2012年12月19日水曜日

1次試験、合格おめでとうございます!

平成24年度技術士第一次試験に合格したかた、誠におめでとうございます!

条件を満たすひとは来年にはさっそく第二次試験にチャレンジしてください!応援します!
このブログは主に二次試験の受験者向けに発信しています。
よかったら参考にしていただいて試験に取り組んでいただけたら幸いです。

ではまた!
おめでとうございます!
【札幌時計台近く】


2012年12月18日火曜日

第3 期国土交通省技術基本計画

わたしが受験の手助けをしていたひとたちの試験もほぼ終わり、これからは来年度の試験に向けた準備を進めていかなくてはと思いつつ、本業のほうで忙殺されております。
皆さまにおかれましても師走の真っただ中、がんばっておられることと思います。


「平成25年度技術士第二次試験実施大綱」がそろそろ発表されるのではと日本技術士会HPを毎日のようにチェックしているのですが、まだですね。
SUKIYAKI塾内でもいろんな情報が飛び交っており(集約しつつありますが)、確定的なことは言えないのですが、とりあえず今できることは、
1.国土交通白書や環境白書の読み込み
2.平成18年度以前の第二次試験の択一問題チェック
3.それから一押しの対策なのが「体験論文」の作成です
前にも書いたからクドイかもしれませんが、来年の試験から廃止されるとはいえ「体験論文」を作成しておけば、試験申込時に提出する経歴票に求められる代表業務の概要について、あらかじめ準備していた体験論文から抜粋して記述することができます。
春になってから代表業務の記述に取り掛かかりはじめるようでは、技術士としてふさわしい技術レベルを満たす(表現できる)内容にはならないんじゃないかと思います。


今日は、上記「1.白書の読み込み」に関連して、最新の行政情報、国の方向性を知る絶好の資料が公開されましたので、貼り付けておきます。
お正月休みにでも読んでください(わたしもそうします)。


桜田門から霞ヶ関へ

新たな「国土交通省技術基本計画」の策定について
平成24年12月10日
このたび国土交通省は、今後5年間を計画期間とする新たな「国土交通省技術基本計画」を策定いたしました。
 同計画は、国土交通省の技術政策の基本方針を明示し、それを踏まえ、今後取り組むべき技術研究開発や技術の効果的な活用方策、重点プロジェクトの推進、
国土交通技術の国際展開、技術政策を支える人材の育成及び技術に対する社会の信頼の確保等の取組を示すものです。
 策定にあたっては、社会資本整備審議会・交通政策審議会技術部会(部会長:家田 仁 東京大学大学院教授)において、審議を行いました。
新たな計画のポイントは以下のとおりです(詳細は別添参照)。

 (1)計画の目的
    政府の科学技術基本計画や日本再生戦略、社会資本整備重点計画等の関連計画を踏まえ、国土交通行政における事業・施策のより一層の効果・効率の向上を実現し、国土交通技術が国内外において広く社会に貢献すること。
 (2)計画期間
    平成24年度から平成28年度
 (3)主な内容
   1.技術政策の基本方針の明示
     計画の対象を、従来の技術研究開発を主眼としたものから、技術政策全般に拡大し、国土交通行政における技術政策の基本方針を明示する。
   2.技術研究開発の推進及び技術の効果的な活用
     国土交通行政における政策課題を解決するために、事業・施策と一体となり実施する技術研究開発の実施方針及び今後取り組むべき技術研究開発を示すとともに、技術研究開発の推進施策として、産学官の適切な役割分担の下で産学による技術研究開発を促進する方策等を示す。また、技術の効果的な活用のための方策を示す。
   3.重点プロジェクトの推進
     技術研究開発の推進において、特に優先度の高い政策課題の解決に向け、分野横断的な一連の取組を重点プロジェクトとして位置付け、重点的に推進する。
   4.国土交通技術の国際展開、技術政策を支える人材の育成及び社会の信頼の確保
     国土交通技術の国際展開、技術政策を支える人材の育成、技術に対する社会の信頼の確保について、取組方針を示す。

 ※なお、本技術基本計画のパブリックコメント終了後、とりまとめまでの間に、中央道笹子トンネルでの天井板落下事故が発生したため、今後、当該事故に関する調査・検討委員会及び社会資本整備審議会・交通政策審議会技術部会社会資本メンテナンス戦略小委員会における議論等を受けて、必要な見直しを行うこととしています。
添付資料
報道発表資料(PDF ファイル88KB) PDF
国土交通省技術基本計画(PDF ファイル2005KB) PDF
(参考資料)計画の位置づけ・策定経緯・概要とポイント(PDF ファイル836KB) PDF
社会資本整備審議会・交通政策審議会技術部会 委員名簿(PDF ファイル58KB) PDF


2012年12月8日土曜日

猛禽類保護の進め方(改訂版)

わたしの専門とする事項は「自然環境の保全及び創出」なんですが、主なフィールドが河川や湖沼、海岸・海洋という水域環境がメインでありまして、陸上の、それも水っけがない森林~里地~宅地なんかはマッタク専門外なんです。

先月、東京で行われた口頭試験対策セミナーの模擬面接官を務めたんですが、皆さんの体験論文の業務として取り上げているネタが猛禽類保全策が多かったのにたいへん驚きました。
昨年の体験論文を面倒みたひとのなかにも猛禽ネタがありましたし、そういえば北陸の知り合いの技術者と喋っていると、なにかと猛禽類のはなしが出てきます。
本土の技術者(建設環境-自然環境保全-動物系)のひとの頭のなかは、魚か猛禽かゲンゴロウかサンショウウオか、といったところなのでしょう。
沖縄ではそうですね、イリオモテヤマネコ、ヤンバルクイナ、湿地生物、オカヤドカリ、干潟生物、サンゴ、アマモ場(動物じゃないけど)といったところでしょうか。
対象とする生きものが違うと専門知識、専門技術が全然違いますもんね。

もちろん、沖縄にも猛禽類はいるんですが、そのほとんどが渡りなので営巣しないということもあって建設事業にあたってはほとんど問題にならないんですよね。
そんなわけであんまりふだん意識して注目していないわけですが、SUKIYAKI塾の講師として全国各地の受講生の答案をおこがましくも添削しないといけないわけで、猛禽類に関しても資料を少しづつ集めはじめたところです。

そんな折、環境省から猛禽類保護の進め方の改訂版が発表されたので、メモかわりに貼っておきますね。実に平成8年版からの改訂とのことです。

体験論文で猛禽類ネタを取り上げたひとは、口頭試験の質疑応答時のネタ元として読んでおかれることをオススメします。

まぁでも専門のひとなら常識なのかもしれませんね。
今回のこの資料を紹介するのはほかでもなく、来年以降の指導添削のための、つまりはわたし個人向けみたいなもんです。

では!

特急はくたか【新潟県南魚沼郡 越後湯沢駅】

平成24年12月6日

「猛禽類保護の進め方」(改訂版)の公表について(お知らせ)

 環境省では、猛禽類保護のための基本的な考え方や保護のための調査方法等の指針として、「猛禽類保護の進め方」(改訂版)をとりまとめました。
 今後、関係者が猛禽類保護や環境アセスメント等において活用されることを想定し作成しましたので公表します。
 「猛禽類保護の進め方」については、平成8年に策定以降、各種事業の計画等に当たって参考とされるなど、猛禽類保護の指針として活用されてきました。
 その後、猛禽類のおかれている状況は、生息環境の悪化や繁殖成功率の低下など、引き続き厳しいものとなっているとともに、本指針策定後、猛禽類に関する新たな知見等の蓄積が認められることなどから、専門家による検討会を開催し、「猛禽類保護の進め方」(改訂案)をとりまとめ、平成24年7月5日から7月25日までパブリックコメントを実施し、その結果を踏まえ、今回公表するものです。
 内容は、猛禽類保護の現状と保護対策の基本方向、特にイヌワシ、クマタカ、オオタカについては、その生態について新たな知見を加え、行動圏を解析するための調査方法の改良等を反映させることにより、生息状況や保護のための調査と保全措置等について、地域による自然条件等の違いを考慮しつつ、各地で共通して適応できる総合的な保護指針としてとりまとめています。
添付資料

2012年12月4日火曜日

口頭試験、あとは臨むだけ

先週末から口頭試験が始まりました。
早くも終えたひとからの知らせが入り始めています。
いまのところ期待してもイイ感じの報告ばかりなので、安堵するとともに嬉しく思っています。

いやあ、体験論文の出来がいまいちでも、提出後に致命的なミスがみつかっても、口頭説明で頑張れば、なんとかなるもんですね。
口頭試験のときに、そのミスなり出来がいまいちな点なりのマイナスポイントをしっかり把握していることさえ試験官に伝われば、そしてそれに対する改善点を準備してさえいたら大丈夫なんです、そういうものなんです。

だからこれから口頭試験を受けるひとは心配しないでください。
もてる力を普通に披露すればいいんです。

これは試験です。裁判ではありません。
ましてやあなたは被告人ではないのですから。

これはただの試験です。
あなたの正面に座っている試験官は、おそらくあなたの筆記答案を合格レベルと認めたひとです。
そしてあなたは筆記試験合格者なのです。

なにも恐れることはありません。
これまでのあなたの技術者としての歩みを説明すればいいだけです。

堂々とした姿勢で臨んでください。

吉報をお待ちしております。

人間なんてちっぽけだ

2012年11月28日水曜日

面接官の独白

口頭試験がいよいよ目前に迫ってきました。
近いひとでは今週末からですね。
最後の追い込み、アレコレ考え出すとパニックを起こしそうになるとは思いますが、そんなときは身近な人を相手にひたすら経歴~体験論文のプレゼン練習をしてください。
特に声を出すことが肝要です
身振り手振りも交えるとさらにイイと思います。
何にイイかというと、プレゼンの質があがるということももちろんありますが、ここで訴えたいのは試験を控えて精神状態が乱高下するなか、声を出すということは、あなたの不安な気持ちを鎮静する作用(あるいは高揚させる作用)があり、どちらにしてもきっとあなたにプラスの効果をもたらしてくれるはずだ、ということです。

雨の渋谷

ブログの更新がとても久しぶりになっちゃいました。スミマセン。
さっき訪問者数を確認したら、筆記試験後はほとんど誰も読んでくれていないようなそんな寂しい状態だったのですが、ここ最近はまた鰻のぼりにたくさんのかたが来てくださっているようです。ちっとも知りませんでした。。。
以下、言い訳を兼ねた近況報告です。
今月は、アドバイスしていたひとたちの論文提出が完了してホッとしたのも束の間、東京渋谷は道玄坂の聖地「フォーラム8」での口頭試験模擬面接、そして先週末の沖縄での口頭セミナー開催まで、本当に忙しく過ごしていました。

やっぱり口頭試験は体験論文や経歴票はたまた筆記試験再現論文までをも読み込むなど、準備に大変時間がかかりますね。
東京の場合には、那覇から羽田へのフライト中にしか時間が作れず、座席をワンランク上のクラスJにしちゃって書類を周りに広げながら(しかし個人情報には十分に気を配りながら)入念に添削しました。
あまりカッコいいスマートな感じにはならなかったですね。。。
自分でも必死すぎだなと思いつつ、でもそんなことを言っていられる余裕があるわけじゃなし、せめてスペースは最大限に活用しようというところです。
一期一会で受講生を次々に捌いていくAPECさんはやはり只者ではありませんね。
しかも受講生にとっていちばんためになるアドバイスをその場で指摘しちゃうのですからなおのことです。

なんだか今日は受験生のタメになるネタではなく、ただの独り言になってしまいましタネ。
まぁタマにはこんなことも書かせてください。

では!

2012年11月13日火曜日

口頭試験対策 その2.定型質問への備えを万全に

こんにちは、いかがお過ごしでしょうか。

シツコイですが、技術的体験論文を提出しきって「ほっとひと息」気を抜いていませんか?
これからの数週間が勝負です。

マジメに取り組んだひととそうでないひとは、ここで大きく差がつきます。

前回、発表練習のすゝめを投稿しましたが、「経歴~体験論文の説明」というのはいわば受験生からの一方的なものです。
口頭試験の醍醐味は、試験官と受験生間のコール&レスポンスでつくりあげるコラボレーションにこそあるのです。
試験官からの質問に対して全く回答できなかったり、試験官の期待するレベルではなかったり、試験官が訊いてもいない明後日なことを長々としゃべったり、では合格できません。

準備その2.定型質問への備え
試験官と受験生の双方にとって充実した時間とするためには、あらかじめ質問内容を想定し、それに対する回答案を考えておくべきです。
手っ取り早いのは、過去におこなわれた試験での質問内容を収集するのがよいでしょう。
すると、そんなにバリエーションはないのがわかると思います。
最低でも、定型的な質問事項に対してはシッカリと準備しておきましょう。
SUKIYAKI塾HPに詳しいです。ぜひチェックしてください。
2.口頭試験対策「よくある質問」に対する準備を万全に
3.よくでる質問と解答例

では!

水瓶のなかの金魚たち【長崎県佐世保市 梅ヶ枝酒造にて】

2012年11月11日日曜日

口頭試験対策 その1.発表練習

SUKIYAKI塾関連の口頭試験対策セミナーが今週末より始まりました。

ここ沖縄でも11月23日にAPECさん(そのほか東京からバイアリータークさんと北海道からは知床世界遺産さん)をお招きしてセミナーを開催します。
模擬面接の受付は終了しましたが、午前中の全体講義とロールプレイの受講生は引き続き募集しております。よろしかったらどうぞ。
SUKIYAKI塾沖縄でいごの会HP

また、今週末の11月17日には東京はフォーラム8で開催されますセミナーに、不肖ながらわたくしも模擬面接官として参加いたします。
専門分野ドンピシャのひとがいないのでやや頼りないかもしれませんが、担当することになった方たちの準備に少しでも役に立てるようがんばります。

とにかくこれから試験までの限られた期間、悔いを残さぬようしっかり取り組んでください。
試験をナメなければ必ずや栄冠を勝ち取ることができるでしょう。

ガリガリ齧って大当たり!【沖縄県沖縄市にて】

準備その1.経歴と体験論文の発表練習
口頭試験では、経歴と体験論文について10分程度の説明を求められることが多いようです。
この説明がうまくできるよう、まずは発表練習をつむことです。

いきなり喋る練習をするのもいいですが、わたしの場合は経歴の概要と体験論文の内容を話し言葉で説明できるようにシナリオをつくりました。パワーポイントを作ってみるのも有効だと思います。
そのあと、妻に試験官役を務めてもらい発表練習しました。
よく演劇かなんかの舞台稽古でやっているような感じです。
ひとりでブツブツやるよりは誰かに向けて発声練習したほうが格段に効果が得られますよ。
これを1週間つづけているうち、内容が練りあがるだけでなく、声もよく出るようになりましたし、またキッチンタイマー片手にやっていたので、いまどれくらいの時間が経過しているのかの把握ができるようになりました。

やってみる前は、パワポの画像があるわけじゃなし、10分なんてそんなに長い時間、ただベラベラベラベラと喋り続けることなんてできないよ、と思っていましたが、やってみると10分は非常に短いです。
説明しすぎず、コンパクトに要点だけを抑えるように、シナリオを書き替え書き替えして練り上げました。

時間配分ですが、私の場合、経歴に1分半、業務1(略記のみ)に3分弱、業務2(詳述)に7分弱の合計11分弱で喋ったと思います。

では!