2012年5月23日水曜日

建設環境とは?

またまた久しぶりの投稿となりました。
更新しつづけるのはなかなか大変ですね。
気力、体力ともに一定レベル以上に保っていないとダメですね。

そういったことはいちいちここで書き連ねる必要はないわけで、さっそくに今日の投稿に移ります。
実は今週末に地元でSUKIYAKI塾筆記試験対策セミナーがあり、その専門科目の講師として不肖ながらわたくしが務めることになり、先週までテキスト作成にかかりっきりでした。
なんとかほぼ仕上がりまして、いまは校正しているところです。
これからしばらくはこのテキストに書いたことをダイジェストで、あるいはより詳細に、書いていこうと思っています。

藻琴川水系【北海道網走郡大空町にて】

いまさらですが、わたしは建設部門の建設環境の技術士なので、もちろん建設環境の受験に特化した話を書いています(もしかしたらちゃんと宣言したのは初めてかもしれません)。

建設環境って実はとても曖昧なジャンルだと思います。
その曖昧さゆえに、他分野、他部門のひとでも比較的気軽に挑戦しやすい科目なのではないでしょうか。

建設環境の専門科目出題分野をみると大きく8分野になっています。
①道路
②緑地
③都市
④鉄道
⑤港湾(沿岸域含む)
⑥電力
⑦河川
⑧(ダムや湖沼、内湾など閉鎖性水域の)水質
(⑨建設リサイクルはここ3年出題なし)

建設部門全体をほぼ網羅していますね。
いまのご時世で環境に配慮しない建設事業はないので、たいていのひとなら経歴的にも受験資格がありそうです。

さらに、環境配慮が求められているのは、なにも建設事業だけではありません。
建設関連だけはでない、ほぼすべての社会資本整備事業で環境への配慮が求められています。
これを反映して、他部門でも「環境」科目が設置されています。

「環境」という字が入っている専門科目をみてみると、

航空・宇宙部門(宇宙環境利用)、
資源工学部門(資源循環及び環境)、
建設部門(建設環境)
上下水道部門(水道環境)、
衛生工学部門(建築環境)、
農業部門(農村環境)、
森林部門(森林環境)、
水産部門(水産水域環境)、
生物工学部門(生物環境工学)
そして環境部門の全科目(環境保全計画、環境測定、自然環境保全、環境影響評価)

がありました。

これら他部門の環境系科目と、建設部門の建設環境はどのように違うのか?

これを意識して試験に臨む必要があるとわたしは思います。
つまり、経歴票、筆記答案、体験論文、口頭試験、すべての段階において、広い意味での環境系技術者ではない、狭義の「建設環境」技術者であることをアピールする必要があると思います。

今日はここまでにします。

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