが、近年は水辺の生態系に対して非常に大きな影響を与えていることが明らかになっています。現時点において、外来生物法の特定外来生物には指定されていませんが、対策が急がれています。

アメリカザリガニは生態系被害の影響の大きさから、2015 年3月に環境省及び農林水産省が作成した「生態系被害防止外来種リスト」において、「緊急対策外来種」に位置づけられました。環境省では令和元年より、アメリカザリガニについて、文献情報の整理や聞き取り調査、専門家を交えたアメリカザリガニ対策検討ワーキンググループ(※)の開催などを行っています。また、今国会に本種を外来生物法規制対象とするための外来生物法改正案が提出されています。

このたび、これらの取組の中で得られた最新の科学的知見や専門家等へのヒアリング結果を集約し、アメリカザリガニの対策のために「アメリカザリガニ対策の手引き」、学校教育用教材、普及啓発用動画を作成しました。

※アメリカザリガニ対策検討ワーキンググループ委員(令和3年度時点)

片岡友美 認定 NPO 法人生態工房理事

苅部治紀 神奈川県立生命の星・地球博物館主任学芸員

砂川光朗 日本甲殻類学会会員

高橋清孝 NPO法人シナイモツゴ郷の会理事長

中井克樹 滋賀県立琵琶湖博物館研究部専門学芸員

中田和義 岡山大学学術研究院環境生命科学学域応用生態学分野教授

西川潮  金沢大学環日本海域環境研究センター准教授

藤本泰文 公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団主任研究員

石川県石川県金沢市のシャープゲンゴロウモドキの生息していた池

植生は消失し、茶色く濁っている。シャープゲンゴロウモドキは絶滅し、他の水生生物もほとんど確認されなくなった。写真提供:西原昇吾氏(中央大学)

作成の狙い

1. アメリカザリガニ対策の手引き

地方公共団体や民間団体などによる各地での本来の水辺の生態系の保全・再生を促進させていくことを目的に作成しました。

2. 学校教育用教材

アメリカザリガニが学校教育の場で使われる場面があること、アメリカザリガニを飼育する方で最も多いのが小学生であることから、学校教育でアメリカザリガニについて学んでもらうための教材を作成しました。

3. 普及啓発用動画

多くの方はアメリカザリガニを身近な生き物という認識であると考えられ、アメリカザリガニが我が国本来の水辺の生態系に非常に大きな影響を与えていることを広く認識いただく必要があることから、一般向けと児童向けの普及啓発用動画を作成しました。

アメリカザリガニ対策関係資料(手引き、教材、動画)の概要

1. アメリカザリガニ対策の手引き

第1章 アメリカザリガニ対策の考え方

アメリカザリガニによる生態系や農業への影響、アメリカザリガニを飼育する場合の基本的な考え方など、防除対策に取り組む前に背景として理解しておきたい基礎情報を整理しています。

第2章 防除実施計画策定の考え方

防除を進めて行くための計画作りにあたっての基本的な考え方、検討すべき事項やその参考となる情報を整理しています。

第3章 効率的な防除の実施

具体的な防除の手法や、捕獲したアメリカザリガニの記録や分析方法について解説しています。

手引きの表紙

2. 学校教育用教材

  • 外来生物問題と親和性の高い教科及び学年と学習・指導のポイント一覧

外来生物問題を取り扱う際に親和性の高い学年・教科を学習指導要領からピックアップし、学校教員が外来生物問題を授業で取り扱う際の指導のポイントや、授業の副教材を作成する際のポイントを整理しています。

  • 学校教育教材サンプル(1・2年生用、3・4年生用)

アメリカザリガニを飼育する機会の多い小学校低学年、中学年に対して、教員自身がオリジナルの副教材を作成する際の参考例として、作成しました。そのまま授業や自主学習等で活用いただくことも可能です。

  • 教員用ガイド

「学校教育教材サンプル」を用いた授業を行う際の授業の進め方の例などをまとめています。

3. 普及啓発用動画

アメリカザリガニに関する現状と課題、ご協力をお願いしたいことについて、一般向けと児童向けにそれぞれ動画を作成しました。

アメリカザリガニ対策関係資料(手引き、教材、動画)の入手方法

関係資料は以下から入手できますので、自由に御活用ください。

1. 手引き

アメリカザリガニ対策の手引き

また、環境省HP「日本の外来種対策」にて公表します。下記のサイト内「減らすことできるの?」の項目を御覧ください。

https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/amezari.html

2. 学校教育用教材

環境省HP「日本の外来種対策」の以下のページにて公表します。

https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/tool.html

3. 普及啓発用動画

入れない!捨てない!拡げない! STOP!アメリカザリガニ(一般向け)

入れない!捨てない!拡げない! STOP!アメリカザリガニ(児童向け)

また、環境省HP「日本の外来種対策」の以下のページにて公表します。

https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/tool.html

2022年4月5日火曜日

国立公園内における太陽光発電施設の審査に関する技術的ガイドライン

ハイサイ!ぐすーよーちゅうがなびら、すごろく語録ぬすごろくやいびーんw。
気分はハイテンション♫やっと新型コロナワクチンの副反応から解放されました。
それにしても今回は長かったですねえ。これまで経験のある風邪やインフルエンザ、扁桃腺炎とは違って体調が一進一退したことも戸惑いました。とにかく無事に完了してヨカッタです。

冒頭の挨拶は知り合いの技術士のひとからの電話でかまされた沖縄方言の挨拶をパクってみました(笑)。そのかたはそもそもがとても独特な個性の持ち主ではあるんですが、国立公園の維持管理という職業柄もあってハイテンションなんですかね、地域密着型ということで。技術力もさることながらコミュニケーション力の高さに圧倒されました。

その国立・国定公園の維持管理というのは、環境部門の自然環境保全科目で問われる(課題解決能力の発揮が期待される)分野なわけでして、定期的に高い頻度で出題されています。
今回取り上げるのはそのなかでも、温暖化対策的にも期待されている再生可能エネルギーのひとつでもあり、またある意味いわくつきでもある「太陽光発電施設」を国立・国定公園内に新設増改築する際の審査に関する技術的ガイドラインです。

そのままストレートに出題されるかはわかりませんが、概要だけでも把握して、国立公園の維持管理関連の出題にあたって再生エネルギー発電建設を絡める場合は留意事項とかで取り上げると評価がアガるんじゃないでしょうか♫

【石垣市名蔵】

報道発表資料
令和4年4月4日
自然環境
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「国立・国定公園内における太陽光発電施設の審査に関する技術的ガイドライン」について

環境省では、自然公園法施行規則第11条第12項の太陽光発電施設の新改増築に係る許可審査について、技術的なガイドラインを取りまとめ、令和4年3月30日に施行しました。

 環境省では、平成27年5月19日に自然公園法施行規則(昭和32年厚生省令第41号。以下「規則」という。)を改正し、国立・国定公園の特別地域内における太陽光発電施設の新築、改築及び増築に係る許可基準を新たに追加するとともに、国立公園普通地域内における届出を要する工作物の基準を追加しました。

 しかしながら、規則で規定されている許可基準が定性的で、自然公園担当部局における許可審査が難しい例があったことから、太陽光発電施設の設置に関する許可基準(規則第11条第12項等)の運用の明確化を図ることとし、国立・国定公園内において太陽光発電施設を設置する際の申請手続における審査時の具体的な考え方やその詳細な解釈の仕方について整理し、技術的なガイドラインとして取りまとめ、令和4年3月30日に施行しました。

 本ガイドラインは、規則第11条に規定する自然公園法の許可基準の細部解釈及び運用方法を定めた「自然公園法の行為の許可基準の細部解釈及び運用方法について」(平成12年8月7日付け環自計第171号・環自国発第040401002号 環境庁自然保護局長通知。令和4年4月1日に一部改正。)を補足する具体的な考え方として取り扱うこととします。

添付資料

2022年4月3日日曜日

総監の実務経験証明書について(受講のお誘い)

この土日、というか金曜日から新型コロナワクチンの副作用ですっかりダウンしていました、というかしています。
しかし1日に受験申込書の様式がリリースされたためか、受験申込書の添削依頼が殺到(というのは大げさですが)しています。それはそうですよね。締め切りが18日ですからね。今週来週で仕上げないといけません。実質的には2週間もないですもんね。

一般部門は特に初めて受験するかたが戸惑っていますね。
無理もありません。わたしも最初はどうしてよいのやら皆目わからずただ途方に暮れていました。しかも身近に相談できる技術士もいなかったんですよね。そんなときにたまたまSUKIYAKI塾のウエブサイトを見つけまして、意を決してSUKIYAKI塾の無料添削講座に申し込み、指導していただくことができました。担当講師のかたの熱心な指導に圧倒されながら自分でも意識していなかった技術士に相応しい部分をオモテに引っ張り出していただきそれを経歴票にまとめ上げ、無事に出願することができました。あのときの安堵の感覚はいまでも覚えています。いっぱしの技術者になったような感覚です(笑)。当時は経歴記入欄が現在の5行の倍の10行でしたのでそれは圧巻でした。

総監を受験するときもこれまた戸惑いました。一般部門(建設部門)に合格してすぐの受験でした。1年前とは違い、技術士については1年かけて馴染んでいたつもりでしたが、総監についてはサッパリでしたし、当時のテキスト「青本」にも総監についてのことは詳しく記述がありましたが、受験申込書の書き方についてはどこにも書いてありませんでした。
そこでSUKIYAKI塾での成功体験がありましたので迷わず無料添削講座に申し込み、熱心に指導していただきました。ただ、総監の場合はいま振り返ると当時の記憶がほとんどありません。薄情なものですね、スミマセン。

わたしの思い出話になっちゃいました。
話を戻すと、総監の受験申込書ですが、やはり一般部門に合格したてのひとが総監に戸惑っているのがよくわかります。
総監はどうやら一般部門で求められている技術士コンピテンシーとは違うようだけど、じゃあなんなんだ、管理って?監理って?トレードオフ?全体最適化?
総監のことがまだわかっていないのに、総監のことをさもわかっているというテイで受験申込書を書く必要があるなんて、それはどだい無理な話ですよね。

でもそれは総監技術士皆さんが通ってきた道です。諦める必要はありません。今の段階では総監を完璧に理解していなくても大丈夫です。総監の受験申込書を完成させることはできます。
ようは口頭試験の際に試験官に誤解を与えるような内容になっていなければいいんです。総監をカジッていると総監っぽさをアピールするためにどうしても背伸びした内容を書きがちですが、それが口頭試験のときに足を引っ張るいちばんの要因です。
もちろん総監として基本的に抑えるべきところは抑える必要があります。抑えるべきところを抑えていないとまず合格はできません。

この背伸びしないで基本は抑える、といったことをわたしの講座で指導アドバイスしています。個人個人の経歴に沿った総監受験申込書の作成をお手伝いしています。
よかったら連絡ください。
とはいっても時間もあまりないので今週前半で閉め切りますのでお申込みはお早めに。

【令和4年度試験対策】
②出願書類作成
期間:受付完了時から令和4年度試験の受験申込期限日の7日前(4月11日(月)※一部例外あり)まで書類を受け付けます。
内容:受験申込書の記載内容と実務経験証明書(5行の業務経歴と「業務内容の詳細」)についての添削指導を行います。受験する部門科目に合致しているかの確認と令和3年度口頭試験における実際の試問内容を踏まえた記述内容となるよう指導いたします。
令和4年度の様式が正式発表されるまでは令和3年度様式で添削指導を行い、令和4年度様式が発表され次第、あらためて添削指導いたします。
うまく作成できないかたには業務経歴のたな卸しと詳細業務の骨子の作成アドバイスからスタートします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただしわたしがOKと判断したらそこで終了とすることもあります。
料金:15,000円

★お申込みはこちらからお願いします

TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター
こっちは主に鋼コンの受験会場でした
【東京都中央区】

2022年4月2日土曜日

令和4年度技術士第2次試験 受験申込書様式

令和4年度がスタートしました。
新年度ですから、新しい役職、新しい部署、新しい職場、異動したかた、転職したかた、退職したかた、そして独立したかた、様々だろうと思います。令和4年度のプロジェクトに向けて本格的に始動したかたもいらっしゃると思います。
わたしはというと、なんの因果か31日に新型コロナワクチン3回目の接種を行いまして、いまもそうなんですが、副反応でヤラレテいます。ほぼベッドで横になること3日目。。。なかなかキツイですね。1、2回目のときには副反応はほぼなかったのでナメていました。。。

技術士試験のほうも1日に受験申込書の様式が正式にリリースされました。
みると今年も入力シートはExcelですね。
入力事項やデザインなど、昨年度から特に大きな変更はないようですが、業務内容の詳細については受験申込書に記入した「専門とする事項」を踏まえ、というのが太字で強調されていました。ここまで強調されているのですから、当たり前のことですが記述にあたってはしっかり踏まえるようにしてください。
おそらくですが、建設部門などのように受験者数が多い部門科目の口頭試験の試験官の人選にあたっては、この「専門とする事項」を踏まえて該当する試験官が充てられているのだと思います。そして試験官の人選段階では受験生個々の業務内容の詳細のほうは読まないのだと思います。そうすると、いざ口頭試験のときに専門とする事項を踏まえていない業務内容の場合、目の前の受験生が受験科目の技術士として相応しいのかどうかの確認ができないということになってしまいます。すなわちこれ不合格です。
また、受験科目違いと判断される場合は、いくら科学的に、技術的に、高度なものであっても、また技術士コンピテンシーから外れていないものであっても(厳密にいえば専門とする事項を踏まえていないと、技術士コンピテンシーの項目であるコミュニケーション能力がない、という評価になるかもしれません)、科目違いは即不合格です。環境分野はついつい環境関連なら大丈夫と考えがちですが、環境部門ならいざ知らず、建設環境なら建設事業に関する内容じゃないとマズイですよ。気を付けてください。
とにかく技術士第2次試験の受験申込書は、試験官が目の前の受験生の合格/不合格を決める口頭試験で使用する手元資料になります。口頭試験は試験時間がひとり十数分というとても短い試験時間ですので、受験申込書(特に実務経験証明書)でヘタなことを書いたら面接試験中にばん回するのはなかなか厳しいと思います。

始めて受験するかた、口頭試験を何度受けても突破できないかたなど、技術士目線で添削やアドバイスを受けたいかたはわたしでよかったらお手伝いしますので連絡ください。

【令和4年度試験対策】
②出願書類作成
期間:受付完了時から令和4年度試験の受験申込期限日の7日前(4月11日(月)※一部例外あり)まで書類を受け付けます。
内容:受験申込書の記載内容と実務経験証明書(5行の業務経歴と「業務内容の詳細」)についての添削指導を行います。受験する部門科目に合致しているかの確認と令和3年度口頭試験における実際の試問内容を踏まえた記述内容となるよう指導いたします。
令和4年度の様式が正式発表されるまでは令和3年度様式で添削指導を行い、令和4年度様式が発表され次第、あらためて添削指導いたします。
うまく作成できないかたには業務経歴のたな卸しと詳細業務の骨子の作成アドバイスからスタートします。
添削回数:期間内は回数無制限です。ただしわたしがOKと判断したらそこで終了とすることもあります。
料金:15,000円

★お申込みはこちらからお願いします

最終関門を意識しろ!
R3年度から口頭試験会場が変更に
TKP市ヶ谷カンファレンスセンター
【東京都新宿区 JR市ヶ谷駅】

令和4年度 第二次試験 受験申込書様式等

~受験申込書の様式は必ず下記【添付資料】の今年度版をご使用ください~

  • 4月1日「総合技術監理部門(免除)受験」のExcelシート(5.大学院における研究経歴)の入力不具合を修正しました。
  • 技術士第二次試験受験申込受付期間

    令和4年4月4日(月)~4月18日(月)

  • 提出方法は、郵送で事故防止の為に必ず郵便局の窓口より簡易書留郵便 で送付してください。
    令和4年4月18日(月)までの消印があるものに限り受け付けます。
  • ※令和元年度第一次試験再試験合格者で、令和4年4月28日(木)をもって受験資格を満たす者は、5月11日(水)までの消印有効

    技術士第二次試験受験申込み手続きに関する様式

    技術士第二次試験受験申込み手続きに関する様式等は、下記〔添付資料〕よりダウンロードしてご利用ください。

    冊子版の「受験申込み案内セット」を入手希望の場合は、下記関連ページ〔令和4年度技術士第二次試験 受験申込書請求方法〕をご参照ください。

    技術士第二次試験受験申込書作成及び提出の注意事項

    受験申込書の作成について

  • 受験申込書を作成する前に下記〔添付資料〕【令和4年度 第二次試験 受験申込み案内】必ずお読みください。
  • 受験申込書様式を下記〔添付資料〕より【受験申込書Excel入力シート等】(zipファイル)をご使用のパソコンに保存(右クリックして対象ファイルをご使用のパソコンのローカル等に保存)して、受験申込書の作成を行ってください。
  • 【受験申込書Excel入力シート等】zipファイルにはExcel入力シート及び入力説明書を格納しています。
  • 【Excel入力シート】が正常に動作しない場合、Excelを利用できない場合(Excel入力シートは、Excel2016、Excel2019にて動作確認を行っています。Mac版の動作確認は行っておりません。)、又は、総合技術監理部門を単独で受験申込み(単願)する場合は、下記〔添付資料〕【受験申込書PDFファイル】をご使用ください。
  • 受験申込書等の各種様式は、必ず当会ホームページからダウンロードしたものを使用してください。(独自で作成したものは受付できません。)
  • 受験申込書作成後、A4用紙に「技術士第二次試験受験申込書」及び「実務経験証明書」を印刷(それぞれ1枚ずつA4片面印刷)したものを申込書提出チェックシートとともに提出してください。
  • 冊子版の「技術士第二次試験受験申込書」及び「実務経験証明書」を使用する場合は、手書きで差し支えありません。
  • 受験手数料の納付について

    下記〔添付資料〕【令和4年度 第二次試験 受験申込み案内】18頁を参照してください。

    技術士第一次試験合格証等を紛失している場合について

    技術士第一次試験合格証等を紛失している場合は、下記〔添付資料〕【技術士第一次試験合格証番号・合格年月確認願い書】を申請してください。
    締切間近は集中しますので、4月15日(金)正午までにお願いします。
    (令和3年度以前に発行されたものも受け付けます。)
    なお、代替書面(受験申込案内15頁「(5)技術士補となる資格を有することを証明する書類」参照)がある場合、この申請は不要です。

    受験申込書の提出について

  • 受験申込書を提出する前に、記載内容に誤りがないか必ず確認のうえ、A4用紙に印刷した「技術士第二次試験受験申込書」、「実務経験証明書」及び「申込書提出チェックシート」(それぞれ1枚ずつA4片面印刷・両面不可)と必要な添付書類等を同封し、郵送にて提出してください。
  •  ※受験申込書PDFファイル(手書き用)を使用した場合は、チェックシートの提出は不要です。

  • 身体上の障害等により通常の受験に支障がある場合は、必要に応じて受験時の特別措置を行います。(受験申込み案内17頁参照)申請する場合は、下記〔添付資料〕【特別措置に関する申出書】を同封してください。
  • 【送付先】

    〒103-8601 日本郵便株式会社 日本橋郵便局留
     公益社団法人日本技術士会 技術士試験センター

  • その他、詳細については、下記〔添付資料〕【令和4年度技術士第二次試験「受験申込み案内」】をご参照ください。