2021年6月10日木曜日

今後の国土交通技術行政の方向性 

Greetings!
ここ沖縄は(わたしが勝手に)梅雨明けしたと判断していたのですが、またもや夕方、そして未明に豪雨がありました。それとも前線というよりは発達した積乱雲によるものだったのでしょうか?スコール的な。
ともあれ夜が明けていまは強い紫外線が強烈に降り注ぐ晴天となっております。
夏です。

本日は今後の国土交通技術行政の方向性と題して、昨日に国交省から発表された「技術政策の進め方(横断的課題)」と「主要技術政策(テーマ別)」の方向性をとりまとめた骨子をご紹介します。
なんでも、新型コロナウィルス感染症を踏まえた「分散型の新しい国の形」や2050年カーボンニュートラル実現に向けた「地球温暖化対策の強化」を主要な枠組みとしているとのことでして、さっそくに取り上げられた主要技術政策のテーマをみてみますと、「新たなモビリティサービス」、「都市・地域マネジメント戦略」、「物流、国際ゲートウェイ」、「防災・減災、国土強靭化」、「カーボンニュートラル」が主要テーマとなっています。
もうそのまんまですね。
そしてサードステージとありますが、ファーストステージの現状と課題を受けて→政策の方向性具体的な施策の提案の3つ段階がテーマごとにテンポよく展開されています。もう骨子のままネタの宝石箱です。
骨子記載内容についてはとりまとめ概要PDFをまずはご覧ください。
とりまとめ(概要)(PDF形式:335KB)

どうですか?
コレ、そのまま建設部門の必須科目Ⅰや選択科目Ⅲの骨子に転用できますよ。
既にご自分で整理した骨子と国交省が政策懇談会での議論をもとにまとめた骨子をぜひ見比べてください。
ここに挙げられた課題とその解決の方向性及びその具体策(つまり課題解決の流れ)を踏まえた回答を書くと、試験官ウケは抜群にいいと思います。そもそも技術士試験の試験官が本業のほうでこの政策懇談会にも関わっていると考えてもおかしくありません。

こどもが九九を暗記する際にお風呂やトイレに九九のシートを貼ったりしますが、この概要PDFを大きくプリントしてご自宅のトイレの壁にでも貼ったらいいんじゃないでしょうか。
試験対策としての効用ばかりでなく、ご家族の理解も進むという効果も得られるかもしれません。

かつての試験会場、沖縄大学にて
【沖縄県那覇市】

分散型の新しい国の形や地球温暖化対策の強化等、今後の国土交通技術行政の方向性を提示
~国土交通技術行政の基本政策懇談会 サードステージとりまとめを公表~

令和3年6月9日

「国土交通技術行政の基本政策懇談会」では、国土交通省が研究開発すべき課題、実施すべき施策等について議論を行ってきました。今般、分散型の新しい国の形や地球温暖化対策の強化等の国土交通技術行政をめぐる最新の課題、施策についての議論をもとに、サードステージのとりまとめを行いました。

○社会資本整備審議会・交通政策審議会技術分科会技術部会「国土交通技術行政の基本政策懇談会」(平成30年4月設置 座長:石田東生 筑波大学特命教授)では、「第4次国土交通技術基本計画」(平成29年3月)のもと、国土交通分野における科学技術の総合的かつ計画的な振興を図るため、国土交通省が研究開発すべき課題、実施すべき施策等について、議論を行ってきました。

○令和2年8月より行ってきた、懇談会サードステージ(第12回~第17回)での議論をもとに、今後の技術政策のあり方、具体的な施策の提案について、サードステージのとりまとめを行いました。

○これまでの3回のとりまとめについては、社整審・交政審技術部会において現在検討中の、次期国土交通省技術基本計画策定にあたって活用していく予定です。

【サードステージとりまとめの軸】

(1) 技術政策の進め方(横断的課題)(2) 主要技術政策の方向性(テーマ別)
○ データ駆動型の行政の推進
○ 政策部局間、産学官の連携
○ 技術の社会実装の迅速化
○ 技術の社会実装の定着化
[1] 新たなモビリティサービス
[2] 都市・地域マネジメント戦略
[3] 物流、国際ゲートウェイ
[4] 防災・減災、国土強靭化
[5] カーボンニュートラル
 
(参考)国土交通技術行政の基本政策懇談会
http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s204_kokudokotsugijutsugyousei01.html

添付資料

報道発表資料(PDF形式:195KB)PDF形式

とりまとめ(概要)(PDF形式:335KB)PDF形式

とりまとめ(本文)(PDF形式:809KB)PDF形式

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