2016年10月17日月曜日

道路環境影響評価の技術手法「13.動物、植物、生態系」における環境保全のための取り組みに関する事例集

日本全国秋晴れのようですね。
まだ鳴き声しか聴いていないのですが近所の公園にも先週初めにサシバが渡ってきたようです。
夜が深くなるとその公園からはこんどはアオバズクの鳴き声が聞こえてきます。
気温はまだまだ高いですが谷筋をひんやりとした風が吹き、本格的な秋の訪れを知らせてくれます。

ニュースではオリンピック競技会場をどうするんだとか豊洲市場はどうなってるのかなど、東京都内のゴタゴタばっかりで他府県人には(一見)関係ない話題ばっかりですよね。
ただ、我々のようなインフラ整備に係る環境保全系の技術者としては、こういった社会問題となっているものもまるっきり無視することなしに専門技術者の立場で俯瞰的に眺めてみるのも技術士らしさを身に着けるまたとない機会でもあります。意外な拾いものを得られるかもしれませんよ。

築地市場にて【東京都中央区】

ところで、以前にもとりあげたことのある「道路環境影響評価の技術手法」ですが、その事例集が、それも環境保全のための取り組みに関する事例集が公表されましたのでご紹介いたします。
道路事業関係者はもちろん、道路事業には縁遠いひとでも大変参考になりますので目を通しておいてください。

特に筆記試験の問題Ⅱ-2では業務経験の有無がその回答論文のデキを大きく左右しますが、もし実務経験がなくてもこういった事例集を読み込んで予めわが血肉としておけば、経験者にも決して劣らない知識見識をアピールできることでしょう。特に環境アセスはこれまで山間部縛りで出題されることが多いですから、それにもしっかり対応させることができるんじゃないでしょうか。

国総研資料 第 906 号

【資 料 名】道路環境影響評価の技術手法「13.動物、植物、生態系」における
環境保全のための取り組みに関する事例集(平成27 年度版)

【概   要】 本資料は平成25年3月に作成した道路環境影響評価の技術手法 13.動物、植物、生態系(国総研資料第735~737号)の参考として、環境保全のための取り組み事例等をとりまとめたものである。

【担当研究室】緑化生態研究室/道路環境研究室

【執 筆 者】上野 裕介,栗原 正夫
大城 温,井上 隆司,瀧本 真理,光谷 友樹,長谷川 啓一



表紙179KB
中扉591KB
目次/執筆者一覧442KB
はじめに:本資料のねらい205KB
1  道路事業における動物、植物、生態系に対する考え方の概要1,733KB
2  環境の把握技術と評価手法848KB
   2.1 希少猛禽類を対象とした環境影響評価手法 3,983KB
   2.2 哺乳類に対する道路横断施設の設置と事後調査手法45,571KB
   2.3 環境保全措置の効果検証とフィードバック(順応的管理)1,302KB
3  環境保全のための取り組み事例2,090KB
   3.1 全般(保全対象を特定の種や分類群に限定しないもの)21,668KB
   3.2 哺乳類14,843KB
   3.3 鳥類(猛禽類)22,168KB
   3.4 鳥類(猛禽類以外)7,812KB
   3.5 両生類・爬虫類16,293KB
   3.6 魚類4,683KB
   3.7 昆虫類12,304KB
   3.8 植物42,728KB
   3.9 その他の生物5,387KB
おわりに/謝辞859KB
参考資料<用語集>393KB
奥付103KB


全文190,180KB

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