2016年9月19日月曜日

関空建設工事における環境配慮

しばらくです。
どうも月イチペースになってしまっていますね。スミマセン。
沖縄周辺海域では海水温が高止まりしていて生態系の基盤となっているサンゴが久方ぶりに大規模に白化してしまいました(サンゴだけじゃなくってクマノミと共生しているイソギンチャクも真っ白です)。それを受けて、沖縄県内のあちこちを飛び回っています(ちょっと大袈裟)。だもんでブログの更新が滞ってしまいました。

筆記試験の合格発表まで早いものであとひと月ちょっととなりました。
手ごたえのあるひとはそろそろ気持ちが落ち着かなくなってきているのではないでしょうか。
自信のあるかたはいまからでも業務経歴票を見直して、特に業務詳細のところで技術士らしさがアピールできるようにアレンジしてみてください。
択一が届かなかったなど、今年の試験はスッパリ諦めているひとは技術士試験のことなど蚊帳の外になっていることでしょうね。でも技術士になることを諦めていないのであれば、いまの時期から来年の試験(といっても10カ月もありません)に向けてスタートすることをオススメします。

建設環境の試験問題を眺めると、やはり環境アセス関連、特にアセス時における環境配慮について問われることが多いですね。問題Ⅱ-2では頻出の必出です。

というわけで、環境アセスの流れ、さらには事業のさまざま場面で実施された環境配慮についての事例を眺めるのもいいんじゃないかと、本日は関西国際空港建設事業のサイトを紹介することにしました。
環境アセスに関してはこれまで山間部縛りで出題されることが多かったのですが、あえて海域の事例を取り上げてみます。きっと来年の試験に役に立つネタが満載だと信じています。

関西空港駅


2期工事での環境配慮
2期工事における環境への配慮
2期空港島の建設工事では、大阪湾とその周辺地域に及ぼす環境影響を最小限に抑えるため、水質などに関する環境の監視、藻場造成などのゆたかな環境の創造、工事における様々な環境保全対策などに取り組んでいます。


ゆたかな環境の創造

海の生き物のすみかとなる藻場を造成し、大阪湾にゆたかな生態系を創出します。

環境への影響の監視

2期空港島造成工事に際して周辺環境に影響を及ぼしていないか、水質などを観測してます。

建設工事での環境保全対策

2期空港島造成工事に際して周辺環境に影響を抑えるため、多くの取り組みを行っています。

地域の人々とともに

空港建設へのご理解を深めて頂けるよう様々な催しを通じてコミュニケーションに努めています。

環境影響評価

大阪湾とその周辺地域の環境に与える影響を予測し、あらかじめ設定した環境保全目標に照らして評価しています。
ゆたかな環境の創造



環境への影響の監視


関西国際空港2期事業 人と自然にやさしい空港づくりへの取り組み