2014年2月18日火曜日

下層DO及び透明度の環境基準設定に向けた動き

関東甲信越は大雪で大変なことになっていますね。
昨年の春に訪れた甲府ですがTV画面からはその面影はまったくわかりません。
ワイナリーや駅前食堂やバーなど、現地で触れ合った皆さんとのことを思い出し、たいへんに案じています。

ここ沖縄では旧正月(今年は1月31日)、そしてあの世のお正月であるジュウルクニチ(旧暦1月16日、今年は2月15日でした)も過ぎました。
桜もほぼ咲き終わり、いよいよ春がもうすぐそこまで来ていることを感じます。

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ところで環境省では閉鎖性水域のさらなる水質改善を目的とした環境基準の見直しが進められていて、下層DOと透明度を環境基準に追加しようという検討がなされています(中央環境審議会に諮問しているところ)。
環境省のメルマガをみますと、昨年の夏ごろから頻繁に当該業務の入札公告があります。
平成25年度も末になり、いよいよ大詰めなのでしょう。こういったホットな話題にからめて出題されることがありますので要チェックです。

閉鎖性水域の水質については、環境部門だけでなく、建設環境科目でもたびたび出題されています(試験方法変更後一発目の昨年も出題されました)。
昨年に出題されたから今年はない、という考えもありますが、設問文ソノモノとしてはなくても重要なネタには違いないわけですからぜひ頭に入れておいてください。

下記PDFの
資料6下層溶存酸素及び透明度の環境基準に係る検討の背景
資料8環境基準設定に係る基本的な考え方については、チェックしておいてください。

水質汚濁に係る生活環境の保全に関する環境基準の見直しについて

(諮問理由)
 水質汚濁に係る環境基準のうち生活環境の保全に関する環境基準(以下、「生活環境項目環境基準」という。)は、昭和46年に設定され、その後全窒素及び全燐が追加された。また、平成15年11月には水生生物の保全に係る環境基準が追加されているところである。
 有機汚濁等の生活環境基準については、特に湖沼や閉鎖性海域において達成率が低く、また、水域によっては、水生生物等の生育及び生息に障害となる貧酸素水塊が発生するなどの課題を抱えている。また、国民の実感にあった分かりやすい指標について求められており、環境基本法第15条第1項の規定に基づき平成24年4月に策定された環境基本計画においては、「底層における水生生物の生息、水生植物の生育への影響、新たな衛生微生物指標などに着目した環境基準等の目標について調査検討を行い、指標の充実を図る」とされている。
 このため、下層溶存酸素及び透明度等、より国民の実感にあった分かりやすい指標により、望ましい水環境の状態を表すことで、良好な水環境の実現に向けた施策を効果的に実施する必要がある。
 本諮問は、こうした観点から、生活環境項目環境基準の追加等について、貴審議会の意見を求めるものである。

中央環境審議会 水環境部会
生活環境項目環境基準専門委員会(第1回)
議事次第・資料


平成25年12月3日(火)
10:00 ~ 12:00
イイノホール&カンファレンスセンター
RoomB1+B2

議事次第

1 開会

2 議事

(1)水質汚濁に係る生活環境の保全に関する環境基準の見直しについて(諮問)
(2)下層溶存酸素及び透明度環境基準設定の考え方について
(3)その他

3.閉会

【配付資料】

【参考資料】

参考資料1:中央環境審議会関係法令等 [PDF 2,282KB]
参考資料2:水質汚濁に係る環境基準について [PDF 68KB]

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