2026年4月1日水曜日

生物多様性の価値評価手法の検討に当たっての基本的な考え方

令和8年度がスタートしました。
なかには、立場や役割、活動エリアが大きく変わったかたもいらっしゃることと思います。新しい門出を祝福したいと存じます。

令和8年度の技術士第2次試験を受験するかた、受験申込書の作成は進んでおられますでしょうか。
「実務経験証明書」の業務経歴に書くべき「業務」ですが、そもそも技術士が担う「業務」というものは、技術士法により定められています。これを踏まえたカタチに寄せる書き方がよいと、わたしは指導しています。

技術士法第2条では次のように技術士を定めています。
「この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。」

つまり技術士試験は上記条文に照らして合致している技術者かどうかが確認されます。
そういうことですから、経歴で取り上げる業務は、できるだけ受験する部門・科目に相当する分野における、計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務であることがわかるように書くべきです。

受験申込締め切りまであと半月、できるだけご自分の時間、受験のための時間を作って、しっかり書類を作りこんでください。

今回ご紹介するのも「評価」に関するものですね。生物多様性の価値についてその評価をどのように行うべきか、議論がされておりました。ここでいったんその基本的な考え方がまとまったとのことです。ぜひ、概要版だけでもチェックしておいてください。特に環境部門の環境保全計画や自然環境保全を受験するかたは。

泉ガーデンギャラリー
【東京都港区六本木】

2026年03月31日
  • 自然環境

「生物多様性の価値評価手法の検討に当たっての基本的な考え方」の取りまとめについて

1. 環境省では、令和7年9月より「生物多様性の価値評価に関する検討会」を設置し、生物多様性保全に対する民間資源動員の拡大に向けた価値取引等の社会経済的な仕組みづくりも見据え、日本の自然の特徴を踏まえた生物多様性・自然資本の定量的な価値評価の在り方について検討しています。

2. 今年度は3回の検討会を開催し、今般「生物多様性の価値評価手法の検討に当たっての基本的な考え方」を取りまとめましたので、お知らせいたします。

3. 次年度以降は、この基本的な考え方に沿って、環境研究総合推進費におけるSⅡ-13「自然資本への投資促進に向けた生物多様性価値の定量評価手法の開発」プロジェクトと連携し、生物多様性の価値評価手法の検討を本格化してまいります。

■ 趣旨・目的

 生物多様性・自然資本の価値評価は、昆明 ・モントリオール生物多様性枠組で掲げられたネイチャーポジティブの実現に向けて、様々な施策や取組の意義や貢献度を可視化できる有効なツールとなります。一方で、手法によってはネイチャーポジティブにつながらず、むしろ生物多様性の損失につながるとの批判もあることに留意し、実質的なネイチャーポジティブにつながる評価手法の構築を目指す必要があります。
 
 こうした背景を踏まえ、環境省では、令和7年9月より「生物多様性の価値評価に関する検討会」(※1)を設置し、生物多様性保全に対する民間資源動員の拡大に向けた価値取引等の社会経済的な仕組みづくりも見据え、日本の自然の特徴を踏まえた生物多様性・自然資本の定量的な価値評価の在り方について、検討しています。
 
 今年度は3回の検討会を開催し、この度、「生物多様性の価値評価手法の検討に当たっての基本的な考え方」(以下「基本的考え方」という。)を取りまとめました。
 
 次年度以降は、基本的な考え方に沿って、環境研究総合推進費におけるSⅡ-13「自然資本への投資促進に向けた生物多様性価値の定量評価手法の開発」プロジェクト(※2)と連携し、生物多様性の価値評価手法の検討を本格化してまいります。

■ 「生物多様性の価値評価手法の検討に当たっての基本的な考え方」の概要

 基本的考え方は、上記検討会での議論を踏まえ、環境省が取りまとめたものであり、今後進める価値評価手法(メトリクスや基盤データ)の具体的検討や、自然共生サイトにおける価値評価手法の試行に取り組む際の検討の基礎とするものです。

 原生的な自然や我が国を含むアジア・モンスーン地域特有の二次的な自然の特徴を踏まえ、「価値評価に当たって満たすべき要件」と「価値評価の活用に向けて」のそれぞれのフェーズで重視・留意すべき点を記載しています。

 なお、基本的考え方は、現時点の議論をもって取りまとめた初版であり、今後、価値評価や活用に関わる様々な方々との連携において活用できるよう、議論の進展や国際動向に応じて充実を図ってまいります。

■ 参考リンク

(※1)「生物多様性の価値評価に関する検討会」に関する詳細情報は以下のURLを御参照ください。
   https://www.env.go.jp/nature/value_00001.html

(※2)環境研究総合推進費におけるSⅡ-13「自然資本への投資促進に向けた生物多様性価値の定量評価手法の開発」プロジェクトに関する詳細情報は以下のURLを御参照ください。
             https://www.erca.go.jp/erca/pressrelease/pdf/20260317_1.pdf 

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