2023年2月27日月曜日
技術士第1次試験の合格発表!
2023年2月21日火曜日
ロングトレイルの維持管理・運営システム
- 自然環境
ロングトレイルの維持管理・運営システム構築に向けた考え方報告会の開催について
環境省では、総延長約28,000㎞に及ぶ長距離自然歩道や各地のロングトレイルを快適かつ安全な利用を推進するため、ロングトレイルの維持管理・運営システム構築に向けた考え方報告会を、令和5年2月19日(日)にハイブリット形式にて開催します。
(1) 経緯
長距離自然歩道は、昭和45年に設定が開始され、その総延長は約28,000kmに及びます。東北地方沿岸部においては、東日本大震災からの復興の基本方針に基づき「みちのく潮風トレイル」の整備が進められ、令和元年に総延長1,025kmのトレイルが全線開通に至りました。
一方で、長距離自然歩道の歴史は50年を越え、一部路線においては施設の老築化や維持管理の担い手不足、利用促進に対する取組み不足等、さまざまな課題に直面し、積極的に活用されない状況が続いています。
昨今身近な自然の価値に対する認識や健康志向が高まるなど、人々の価値観やライフスタイルに変化が起きつつあります。長く歩き、自然や地域を楽しみながら国土の理解を促す長距離自然歩道は、国民の心身の健康に通じるだけでなく、地域社会の活性や経済効果、自然や歴史文化など地域資源の保全など、重要な意義と効果をもたらすものとして期待されます。そのため今後の長距離自然歩道の快適かつ安全な利用を推進するため、作り方や運営方法など、ロングトレイルの望ましいあり方を検討し、「考え方」として取りまとめました。
この度、その成果を発表すると共に、環境省と、検討委員としてご参加いただいた有識者らとの報告会を令和5年2月19日(日)に開催します。
(2) 開催概要
・ 名称:ロングトレイルの維持管理・運営システム構築に向けた考え方報告会
・ 日程:令和5年2月19日(日)10:00~12:25
・ 場所:自由学園 明日館(東京都豊島区西池袋2-31-3)
・ 開催形式:現地参加とオンライン会議のハイブリット形式
【参加申し込みURL】:https://onl.la/L7pTQGE
・ 主催:環境省
・ 参加費:無料
・ プログラム(予定)
○ 主催者挨拶
○ 基調講演:渡辺 綱男 氏
「地域と共に育む道」
○「考え方」公表
○ 検討委員からの意見
○ 懇談
テーマ:今後50年の長距離自然歩道が歩むべき道
環境省ロングトレイル公開懇談会開催
日本のロングトレイルの未来
トレイルの維持管理体制を考える
環境省主催のトレイル公開懇談会が2月19日に東京池袋の自由学園で開催されます。
日本最初の長距離自然歩道である東海自然歩道。その構想がたちあがったのは1969年。高度経済成長による工業化の波から郊外の自然を守るグリーンベルトとして、そして歩くことで東京と大阪を結ぶ人の道として、厚生省の国立公園部が構想をたちあげたのがはじまりです。現在、日本全国の長距離自然歩道は総延長28,000km。しかしその多くは当初の理念のように有効活用されているとは言い難い状況です。
2019年6月に全線開通したみちのく潮風トレイル(東北太平洋岸自然歩道)において、はじめて維持管理のためのNPO組織(みちのくトレイルクラブ)が立ちあがりました。これ以降、日本のトレイル資産といえる長距離自然歩道を再整備、再活用していこうという機運が環境省および環境省OBのなかでもたかまりをみせています。
環境省トレイル公開懇談会
「今後50年を見据えて 今、長く歩く、ということ 」
ロングディスタンスハイキング、ロングディスタンストレイルに関連する環境省主催のシンポジウムとしては、2019年12月の長距離自然歩道50周年記念のもの、2022年3月の長距離ハイキングや歩くという行為に焦点をあてたもの、があります。今回の公開懇談会はそれらを受けて「ロングトレイルの維持管理の体制づくり」がテーマとなっています。環境省は全国に28,000kmの長距離自然歩道を敷設、アパラチアントレイルを念頭においた1969年当初の理念には素晴らしいものがありました。それから50年、長距離自然歩道がしっかりと維持管理されていればと思わずにはいられません。社会風潮や行政の枠組みの問題もあるのでしょうが、日本は長距離トレイルの維持管理とその活用に関して50年近く足踏みしていたというのが現状です。
この数年、登山業界では植生破壊や土壌流出を食い止め、山を守るてだてとしての登山道整備に注目が集まっています。北海道大雪山の山守隊をはじめとして、雲ノ平トレイルクラブ、北杜山守隊などが継続的な活動のために立ち上がっています。これまでも全国各地では地元の有志や団体が地道な整備活動を続けてこられたはずです。そうした活動がようやく全国的なうねりに育ってきました。
是非、長距離自然歩道でも同様の動きが生まれることを期待しています。トレイルとしては信越トレイルクラブが地元と一緒にトレイル整備を長年続けていらっしゃいます。みちのくトレイルクラブの維持管理活動も長距離自然歩道における先進事例になっていくはずです。そして九州でも九州自然歩道フォーラムを中心にみやざきハイキングクラブや北九州のショップなどがそれぞれの地域で整備活動などにとりくみはじめています。登山道整備を登山者自らがおこなう流れが生まれつつある昨今、ハイカーがトレイルの維持管理や整備活動に関わっていく機運が高まっています。
再び動きはじめた時計の針を止めないためにも環境省には長距離自然歩道の維持管理運営のサポートに本格的に取り組んでいただければ嬉しいです。この懇談会がその契機になることを願っています。
【日時】
2023年2月19日(土) 10:00〜12:30
【会場】
東京池袋 自由学園 明日館
【参加】
参加無料 事前申込制
【主催】
環境省
2023年2月13日月曜日
生物多様性民間参画ガイドライン(第3版)案 -ネイチャーポジティブ経営に向けて-
- 自然環境
「生物多様性民間参画ガイドライン(第3版)案 」 に関する意見募集(パブリックコメント)について
- 環境省では、平成 29 年に公表した「生物多様性民間参画ガイドライン(第2版)」について、公表後の生物多様性に関する社会的状況の変化を踏まえ、改訂作業を進めてまいりました。
- 今般、同ガイドラインの改訂案を取りまとめましたので、広く国民の皆様から御意見を伺うため、令和5年2月 10 日(金)から同年2月 28 日(火)までの間、意見募集を実施いたします。
概要
生物多様性民間参画ガイドライン改訂の背景
その後、ビジネスと生物多様性に関する国内外の多くのイニシアチブが発足し、影響評価や情報開示に関する枠組みの検討が活発に行われています。また、2021 年にG7 で合意された「自然協約」を踏まえ、我が国では陸と海の保全に関する「30by30 目標」が設定され、企業等の保有地等も生物多様性保全に貢献する地域としてその一部に組み込むなど、民間による生物多様性保全への期待は年々高まっています。さらに昨年12 月に決定された生物多様性に関する新たな世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」には、事業者に関する多くの目標が含まれています。
こうした背景を踏まえ、2021 年度に有識者からなる「生物多様性民間参画ガイドラインの改訂に関する検討会」を設置し、同ガイドラインの改訂に向けた検討を進めてきました。
改訂に当たっては、国内外の最新の状況に対応すると同時に、事業者が生物多様性への配慮を行う際に課題となっている「目標設定」及び近年顕著な動きがある「情報開示」について詳述しました。
改訂の主なポイント
- 生物多様性に関する最近の動向(経営との関わり、昆明・モントリオール生物多様性枠組、国家戦略、目標設定、情報開示等)を追記し、金融を含む事業者に関する依存と影響及びリスクとチャンスについて解説【第1編】
- 実際に取り組むに当たっての「基本的プロセス」を明確にし、プロセスごとに取組の内容を解説。また、自社の取組レベルを認識し、より高いレベルへステップアップすることを狙いとして、目標設定と情報開示を柱に取組のレベルを明示するとともに、最新の国際的枠組を紹介【第2編】【第3篇】
- 定量的な影響評価・目標設定の方法と具体的な指標、情報開示の方法、先進的な枠組であるSBTs for Nature 及びTNFD の事例を紹介【第3編】
- Q&A 集として、中小企業、金融機関を含む実務担当者へのアドバイスなどを紹介【第4編】
意見募集要項
(1) 意見募集対象
- 生物多様性民間参画ガイドライン(第3版)案
- 別添:意見提出様式
- 参考:生物多様性民間参画ガイドラインの改訂について(概要)
(2) 資料の入手方法
- 環境省ウェブサイト
- 電子政府の総合窓口[e-Gov]
2.環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性主流化室にて配布
(3) 意見募集期間
(4) 意見提出方法
- 意見提出様式
[件名]生物多様性民間参画ガイドライン(第3版)案
[氏名](企業・団体の場合は、企業・団体名、部署名及び担当者名)
[〒・住所]
[電話番号]
[ファックス番号]
[意見]
- 該当箇所(どの部分についての意見か、該当箇所がわかるようにページ番号などを明記してください。)
- 意見内容(1000 字以内で簡潔に記載してください。)
※ 電話での意見提出はお受けしかねます。
※ 御提出いただきました御意見については、名前、住所、電話番号、ファックス番号及び電子メールアドレスを除き、すべて公開される可能性があります。
※ 御意見中に、個人に関する情報であって特定の個人が識別しうる記述がある場合及び法人等の財産権等を害するおそれがあると判断される場合には、公表の際に該当箇所を伏せさせていただくこともあります。
(5) 意見提出先
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public
2.ファックス又は郵送 環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性主流化室あて
郵送の場合
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
ファックスの場合
03-3591-3228
※ 郵送の場合は封筒の表面に、ファックスの場合は件名に、「「生物多様性民間参画ガイドライン(第3版)案」に対する意見」と記載してください。
(6) 意見への対応
2023年2月11日土曜日
地域公共交通「リ・デザイン」
「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律等の一部を改正する法律案」を閣議決定 ~ 地域公共交通「リ・デザイン」(再構築)に向けて ~
令和5年2月10日
地域の関係者の連携・協働(共創)を通じ、利便性・持続可能性・生産性の高い地域公共交通ネットワークへの「リ・デザイン」(再構築)を進めるための「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律等の一部を改正する法律案」が、本日、閣議決定されました。1).背景
地域公共交通は、人口減少やモータリゼーション等による長期的な利用者の落ち込みに加え、新型コロナウイルスによるライフスタイルの変化の影響もあり、大変厳しい状況に置かれています。
特に一部のローカル鉄道については、利用者の大幅な減少により、鉄道が有する大量輸送機関としての特性が十分に発揮できない状況にあります。
こうした状況を踏まえ、地域の関係者の連携・協働=「共創」を通じ、利便性・持続可能性・生産性の高い地域公共交通ネットワークへの「リ・デザイン」(再構築)を進めることが必要です。
2).法律案の概要
(1)地域の関係者の連携と協働の促進
○法律の目的規定に「地域の関係者」の「連携と協働」を追加
○国の努力義務として「関係者相互間の連携と協働の促進」を追加するとともに、地域公共交通計画への記載に努める事項に「地域の関係者相互間の連携に関する事項」を追加
(2)ローカル鉄道の再構築に関する仕組みの創設・拡充
○地方公共団体又は鉄道事業者からの要請に基づき、国土交通大臣が組織する「再構築協議会」制度を創設し、協議会において「再構築方針」を作成
○再構築方針等に基づき実施する「鉄道事業再構築事業」を拡充
(3)バス・タクシー等地域公共交通の再構築に関する仕組みの拡充
○地方公共団体と交通事業者が、一定の区域・期間について、交通サービス水準、費用負担等を定めた協定を締結して行うことができるよう「地域公共交通利便増進事業」を拡充
○AIオンデマンド、キャッシュレス決済、EVバス等の導入を通じ、交通分野におけるDX・GXを推進するため「道路運送高度化事業」を拡充
(4)鉄道・タクシーにおける協議運賃制度の創設
○鉄道・タクシーについて、地域の関係者間の協議が調ったときは、国土交通大臣への届出により運賃設定を可能とする協議運賃制度を創設
2023年2月1日水曜日
次期生物多様性国家戦略(案)
- 自然環境
「次期生物多様性国家戦略(案)」に対する意見募集 (パブリックコメント)及び説明会の開催について
このたび、「次期生物多様性国家戦略(案)」を作成しましたので、広く国民の皆様からの御意見を募集するため、令和5年1月30日(月)から同年2月28日(火)までの間、パブリックコメントを行います。
また、これに併せて、同戦略(案)に関する説明及び意見聴取を目的とした説明会を全国8箇所で開催します。
■「次期生物多様性国家戦略(案)」に対する意見募集(パブリックコメント)
(1)背景
このたび、2022年12月に開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)において採択された、2030年に向けた生物多様性に係る新たな世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」も踏まえ、「次期生物多様性国家戦略(案)」を作成しました。これは、2030年までに自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させる「2030年ネイチャーポジティブ」の達成に向けた我が国のロードマップとなるものです。
つきましては、広く国民の皆様からの御意見をお聴きするため、以下の要領で意見の募集(パブリックコメント)を行います。